自社の売上や業績をアップさせるためには、サイトコンテンツを作って継続して発信を行っていくことが有効です。
とにかく自社のWEBサイトを作ったり動画を配信したりしておけば売り上げが上がっていくと思っている方も多いかもしれません。
しかし、しっかりとサイトコンテンツを作成しないと思ったようにアクセス数は伸びないでしょう。
そこでこちらでは、サイトコンテンツの重要性・企業がサイトコンテンツを作る目的・メリット・作成する際の注意点などについてお話していきます。
これからサイトコンテンツを作るという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
サイトコンテンツとは?
「コンテンツ」という言葉をよく聞くけれど、詳しい意味はあまりよく分からないという方もいるのではないでしょうか。
コンテンツとは、日本語にすると中身や内容といった意味を指します。
WEBサイトにおけるコンテンツ(サイトコンテンツ)は、サイト内にある記事や動画などです。
WEBサイトの記事やブログの記事、商品を紹介している動画など、そのすべてがコンテンツだということになります。
WEBサイト以外では、音楽・ゲーム・小説・マンガ・テレビ番組などといったものもコンテンツです。
サイトコンテンツの重要性
自社のWEBサイトのアクセス数を増やしたい、コンバージョン率を増やしたいという場合には、サイトコンテンツが重要だとよくいわれます。
実は、自社のWEBサイトさえ作っておけばユーザーがアクセスしてくれて簡単に商品やサービスを利用してもらえるというわけではありません。
コンテンツが充実していないWEBサイトは、いくら立派で使いやすいシステムになっていてもアクセス数が増えないのです。
企業にとっては、自社WEBサイトのコンテンツはユーザーに自社を知ってもらうために重要な手段です。
コメントなどを通してコミュニケーションが可能で、ユーザーとつながりを持つことができます。
信頼性が高い有益な情報を発信することで自社のWEBサイトがユーザーの悩みや疑問を解決し、ユーザーが持つ自社のイメージがアップします。
それにより段階的に信頼関係が生まれ、商品やサービスを利用してもらえるきっかけになるケースもあるのです。
そのためには、自社の独りよがりな内容ではなくユーザーが知りたいことを盛り込むのが大事になってきます。
どんなコンテンツならアクセスしてもらえるかを考えて発信していきましょう。
ユーザーがアクセスしたいと思ってくれるのは、情報が信頼できる・常に更新されている・読んでいて楽しい・ためになるといったコンテンツです。
ユーザーが読みたくなる良質なコンテンツが充実していれば、自然とサイトへのアクセスが増えます。
それによって自社商品やサービスを知ってもらえる機会が広がるでしょう。
コンテンツマーケティングの事例はこちらサイトコンテンツ作りの目的
企業や店舗などにおいて、サイトコンテンツを作る目的は何でしょうか。
もちろん純粋にユーザーに楽しんでもらうことも大事ですが、やはり自社や商品のことをもっと多くの人に知ってもらいたいから作るというケースが多いでしょう。
つまり、「サイトコンテンツでマーケティングを行って業績(売上)をアップさせるために作る」という企業や店舗が多いといえます。
近年注目されている「コンテンツマーケティング」は、まさにサイトコンテンツを利用したマーケティングです。
コンテンツマーケティングとは、有益なコンテンツを継続的に発信し、信頼を得ることで段階的にユーザーとの信頼関係を築いていく手法です。
最終的には、サイトを訪問してくれるユーザーから自社商品を買ってもらうことが目的となります。
企業や店舗がサイトコンテンツを充実させていけば、コンテンツマーケティングの効果もアップするのです。
コンテンツマーケティングの事例はこちら支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
サイトコンテンツの特徴
サイトコンテンツには、サイトを見る機器によって表示が変わるなどの特徴があります。
そのため、サイトコンテンツを作成する際にはそのような点をふまえて行っていく必要があるでしょう。
どのような特徴があるのか詳しくみていきましょう。
環境によって表示が変化する
