アドエビスの活用事例を解説!アドエビスの機能・特徴は?アドエビス導入時におさえたいポイントや類似サービスの例もご紹介!

昨今のマーケティングにおいては、ユーザの行動は単純ではなくなり複雑になってきています。

そのため、以下3点を熟知した上でマーケティングの戦略を立てなければなりません。

  • ユーザーの動き
  • 成果に至るまでの過程
  • 成果に至らなかった背景

そこで、今回の記事でご紹介したいのが「アドエビス」という広告効果測定プラットフォームについてです。

アドエビスを活用することで正しく広告の効果を測定でき、マーケティングを成功に導くことが可能になります。

アドエビスの機能や特徴、さらに導入時におさえたいポイントなどをご紹介しますので、是非お役立てください。

アドエビスの概要

アドエビスは、株式会社イルグルムが提供しているマーケティング効果測定プラットフォームです。

導入の実績は1万件以上といわれており、広告の効果測定市場ではトップクラスの売上げを誇っています。

さらには、大企業中小企業問わずさまざまな業界で活用され、顧客の満足度は92%という高評価を受けています。(2017年度上半期時点)

サポートがとても充実しており、広告施策のコンバージョン貢献度費用対効果を分析することが可能です。
 
データ解析・活用の事例はこちら  

アドエビスを導入する目的

近代では、Webマーケティングは売上への影響が非常に大きくなってきています。

そのため、多くの企業が力を入れているのがWebマーケティングの施策です。

しかし、その施策の成果が出ないといった歯がゆさを感じている企業が多いのも否めません。

この悩みの原因は、マーケティング施策の効果を正しく測定できていないために、改善ができていないことだといえるでしょう。

アドエビスの活用で正しくマーケティングの効果測定をすることで、PDCAサイクルの強化が期待されています。

アドエビスの機能

それでは、さっそくアドエビスの機能についてご紹介していきます。

データの一元管理

アドエビスにはデータの管理機能があります。

この機能は、さまざまな媒体に掲載される広告からの流入を一元管理することが可能です。

通常、媒体によって出力されるレポートはそれぞれフォーマットが異なり、集約するには非常に手間が掛かります。

しかし、アドエビスの一元管理機能を活用するとさまざまな媒体からのレポートが集約可能で、重複・漏れなどのミスも起きません。

そのため、データ活用における手間や無駄が解消されます。

データの計測

アドエビスには以下のデータ計測機能が付いています。

  • ユーザー単位での計測
  • インプレッションの計測

ー単位でユーザの計測では、マーケティングの施策ごとの関係性を計測することができます。

そして、それぞれの効果が測定可能です。

ユーザーは1つの広告だけではなく複数の広告を見て、商品やサービスの購入に至る可能性があります。

ユーザー単位の計測が可能となることで、どのマーケティング施策に反応して最後はどこで購入したかが明確になるのです。

そのため、マーケティング施策の改善材料になるといえるでしょう。

インプレッションの計測は、プラットフォームやメディアごとに異なるディスプレイ広告などのインプレッション数が計測できます。

それぞれに計測されたインプレッション数では、情報が統一されておらず、データの扱いにくさは否めません。

そんな悩みを解決してくれる機能となっており、数字は集約されて効果測定が容易くなり広告の費用対効果が算出しやすくなります。

データの分析・活用

アドエビスには分析機能もついています。

ユーザーの傾向や行動、カスタマージャーニーの分析が可能です。

ユーザー傾向では、企業側が保持するユーザー情報を管理画面で紐付けることができます。

購入履歴やユーザー属性の情報と紐付けて分析するため、効果的なマーケティング施策が実現できるのです。

ユーザー行動では、集客とサイト内行動を分けずに一元管理します。

Webマーケティングは、外部広告や集客目的のための自社サイトなど集客入口が複数存在します。

それらはデータを分けて管理されることが多く、ユーザ行動の分析には手間が掛かってしまうのです。

しかし、アドエビスのようにそれらを分けずに一元管理することで、ユーザー行動の分析が可能になります。

カスタマージャーニー分析では、Webマーケティング施策の顧客接点を把握することが可能です。

ユーザーの行動・意思決定が異なったイミングであっても、色々な形態ごとに効果測定ができます。

外部連携機能

アドエビスは外部連携機能があります。

企業が既に活用している以下のサービスやツールと連帯することが可能です。

  • 広告配信・運用管理
  • DMP
  • クラウドストレージ
  • BI・レポーティング
  • MA・CRM・SFA
  • Web接客
  • ヒートマップ
  • リサーチ・モニター
  • EC・通販支援

