アプリ広告の種類を解説!アプリ広告のマーケティングの主要媒体は?アプリ広告の配信の仕組みや設計方法についても紹介します!

アプリ広告とはアプリケーションに掲載される広告のことをいいます。

スマートフォンの普及にともないアプリ広告の需要も高まっていますが、アプリ広告にはどのような種類があるのでしょうか。

こちらではアプリ広告の配信の仕組みや設計方法、またマーケティングの主要媒体についても解説しています。

ぜひ広告運用の参考にしてください。

アプリ広告の現状

スマートフォンやタブレットが主流になった現在では、多くのアプリケーションが開発され、多くの人が利用しています。

それに伴いアプリ内での広告も人々の目に触れやすくなりました。アプリ広告は日々需要を高めているのが現状です。

成長を牽引するインフィード広告

スマホ画面をスクロールしていて、SNSやWebサイトなどの記事の中に紛れ込んでいる広告を目にしたことがありませんか。

コンテンツの間に紛れていて、自然にクリックしてしまった事があるのではないでしょうか。

この広告をインフィード広告といいます。それまで広告はサイトのコンテンツ外枠のサイドバーなどに掲載されていました。

インフィード広告はコンテンツの中に馴染む形で掲載されるので、クリック率や新規顧客の獲得も期待できる広告手法となっています。

インフィード広告を掲載できるのは主に次の媒体です。

  • Yahoo!
  • Google
  • Facebook
  • Instagram
  • X(旧Twitter)

Yahoo! Japanがコンテンツをタイムライン化したことで、一気にインフィード広告が広まります。

そして様々なSNSやニュースアプリなどの媒体でインフィード広告が主流となっていったのです。

コンテンツを邪魔することなくユーザーの視野に入るインフィード広告は、広告への抵抗感や警戒心を薄めているのです。

その結果インプレッションやコンバージョンの数値反応も上がり、クリック数・新規獲得数も高まりました。

今後の市場規模の展望

スマホをはじめタブレットなどモバイルの普及により、アプリ広告も広がりをみせています。

国内アプリのダウンロード数もますます増加すると考えられます。

今までのゲームアプリ主流から、年代を超えて利用が増えると思われるオンラインショップなどのアプリの需要が見込まれるのです。

今までPCでのブラウザを経由することが多かった、オンラインショップなどのアプリ利用の拡大が期待されるということです。

こういったことからアプリ市場は今後も成長を続けることが充分考えられます。

もちろんアプリ広告の需要も高まるという展望が見えてくるのです。

アプリ広告の需要が高まるとお話しましたが、次にアプリ広告の配信はどのような仕組みになっているのか解説していきましょう。

 

ワンポイント
スマートフォンやタブレットが主流となった現在アプリ広告の需要もますます高まっています。

 
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アプリ広告配信の仕組みと事例

アプリ広告配信の仕組みには次の3種類が考えられます。

  • ネットワーク型
  • 運用型
  • 純広告型

続いてそれぞれどのような仕組みなのか解説しましょう。

仕組み

ネットワーク型アプリ広告は広告主がプラットフォームに依頼し、プラットフォームから各アプリへ配信を行う広告になります。

ネットワーク型アプリ広告でのターゲットは自動でAIが選び出し、自動での配信となります。

運用型アプリ広告とは広告主が直接ターゲットを設定して配信する広告のことです。

純広告型アプリ広告とはアプリの特定枠を一定期間買い取って掲載する広告です。この場合はターゲティング設定ができません。

この3種類のアプリ広告の内主流となっているのは運用型アプリ広告といわれますが、それには次のような理由があるのです。

  • 細やかなターゲティングが可能
  • 成果課金型
  • 効果測定や改善が可能

このように運用型広告は広告主が予算やターゲット、配信内容を自由に変更でき、効果を高められることが人気となっているのでしょう。

配信事例

運用型アプリ広告で配信された場合、どのような仕組みで配信されるのかの事例を紹介していきましょう。

まず広告枠に対しての入札から始まり、その枠への広告を希望した広告主の内選ばれた人が広告配信できるのです。

この時入札者の選出については各配信プラットフォームの総合的な判断となります。

また課金に関しても、さまざまなタイプがあるのでいくつか紹介してみましょう。

  • クリック課金(クリックすると費用が発生する)
  • インプレッション課金(表示されると費用が発生)
  • フォロー課金(アカウントフォローで費用が発生)

上記のような課金タイプで入札を行います。「ワンクリックで〇円払えます」という風に手を挙げるような感じです。

運用型アプリ広告を例に挙げて詳しい配信についてお話しましたが、おわかりいただけたでしょうか。

またアプリ広告には主に5つの種類があるので、続いてアプリ広告の種類について解説します。

アプリ広告の主な種類は?