サイトコンテンツは、パソコン・スマートフォン・タブレット・携帯電話などから楽しむことができます。
サイトコンテンツはモバイル用の表示が用意されているものも多く、パソコンで見た時とスマホで見た時では表示が異なって見えるのが特徴です。
パソコンで見た時には見やすかったWEBサイトも、スマホで見ると文章が長々と続いてしまって読みづらくなってしまうケースも。
読みづらい文章は読者に離脱されやすいため、注文やお問い合わせといったコンバージョンにつなげることができなくなってしまう可能性が高いでしょう。
せっかくアクセスしてもらっても離脱されてしまったら意味がありません。
各機器でどのように表示されるのかといった点もチェックしながら作成する必要があります。
上から下へスクロールされる
サイトコンテンツはパソコンで見る時もスマホで見る時も、上から下へスクロールして読むのが一般的です。
以前はあまり縦長のサイトはユーザーに読んでもらえないと考えられていました。
しかし最近では、他のページへのリンクをクリックしてロードする時間を省けるロングスクロール(無限スクロール)のサイトコンテンツも増えています。
InstagramやX(旧Twitter)などのSNSをスマホで閲覧する人が増えているのも、ロングスクロールのサイトコンテンツが増えている理由のひとつでしょう。
ロングスクロールのサイトコンテンツは縦にスクロールして読むだけで他のページに移動する必要がないため、ストレスがありません。
サイトコンテンツの種類
一口にサイトコンテンツといっても、実に多くの種類があります。
一般的には文章のコンテンツが多くコラムのような形式ばかりだと思われがちですが、文章だけを見ても実にさまざまな種類があるのです。
複数のタイプのサイトコンテンツを揃えることで、また違ったアプローチが可能となります。
サイトコンテンツと自社のサービスとの相性も大事です。
自社の商品やサービスとマッチしたコンテンツを選んで運営していくことで、サイトコンテンツによるマーケティングを成功に導いてくれるでしょう。
サイトコンテンツの種類について解説していきます。
文章
ブログや自社WEBサイトなどに書かれる文章です。
ユーザーにとって有益な文章コンテンツを発信し続ければ、信頼感が増し自社のサービスや商品を利用してもらうきっかけになります。
質の高い情報がWEBサイトに蓄積されていけば、さらに効果が期待できるでしょう。
サイトコンテンツの文章には、コラム・インタビュー・自社商品やサービスの事例などさまざまな種類があります。
レビュー
レビューとは、自社の商品やサービスに対してのユーザーからの感想や評価です。
近年では、何か買い物をしたりサービスを使用したりするときにはレビューを見てから決めるというユーザーも多くなっています。
レビューを見てもらうことで、迷っているユーザーの購入やサービス利用を後押しできる可能性があります。
自社のWEBサイトにユーザーからレビューを書いてもらい、レビューの数を充実させておきましょう。
レビューや口コミを多く集めるためには、店頭でお客様にお願いする方法があります。
さらに、ネットショッピングの場合には購入後にサンキューメールを送り、そこに口コミをお願いする一言を添えるのも良いでしょう。
メールマガジン
メールマガジンとは、ユーザーに対して新商品の紹介・セールのお知らせ・キャンペーンの情報などをメールでお知らせするものです。
メールマガジンは、ユーザーのメールアドレスのリストがあれば配信することができます。
お得情報や新商品の魅力など、今すぐユーザーに伝えたい内容を盛り込みやすいのがポイントです。
ユーザーが自分で情報をさがして閲覧するWEBサイトのコンテンツよりもピンポイントでアプローチできるのがメリットといえるでしょう。
メールマガジンは、すでに自社を利用したことがある人にリピートしてもらう時にも有効な手段です。
ホワイトペーパー
ホワイトペーパーは、自社の商品やサービスのデータ、ノウハウなどをまとめた資料を指します。
通常、自社のWEBサイトに名前やメールアドレスなどを記入することでホワイトペーパーをダウンロードできる仕組みになっていることが多いです。
自社の情報を知ってもらい、魅力を感じてもらうことで集客につなげられる可能性があるでしょう。
