インターネットを通じたビジネスが当たり前になった現在、ホームページはどんな企業にとっても欠かせないものとなりました。
企業の顔・商品のカタログ・問い合わせフォームなどなど、ホームページは実に様々な役割を果たしてくれる重要なツールです。
そこで今回の記事ではホームページの基本的な作り方や欠かせないページについて詳しく解説します。
製作前の準備やホームページ制作を助けてくれるツールについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ホームページの役割は?
まずホームページが果たす役割について確認しておきましょう。ホームページの開設によって以下のようなことが可能となります。
- 会社説明
- 事業の案内
- カタログ紹介
- 売買契約の締結
- ニュースリリース
- 問い合わせの窓口
これらはホームページが果たすことの出来る役割のほんの一部にすぎません。
営業マン・人事担当者・広報係、ホームページはどんなスタッフにもなってくれます。
ホームページ作りではこうした多機能なツールであるホームページに何をさせたいかを考えることが重要になります。
Webサイト・LP制作の事例はこちら
ホームページで欠かせないページ
ホームページを作る目的は企業によって様々です。
ネット上の売買ではなくリアルな取引に力を入れているからホームページは簡素で構わないという会社もあることでしょう。
逆に多くのページと様々な機能を持たせて365日休まず働き続けることを期待している企業もあるかもしれません。
この項目では、どちらの場合も欠かせないページを4種類ご紹介します。
いずれも企業のホームページとして体裁を保つために最低限必要なものなので、もしも欠けている場合はぜひ追加してください。
TOPページ
ホームページで欠かせないページ、1つ目はトップページです。
訪れた顧客が最初に目にすることの多いページなので、できるだけ良い印象を残す必要があるといえるでしょう。
トップページがゴチャゴチャしていたり内容が薄かったりすると、顧客は他のページを見る前に直帰してしまいかねません。
良いトップページの多くは一目でおおまかな内容が理解でき、導線が明瞭でユーザーに優しいといわれます。
これらの点を踏まえて機能的でユーザビリティの高いトップページを制作しましょう。
事業内容紹介ページ
ホームページで欠かせないページ、2つ目は事業内容紹介ページです。
自社に何ができるか、自社がどのような事業を展開しているかを訪問者に詳しく紹介します。
このページには事業の形態によって商品・サービス・ビジネスといった最適なページ名を付けると良いでしょう。
訪問者の理解を助けるために画像を適切に使うことや、内容を詰め込みすぎてゴチャゴチャしないようにすることが肝心です。
また過去に実行したプロジェクトやサービスの事例に触れ、利用した顧客の声などを掲載するといっそう分かりやすくなります。
会社案内ページ
ホームページで欠かせないページ、3つ目は会社案内ページです。
会社案内ページに記載する内容は企業の信用に関わる重要なものなので最新の注意を払わなければなりません。
主に以下のような項目を記載します。
- 会社名
- 代表者名
- 所在地
- 電話番号
- 資本金
- 事業内容
重要な項目ばかりだからといって堅苦しいページにする必要はありません。
社内の様子が分かる画像を挿入したり、何らかの受賞歴があればそれについて触れたりしても良いでしょう。
問い合わせフォーム
ホームページで欠かせないページ、4つ目は問い合わせフォームです。
この問い合わせフォームまで来てくれる訪問者の中には自社との取引に前向きな気持ちを抱いてくれている方が多くいます。
機会を逃さないよう、良質な問い合わせフォームを設置しておきましょう。
多くの場合、問い合わせフォームでは相手に顧客情報を入力してもらうことになります。
この時入力すべき情報があまりにも多いと、それがストレスになって顧客を逃すことに繋がりますので注意しましょう。
ホームページを作る前の準備
インターネットに繋がったパソコンが準備できたら、ホームページを作り出す前に必ず準備しなければならないことがあります。
それらを準備せずにホームページを作り始めることは、土地もなく契約もしていないのに家を建てようとするのと同じことです。
ホームページ作りに必須の2つの事前準備についてそれぞれ詳しくご紹介します。
サーバーとの契約
ホームページを作る前の準備、1つ目はサーバーとの契約です。