 

 

 

 

アプリ広告の種類には主に次の5種類の広告が挙げられます。それぞれの特徴などを確認しましょう。

バナー広告

バナー広告とはアプリ内にバナーを設置する広告です。バナーのデザインによってユーザーに気付いてもらう可能性が高くなります。

色や文字の大きさ、写真などを取り入れてユーザーの目に留まりやすくする必要があります。

また費用面でも比較的単価を抑えることができるのはメリットといえるでしょう。

インフィード広告

インフィード広告については「アプリ広告の現状」の項目でも触れていますが、現在のアプリ広告を牽引しているともいえるアプリ広告です。

タイムライン上やニュースフィールド内に通常のコンテンツと同じ仕様で掲載されているため、広告色が薄いのが特徴です。

広告への警戒心などを薄める効果もあり、クリック率・コンバージョン率ともに高くなるのが大きな特徴でしょう。

また出稿している企業が多くないことで、費用単価も抑えられ費用対効果も上がることも特徴の1つです。

オファーウォール広告

 

 

オファーウォール広告とはクリックすることでおすすめ商品ページに誘導する広告です。

あくまでもおすすめ商品の一覧ということで、ユーザーの拒否反応が少ないためクリック率もコンバージョン率も高くなります。

ただ、現在ではオファーウォール広告を受け付けるアプリが少ないこともあり、掲載自体が困難な状況となっています。

アイコン広告

アイコン広告はアイコンをアプリ内に掲載する広告のことをいいます。広告色が薄いことが特徴です。

小さい広告のためどこにでも掲載可能というメリットがあり、少しの隙間も有効に使える点もメリットといえます。

広告として得られる情報が少ないため、クリック率などが低いのがデメリットでしょう。

全画面広告

全画面広告とはスマホの画面一杯に表示される広告です。画面の切り替え時などに広告が全面に掲載されます。

全画面に表示されるのでインパクトの強さがメリットとなります。

ただしあまり頻繁に表示されると広告としての品質を下げてしまうことになりかねないので、表示の回数やタイミングには注意が必要です。

 

ワンポイント
アプリ広告には主として5種類の広告がありそれぞれに特徴を持っています。

アプリ広告の主要媒体

アプリ広告の主な媒体には次の6つが挙げられます。それぞれ詳しく解説していきましょう。

Apple

「Apple Search Ads」 はApple社が運営するAppStoreへ配信する媒体です。キーワード設定することでユーザーのストア検索に連動します。

広告はAppStoreの製品に設定しているアプリ登録情報により自動作成されます。

Google

「Google アプリキャンペーン」はGoogle関連サイトすべてに掲載されます。広告・キーワード共に作成や設定が不要です。

広告はアプリストアの掲載情報と指定した広告文から自動的に作成され、重視した操作を行いやすいユーザーに表示されます。

  • インストール
  • アプリでのユーザーの行動
  • アプリでの行動の価値

重視するターゲティングを上記3つから選び決めることができるのも特徴の1つです。

Yahoo!

「Yahoo!検索広告アプリキャンペーン」は、キーワード設定は不要ですが検索キーワードと関連性の高いアプリ広告に表示されます。

広告は見出し・説明文・リンク先が必須項目です。また成果指標を測定する事柄を次の3つから選ぶことが可能です。

  • アプリのダウンロード
  • アプリの初回起動
  • アプリでのユーザー行動

「Yahoo!ディスプレイ広告アプリ」はユーザーが広告掲載のサイトを訪れた場合に表示されます。

ターゲティングはユーザーの特性と掲載広告で紐付けすることが可能です。掲載フォーマットは次の4つになります。

  • テキスト
  • ディスプレイ
  • テンプレート
  • 動画

Facebook

「Facebookモバイルアプリ広告」はFacebookのニュースフィールドやFacebook社と提携しているスマホアプリやサイトに表示されます。

Facebookモバイルアプリ広告は「モバイルアプリインストール広告」と「モバイルアプリエンゲージメント広告」の2種類あります。

それぞれにアプリをインストールしてもらうこと、購入などの行動を起こしてもらいエンゲージメントを増やす等が目的です。

X(旧Twitter)

「X(旧Twitter)広告アプリインストール数キャンペーン」はX(旧Twitter)のホームタイムライン・X(旧Twitter)オーディエンスプラットフォームなどに表示されます。

