情報を視覚的にわかりやすく伝えられるインフォグラフィックスは、Webマーケティングで活躍します。

国内外のさまざまな企業が、実際にインフォグラフィックスを活用しています。

今回の記事では、インフォグラフィックスの事例をとことん見ていきましょう。

インフォグラフィックを製作してマーケティング戦略に取り入れたいと考えている方は必見です。

ここで紹介する事例が、少しでもアイデアの基になれば幸いです。

インフォグラフィックスが人気の理由

インフォグラフィックスはさまざまな企業・組織が使用し、人気を集めています。

ネットを閲覧していて見かける機会も多いでしょう。

ここでは、なぜインフォグラフィックスが近年人気なのかの理由について解説します。

認識されやすく記憶に残りやすい

スマホを見てにっこりする男性

今や、多くの人がインターネットで膨大な情報を閲覧するのが当たり前の時代です。

とくに、SNSではさまざまな方向から情報が飛び交います。

その中で、文字情報だけだと注目してもらえず、他の情報に埋もれてしまいがちです。

一方で、インフォグラフィックスは効果的にイラストや色を取り入れることで、見る人に強い印象を残します

また、わかりづらい内容も図を使って認識しやすくなるのが特徴です。

利用場面の多さ

机の上に紙やデジタルのグラフ

さまざまな場面で利用できるのもインフォグラフィックスが人気な理由の1つです。

インターネット以外でも、インフォグラフィックスは街中の掲示物やプレゼンテーション資料などで使われてきました。

しかし、インターネットの発達とともに使用場面はさらに増加しました。

ブログ記事の中に説明用に付け加えたり、SNSに画像として投稿したりという使い方ができるからです。

また、最近では動画と組み合わせた「インフォグラフィックス動画」も注目されています。

言葉が必要ない

ノートから飛び出す各種アイコン

できるだけ言葉を使わずに情報を伝達できるのもインフォグラフィックスの魅力です。

難しい専門用語を使って説明しなければならない内容も、イラストや図で素人にも伝えられます。

また、物事のややこしい関係性は文章で表すのはかなり難しいことが多いです。

こうした内容でも、相手にわかりやすい形で伝えられるのがインフォグラフィックスの魅力といえるでしょう。

 

ワンポイント
見ただけで印象に残りやすく、SNSでも活用しやすいのが魅力です。

インフォグラフィックスの基本的な構成要素

紙の上に図やグラフのアイデア

インフォグラフィックを構成する3つの柱は、整理された情報・視覚化されたデザイン・情報の関連性です。

まず、情報を相手にわかりやすく伝えるためには、必要な情報だけを取り出して整理する必要があります。

さらに、整理された情報をいかにわかりやすく印象強く表現するかというデザイン力も必要です。

また、伝える情報の間にどんな関係性があるのかをうまくまとめる必要もあります。

インフォグラフィックスとWebの親和性

スマホからハートマーク

インフォグラフィックスはWeb、特に昨今発展が目覚ましいSNSとの相性が良好です。

SNS上にうまくタグと組み合わせてインフォグラフィックスを投稿すれば、注目を浴びる可能性もあります。

インパクトのあるデザインやわかりやすい内容のものは、拡散してもらえる確率も大です。

言葉になるべく頼らないインフォグラフィックスは、世界中の人から見てもらいやすいでしょう。

日本のインフォグラフィックス参考サイト

さて、ここからはいよいよインフォグラフィックスの参考事例が確認できるWebサイトを見ていきます。

まずは、日本の代表的な参考サイトを5つ紹介します。

SANKOU!