上記のような、さまざまなサービス・ツールと連携できるためスムーズに業務にとりいれることができます。

 その他の機能

その他の機能としては、LP最適化機能アンケート作成機能があります。

LP最適化機能とは、異なったLPをABテストすることでコンバージョン率の高いページを表示する仕組みです。

それにより、コンバージョン率を高めます。

アンケート作成機能は、アドエビスが獲得した行動データやユーザー情報によりユーザーの声を収集する機能です。

根拠に基づくデータを利用するため、道筋を立てた施策を打ち出すことが可能になります。

 

ワンポイント
さらには外部サービスと連携可能なため、アンケートの結果をアドエビスに反映することができます。

アドエビスの特徴

アドエビスの機能が分かったところで、次は特徴をご紹介します。

プライバシーへの配慮が徹底されている

Webマーケティングの効果測定には、いくつかの情報を組み合わせることで個人が特定できしまうことがあります。

そのため、個人情報と同様な扱いをする必要があるのです。

アドエビスはプライバシーへの配慮を徹底し、GDPRやAppleのトラッキング防止ポリシーに対応しています。

よって、活用する企業側も安心して導入することができます。

データの分析精度が高い

アドエビスは、マーケティング関連のデータを集約することでデータの分析精度を高めています。

Webマーケティングは、それだけでは活用できない情報でもさまざまな情報と掛け合わせることで情報資産となり得ます。

細かく管理しにくいデータでも、アドエビスを活用することで情報集約が可能となるため、分析精度が高まるのです。

レポート画面が見やすく分かりやすい

アドエビスのレポート画面は非常に分かりやすいのが特徴です。

Webマーケティングは、広告などの効果測定レポートをもとにデータを上手く活用しなければ成功しません。

効果測定が煩雑で分かりにくいだけで、施策を進める際の足を引っ張ってしまいます。

その点アドエビスは、非常に見やすく活用しやすい画面になっているため作業が分かりやすくなっています。

アドエビスでレポート作成することで効果的なデータの活用ができ、次の施策への足掛かりとすることができるのです。

サポート体制が充実している

アドエビスは、充実したサポート体制も大きな特徴の1つです。

世の中には、さまざまなWebマーケティングツールが存在します。

それには導入を助けるサポートはあっても、その後のサポートが手薄になりがちなのは否定できません。

ツールを導入しても上手に活用できなければ、水の泡になってしまいます。

その点アドエビスは、導入時は勿論、計測・分析・活用までのサポート体制やトレーニングが充実しています。

 

ワンポイント
 画面も分かりやすくサポートも手厚いため、より確実に結果を出すことができるといえるでしょう。

アドエビスの利用料金・プランは?

アドエビスの料金プランは以下の3種類になっています。(2021.7.11時点)

  • ライト ~50,000クリック数/月
  • スタンダード ~400,000クリック数/月 | ~3,000,000PV数/月
  • 個別見積もり 400,001~クリック数/月 | 3,000,001~PV数/月

