Web動画の離脱率が高くなる理由を解説!離脱率の考え方は?SNS別のおすすめ再生時間や視聴維持率解析ツールもご紹介!

「Web動画の離脱率が少し高くなってきている」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

Web動画の離脱率が上がってしまうのは、動画のインパクトや内容が関わってきます。

そのため、まずはなぜ動画で離脱するのかという理由を知っておく必要があるのです。

そこで今回は、Web動画における離脱率について徹底的に解説していきます。

Web動画を担当していて離脱率が上がってきている方は必見です。

動画における離脱率の考え方

動画における離脱率とは、「様々なページを見た上で最後に見たページから離れた割合」のことを指します。

少し抽象的なため、本屋を例に考えてみましょう。

お店に入って本が置かれているコーナーをいくつか見た上で、買いたい本を決めようと思っているとします。

もちろん長くとどまるコーナーもあれば、面白くないゆえその場をすぐ離れるコーナーもあるでしょう。

結果良いものが見つからず、その人はあまり面白くないコーナーを見たのを最後にそのまま立ち去ったとします。

このように、特定のコンテンツをきっかけにどれくらい利用者が帰っているかの割合を示すのが離脱率です。

YouTubeの場合だと、そのチャンネルのコンテンツを見た上で、最後に何かしらの動画を見てユーザーは離脱します。

以上のことから、どのコンテンツをきっかけに離脱しているかを測るものが離脱率です。

ちなみに直帰率とは異なります。

直帰率は、簡単にいうと最初の2〜3秒見てそのまま帰ってしまうことです。

 

ワンポイント
  • 動画の離脱率は様々なページを見た上で最後に見たページから離れた割合のこと
  • 一方直帰率は最初の2〜3秒ほどでそのままそのコンテンツを離れること

どのくらいで離脱するのか

おおよその目安ですが、最初の10秒で20%が離脱するといわれています。

90秒ほどであれば50%以上のユーザーが離脱するとされているのです。

このことからわかるように、長くなればなるほど離脱率が上がっていきます。

そのため、ある程度の離脱率があることは受け止める必要があるのです。

ただしちょっとした工夫を入れることで、離脱率を下げることにもつながります。

例えば次のようなことです。

  • 動画の冒頭を魅力的な内容にする
  • テンポよく編集する

詳しいことは、「動画の離脱率を下げる4つのポイント」で紹介しているので、こちらを参考にしてください。

 