多くの場合、サーバーはサーバーレンタル会社との間でレンタル契約を結んで準備しなければなりません。
ホームページをHTMLやJavaScriptなどで建てられた家だとするなら、サーバーはその家を建てる土地に当たります。
このサーバーのレンタル契約をする際、次にご紹介するドメインの取得もできる場合がほとんどなのでぜひ利用しましょう。
ドメインの取得
ホームページを作る前の準備、2つ目はドメインの取得です。
ドメインはサーバーに付ける名前のことで、土地の住所に当たると考えてください。
ホームページを訪問する顧客はこのドメイン名にアクセスすることで情報の閲覧が可能となります。
ドメインの取得にはサーバーのレンタルとは別に料金が必要となります。
多くの場合は年契約で、更新の度に料金がかかります。またドメインの種類によって金額も違うので取得の際は気を付けましょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
ホームページの作り方
ホームページの作り方には大きく分けて2つの方法があります。
専用のソフトウェアやツールを使って作るか、HTMLやCSSといったプログラミング言語を使って作るかです。
どちらにもメリットとデメリットがあります。以下の項目でそれぞれ詳しく見てみましょう。
ソフトウェア・ツールで作成
ホームページの作り方、1つ目は専用のソフトウェア・ツールで作成する方法です。
ホームページの作成に特化したソフトウェアやツールは実に豊富にあります。
中にはスタッフからのサポートが得られるものもあるので初心者には非常に向いているといえるでしょう。
利用者が多い上にテンプレートや既存のスキンを用いて制作するので、他社と似たものができやすいというデメリットがあります。
オリジナリティを出すためには次に紹介するプログラミング言語に習熟したスタッフの存在が不可欠です。
HTML・CSSで自作する
ホームページの作り方、2つ目はHTML・CSSで自作する方法です。
HTMLやCSSはプログラミング言語と呼ばれるものです。ホームページはすべてこのプログラミング言語を用いて作られています。
ホームページを構成するすべてを人の手で記述していくので、理想に限りなく近いものに仕上げることができるでしょう。
プログラミング言語を扱うことができるスタッフが必要なことと、制作にかなりの工数を要する場合が多いことがデメリットです。
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ホームページ制作のおすすめツール
ホームページを作るにあたって初心者のためにもプロフェッショナルのためにも役立ってくれるのがホームページ制作ツールです。
この項目では数ある制作ツールの中から特におすすめのものを3つピックアップしてご紹介します。
WordPress
ホームページ制作のおすすめツール、1つ目はWordPressです。
WordPressはWordPressFoundationが開発したオープンソースのブログソフトウェアです。
コンテンツ管理システムとしても多様されており、今や世界のサイトの4分の1はWordPressでできているといわれます。
新しいサイトの構築が簡単にできて豊富なテーマからデザインを選ぶこともできる、初心者に優しいツールだといえるでしょう。
無料で使える大人気ツールなだけに不正アクセスを受けることも多々あり、セキュリティ上のリスクが高いことが難点です。
Jimdo
ホームページ制作のおすすめツール、2つ目はJimdoです。
KDDIウェブコミュニケーションズが運営するオンラインホームページ作成サービスとして広く知られています。
Jimdoはホームページの編集すべてをWebブラウザ上で行うという特徴があり、HTML・CSS・FTPなどを使いません。
複雑な処理が必要なページや大規模Webサイト作りには向きませんが、一般的なサイトであればJimdoが活躍するでしょう。
Wix
ホームページ制作のおすすめツール、3つ目はWixです。
WixはWix.comが運営するホームページ作成ツールです。作り手のスキルに応じて使い方を選べるという特徴があります。
初心者向け・中級者向け・上級者向けといったイメージで、ツールが別々に用意されていると考えると良いでしょう。
デザイン性に優れたホームページを無料で作成できる魅力的なホームページ作成ツールです。
ホームページ作りで意識したいポイント
