Facebookをもっと効果的に活用したいという人は多いのではないでしょうか。
そこで、FacebookのCTAボタンの設置を検討している人や、導入したいけれど何をすればいいか分からないという人もいるでしょう。
FacebookのCTAボタンには多くの種類があるので、活用方法や設置に迷うのも無理はありません。
今回は、FacebookのCATボタンについて事例や注意点も交えて詳しくご紹介します。
目次
FacebookのCTAボタンの特徴
CTAとはCall To Action(コールトゥアクション)の略で、「行動喚起」という意味です。
ユーザーの行動を促すため、Webマーケティングにおいて多くの企業が活用しています。
それでは、FacebookのCTAにはどのような特徴があるのでしょうか。2つのポイントからみていきましょう。
外部サイトへ誘導できる
FacebookのCTAボタンの特徴は、外部サイトへ誘導できることです。
「行動喚起」というだけあり、ユーザーの行動を促すことを目的としています。
Facebookに表示されるCTAボタンは青色で、シンプルなデザインというのも特徴的です。
青色のボタンをクリックするだけで、外部サイトに移動することができます。
自社のFacebookページから自社サイトへ誘導し、購買や成約といったコンバージョンにつなげていきましょう。
効果的に誘導するためには、どの種類のボタンを使うかがポイントですが、ボタンの種類はこの後詳しくご紹介します。
管理者権限があれば設定できる
CTAボタンをFacebookに設置するために、複雑な手続きなどは必要ありません。
そのFacebookページの管理者権限さえあればCTAボタンを設置することができるのです。
Facebookページには管理者・編集者・モデレータ・広告管理者・アナリストという役割があります。
CTAボタンを設置できるのは管理者だけなので、まずは管理者権限を設定しましょう。
管理者権限の付与は、Facebookページの設定にある「ページの役割」から行うことができます。
・CTAのボタンを設置するために管理者権限の設定が必要
FacebookのCTAボタンの種類
FacebookのCTAボタン自体はシンプルなデザインですが、その種類は豊富なのでどれを選べばいいか迷う人もいるでしょう。
ここでは、Facebookで設定することができるCTAボタンの種類をご紹介します。
特徴を押さえて、目的に合ったCTAボタンを設置してください。
購入する
「購入する」は、外部サイト(自社サイト・ECサイトなど)に誘導するためのCTAボタンです。
「商品を購入してほしい」「興味を持ってもらい購買行動につなげたい」という目的がある場合に活用します。
Facebookのタイムラインに掲載される商品に興味を持つユーザーは少なくありません。
もし同じ画面上に「購入する」ボタンがあれば、ユーザーはすぐにサイトへ移動することができます。
興味を持ったままの状態で商品ページに移動するということは、それだけ購買行動につながりやすいでしょう。
予約する
「予約する」は、外部の予約フォームに誘導するためのCTAボタンです。
美容院・飲食店・旅行会社など、予約が必要な業界・業種で広く活用されています。
Facebookで興味のある美容院を見つけたとしても、予約方法が分かりにくければ諦めたり興味が薄れたりすることもあるでしょう。
しかし、CTAボタンがあれば「この美容院に行きたい!」と思ったタイミングで予約フォームに誘導することができるのです。
お問い合わせ
「お問い合わせ」は、外部サイトにあるお問い合わせページへの誘導を目的としたCTAボタンです。
主に自社サイトへのお問い合わせに誘導し、コンバージョンにつなげていきます。
お問い合わせも、予約と同様に興味・関心を持ったタイミングで行動に移してもらうことが重要です。
アプリを利用
「アプリを利用」は、外部にあるアプリの利用を促すためのCTAボタンです。
アプリとはFacebookのアプリではなく、自社アプリなど外部のものであることを押さえておきましょう。
自社アプリのユーザーを増やしたい場合や、アプリの認知度を上げたい場合におすすめです。
その他
FacebookのCTAボタンには、上記以外にもさまざまな種類があります。
- ゲームをプレイ:自社のゲームサイトへ誘導(外部サイト)
- 動画を見る:YouTube・Facebook動画・自社サイトへ誘導
- 登録する:登録ページへ誘導(外部サイト)
「動画を見る」は、動画サイトだけでなく自社サイトにある動画コンテンツに誘導できるのが特徴です。
「登録する」は、定期購読や会員登録を促す際に使うと効果的でしょう。
Facebookマーケティングの事例はこちら
CTAボタンの設置方法
FacebookのCTAボタンの種類が分かったところで、次は設置方法をご紹介します。
基本的に、CTAボタンの種類に関わらず手順は同じです。順番にみていきましょう。
- Facebookページのカバー写真の下部にある「コールトゥアクションを作成」をクリック
- 「ボタンを選択」で表示される中から設置したいボタンを選択
- CTAボタンから移動させるサイトのURLを入力
URLを入力したら、「次へ」ボタンを押します。
カバー写真の下部にCTAボタンが表示されていること、設定したURLに移動することを確認しましょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
CTAボタンを設置するメリットは?
