WordPressは誰でも無料で使えるコンテンツ管理システムとして世界中のユーザーから圧倒的に高い支持を得ています。

自社のホームページをWordPressで作成した、あるいは近く作成する予定という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事ではWordPressを用いる際のSEO対策について解説します。

効果が出せるSEO対策の条件やおすすめのプラグインも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

WordPressでのSEO対策を解説

WordPressの長所の1つはユーザーが多くの機能を無料で使えるという点にあります。

HTMLやCSSに関する知識があれば自分の手で思った通りのカスタマイズができるという自由度の高さも人気の理由です。

逆に短所として挙げられるのは、導入からセキュリティ対策まですべて自分で行う必要があるという点でしょう。

もちろん自分の手で行わなければならないことにはSEO対策も含まれます。

SEO対策に関する知識がまったくない場合、基礎から勉強してノウハウを身に付ける必要があるので一苦労です。

そのためSEO対策を外部に委託した方が有益な場合もあるでしょう。

WordPressの導入のメリット

WordPressを導入することのメリットについて詳しく検証・解説します。

これはWordPressが多くのユーザーの支持を集める理由と同義だと考えて良いでしょう。

無料であること・自社管理が可能なこと・SEO対策に有利であることの3点についてそれぞれ詳しく見ていきます。

無料

WordPressを導入することのメリット、1つ目は無料であることです。

数あるコンテンツ管理システムの中には有料でサポートが得られるものもありますが、WordPressにはそれがないのです。

多くの場合、ホームページの作成から保守管理までを外部に委託しようとすると高額の出費は避けられません。

一方WordPressなら自前の知識と技術さえあればそうした出費を気にせずコンテンツを作成・管理できます。

自社管理できる

WordPressを導入することのメリット、2つ目はコンテンツを自社管理できることです。

HTML・CSS・PHP・JavaScriptなどマークアップ言語やプログラミング言語の知識がなくても問題ありません。

レンタルサーバーを準備し、インストール後のデザインと初期設定さえ完了すれば誰でも簡単に管理することができます。

WordPress使用者のコミュニティもあるので、分からないことがあれば検索してすぐに解決できる点も魅力的です。

seoに有利

WordPressを導入することのメリット、3つ目はSEO対策に有利なことです。

WordPressが他のコンテンツ管理システムに比べてSEOに強いのには主に以下のような理由があります。

• 画像を最適化できる
• サイトスピードが速い
• パーマリンクを自由に設定できる
• レスポンシブデザインに対応している
• Googleのクローラーがクロールしやすい