実際にホームページを作る時、大事なのは訪問者の目線で作成していくことです。
一望性があって画像と文章のバランスが良いページにするよう常に心がけていなければなりません。
この項目ではそんなユーザー目線のサイト構築の他にホームページ作りで意識したいポイントを3つご紹介します。
サイトマップをつくる
ホームページ作りで意識したいポイント、1つ目はサイトマップをつくることです。
サイトマップとはWebサイトの全体像が一目で把握できる地図のようなページのことです。
ホームページを訪れるユーザーの目的は様々です。サイトマップがあれば誰もが迷うことなくサイトを回遊できるでしょう。
こうしたユーザビリティへの配慮は検索エンジンからも評価され、検索順位にも影響します。
そのためSEO対策としてサイトマップ作りを進める企業も多くあります。
写真やイラストの素材を活用する
ホームページ作りで意識したいポイント、2つ目は写真やイラストの素材を活用することです。
訪問者に対して訴えたいことや報せたいことがどんなにたくさんあっても、すべてを文字だけで表現しようとしてはいけません。
多くの場合、文字ばかりのサイトは訪問者に嫌われます。読むという行為は相手に負担をかけるのだと考えましょう。
ユーザーの負担を減らすためには適切な写真やイラストを添えて理解を助けることが肝心です。
画面全体に占める文字と画像の面積の割合が半々か、画像の方が大きい方がユーザーに受け入れられやすいとされます。
独自SSLを設定する
ホームページ作りで意識したいポイント、3つ目は独自SSLを設定することです。
SSLとはインターネット上のデータのやり取りを暗号化して悪意ある第三者から情報を盗まれないようにする技術です。
独自SSLというのは、ホームページ作成にあたって準備したドメインをそのまま利用できるSSLだと理解しておくと良いでしょう。
情報をしっかり暗号化しているホームページであることが分かると、訪問者も安心して閲覧することができます。
SSLで暗号化されたサイトはブラウザのアドレスバーに「保護された通信」と表示されるのですぐに分かります。
ホームページ制作後の運用の注意点
ツールなどを使って、魅力的なデザインと充実した内容を備えた自社のホームページを作成することができたとしましょう。
これでもう大丈夫、とそのままホームページを放っておいてはいけません。制作してからの運用こそが大事だからです。
ホームページの情報は定期的に更新・変更して鮮度を保ちましょう。
コンテンツを追加してユーザーの興味を引き続ける工夫も欠かせません。
リンク切れなどにも注意して、全体のメンテナンスを欠かさないようにすることが肝心です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
ホームページ制作が難しい場合は専門業者へ外注しよう
初心者に優しいホームページ制作ツールやソフトウェアはいくつもあって、やる気さえあれば誰でも自分のページを構築できます。
それらのツールは豊富なテンプレートやスキンを備えていて、プロと見まがうような仕上がりにできる場合も少なくありません。
しかし自社の事業に適した理想のホームページを作ろうとすると、なかなかマッチするテンプレートがなかったりするものです。
技術的な問題を社内のリソースでまかないきれないと、最終的には今一つなホームページができあがってしまいかねません。
そんな事態を招かないためにも、ホームページ制作が難しい場合は専門業者へ外注するようにしましょう。
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ホームページ制作で困った時は?
ホームページはインターネット上に置かれた企業の顔であり看板です。
とても重要なものなので、その制作と運用には十分に注意を払わなければなりません。
ホームページ制作で困ったことがあれば、ぜひデジマクラスのコンサルタントに相談してみてください。
ホームページの運営に精通したスタッフが親身になってお話をうかがい、適切なアドバイスをさせていただきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回の記事ではホームページの具体的な作り方や制作に欠かせないページなどの解説をしてきました。
現代のビジネスにおいてホームページの活用は重要な集客手段の1つです。
自社の事業に適した魅力的なホームページを作成・運営し、将来的な発展に繋げていきましょう。
本稿がそのための一助となれば幸いです。