ホワイトペーパーを配布する際にユーザーから記入してもらったメールアドレスは、メールマガジンの配信に活用することもできます。
音声・動画
YouTubeなどの動画配信サイトを通じて、自社の商品・サービス・使い方などを動画で紹介するコンテンツです。
動画があると、文章や写真で説明するよりも自社商品の特徴や魅力ユーザーに理解してもらいやすいでしょう。
それにより、ユーザーに対してのアピール効果も大きくなります。
また、文章コンテンツなどに比べて短時間で多くの情報を発信することができる点もメリットです。
自社の動画が多くの人から共感を得たり話題になったりした場合いわゆるバズるという状態になり、多くの人に見てもらえるチャンスもあります。
近年では動画配信サイトでサービスや商品などの情報を得る人も多いため、お問い合わせの増加や売り上げの増加などにつなげられる可能性があります。
漫画
自社製品やサービスの詳細を、漫画で楽しく理解してもらうためのコンテンツです。
漫画仕立てになっていれば文章で説明するよりも分かりやすく、共感が得られやすいのがポイントでしょう。
文章だと読むのが面倒で途中で離脱してしまうという方も、漫画なら最後まで読んでくれるかもしれません。
自社のサービスや商品の内容を理解してもらいやすいため、集客につなげやすいでしょう。
SNS
X(旧Twitter)・Instagram・Facebookなどのソーシャルメディアは、気軽に投稿できて投稿が拡散されやすいのが特徴です。
例えばX(旧Twitter)の場合は、「いいね」や「リツイート」といった機能があります。
ユーザーが自社の投稿をシェアしてくれれば、ユーザーのフォロワーに自社の情報が拡散されることも。
それにより、自社を知らなかった人にも存在を認知してもらえて、見込み客を増やせる可能性があります。
2021年末現在、日本でSNSを利用している人の数は8,149万人といわれています。
これは、スマホ利用者の80.2%にものぼる数字です。多くの人が利用しているSNSだからこそ、宣伝効果が高いのです。
またX(旧Twitter)やInstagramは、キャンペーンなどにも活用しやすいメリットもあります。
例えばX(旧Twitter)なら、キャンペーン応募の条件としてまず自社のアカウントをフォローしてもらいます。
そして指定の投稿のリツイートでレゼントキャンペーンに応募完了といった方法を使えば、フォロワーやアクセス数を増やしやすいでしょう。
キャンペーンの内容によっては多くのフォロワーを獲得することができ、自社の商品やサービスを利用してもらえる可能性が広がります。
そのほかにも、X(旧Twitter)で雨の日割引のお知らせやタイムセールのお知らせを配信して集客を促すなどの方法も有効です。
プレスリリース
プレスリリースとは、企業などが報道関係者向けに発信する情報のことです。
自社の新商品の発売開始日・内容・魅力などが書かれていることが多く、プレスリリースを配信する会社や自社のWEBサイトから発信されます。
プレスリリースはコストをほとんどかけずに行うことができる点がメリットといえるでしょう。
プレスリリースとして発信された情報は、メディアなどに取り上げられることも多いです。
ただし、必ずしも取り上げられるとは限らないためその点は理解しておきましょう。
サイトコンテンツのメリット
サイトコンテンツを配信するメリットは、やはりコンテンツマーケティングを行えることでしょう。
ユーザーに役に立つ情報を継続して発信していけば読んでくれる人が増え、自社と読者(ユーザー)の間に徐々に信頼関係が生まれます。
また、サイトコンテンツによるマーケティングにはコストがかかりにくい点もメリットです。
代行業者に運営や配信を依頼する場合にはコストがかかりますが、自社で行う場合にはほとんど予算を掛けずに行うことも可能です。
従来のマーケティングはTVCM・折り込みチラシ・ネット広告・ダイレクトメールなどの方法が主流で比較的多額の広告費がかかるのが一般的でした。
サイトコンテンツを活用したマーケティングで集客が行えれば、マーケティングにかかる予算を大幅に減らすことができるというメリットがあります。
従来のマーケティング方法に比べて押しつけがましくなく営業っぽさが前面に出ないため、ユーザーに受け入れてもらいやすい点もメリットでしょう。
