WordPressのレンタルサーバーを選ぶポイントを解説!レンタルサーバーが必要な理由は?導入方法もあわせてご紹介!

自社のWebサイトを制作するときに、WordPressの導入を検討する企業は多いでしょう。

多くのメリットがあるWordPressですが、その導入にはレンタルサーバーが必要です。

しかし、複数あるレンタルサーバーの中からどのように選べばいいか悩む人は少なくありません。

今回は、そんなWordPressのレンタルサーバーを選ぶポイントやおすすめのレンタルサーバーについて詳しくご紹介します。

レンタルサーバーの特徴

WebサイトやECサイトなどを立ち上げるときには、その基盤となるサーバーが必要です。

そのサーバーを貸し出すサービスのことをレンタルサーバーといいます。

まずはレンタルサーバーがどのようなものか見ていきましょう。

サーバーは機能によって様々な名称がある

サーバーとは、ネットワーク上でデータを保管する場所のことをいいます。

WebサイトやECサイトの立ち上げ・運営には、テキストや画像など多くの情報を管理することになるでしょう。

それらのデータの保管先のことをサーバーと呼ぶのです。

そんなサーバーには機能によって、以下のような様々な名称があります。

  • Webサーバー:Webサイトの文章や画像ファイルを格納する
  • メールサーバー:送信用・受信用サーバーがありサーバーの承認によりメールの送受信を行う
  • データベースサーバー:データの一元管理・保存・更新・バックアップを行う
  • DNS(Domaim Name System)サーバー:IPアドレスとドメインを結びつける
  • SSH(Secure Shell)サーバー:情報を暗号化して送信する
  • FTP(File Transfer Protocol)サーバー:ファイル転送プロトコルとも呼ばれデータのアップロードを行う

この中でも、Webサイトに必要な情報を格納するWebサーバーはWebサイト運営に必要不可欠です。

またDNSサーバーもWebサイトを運営する上で押さえておきたいサーバーといえます。

ここで登場するIPアドレスとは、インターネットに接続する媒体の識別番号のことです。

そしてドメインは、インターネット上の住所のようなものでこれによってWebサイトがどこにあるか分かります。

レンタルサーバーについて考えるとき、このDNSサーバーについても知っておくことをおすすめします。

レンタルサーバーの主な種類は4つ

サーバーをレンタルするサービスをレンタルサーバーといいますが、主に4つの種類があります。

それぞれの種類と特徴はこちらです。

  • 共用サーバー:複数のユーザーで共有する
  • 専用サーバー:1ユーザーにつき1台貸し出される
  • VPS(仮想専用サーバー):1台のレンタルサーバーに複数の仮想領域を設置する
  • クラウド:1台のレンタルサーバーを複数のユーザーで共有するが機能の変更が可能

共有サーバーは、1台のレンタルサーバーを複数のユーザーで共有するためランニングコストが安いのがメリットです。

設定やメンテナンスはサーバー側が行ってくれますが、設定は他のユーザーと一緒になるため自由度が低くなります。

専用サーバーは、1ユーザーにつき1台のサーバーが貸し出されるレンタルサーバーです。

1つのサーバーを独占できるため、設定の自由度やセキュリティの面でメリットとなります。

ただし、設定やセキュリティ対策はユーザー側で行うため専門の知識が必要です。

VPSは、1台のサーバーの中に複数の領域を設置し複数のユーザーを割り当てる仕組みをいいます。

賃貸アパートがレンタルサーバーで、各部屋に入居者(ユーザー)がいるとイメージしてください。

クラウドは、共有サーバーやVPSと同様に1台のサーバーを複数のユーザーが共有します。

他の種類と異なる点は、利用する機能の変更が可能ということです。

 

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WordPressのレンタルサーバーを選ぶときのポイント