ワンポイント
最初の10秒で20%のユーザーが離脱し、時間を追うごとに離脱率が上がる。

動画の離脱率が高くなる3つの理由

動画の離脱率が高くなってしまう理由は3つ存在します。

  • インパクトに欠ける
  • 動画本編のテンポの悪さ
  • サムネイルと内容の乖離

特に最初が肝心なので、インパクトがある動画であることが重要です。

インパクトに欠ける

1つはインパクトに欠けるということです。

動画はある程度インパクトがあるものでないと、そもそもユーザーが興味を持ってくれません。

特に最初のオープニングが肝心です。

ここで視聴者を惹きつけることができないと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

その他にも、タイトルに対しての内容の薄さなどがあげられます。

強烈に視聴者の意識を惹くタイトルではあったものの、内容が伴っていないと視聴者維持率も下がってしまうのです。

そのため、インパクトに欠ける動画は離脱率が上がってしまう理由になります。

動画本編のテンポの悪さ

動画本編のテンポが悪いということも考えられます。

これは動画自体に緩急がないということです。

ずっと同じペースで動画が続いてしまうと、視聴者側から見ても飽きてしまいます。

結果、ユーザーの離脱率が上がってしまうということにもつながるのです。

サムネイルと内容の乖離

サムネイルと内容が乖離してしまっているケースがあります。

ちなみにサムネイルとは、動画のタイトルと一緒に掲載されている画像のことです。

サムネイルと内容が違っていると、視聴者側からすれば求めているものが見れない状態になってしまいます。

そのため、自分が求めている内容を探すために元の検索結果へと戻っていくのです。

加えて、そのチャンネル自体に対する信頼も下がってしまいます。

視聴者維持率が低い例

ここでは視聴者維持率が低い例を紹介します。

そもそも視聴者維持率とは、動画をどれだけ見続けたかを割合で示すものです。

例えば次のような理由があります。

  • タイトルやサムネで動画の全てがわかる
  • オープニングが長い
  • BGMが内容とあまり合っていない

タイトルやサムネで全ての答えを書いてしまうと、そもそも動画を見る必要がありません。

仮に見られるとしても、該当箇所とその前後のみになってしまいます。

そのため、サムネイルとタイトルで全てを語らないというのがポイントです。

また、やたらオープニングが長いということも視聴者維持率が低い例となってしまいます。

要は無駄が多いので、視聴者は本編まで飛ばして見たり、離脱したりするのです。

そのため、長くても30秒以内に抑えることが重要になってきます。

最後にBGMが内容とあまり合っていないということもあるのです。

ちょっとしたところではありますが、BGMが動画と合っていないと違和感を感じてしまいます。

違和感を感じると途中で視聴を止めることにもつながるので、コンテンツの内容に合ったBGMを選ぶようにしましょう。

 

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動画の再生時間の重要性

動画の再生時間は、検索順位で上位を狙うためにも大事な指標となります。

なぜなら、動画再生時間が長ければ長いほど、そのコンテンツは見られていると判断されるからです。

そのコンテンツが見られているということは、ユーザーから信頼されているということにもつながります。

もちろんユーザーから信頼されている動画を検索エンジンは評価しますので、上位表示されるきっかけにもなるのです。

以上のことから、できるだけユーザーに飽きられないよう、動画を最後まで見られるような作りにすることが重要になります。

 

ワンポイント
できるだけユーザーに飽きられることがないように動画を作成することが必要。

SNS別のおすすめ再生時間

ここではSNS別でおすすめの再生時間について紹介していきます。

  • Instagram
  • X(旧Twitter)
  • Facebook
  • YouTube

では順番に解説していきます。

Instagram

Instagramは30秒を目安にするといいでしょう。

ストーリーなどが顕著ですが、最初の1〜2秒でユーザーはどの動画を見るか決めます。

そのため、できるだけユーザーの興味を惹くコンテンツを用意することが重要です。

画面いっぱいに投稿が表示されるので、目を留めるようなサムネイルも必要となってきます。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は45秒を目安にしましょう。

InstagramやFacebookと違って、文字を追っていくことが多いです。

そのため、文字を読み込むまでに少し時間がかかることを考慮しておきましょう。

加えて投稿が更新されていくスピードも、他のSNSと比べたら非常に早くなります。

このことから動画を投稿すると目立つので、逆にユーザーの目を惹くことができるのです。

ただし更新の早さを考慮すると、動画はできるだけコンパクトにするといいでしょう。

Facebook

Facebookであれば、1分以内を目安に動画を設定するといいです。

ちなみにFacebook公式が、1分以内であればエンゲージが高くなるという結果を表明しています。

FacebookもInstagramと同様、画面いっぱいに投稿が表示されます。

そのため、目を惹きやすいサムネイルを作成するようにしましょう。

ただし、年齢層が30〜40代のため、その年代に合わせて作成するようにしてください。

YouTube

YouTubeであれば2分を目安に設定するといいでしょう。

ただし、15分以上などの長時間見ることを前提にしているユーザーもいます。

いくつか試してみて、もっとも反応がいい時間や離脱率が少ない時間を見極めていってください。

また、Instagramのストーリーのように、short動画を出せるようになっています。

そのため長い動画だけでなく、こちらも利用していくといいでしょう。

 