WEBサイトのコンテンツはどこからでもアクセスできるため、近隣の地域のみならず日本中のどこからでも見てもらうことができます。
幅広い地域からの集客も望めるでしょう。
コンテンツマーケティングの事例はこちらサイトコンテンツ作成の注意点
サイトコンテンツは、自社が自己満足でただ単に書きたいことを発信していてはあまり読んでもらえない可能性があります。
ユーザーの役に立つ、信頼を得られるような内容であることが重要です。
さらに、誰に向けたコンテンツなのか、どんな人に読んでもらいたいのかといったことを考慮して作らなくてはなりません。
サイトコンテンツ作成の注意点をひとつずつ解説していきます。
読者目線で作る
有名人でもない限り、日記のような内容のコンテンツを発信しても読者は興味を持ってくれません。
そのようなコンテンツを発信してしまうと、このWEBサイトはつまらない、役に立たないと感じてユーザーは二度とサイトを訪問しないでしょう。
企業や店舗が発信するサイトコンテンツは、読者であるユーザーの目線で見て面白いかどうかを考えて作っていく必要があります。
自社のWEBサイトやブログへのアクセスがなかなか増えないという場合には、まず独りよがりの内容になっていないかチェックします。
読者目線で作られているかどうか、もう一度確認しましょう。
誰に読まれるのか考える
サイトコンテンツを活用してマーケティングを行う場合、誰がコンテンツを読んでくれるのか、誰に向けて発信したいのかが重要になってきます。
そのため、コンテンツマーケティングではペルソナやターゲットの設定が必要不可欠です。
ペルソナとは、自社のサービスや商品を使ってくれるであろうユーザーの像を詳しく設定したものです。
ユーザーの氏名・年齢・職業のほか、家族構成・趣味・行動パターンなど細かい点まで設定しましょう。。
一方でターゲットは、もう少しざっくりとしたくくりで自社の商品やサービスを使ってくれそうな層のことです。
例えば、40代~50代の既婚男性などといった感じのくくりになります。
サイトコンテンツを作る時には、設定したペルソナやターゲットに響く内容を心掛けましょう。
コンテンツの種類も、ターゲットに合ったものを選択すればさらに見てもらえる機会が増えます。
例えば高齢の男女をターゲットにしている商品の場合、InstagramやTikTokで情報を発信してもターゲットに情報が届かない可能性が高いでしょう。
優良なサイトコンテンツを作れば種類は何でもいいというわけではなく、ターゲットやペルソナに確実に届くコンテンツを選ぶ必要があります。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
良質なサイトコンテンツとは
企業や店舗などが作成するサイトコンテンツでマーケティングを行う場合、内容が優良なものでなくては成功するのは難しいでしょう。
そのうえ、ただ単に有益な情報が書かれていれば大丈夫だというわけではなく、読者が読みたいと思うものではなくてはなりません。
では、どのようなコンテンツが優良なのでしょうか。こちらでポイントをご紹介していきます。
読者が求める内容である
先ほど、ペルソナやターゲットの設定が大事だとご紹介しました。
コンテンツを作る時には、そのペルソナやターゲットが欲しがっている情報かどうかを考えましょう。
例えば、読者が日ごろ抱えている悩みやちょっとした困りごとを解消できるような記事ならば、読者は喜んで読んでくれるはずです。
そのうえ、このWEBサイトは信用できる、この企業が販売している商品なら買ってみたいと思ってもらえる可能性が高まります。
より読まれる内容にするためには、ペルソナやターゲットの年齢・性別・属性などに合った内容にすることが重要です。
悩みや困りごとを解決する記事や、興味を持っている内容を発信していきましょう。
自社の専門知識を活かしてユーザーの知りたい情報を発信し続ければ継続してサイトに訪問してもらえる可能性も高まり、売り上げにつながっていきます。
適切な量である
サイトコンテンツをは、適切な量や長さも重要です。
コンテンツの量が少なすぎると、その分サイトへのアクセスが見込めなくなってしまいます。
こまめに更新を行い、コンテンツを蓄積させていきましょう。
ただし、どんな内容でもいいからコンテンツを量産すればいいというものではありません。