WordPressはCMSという、コンテンツの制作・管理を行うシステムの1つです。

Webサイトの立ち上げや運用のために、WordPressを活用する人は少なくありません。

ここでは、レンタルサーバーの機能や種類を踏まえてWordPressのレンタルサーバーを選ぶときのポイントをご紹介します。

必要なコスト

WordPressのレンタルサーバーを選ぶときは、必要なコストを意識しましょう。

安いプランの場合、月額1,000円前後で始められるレンタルサーバーもあります。

一方で、機能やサポートなど多くを望むのであれば月額数千円から1万円くらいになるので注意してください。

大容量になるのであれば、それだけ費用がかかります。

どの程度の規模のWebサイトなのか、どのような機能を求めるのか検討しておきましょう。

また共有サーバーか専用サーバーかによってコストが異なることに気をつけてください。

表示速度

レンタルサーバーを選ぶときは、表示速度もポイントとして押さえておきましょう。

それは、SEO対策やユーザーの離脱回避につなげるためです。

ユーザーがWebサイトを探すとき、検索エンジンを利用することも少なくありません。

Webサイトの表示速度は検索結果の順位に影響を及ぼすといわれています。

表示速度が遅いと検索結果で上位表示されないリスクが生じるのです。

またユーザーはなかなか表示されないWebサイトに対して苛立ちを覚え離脱することもあります。

これらのことを回避するためには、Webサイトの表示速度を意識しなければなりません。

この表示速度にはレンタルサーバーが影響するものの、表示速度を明記していないことが多いです。

そのため、レンタルサーバーの利用者の口コミや評判から表示速度を判断することをおすすめします。

セキュリティ

Webサイトを運営するにあたり、セキュリティ対策は必要不可欠です。

WordPressを活用する場合、管理画面からSSL化の設定ができます。

SSL化とは、サーバーとパソコンの間でデータを暗号化してやり取りをする機能のことです。

WordPressでSSL化するときは、管理画面からサーバーを選択して設定を行います。

ここでポイントとなるのが、サーバーがSSL化に対応しているかどうかです。

万が一対応していないとセキュリティで不安が生じるため予め確認しておくことをおすすめします。

「かんたんインストール機能」がついている

プログラミング言語を用いなくてもWebサイトの制作ができることから、WordPressはCMSとして人気が高いです。

そのため、多くのレンタルサーバーでWordPressを導入するための機能が備わっています。

WordPressのレンタルサーバーを検討しているのであれば、「かんたんインストール機能」の有無は欠かせません。

独自ドメインが取得できるか

レンタルサーバーを選ぶポイントとして、独自ドメインの取得ができるかどうかがあげられます。

独自ドメインとは、ユーザー自身で決められるドメインのことで他のユーザーは使うことができません。

その反対に、共有ドメインとは運営会社が提供するドメインのことで複数のユーザーで共有することになります。

費用はかかるものの、Webサイトの運営で差別化を図るのであればより印象に残りやすい独自ドメインがおすすめです。

そんな独自ドメインを取得できるレンタルサーバーを選びましょう。

 

ワンポイント
レンタルサーバー選びで必要なポイント
・コスト
・表示速度
・セキュリティ
・WordPressの設定
・独自ドメインの取得

サイト運営をサポートする快適な環境

Webサイトを運営する中で、快適な環境を重視したい人は多いのではないでしょうか。

快適な環境とは、セキュリティだけでなく万が一のときのサポートです。

例えば、使っていく中で生じたトラブルや悩み事への対応があげられます。

また、災害時や停電時などの復旧やデータのバックアップをレンタルサーバーに求めたい人は少なくありません。

普段の対応に加えて、万が一のときの対応もしてくれるレンタルサーバーが安心です。

サポートは月額料金に含まれていることもあれば、追加料金が発生することもあります。

自社にとってどのような環境が必要なのか検討して、レンタルサーバーを選びましょう。

レンタルサーバーが必要な理由

レンタルサーバーがどのようなものか、お分かりいただけたでしょうか。

しかし、WordPress利用時に必ずレンタルサーバーが必要なのか気になる人もいるでしょう。

WordPressを始める大前提として以下の2点が必要となります。

  • サーバー
  • ドメイン

サーバーはWebサイトの基礎となる部分で、それがなければ立ち上げができません。

自前サーバーという自身で用意するサーバーはあるものの、これは難易度が高いためレンタルサーバーが一般的です。

また、WordPressに限らずWebサイトの立ち上げにはドメインも必要となります。

これらのことから、WordPressにはレンタルサーバーが必要なのです。

 

ワンポイント
WordPressをはじめるためにレンタルサーバーとドメインが必要です。

 

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WordPress利用時におすすめのサーバー

レンタルサーバーと一言でいっても、多くのサーバーがあるためどれがいいか迷う人もいるでしょう。

ここでは、WordPress利用時におすすめのサーバーを6つご紹介します。

ConoHa WING

ConoHa WINGは、GMOインターネット株式会社が2018年に開始したレンタルサーバーです。

ユーザー満足度が高いことでも知られるConoHa WINGには多く特徴があります。

  • WordPressの開設に必要なことを一括申請できる
  • 他社サーバーで使っていたWordPressを移行できる
  • レンタルサーバーと独自ドメインのセットプランがある
  • 長期契約でお得になるプランがある

このように、WordPressをサポートする機能が多数備わっているのがメリットです。

エックスサーバー

エックスサーバーは、エックスサーバー株式会社が2003年から提供する実績あるレンタルサーバーです。

月額1,000円未満という低コストで知られるエックスサーバーの特徴を見ていきましょう。

  • サーバー利用中のドメイン料が無料
  • 無料独自SSLサービスがある
  • WordPressに特化したサーバーを展開している(2019年から)
  • 10日間無料お試しができる

