「ベンチャー企業に転職しようかな」と思っていませんか。
ベンチャー企業には向いている人と向いていない人がいます。
もちろんベンチャー企業ならではのメリット・デメリットもあるので、よく考えて転職する必要があるのです。
そこで今回は、ベンチャー企業への転職について徹底的に解説していきます。
ベンチャー企業に転職しようと考えている方は必見です。
目次
ベンチャー企業への転職増加の理由
近年、ベンチャー企業に転職する方が多くなっています。
そこでまずはベンチャー企業への転職が増加している理由について紹介していきます。
- 終身雇用制の変化
- 実力発揮の場を求める
- キャリアアップしたい
特に終身雇用制が変化したことが1番大きいでしょう。
終身雇用制の変化
終身雇用制が変化したことがあげられます。
これは、高度経済成長期と比較すると景気・経済が低迷しているからです。
そもそも終身雇用制は、経済成長を前提とした制度となっています。
つまり、景気が低迷しているゆえに、長期的に雇用を確保していくことが難しくなっています。
そのため企業側からしても、終身雇用を今後も続けていくということが困難なのです。
実際に大手企業のTOYOTAも今後の終身雇用は難しいと発言しています。
結果、1つの会社に入って、その会社に定年退職するまで在籍することを前提としない人が増えてきているのです。
そのためベンチャー企業に入って、自分のスキルを身につけておくことに重きを置くという方がだんだん多くなっています。
以上のことから終身雇用制が終わりつつあることが、ベンチャー企業へ転職する理由の1つです。
実力発揮の場を求める
実力発揮の場を求めているという理由もあります。
これはベンチャー企業の方が、裁量権が大きくチャンスも多いからです。
大手企業の場合だと、安定はしていますが作業が細分化されています。
加えて裁量権を持たせてもらえるまでの期間が長いので、実力発揮する場面がそもそも40代とかになるのです。
そのため、なかなか自分の実力を発揮する場面がないのがネックとなってしまいます。
これらを踏まえて、ベンチャー企業に入って大きな裁量権を持ってチャレンジしたいという人が増えてきているのです。
キャリアアップしたい
最後にキャリアアップをしたいというのも1つの理由です。
大手企業かベンチャー企業かで、キャリアアップのスピードが全然違います。
大手企業の場合だと、昇進のスピードも遅く、仕事内容もルーティン化されています。
そのため、キャリアアップするスピードも比較的ゆっくりめです。
一方ベンチャー企業の場合は、どんどん事業を拡大していかないといけないため、スピード感が求められます。
加えて1人が様々な業務を請け負うことになるので、いろんな種類の仕事をこなす必要があるのです。
もちろんそれに伴ってキャリアアップのスピードも上がってきます。
以上のことから、キャリアアップのスピード感を求めてベンチャー企業に転職する人が多いのです。
ベンチャー企業の理想と現実
ここではベンチャー企業の理想と現実について紹介していきます。
大きく次の2つです。
- 実力主義の社風
- 業務範囲の広さ
では順に紹介していきます。
実力主義の社風
ベンチャー企業は実力主義の社風なところが多いです。
なぜならベンチャー企業の場合、資本や収益が安定していないので、いつ倒産してもおかしくないからです。
結果実力がある人がどんどん引っ張っていかないと、うまく事業が回らずに潰れてしまう可能性もあります。
加えて、インセンティブ制度を導入しているところが多くあるのです。
つまり結果を出した分給与が増えるということにもつながります。
そういった背景があるので、ベンチャー企業の元には実力主義の人たちが集まりやすいのです。
業務範囲の広さ
ベンチャー企業の場合、業務範囲が非常に広くなります。
なぜなら人数も少なく制度やシステムもしっかり整っていないので、いろんな人で事業を回す必要があるからです。
Webメディアを運営しているWebマーケティング系の企業を例に考えてみましょう。
コンテンツ作成がメインだとして、例えば次のようなことも行ったりします。
- コンテンツ作成(キーワード選定から執筆まで)
- 新卒やアルバイトの採用担当
- PR系の広報業務
もちろんこれらはあくまで一例です。
企業によって異なりますが、様々な業務を兼任しながら仕事をしていく必要があります。
もちろん経験値が増えますので、自分のスキルアップにもつなげることができるのも1つのメリットです。
ベンチャー企業に向いている人
ここではベンチャー企業に向いている人について紹介していきます。
主に以下の4つの特徴を持っている方は、ベンチャー企業に向いているといえるでしょう。