ショッピングサイトが映ったパソコン

SANKOU!は日本国内のデザインに優れたWebサイトを集めたデザイナーのためのサイトです。

サイト内では、各種分野のWebサイトのホームページ画像が並んでいてクリックするとそのWebサイトに飛べます。

インフォグラフィックスを参照するには「ステキなインフォグラフィックスあり」というフィルターを選びましょう。

気に入ったサイトはハートのアイコンでお気に入り登録していつでも確認できます。

Webサイトの中でインフォグラフィックスを効果的に使いたい方は必見です。

気に入ったサイトを徹底的に分析するのにも使えます。

INFOGRAPHIC.JP

グラフ 書類

INFOGRAPHIC.JPはインフォグラフィックス製作代行会社のサイトです。

トップページには、参考になるインフォグラフィックスの例がずらりと並んでいます。

「VIEW ALL INFOGRAPHICS」からギャラリーページに飛ぶと、説明も読むことができます。

ビジネスの場で使う実践的なインフォグラフィックスの事例が知りたいならおすすめです。

infogra.me

ビジネスマンと人のつながりのイメージ

infogra.meは、会員登録した人が誰でもインフォグラフィックスを投稿できるサービスです。

トップページでは、さまざまな人が投稿した各分野のインフォグラフィックスを眺められます。

それぞれのインフォグラフィックスにはSNSのように「いいね!」や閲覧数も表示されています。

どんなインフォグラフィックスが人気なのか知りたいなら、役に立つでしょう。

また、自作のインフォグラフィックスを投稿してリアクションを見るのにも使えます。

ZUNNY

新聞の上に眼鏡

ZUNNYは、話題のニュースがインフォグラフィックス形式で見られるユニークなサービスです。

時事的な情報を入手するのはもちろん、インフォグラフィックスのデザインの参考にも使えます。

トップページに並んだものをクリックすれば、ニュースの短い説明を読むことも可能です。

興味のある内容を参考に、わかりやすく伝えるための工夫が知りたいならチェックしてみてください。

トリップグラフィックス

夕焼け空を飛ぶ飛行機

旅の情報サイト「トリップアドバイザー」のブログには旅に関するインフォグラフィックスのページがあります。

ブログの「どこいく?×Tripadvisor」から「トリップグラフィックス」のページに行くと閲覧可能です。

ここでは、インフォグラフィックスをふんだんに使った旅行関連記事を読むことができます。

ブログ記事中にインフォグラフィックスを使いたいと思っている方にとって参考になる内容です。

 

コンテンツマーケティングの事例はこちら

 

海外のインフォグラフィック参考サイト

ここまでは国内サイトを紹介してきましたが、海外にも参考になるサイトはたくさんあります。

海外向けに情報を伝えたい方はもちろん、国内とは違ったアイデアも見つかるでしょう。

GOOD

解説する男性

GOODは世界のイノベーション・デザイン・カルチャーといった話題を届けるメディアサイトです。

インフォグラフィックスを用いた記事もたくさんあります。

検索エンジンで「GOOD infographics」と検索すればインフォグラフィックスを活用した記事が閲覧可能です。

また、公式サイトの検索窓に「infographics」と打ち込んでも同じような記事が閲覧できます。

記事中で使うインフォグラフィックスのアイデア収集に使えるでしょう。

visually

画材とスケッチブック

visuallyは海外のデザイン制作会社のWebサイトです。

「Our Portfolio」のページからさまざまな作品を閲覧できます。

インフォグラフィックスや動画・写真といったさまざまな種類があるので、フィルターをかけて探してみましょう。

企業向けのデザイン性の高いインフォグラフィックスがたくさん見られます。

ビジネス用の具体的な事例を探している人におすすめです。

自分の会社に近い企業向けに作られた事例をチェックしてヒントにすることもできます。

Daily Infographic

びっくりとはてなと豆電球マークのブロック

Daily Infographicは、その名の通り毎日インフォグラフィックスが投稿されるサイトです。

お堅いニュースではなく、身近な科学や健康といった雑学的な話題が多いのが特徴です。

英語で書かれていますが、視覚的にわかりやすく読み物としても楽しめるでしょう。

英語学習がてら、わかりやすく伝える工夫を見つけたいなら活用してみてください。

VENNGAGE

色鉛筆とスケッチブック

VENNGAGEはオンラインでインフォグラフィックスやポスターといったビジュアルデザインの作成ができるツールです。

公式サイトには、インフォグラフィックスのギャラリーページもあります。

季節や1年ごとのトレンドなど、インフォグラフィックスの特集記事が読めるのも魅力です。

インフォグラフィックスの傾向を知りたいときに役に立ちます。

Cool Infographics

電球の描かれた積木

投稿されたさまざまなインフォグラフィックスのアイデアを読むことができるのがCool Infographicsです。

IT・科学・経済といったさまざまな分野の実用的なインフォグラフィックスを見られます。

こちらも英語表記ですが、それぞれのインフォグラフィックスに関する投稿者の説明も読むことが可能です。

興味のある分野についてアイデアを探すのに使えます。

 