内容が薄くユーザーが面白いと感じないコンテンツが混じっていると、WEBサイトの信頼が損なわれてしまいます。
ですから、質の高いコンテンツを発信していくのが大前提です。
また、コンテンツの長さも重要です。
内容の薄い短すぎる文章や動画などはあまりユーザーの役に立ちません。
かといって極端に長すぎる文章や動画、専門的すぎる内容では、ユーザーから敬遠されてしまうかもしれません。
しっかりとした内容を盛り込みつつ、専門的すぎず長すぎないコンテンツ作成を心掛けましょう。
特に動画コンテンツの場合、あまり長すぎると視聴に時間がかかってしまい視聴者に飽きられてしまう可能性もあります。
前置きが長くてなかなか本題に入らない動画コンテンツも、視聴者はストレスを感じるでしょう。
動画コンテンツは短時間でたくさんの情報を得られることもメリットのひとつなので、そのメリットが失われてしまうのはもったいないことです。
企業が動画コンテンツを配信する場合にはなるべく早く本題に入り、必要な情報をコンパクトにまとめるのがポイントです。
信頼性がある
自社のサイトコンテンツで発信する情報は信ぴょう性の高いものではないといけません。
初めから嘘を書くつもりはなくても、うっかり間違った情報を発信してしまったらサイトや自社の信頼は一気に損なわれてしまうでしょう。
自分では絶対に間違っていないという自信を持っている内容でも、もしかしたら認識違いをしているかもしれません。
サイトコンテンツを発信する前に、情報が正しいかどうかインターネットなどで情報収集を行うことをおすすめします。
情報収集を行う時には公的機関などのしっかりとしたソースを参考にし、できれば複数のソースで情報が正しいかどうか調べると安心です。
また、競合サイトなどほかのサイトの内容をそのままコピペして掲載するようなことは絶対にNGなので注意しましょう。
コピペなどほかのコンテンツの内容を二次利用する行為はユーザーからの信頼を大きく損なう行為です。
発覚すれば競合サイトから訴えられる危険もあります。
必ず、自社で作ったオリジナルの文章で発信しましょう。
さらに信頼性を高める方法としては、専門家に監修をしてもらうことが挙げられます。
インターネット上にはさまざまな情報があふれており、その中には信ぴょう性の低いものもたくさん混ざっています。
専門家の監修は、より信ぴょう性の高い情報であるという証拠を示すうえで有効です。
サイトコンテンツの制作パターン
サイトコンテンツにはさまざまな形があります。それぞれに効果が異なってくるため、複数の形のコンテンツを用意しておくのも良いでしょう。
どの形のコンテンツがより自社の商品やサービスとの相性が良いかについても考えて発信する必要があります。
どのようなものがあるか詳しく見ていきましょう。
単発型
記事ごとに違ったテーマを取り入れる、1つの記事だけで内容が完結する読み切りタイプの記事です。
最近話題になっている内容についてのコンテンツを作ることも多いため、常にアンテナを張って流行に敏感でいることも必要となります。
時間が経過して内容が古くなってしまった場合、リライトなどを行って時代に合ったものにアップデートしていく必要があります。
継続型
1つのテーマについて継続して発信してくタイプのコンテンツです。
テーマを気に入ったユーザーがまた見に来てくれる可能性も高く、リピーターを増やしやすいという特徴があります。
有益なコンテンツが継続していくことで、よりユーザーの信頼感を得やすくなるでしょう。
時事
季節や今のご時世に合った記事を発信するコンテンツです。
ユーザーが今知りたいことを配信できるというメリットがありますが、情報が古くなると読まれにくくなっていくため注意しましょう。
ユーザーが知りたいと思った時に情報を提供できなくては意味がないため、話題になるよりも少し早く発信していくことがポイントとなります。
スピード感が重要なタイプのコンテンツだといえるでしょう。
インタビュー
自社商品やサービスなどに関連が深い専門家などにインタビューを行い、それを文章や動画などにまとめたものです。
インタビューの相手が信頼できる専門家である場合、サイトコンテンツそのものの信用を高めることができます。