- 積極的に物事を行える
- 変化を怖れない
- 職種を超えた業務がこなせる
- 意欲と忍耐力
では順に紹介していきます。
積極的に物事を行える
積極的に物事を行える人はベンチャー企業への転職に向いています。
ベンチャー企業の場合、やることや課題は山ほどあるのです。
ただし、教育体制がしっかり整っているわけではありません。
そのため必ず失敗が付き物となってきます。
そういった失敗する可能性があるけれど、恐れずに積極的に引き受けることができる人は向いているでしょう。
変化を怖れない
変化を恐れない人にも向いています。
ベンチャー企業の場合、収益が安定しないため変化が特に激しいです。
理由は例えば次の2つがあげられます。
- 事業がうまくいかないことから運営方法を変える
- 新規顧客の獲得に向け新たな事業を立ち上げる
もちろん他にも理由はありますが、やるべきことが1日単位で変わったりもするのです。
そのため、どのような変化に対しても柔軟に対応できる方がベンチャー企業への転職に向いています。
職種を超えた業務がこなせる
職種を超えた業務がこなせるかどうかも、ベンチャー企業の向き・不向きにつながってきます。
大手企業であれば1つの事をすればいいというスタンスでも問題ありませんが、ベンチャーの場合はそうはいきません。
人手が足りないため、様々な作業をやる必要があるのです。
そのため1つの職種に囚われる事なく、様々な業務をできるかどうかも重要です。
意欲と忍耐力
最後に意欲と忍耐力がある方もベンチャーに向いているといえます。
ベンチャーの場合、いろんなことを積極的にやらなければなりません。
これが受け身の人だと、教育体制が整っていない事もあるのでそもそも不向きです。
そのため好奇心があって意欲がある方には向いているといえます。
また、忍耐力がある方にも向いているのです。
当然いろんな業務を行っていくとそれなりの負荷がかかってきます。
そのためストレス耐性がある程度なければ、続けていくことが難しいです。
以上のことから、意欲と忍耐力がある方はベンチャー企業への転職に向いているといえるでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
ベンチャー転職のメリット
ここではベンチャー企業へ転職するメリットについて紹介していきます。
- 昇格が早い
- 経営層と一緒に働ける
- 高収入
特に経営層と一緒に働くことができるのがかなり大きいといえるでしょう。
昇格が早い
ベンチャー企業の場合、大手企業と比べて昇格するのが非常に早いです。
大手企業の場合だと、例えば執行役員に昇格するまでに20〜30年ほどかかってしまうということもあります。
他方、ベンチャー企業だと入社して5年ほどで執行役員に就いたりすることもあるのです。
なぜならベンチャー企業は、様々な事業を新しく手掛け、規模を拡大させていくことが多いからです。
そのため、新しいポストもどんどん誕生していきます。
以上のことが理由で、昇格するスピードも非常に早いといえます。
もちろん当人の実力ありきですし、結果を出さなければ昇進することはできません。
経営層と一緒に働ける
最も大きいメリットとして、ベンチャー企業の場合は経営層と間近で働くことができることです。
大手企業であれば基本的に上位下達で、上に指示されたから業務を行うという場合がほとんどとなります。
これは人数が多いということと、企業がある程度成熟しているからということが大きな理由です。
ですが、ベンチャー企業だと大手企業と比べると少人数ですので、経営層と間近で働くことができます。
その結果働く側の視点だけでなく、経営する側からの視点も得られることになるのです。
なぜその業務をやるかもはっきりしますし、事業の規模感も知ることができる絶好の機会がベンチャー企業にはあります。
高収入
最後にベンチャー企業は高収入だということです。
ベンチャー企業はインセンティブ制を導入しているところが多いです。
インセンティブ制とは、簡単にいうと結果を出した者に対しては報酬をもっと出す制度のことになります。
加えて、人が離職することを防ぐために、あらかじめ高収入に設定しているところもあるのです。
結果として、ベンチャー企業は高収入なところが多いということにもなります。
ベンチャー転職のデメリット
ここではベンチャー企業のデメリットについて紹介していきます。
主に以下の2つです。
- 組織が整備していない
- 戦略の変更が多い
では順に紹介していきます。
組織が整備していない
1つは組織がしっかり整備していないということです。
これは主にルール・制度・人数の規模感などが不十分だということになります。