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動画の離脱率を下げる4つのポイント

ここでは、動画の離脱率を下げるポイントについて4つ紹介していきます。

  • 冒頭で視聴者の心を掴む
  • テンポの良い展開
  • 競合チャンネルとの比較・分析を行う
  • YouTubeアナリティクスの活用

掴みの部分である「冒頭で視聴者の心を掴む」は動画を見られるためにも重要です。

冒頭で視聴者の心を掴む

冒頭で視聴者の心を掴むような内容を配信するようにしましょう。

これは、最初の掴みで興味を惹くような内容でなければ、すぐにユーザーは離脱してしまうからです。

例えば次のようなことをコンパクトに、かつ、興味を惹けるように伝える必要があります。

  • 動画の目的・企画
  • 動画の流れ

できれば15〜30秒以内に収めるようにしましょう。

1〜2分になると、時間がかかりすぎてそもそも見られなくなるからです。

以上のことからできるだけ短い時間で、視聴者の心を掴むようなオープニングにするようにしましょう。

テンポの良い展開

テンポの良い展開にすることも重要です。

ここでいうテンポとは、緩急をつけるということです。

例えば次のような流れでコンテンツを作成するといいでしょう。

  • 起承転結がわかるようなコンテンツにする
  • 説明→まとめ→説明→まとめなど適宜「まとめ」を入れる
  • BGMを挿入して動画に変化を加える

人間は、同じようなことが続いてしまうと飽きてしまう傾向にあります。

そのため、動画コンテンツのテンポを良くすることは離脱率の低減につながるのです。

競合チャンネルとの比較・分析を行う

そもそも競合チャンネルに対するオウンドメディアはどうかなど、比較・分析を行うようにしましょう。

YouTubeやInstagramなどのプラットフォームに参入する以上、必ず競合が存在します。

そのため、そういった競合と比べて自社サイトはどう違うか知っておくことが大切です。

例えば次のようなところを意識して比較・分析してみてください。

  • 競合のコンテンツの構成はどのようになっているか
  • 再生回数やコメントを見て規模間を把握する
  • 自社サイトの独自の強みは何か

特にコンテンツを作成していく上では、「独自性」というのが最も大事です。

ありきたりな動画であれば、他の競合に負けてしまう可能性が高くなってしまいます。

そのため、競合チャンネルの比較・分析を行った上で、自社サイトの独自の強みは何か掘っていくようにしましょう。

YouTubeアナリティクスの活用

最後に、YouTubeアナリティクスを活用するといいでしょう。

YouTubeアナリティクスを活用すると、どこで離脱されているかはもちろん様々な指標を見ることができます。

そのため、数値を確認しながらコンテンツの改善をしていくようにしましょう。

使い方や特徴については次の章で解説しているので、そちらを参考にしてください。

視聴維持率解析ツール

ここでは、利用した方が良い視聴維持率解析ツールについて紹介していきます。

主に次の2つです。

  • YouTubeアナリティクス
  • Facebookページインサイト

それぞれ紹介していきます。

YouTubeアナリティクス

YouTubeアナリティクスは、視聴者維持率の他にも様々な指標を見ることができる解析ツールです。

視聴維持率は次の手順で確認することができます。

  1. YouTubeのクリエイタースタジオにログイン
  2. ダッシュボードのアナリティクスをクリック
  3. 「視聴者」をクリックすると視聴者維持率を確認することが可能

その他にもインプレッション数・リーチ数・ユニーク視聴者数など様々な指標を見ることができます。

YouTubeを活用して施策を行っていく場合は、必ず利用するようにしましょう。

Facebookページインサイト

Facebookページインサイトは、視聴維持率はもちろんのこと、属性やユーザーなど細かい指標も確認できるツールです。

手順は次の通りになります。

  1. Facebookページインサイトにログイン
  2. 「インサイト」をクリック
  3. 動画をクリック
  4. 期間を設定して効果測定することができる

その他にも、平均再生時間やユニークビューワー数など、動画に関するあらゆる情報を得ることができます。

諸々の数値を確認して、施策を行っていくようにしましょう。

 

ワンポイント
YouTubeならYouTubeアナリティクスを、FacebookならFacebookページインサイトを活用しよう。

動画の離脱率で困ったら

動画の離脱率についてはここまで紹介してきた通りです。

ただ、「結局具体的な施策はどのようにすればいいかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

そんな時はデジマクラスまでご相談ください。

デジマクラスであれば、動画の離脱率も含めたSNSマーケティングに精通したコンサルタントが多数在籍しています。

加えて、現在の状況を元にどういう施策を行っていけばいいか提言することも可能です。

弊社と一緒に、動画の離脱率を下げて売り上げを伸ばすことができるような施策を考えていきましょう。

 

コンテンツマーケティングの事例はこちら

 

まとめ

ここまで動画の離脱率について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

簡単にここまでのことについて振り返っておきましょう。

  • 動画の離脱率とは「様々なページを見た上で最後に見たページから離れた割合」のこと
  • インパクトのなさやサムネイルと内容の乖離が起きていることが離脱につながる
  • 冒頭で視聴者の心を掴み、テンポの良い動画を作成することがカギ

離脱されないためにも、インパクトがあってわかりやすく、できるだけ見やすいような動画を作るようにしましょう。

この記事があなたにとって参考になれば幸いです。

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