Facebookをマーケティングに活用する企業は多く、ユーザーへの訴求力が期待されます。
その役割の一端を担っているのがCTAボタンといっていいでしょう。
CTAボタンを設置するメリットに、その理由が隠されているのです。
ここではFacebookでCTAボタンを設置するメリットを2つご紹介します。
無料で設置できる
CTAボタンを無料で設置することができるのは、大きなメリットといえます。
コストがかかると、費用対効果を考えて躊躇する人もいるのではないでしょうか。
しかし無料で活用できるため、CTAボタン設置のハードルが下がります。
また設置に際してFacebook側への申請や承認の必要はありません。
「試しに導入してみよう」という気持ちで設置できるのが企業にとって嬉しいポイントです。
目的別に設定できる
先ほどお伝えしたように、FacebookのCTAボタンにはさまざまな種類があります。
多種多様なCTAボタンの中から、目的に合ったものを設置できることもメリットの1つです。
商品の購入につなげたいのであれば「購入する」ボタンを、お問い合わせを増やしたいのであれば「お問い合わせ」ボタンを設置します。
目的に合ったボタンを設置することができるので、より効果的なアプローチにつながるでしょう。
CTAボタンの文言を見れば、ユーザーもボタンの先に何があるのか理解することができます。
目的別に設定されていることで、ユーザー側も利便性の高さを感じるでしょう。
マーケティング戦略の事例はこちら
CTAボタンを設置するデメリットはある?
CTAボタンは無料かつ簡単に設置することができ、メリットが多いように感じる人も多いでしょう。
しかしビジネスで活用する以上、デメリットを把握して回避していく必要があります。
それでは、FacebookのCTAボタンを設置するデメリットはあるのでしょうか。
結論からいうと、設置することによるデメリットはないといっていいでしょう。
しかし、CTAボタンを設置して終わりにせず、どの程度の効果があったのか評価しなければなりません。
そのようなときに、Facebookページで確認できるのは「ページへのアクセス数」と「CTAボタンのクリック数」です。
どれくらいのクリックがあったのかを知ることはできますが、CVR(コンバージョン率)まで把握することはできません。
設置することによるデメリットではありませんが、評価しにくいことは弱点といえるでしょう。
CTAボタンを設置する際の注意点
CTAボタンにはさまざまな種類があり、メリットも多いためぜひ活用したいという人もいるでしょう。
しかし、CTAボタンを設置する際には知っておかなければならない注意点が2つあります。
注意点を押さえて、FacebookのCTAボタンを有効活用しましょう。
表示される位置は決まっている
Facebookでは、表示されるCTAボタンの位置が決まっていることに注意しましょう。
固定の表示場所は、Facebookページの画像のすぐ下です。
企業や店舗のFacebookページを開いてすぐに目に入る位置に表示されます。
スマートフォンの場合は、スクロールしても画面下部に常に表示されるのが特徴です。
表示場所が固定されていることをメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは使い方次第といえます。
場所のカスタマイズができない分、表示するボタンの選択や移動先の工夫が必要になるでしょう。
表示できるのは1つのみ
CTAボタンにはたくさんの種類がありますが、表示できるのはその中で1つのみです。
例えば、動画コンテンツを活用しながら購入につなげたいとしましょう。
その場合「動画を見る」と「購入する」の2つのボタンを設置したいと考えるかもしれません。
しかし、表示できるボタンは1つのFacebookページにつき1つのみなので注意しましょう。
FacebookでどのようなSNSマーケティングを実現させたいのか、CTAボタンでどのような効果を求めるのかを明確にしてください。