SEO対策を意識した自由なカスタマイズが可能なWordPressは今後もシェアを拡大し続けることが予想されます。

WordPressを用いること自体がすでにSEO対策になっているという認識でいても良いでしょう。
 
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WordPressの導入に必要なものは？

そもそもWordPressを導入するためには何が必要なのでしょうか。

パソコンやタブレット端末などのデジタルデバイスの他に何があればWordPressを使い始められるのか確認しましょう。

レンタルサーバーの契約と独自ドメインの取得という2点について詳しく解説します。

レンタルサーバー

WordPressの導入に必要なもの、1つ目はレンタルサーバーの契約です。

サーバーとはインターネット上の土地のようなもの。運営会社が管理する土地を借りてホームページという家を建てるのです。

初心者向けの共用サーバーや他のユーザーの影響を受けない専用サーバーなど、種類が色々あるので注意して選びましょう。

レンタルサーバーの契約が無事に完了したら、次に独自ドメインを取得することになります。

独自ドメイン

WordPressの導入に必要なもの、2つ目は誰とも共有していない独自ドメインです。

ドメインとはインターネット上の住所にあたるもの。無料で取得できるものと有料のものがあります。

一般的な企業のホームページや個人のブログに用いられているものの多くは独自ドメインだと考えて良いでしょう。

前述の通り、独自ドメインを取得するためにはまず運営会社からサーバーを借りる必要があります。

WordPressはSEOに強い？

WordPressは数あるコンテンツ管理システムの中でもとりわけSEOに強いとされます。

理由はシェアの大きさだといえるでしょう。ある調査によればWordPressはCMS市場シェアの61.8%を占めています。

これはアクティブなWebサイトの多くがWordPressを用いて作られているということに他なりません。

そしてこのシェアの大きさこそが検索エンジンのクローラーからの見つけられやすさに影響しているのです。

クローラーに見つけてもらった後も、WordPressならサイトの内部構造を自由にカスタマイズして最適化を図れます。

それによって、WordPressで構築されたWebサイトはさらなるSEO対策を講じていくことが可能となるでしょう。

WordPressのSEO対策の条件

今やGoogleの検索エンジンの動向を意識せずして効果的なSEO対策を講じることはできません。

Googleの検索エンジンシェアは世界的に最も高く、日本国内に限ると占有率およそ70%にも登るからです。

そんなGoogleはユーザーファーストを念頭に置いて検索アルゴリズムの改善やアップデートを行っています。

これはSEO対策においてもユーザーファーストの視点が重要であることを意味しているといえるでしょう。

上記を踏まえて、WordPressを用いたWebサイトでSEO対策を行う際に押さえておきたい事柄について解説します。

パーマリンクの設定

WordPressのSEO対策、1つ目はパーマリンクの設定です。

パーマリンクとはWebサイトのページごとに定められるURLのこと。WordPressが自動的に表示してくれます。

Googleはこのパーマリンクを「意味のある単語を用いた論理的なもの」にすることを推奨しているので注意しましょう。

記号や数字の羅列はおすすめできません。将来的に内容を修正する可能性があれば投稿日の表示も避けた方が無難です。

ユーザーにとって理解しやすい、サイトの内容を端的に表わしたパーマリンクを設定すると良いでしょう。

パンくずリストの設定

WordPressのSEO対策、2つ目はパンくずリストの設定です。

パンくずリストとはユーザーに自分が訪問先のWebサイトの中のどこにいるのかを教えてくれる表示のこと。

童話「ヘンゼルとグレーテル」で兄妹が迷子にならないようパンくずを落としながら歩いたエピソードから名付けられました。

このパンくずリストを設定しておくと、ユーザーだけでなく検索エンジンのクローラーもサイトを巡回しやすくなります。

パンくずリストはGoogle公式「検索エンジン最適化（SEO）スターターガイド」の中でも使用が推奨されています。

メタディスクリプションの最適化

WordPressのSEO対策、3つ目はメタディスクリプションの最適化です。

メタディスクリプションとはそのWebサイトのコンテンツを100文字ほどの文章で表わしたものです。

このメタディスクリプションは、実は検索結果のランキングには直接の影響を及ぼしません。

しかしユーザーは検索エンジンが示したコンテンツのタイトルとメタディスクリプションで記事の内容を判断します。

その意味で、より良いメタディスクリプションを書くことはSEO対策にあたって決して無駄なことではありません。
 
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WordPressの注意点

これまでの項目で見てきた通り、WordPressを使ってWebサイトを作ることには非常に大きなメリットがあります。

しかしデメリットと捉えられる部分がまったくない訳ではなく、注意しておくべきこともいくつかあります。

この項目ではWordPressを用いる際の注意点について詳しく解説しましょう。

サーバーやドメインは自分で用意

WordPressを用いる際の注意点、1つ目はサーバーやドメインは自分で用意しなければならないことです。