ワンポイント
目的に合わせて参考サイトを使い分けてみましょう。

動くインフォグラフィックス

動画共有サイト イメージ

ここまでの事例サイトでは、静止画のインフォグラフィックスがほとんどでした。

しかし現在は、アニメーションを駆使した動くインフォグラフィックスも作られています。

インフォグラフィックスを動かすことで、より見る人に強い印象を与えられるのがメリットです。

例えば、インフォグラフィックスの中である棒グラフの伸びを強調したいとします。

強調したい部分だけをアニメーションで動かせば、その部分がより印象に残りやすいでしょう。

SNSに動画を投稿する機会も多くなっている今、ますます注目される形式です。

また、見る人のアクションによって動くインタラクティブなインフォグラフィックスもあります。

例えば、インフォグラフィックスの一部の情報を隠しておいて、クリックすると表示されるという具合です。

こうした仕掛けを作ることで、見る人により積極的に情報を得たいと思わせることができるでしょう。

ただし、あまりに動きをつけてごちゃごちゃしてしまうと逆にわかりにくくなってしまいます。

動くインフォグラフィックスを作る際にも、「わかりやすさ」を念頭に置きましょう。

 

動画広告活用の事例はこちら

 

インフォグラフィックスを作れるサービス

パソコンとタブレットとスマホ

インフォグラフィックスの作成には、便利なオンラインサービスが使えます。

参考サイトの1つとして挙げたVENNGAGEのほかにも、さまざまなサービスが存在します。

オンラインサービスでインフォグラフィックスを作るメリットは、以下の通りです。

  • テンプレートが用意されている場合が多くデザイン知識がなくても製作できる
  • テンプレートを参考事例集としても活用できる
  • 中には無料で使用できる機能もあり低コストで済む
  • プロジェクト共有機能を使ってチームと制作物を確認できる

これだけメリットを挙げると魅力的に感じられますが、やはりデメリットもあります。

凝ったデザインやアニメーション付きのものは、なかなかこうしたサービスだけで作るのは困難です。

細部にこだわり他とは違った仕掛けを作りたいなら専門的なデザインツールを使いましょう。

また、失敗したくないならデザインのプロに相談するのがおすすめです。

 

ワンポイント
便利なサービスにはメリットがたくさんありますが、こだわりたいならプロへの相談もアリです。

Webサイトでインフォグラフィックスを作成するコツ

豆電球を持つ手

オンラインのWebサイト上で自分でインフォグラフィックスを作る際には、以下の点に気を付けるといいでしょう。

  • 誰に向けて何のために情報を伝えるのか意識する
  • 情報ソースはできるだけ信頼性の高いものを選ぶ
  • 情報を詰め込みすぎずに情報のつながりをわかりやすくする
  • シンプルなデザインでありながら印象に残りやすいものを作る

また、自分で作ったものが本当にわかりやすいか判断するのには、第三者の客観的な視点も必要です。

可能ならば制作チームのメンバー以外にも見てもらって意見を聞くといいでしょう。

サービス内の共有機能を使って指摘してもらいながら制作するという方法もアリです。

ここで挙げた参考サイトの事例を見ながら、どんな工夫をしたら印象に残るか考えるのもおすすめです。

気に入った事例があれば徹底的に分析してみてください。

 

ワンポイント
見る人の目線に立って、事例を分析するのも重要です。

インフォグラフィックスの例で悩んだら

悩むビジネスマン

ここまでは、インフォグラフィックスの事例が見られるサイトを中心に基本的な内容を解説してきました。

さまざまな事例を見る中で、「こんなの作ってみたい」「これなら作れそう」と感じた方もいるでしょう。

確かに、便利なオンラインツールのおかげでインフォグラフィックスは素人でも簡単に作れるようになりました。

しかし、事例で紹介されているような高度なものを作るには、全くの素人ではどうしようもないところがあります。

また、ビジネス用として作成するインフォグラフィックスには、マーケティングの知識も必要です。

もしこの記事を読んで事例に出てきたようなインフォグラフィックスが作りたくなったなら、プロへの相談がおすすめです。

デジマクラスでは、コンテンツ制作やマーケティングの専門家が相談に応じています。

製作を進めるにあたって困ったことがあれば、気軽にお問い合わせください。

 

マーケティング戦略の事例はこちら

 

まとめ

解説

この記事では、インフォグラフィックスの基本的な内容や事例を紹介しました。

ここで紹介したような事例サイトを眺めていると、いろいろなアイデアが浮かんでくることでしょう。

ぜひ事例を参考にしながら、わかりやすくインパクトのあるインフォグラフィックスを作成してみてください。

デザインの知識がないなら、便利なツールやプロのデザイナーにも頼りましょう。

SNSの発展とともに、これからも変化し続ける分野です。

トレンドにも注目しながら、マーケティング・ビジネスに活用していってください。