広告フォーマット(アプリカード)に沿って情報を登録することで配信が可能となります。

ユーザーはアプリカードをクリックする事でアプリストアへアクセスできるのです。

X(旧Twitter)広告の特徴の1つにハンドルターゲティングがあります。

ハンドルターゲティングは別名フォロワーターゲティングともいわれ、指定ユーザーのフォロワーなどに向けても広告配信できるのです。

LINE

「LINE広告アプリインストールキャンペーン」はトーク画面の最上部のSmart Channelや LINE NEWSに広告を配信します。

配信目的はアプリのインストール数を増やすことと、アプリ既存利用者の起動回数を増やすことです。

ターゲティングもオーディエンスとデモグラフィックターゲティングと2種類に分類されています。

主なアプリ広告媒体についてお話しました。続いてアプリ広告のメリットとデメリットについて解説していきましょう。

アプリ広告のメリット・デメリット

まずアプリ広告のメリットについてお話していきましょう。大きなメリットは3つあります。

  1. ユーザーの目に留まりやすい
  2. 細かなターゲティングが可能
  3. 継続した収益が見込める

アプリ広告の手法は多くあらゆる場所での広告掲載が可能になります。特にスマートフォンでは目に留まりやすくなるのです。

アプリの内容によって現在のユーザーの状況から判断する場合と、趣味や興味から判断する場合などの細かいターゲティングが可能です。

コンバージョン率が高くなること、またアプリ広告には比較的競合が少ないことから広告費用もそれ程高くありません。

費用対効果が得やすいことや、ユーザーが継続してアプリを利用し続ける限り収益が見込めることもメリットとなります。

デメリットには主に次の3つが挙げられます。

  1. システム不備が起きやすい
  2. ユーザーの行動履歴が把握できない
  3. アプリ広告によりアプリケーションの評価が変動する

変動の激しいアプリ業界ではシステム構築が万全でない場合もあり、不備が起こりやすいのも実情です。

またアプリ広告はcookie(ブラウザに情報が保存されること)を使用できないため、ユーザーの行動履歴が確認できません。

せっかく購入見込みのユーザーにも再度広告を送信することができない場合が多いのです。

アプリ広告の表示によってアプリケーションそのものの評価が下がる可能性もあります。

評価が下がった場合にはインストールもされず、離脱してしまう場合もあり得るのです。

 

ワンポイント
アプリ広告のメリットはユーザーの目に留まりやすいことや継続した収益が見込まれることなどです。

広告の設計・やり方

広告を自分自身で設計する場合に必要なことをまとめてみましょう。またどのようなやり方が収益に繋がるのかも確認しましょう。

広告を設計する際に必要なことは、誰に何を伝えるのかを明確にすることです。

  1. 目的とターゲットを言語化
  2. 伝えたい情報
  3. デザイン・テキスト

まず目的とターゲットを言語化します。言語化することで伝えたいことが明確になります。

情報はできるだけ短く絞る必要があります。デザインやテキストもインパクトを考えるようにしましょう。

自分で1から設計し作成するのもよいでしょう。無料アプリを利用したりテンプレートを使用したりとやり方は様々あります。

自分に合った作成方法を選びましょう。
 
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収益形態と単価相場

次に収益形態とその単価の相場について解説しましょう。

収益形態には「クリック課金型」「インプレッション課金型」「成果報酬型」の3種類があります。

クリック課金型は遷移先への誘導が目的とされています。ユーザーにクリックされれば費用が発生し、クリックされなければ発生しません。

ワンクリックの単価相場は15円~50円です。

インプレッション課金型は一定額の広告表示に費用がかかる仕組みです。表示することが目的なので単価は低くなります。

アイコンやバナーがインプレッション課金型には多く、単価は低くても簡単に収益が望めます。

インプレッションの相場は1,000impあたり200円~800円が多いです。

成果報酬型は購入やインストールなどの成果で報酬が変動します。販売する商品が高額なほど報酬も高くなる傾向があります。

運用に成功すれば大きな収益が期待できるでしょう。

相場も金額により変動します。相場30円~300円など違いがあります。

始める際のポイント

アプリ広告は考え方ややり方によって収益が期待できる広告になるのです。広告を導入する際のポイントについて解説しましょう。

  • 扱う商品とマッチするアプリ広告を選ぶ
  • ユーザーの属性をしっかりとリサーチする
  • 商品の単価に見合うアプリ広告を選ぶ
  • 活用事例や口コミを活用する

扱う商品とマッチするアプリ広告を選ぶことは当然ですが、アプリ広告の表示の仕方にも工夫が必要なのです。

広告を観るユーザーの属性をしっかりとリサーチすることで、クリック率などにも違いが出てきます。リサーチは重要です。

商品とマッチすることも大切ですが、商品の単価にあうアプリ広告を選ぶことも大切になるでしょう。

その他活用事例や口コミなどを確認することで、様々なヒントが見つかります。

 

ワンポイント
アプリ広告を始めるにはまず商品と合うアプリ広告を選び、ユーザーをしっかりとリサーチしましょう。

どのアプリ広告を導入するか悩んだら

アプリ広告についてお話してきましたが、お分かりいただけたでしょうか。

どのアプリ広告を選ぶのがよいのか、導入には悩むことも多いでしょう。

アプリ広告の導入について困ったことや悩みがあれば、デジマクラスに相談してください。

様々なアドバイスで問題を解決し、アプリ広告の導入を成功に導いてくれるでしょう。
 
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まとめ

アプリ広告には媒体により様々な種類や配信方法があります。

アプリ広告の導入にはユーザーの属性をリサーチし、扱う商品とマッチするアプリ広告を選ぶことなどポイントを押さえる必要があります。

媒体の特徴を知った上で、商品やサービスに合ったアプリ広告を導入してマーケティングに活かしてください。

導入の方法次第でアプリ広告は大きな収益も期待できるのです。

ただアプリ広告には種類が多いので、何が一番良いのか迷った時にはデジマクラスなどコンサルタントに相談しましょう。

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