実績があるレンタルサーバーなだけあり、ユーザーにやさしい機能を多数提供しています。

ヘテムル

ヘテムルは、GMOペパボ株式会社が提供するレンタルサーバーです。

ヘテムルには以下の特徴があります。

  • 月額800円から利用できる
  • 無料独自SSLサービスがある
  • 自動バックアップ機能がある
  • Webサイト高速化機能がある

データが多いと速度が遅くなりがちですが、ヘテムルはそんな悩みを解消しつつ低コストで運用が可能です。

お名前.com

独自ドメインの取得でも知られるお名前.comは、GMOインターネット株式会社が提供しています。

お名前.comの特徴はこちらです。

  • WordPressの設定が数秒でできる
  • 対象のドメインを無料で取得できる
  • 初期費用無料
  • 月額990円からのプランがある

WordPressの設定が簡単かつスピーディーに完了するため、はじめてWordPressを導入する人にもおすすめです。

ロリポップ!

ロリポップ!はGMOペパボ株式会社が提供するレンタルサーバーです。

高速で知られるロリポップ!には、どのような特徴があるのでしょうか。

  • WordPressの設定が約60秒で完了する
  • 他社からWordPressの移行ができる
  • 独自SSL化無料
  • 月額550円から利用できる
  • サーバーの負担を軽減し高速処理を可能にするシステムがある

ロリポップ!は、高速かつ安定性を求める人におすすめのレンタルサーバーです。

さくらのレンタルサーバ

さくらのレンタルサーバは、さくらインターネット株式会社が提供する老舗のレンタルサーバーです。

そんなさくらのレンタルサーバの特徴を見ていきましょう。

  • 6つのプランがある
  • 月額524円からWordPressが使える
  • 全プランでSSL化が無料

多数あるプランによって機能が異なるため、目的や予算に応じた選択ができるのがポイントです。

 

ワンポイント
複数あるレンタルサーバーの中から目的・予算に応じたものを選択しましょう。

レンタルサーバーを使うメリット

WordPressを利用できるレンタルサーバーには様々な種類があることが分かりました。

それぞれに特徴やメリットがありますが、そもそもレンタルサーバーを使うのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

  • 自社サーバーよりも低コスト
  • 専門的知識がなくても導入・運用できる
  • 必要な機能が備わっているのですぐに運用できる

先述したように、サーバーはレンタルだけでなく自社サーバーというものがあります。

しかし、自社サーバーはコストがかかる上に専門知識が必要です。

レンタルサーバーなら月額費用がかかるものの、必要な機能が備わっているのですぐに運用を開始できます。

 

ワンポイント
レンタルサーバーを使うメリットは、専門知識がなくてもすぐに運用ができることです。

レンタルサーバーの導入方法

レンタルサーバーの導入方法をご紹介します。

  1. 導入したいレンタルサーバーのWebサイトを開く
  2. 申し込み画面を開く
  3. プランの選択や支払い方法の入力をする
  4. ドメインを取得する(同時取得サービスがある場合)

レンタルサーバーの導入はこのステップで完了します。

WordPressの設定は、各レンタルサーバーの設定画面から行いましょう。

サーバー移行代行サービスの利用も可能

すでにWordPressを使ってWebサイトを運用しているけれど、別のレンタルサーバーに移行したいという人もいるでしょう。

レンタルサーバーの機能・使い勝手・費用の点から、他社に移行する人は少なくありません。

レンタルサーバーによっては、そんなWordPressの移行が可能なものもあります。

しかし、はじめての移行は不安という人もいるのではないでしょうか。

そんなときは、サーバー移行代行サービスを活用するという方法があります。

数万円~10万円ほどかかる場合もありますが、ほとんどの設定を行ってくれるので安心です。

レンタルサーバーのオプションで利用したい場合は、ConoHa WINGが対応しています。

 

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WordPressのレンタルサーバー選びで悩んだら

WordPressに必要なレンタルサーバーですが、どれを選べばいいか悩むこともあるでしょう。

プランによって機能が異なるため、自社にとって何がいいか分からない人もいます。

もしWordPressのレンタルサーバー選びで悩んだら、デジマクラスにご相談ください。

レンタルサーバーの知識をもったコンサルタントが、目的や予算に合わせて最適な選択ができるようサポートいたします。

まとめ

今回は、WordPressのレンタルサーバーを選ぶポイントをご紹介しました。

WordPressはレンタルサーバーから設定をするため、必要不可欠なものです。

専門知識がなくても、簡単にWordPressの設定ができる機能が備わっているレンタルサーバーは多数あります。

WordPressのレンタルサーバー選びでお困りのことがあれば、ぜひデジマクラスまでご連絡ください。

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