ただし設置するCTAボタンはいつでも変更することができるため、必要に応じて変えるという方法もあります。
FacebookのCTAボタン導入事例
FacebookのCTAボタンを導入している企業・店舗は増えています。
導入を検討するにあたり、どのような事例があるか知りたいという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、FacebookのCTAボタンの導入事例を3つご紹介します。
ローソン
大手コンビニエンスストア「ローソン」が導入しているのは「動画を見る」ボタンです。
CTAボタンをクリックすると、YouTubeの公式チャンネルに移動します。
そこでは、キャンペーンやサービス情報などローソンユーザーにとって役立つ動画を視聴することができます。
FacebookとYouTubeをつなげることで、効率よくRR活動を行っている事例です。
イオン
小売・販売業の中でも大手であるイオンが活用するのは、「アプリを利用」ボタンです。
CTAボタンを押すと、自社サイト内のアプリ紹介ページに移動します。
お得なクーポンやキャンペーン情報、チラシの閲覧ができるなどアプリの魅力を伝えるページです。
Facebookを活用して、アプリユーザーを増やすことを目的としています。
The Body Shop
ボディケア商品や化粧品を扱うThe Body ShopのFacebookページにあるのは「ウェブサイトで見る」というボタンです。
先ほどお伝えしてきたCTAボタンの中にはない種類ですが、実はボタンの文言は管理者権限があれば追加することができます。
The Body ShopのCTAボタンの移動先は自社サイトで、そこで商品を購入できる仕組みです。
「購入する」ではなく「ウェブサイトで見る」というボタンにしたことで、「まずはサイトに来てほしい」という思いが伝わるでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
FacebookがCTAボタンを導入した狙い
FacebookのCTAボタンは、外部サイトへの誘導を行うものです。
なぜFacebookはサービス内での移動ではなく、外部サイトへの誘導のためのCTAボタンを導入したのでしょうか。
そこにはFacebookの利便性を高めてアクティブユーザーを増やしたいという狙いがあるといわれています。
CTAボタンを押せば予約フォームやお問い合わせフォームへ移動できることは、ユーザーにとって利便性が高いといえるでしょう。
利便性が高ければそれだけアクティブユーザーの確保につなげることができます。
FacebookのCTAボタンの活用で困ったときは?
CTAボタンは、面倒な手続きの必要はなく無料で設置することができます。
しかし、表示される場所が決まっていることや、表示できるCTAボタンは1つであることから難しさを感じる人もいるでしょう。
より効果的な活用をしたいのであれば、目的を持ってCTAボタンを設置しなければなりません。
もしFacebookのCTAボタンの活用でお困りのことがあれば、デジマクラスまでご相談ください。
SNSマーケティングのノウハウを持ったコンサルタントが、最適な活用ができるようサポートさせていただきます。
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まとめ
今回は、FacebookのCTAボタンの設置方法や導入事例について詳しくご紹介しました。
CTAとはCall To Action(コールトゥアクション)の略で、「行動喚起」を意味します。
Facebookから外部サイトへの誘導を促すCTAボタンのメリットは無料で設置できることです。
さまざなな種類のCTAボタンがあるので、目的に合ったものを活用しましょう。
FacebookのCTAボタンを活用したマーケティング戦略で成果を出したい方は、デジマクラスにご連絡ください。
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