そのほか、自社の商品やサービスを利用したユーザーにインタビューし、その内容を発信するといった方法もあります。
実際に使った人の声を聞くことで、購入やサービスの利用を迷っている人の背中を押せる可能性もある点が魅力です。
専門家のインタビューも商品を使用したユーザーヘのインタビューも、いずれも説得力のあるコンテンツとなります。
マニュアル・用語集
自社商品やサービスに関連する用語集や、使い方の詳しいマニュアルが載っています。
ジャンルによっては、自社商品の購入者以外の方にも用語集を便利に使ってもらえる可能性もあります。
ユーザーにとって役に立つ情報なので用語集を見に来る人から信頼を得ることができ、商品やサービスを利用してもらえる可能性も高くなるでしょう。
売り上げにつながるサイトコンテンツの作り方
サイトコンテンツを作る時には、しっかりと準備をしてから行うことが大事です。
なんとなく作ってしまうと、狙った効果が得られなくなってしまうでしょう。
売り上げにつなげるサイトコンテンツを作る時に大切なことについて解説します。
ペルソナの設定
ペルソナとは、自社のサービスや商品を利用してくれるであろうユーザーの像を細かく設定したものです。
ペルソナを設定することにより、サイトコンテンツの種類や方向性なども定まりやすくなります。
例えば自社のワインを売りたい場合、ペルソナは次のような感じで設定します。
- ○○さん
- 女性 28歳
- 都内のマンションで一人暮らし
- アパレル会社勤務 年収280万円
- 趣味は家でのんびりと動画を見ること。ワインが好き。
- インドア派で友だちとわいわい騒ぐのはあまり好きではないので、週末は一人で自宅で過ごすことが多い。
- テーブルワインでは満足できないけれど、あまりお金はかけたくない。コスパのいいワインをさがしている。
(こちらはあくまでも一例です)
ペルソナを設定するときにはただなんとなく行うのではなく、口コミ・アンケート・インターネットなどで情報収集するのが大事です。
どの年代のユーザーにどんなニーズがあるのかといったデータを集める必要があります。
カスタマージャーニーの作成
カスタマージャーニーとは、ユーザーがサイトに訪問し、そこから購入に至るまでの道のりを示したものです。
どのような段階を経て購入まで至るのかが分かりやすいため、サイトコンテンツ作りのヒントが見えてくるでしょう。
作成する時には、自分がペルソナのようなユーザーになったつもりで自社WEBサイトにアクセスしてみましょう。
どこに何が書かれていたらたら分かりやすいかどうかといった点を考えるのがおすすめです。
コンテンツマップの作成
コンテンツマップとは、サイトのどこにどんなページがあるかということをマップ状にしたものです。
通常は、TOPページから枝分かれするような形になっています。
サイトマップがあると、新しいコンテンツを追加したい時にどこに追加するのがふさわしいかが分かりやすくなるでしょう。
また、サイトを訪れたユーザーが商品の購入やサービスの申し込みに至るまでの導線に問題がないかどうかといった点もチェックしやすくなります。
サイトコンテンツ作りに迷ったら
サイトコンテンツ作りに迷ったら、競合他社のサイトを参考にしてみるのも良いでしょう。
特に、人気があって業績の良い企業のサイトをよくチェックし、どんなコンテンツを発信しているかを勉強するのがおすすめです。
そのうえで、発信する情報を自社のオリジナリティのあるものにするのが良いでしょう。
サイトコンテンツに作りをどうやって行ってよいか分からないという方は、情報がひとつにまとまったWEBサイトから情報収集するのがおすすめです。
必要な情報がひとつのサイトで得ることができるので、あちこちで情報収集する必要がありません。
ぜひ、デジマクラスを参考にしてサイトコンテンツ作りを行ってみてくださいね。
まとめ
サイトコンテンツは自社のマーケティングに使用できるため、企業にとってあるとベターなものです。
ユーザーからの信頼を高めてファンを獲得して売り上げにつなげていくためにも非常に大事になってきます。
まだ自社のWEBサイト・ブログ・SNSなどをやっていないという企業や店舗は、これからサイトコンテンツを作ることをおすすめします。
コンテンツの種類、形式などはさまざまあるので、自社商品やサービスのターゲットに合ったものを選ぶようにしましょう。