上記のように月単位でのクリック数やPV数に応じた金額設定となっています。

また、アカウントの発行や設定などの導入初期費用が無料です。

さらには、導入から活用までの悩みを解決する導入支援プログラムや電話サポートも無料で行っています。
 
データ解析・活用の事例はこちら  

アドエビスの実際の活用事例

次に、アドエビスの実際の活用事例をご紹介していきます。

広告・コンサル

ブランドの自走支援を行っている株式会社フラクタでは、アドエビスを活用して三次元のカスタマージャーニーマップを作りました。

三次元のカスタマージャーニーマップというのは、顧客のジャーニーを顧客の感情をプラスして三次元で見ていくものです。

顧客がどのように商品・サービスを認知したのか、どこからWebサイトに来訪したのか、どこで成約に至ったのかを見ます。

これを三次元にすることで、顧客の感情の動きを見ることが可能になりました。

EC

健康食品・化粧品の通販ブランドサイトである「ていねい通販」は、アドエビスを活用して顧客のファン度を可視化しました。

アドエビスで得たアクセスデータ・チャットデータ・WEB接客データなどさまざまなログデータを統合して分析します。

そうすることで、顧客の行動データを時系列で管理可能になりました。

そしてRFMやアクションポイントでランク付けすることで、顧客のファン度を可視化することに成功したのです。

IT・サービス

日本最大級のスキルシェアコミュニティ「ストアカ」は、アドエビスを活用してFacebookの成果数を約2倍に伸ばしました。

ストアカはアドエビスのデータで分析したところ、新たに配信を始めたCriteoの成約数が群を抜いて多いことが分かります。

そして、顧客獲得の目的でFacebookで配信するとターゲットが重複することも分かりました。

さらには、Facebookは初回接触に効果があることも判明したのです。

これらのことから、Facebookのターゲットを新規顧客に変更するなどの施策を進めることができました。

人材

IT・Web業界への転職に強い求人メディア「Green」は、TCPA分析によって求人応募数アップを成し遂げました。

独自にTCPAを算出することに成功し、広告施策において最適な予算を算出することができるようになったのです。

そして、TCPA分析での運用をした結果、求人応募数が30%も増加しました。

現在では、このTCPAは予算のアロケーション・新規広告の継続・広告の撤廃のなどの判断基準となっています。

 

ワンポイント
この他にも多くの活用事例が公式ホームページで紹介されています。

アドエビス導入時におさえたいポイント

アドエビス導入時におさえておきたいポイントは、アドエビスはプランごとに計測可能なデータ量に定めがあるということです。

そのため、設定されたデータ量を超えてしまうと記録に残りません。

大量のデータをきちんと広告効果として計測したい場合、まずは簡単に試したあとに合っているプランを選ぶことをおすすめします。

また、費用面でも注意する点があります。

アドエビスは従量課金制ですが、広告の計測よりも割高の料金設定です。

そのため、導入時には予算の範囲内でよく検討する必要があるでしょう。

アドエビスの類似サービスは?

アドエビスと似たようなサービスにRTmetricsというアクセス解析ツールがあります。

オーリック・システムズ・ジャパン株式会社が提供しており、リアルタイムでビッグデータを高解像度で分析できるのが特徴です。

また、タグ・ログ・パケットキャプチャのすべてに対応し、さまざまな環境にインストールすることができる点も評価されています。

このように、ツールによって優れている点や特徴が異なります。

 

ワンポイント
アドエビスを含め色々なサービスを比較して活用することをおすすめします。

アドエビス導入の悩みや効果的な活用方法はプロに相談できる

広告における施策を行った場合、それが成果に繋がったのか否かが分かりにくいため、正確に分析しなくてはなりません。

そこで、アクセス分析ツールを導入してしっかり成果判断を行うことをおすすめします。

しかし、やみくもに分析や施策を進めても効果がなければ時間と費用の浪費となってしまいます。

アドエビス導入の悩みや効果的な活用方法は、自社内で検討するだけではなくマーケティングのプロに相談することも可能です。

コンサルタントに相談することで、効率的に成果を出すことができるでしょう。
 
データ解析・活用の事例はこちら  

まとめ

この記事では、アクセス解析ツールアドエビスの活用事例やアドエビスの機能・特徴をご紹介しました。

アドエビスは、顧客満足度が高く導入事例も多くあり非常に優秀なツールだといえるでしょう。

しかし、アクセス解析ツールはさまざまなものがあり、それぞれにメリットデメリットが存在します。

そのため、100%アドエビス導入が最適だとは言い切れません

自社に合ったアクセス解析ツールを見つけるために、さまざまな分析方法を検討することをおすすめします。

アクセス分析ツールの選び方や、効果的な活用方法については、プロのコンサルタントのデジマクラスを是非ご活用ください。

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