ベンチャー企業は立ち上がってまもない企業が多いため、しっかりルールが決まっているわけではありません。
そのため、何か起こった度にルールや制度を作っていかなくてはならないのです。
加えて、人数も決して足りているわけではありません。
そのため、専門の範囲外の仕事や望んでいない業務までも任されることもあります。
以上のように、ルールや人的規模などの組織がまだまだ不十分であることがデメリットです。
戦略の変更が多い
ベンチャー企業である以上、戦略の変更が非常に多いです。
これは収益が安定していないため、生き残るために様々な事業を展開することが多いからです。
もちろん戦略は1日単位で変わることがあります。
そのため、戦略が変わるごとに業務内容ややるべきことも見直さなくてはなりません。
変化をあまり好まない方や振り回されることが好きではない方は、ベンチャー企業にはあまり向いていないといえます。
ベンチャー企業転職の成功ポイント
ベンチャー企業への転職に成功するポイントは、大きく3つです。
- 自分のやりたいことをまず深堀する
- 事業と自分の方向性がマッチしているところを選ぶ
- 自分がどういうタイプであるかまず分析する
まずは自分がやりたいことを明確にする必要があります。
自分がやりたいことと会社の事業の方向性が違っていると、転職後に違和感を覚えてしまいます。
そのため、事業と自分のやりたいことの方向性がマッチしているところを選ぶようにしましょう。
また、そもそもタイプが合っていないとベンチャー企業に入っても長続きしない可能性が高くなります。
ですので、まずは次のようなところを確認するといいです。
- 受け身なタイプか積極的なタイプか
- 好奇心がある方か
- 変化を好むか恐れるか
ベンチャー企業にあっている特性を多く持っているほど、ベンチャー企業への転職は成功しやすくなります。
ベンチャー企業の選び方
ベンチャー企業の選び方は、次のようなところを実際に見てみるといいです。
- 何をやっているところか
- 実際に給与はいくらもらえるか
- 社風
まず、自分がやりたいことをやっているかを確認するためにも、事業内容を知ることが重要です。
加えて、自分の生活もかかっているはずなので、仕事内容に見合った給与をもらえるかも確認しておきましょう。
最後に社風です。
社風が自分と合っていないと早期離職にもつながりかねず、お互いに損失を被ることになります。
ですので、必ず社風を確認してから転職するか決めるようにするといいでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
ベンチャー企業への転職を成功させるために
ベンチャー企業へ転職を成功するには、社風や事業がいかにマッチしているかがポイントとなってきます。
そのため、上記のことは最低でもしっかり情報を集めておくようにしてください。
また、求人情報だけでは伝わらないことも多々あるでしょう。
そんな時は1度体験入社を行うことをおすすめします。
なぜなら体験入社をすることで、会社の雰囲気や社風が肌感覚でわかるからです。
以上のことから、情報を一通り集めることができたら体験入社を行って入社するか決めるとうまくいきやすいでしょう。
ちなみに、もしWeb・IT系のベンチャー企業へ転職したいのであれば、Wediaに1度就職してみませんか?
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もし気になったら1度ご連絡いただけると幸いです。
ベンチャー企業への転職はエージェントを活用しよう
ベンチャー企業への転職についてはここまで述べてきた通りです。
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加えて、これまで転職を支援してきたノウハウを元に、転職する際のポイントについても伝えることが可能です。
弊社と一緒に、まずは自分に適切な企業があるかみていきましょう。
まとめ
ここまでベンチャー企業について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
簡単にここまでのことについてまとめておきましょう。
- ベンチャー企業は終始雇用制が終了しつつあるため注目されている
- ベンチャー企業は実力主義で業務範囲が広い
- 好奇心があって進んで取り組める人がベンチャー企業への転職に向いている
ベンチャー企業へ転職することを迷っている方は、まず飛び込んでみることも1つの手です。
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この記事があなたにとって参考になれば幸いです。