ウェブやIT関連のリテラシーが低い人の中には、まずサーバーやドメインの意味が分からないという方もいることでしょう。

ネットで検索して調べれば済むはずですが、その検索すらままならないとおっしゃる方も少なくないかもしれません。

WordPressを用いる場合、そんなサーバーの契約やドメインの取得を自分でしなければならないので注意しましょう。

セキュリティ対策

WordPressを用いる際の注意点、2つ目はセキュリティ対策を万全にする必要があるということです。

世界的にメジャーなCMSであるWordPressは、それだけに不正アクセスの被害を受けやすいことでも知られます。

運用するにあたっては徹底したセキュリティ対策を施しておかなければなりません。

WordPressのプラグインにはセキュリティ対策に有効なものもあるので、それらを活用して万全な状態を保ちましょう。

サポートが一切ない

WordPressを用いる際の注意点、3つ目はサポートが一切ないことです。

他のコンテンツ管理システムの中には公式によるサポートが有料で得られるものもありますが、WordPressにはそれがありません。

そのため基礎的な使い方も応用の仕方も、何から何まで自分で調べて運用していく必要があります。

とはいえそこは世界的にポピュラーなCMS、利用者たちによって形作られる広大なコミュニティがあります。

分からないことがある時はネットで検索すればすぐに答えが見つかることでしょう。

WordPressのSEO対策におすすめなプラグイン

WordPressには機能を拡張するためのツールであるプラグインをインストールすることができます。

ユーザーが数多くのプラグインの中から自分の目的に合ったものを選んでWordPressをカスタマイズできるのです。

多種多様なプラグインの中にはSEO対策におすすめのものもあるのでチェックしてみましょう。

All in One SEO Pack

WordPressのSEO対策におすすめなプラグイン、1つ目は「All in One SEO Pack」です。

このプラグインはその名の通りWebサイトのSEO対策をオールインワンでサポートしてくれます。

運営者がSEO対策に明るくなくてもこのプラグインをインストールするだけで効果があるというのですから驚くほかありません。

有料版と無料版がありますが、無料版だけでも十分なSEO対策を施すことが可能です。

WebSub/PubSubHubbub

WordPressのSEO対策におすすめなプラグイン、2つ目は「WebSub/PubSubHubbub」です。

投稿・更新したWebサイト情報は検索エンジンのクローラーに巡回・認識してもらわなければ検索結果に反映させられません。

この便利なプラグインはインストールして有効化するだけで自動的に機能して、検索エンジンに認識を促してくれます。

検索結果への迅速な反映は不正コピーサイトによる被害を防止するためにもとても重要です。

WordPress Ping Optimizer

WordPressのSEO対策におすすめなプラグイン、3つ目は「WordPress Ping Optimizer」です。

サイトの更新情報PingをPingサーバーに送信すると検索エンジンに登録されるスピードが速くなることをご存知でしょうか。

このPing送信による更新情報の通知には検索エンジンに巡回を促してアクセス数を上げる効果が期待できます。

ただし更新のたびにPingを送信していると頻度によっては検索エンジンからスパム認定されてしまいかねません。

その点、WordPress Ping Optimizerによって最適化されたPing送信ならばスパム認定を回避することが可能です。

WordPressでSEOに強いサイト作りをしよう

世の中に優れたコンテンツ管理システムは数あれど、WordPressほど幅広い層のニーズに応えて人気を博しているものはありません。

WordPressは様々な機能を無料で扱える上、プラグインを使えばWebサイトをより理想的なものにカスタマイズできます。

またSEO対策に特化したプラグインがあるだけでなく、WordPress を利用することそのものがSEO対策に効果的です。

WordPressとたくさんの優秀なプラグインを活用してSEOに強いサイト作りをしましょう。
 
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WordPressでのSEO対策に困ったら

WordPressは多くの人にとって使いやすいよう設計されているため、導入さえ済めば簡単にWebサイトを運営していくことができます。

しかしサイトにSEO対策を施すとなると、その具体的な方法はおろか必要性や重要性さえよく分からないという方は少なくありません。

もしもWordPressでのSEO対策に悩んだ時は、デジマクラスのようなコンサルタントに相談してみましょう。

Webサイト運営のプロフェッショナルにアドバイスを求めることで、問題の早期解決を図ることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回の記事ではWordPressのSEO対策について解説しました。

上の項目でも触れた通り、WordPressはそれ自体がSEO対策に有効なコンテンツ管理システムです。

ただし非常に多くの人が利用しているので、しっかりしたSEO対策を講じなければランキング上位は狙えません。

本稿の内容を参考にして、より効果的なSEO対策を施していただければ幸いです。