「WordPressのプラグインでどれを選んだらいいかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
WordPressを利用するにおいて、プラグインの導入は必須です。
また、プラグイン同士の相性もあるのでどのプラグインを導入するかも重要になってきます。
そこで今回は、WordPressにおけるプラグインについて徹底的に解説していきます。
マーケターでどのプラグインを導入するか迷っている方必見です。
目次
WordPressのプラグインが重要な理由
WordPressのプラグインが重要な理由は、次の2つが大きいです。
- 業務の効率化
- 集客やSEO効果を上げるため
そもそもプラグインとは、WordPressの機能を拡大するためのものになります。
初期設定の状態のWordPressであれば、使い勝手も悪くなってしまいます。
そのため、できるだけ業務を効率化させるためにもプラグインを導入する必要があるのです。
加えて、特定のプラグインを導入すれば、集客やSEO効果を上げることもできます。
Webの場合は集客とSEO対策のどちらも大事ですので、プラグインを導入することで両方を補えるのです。
もちろん相性がありますので、それぞれのプラグインをテストしながら導入するか決める必要があります。
マーケターに必須のプラグインは
マーケターに必須のプラグインは、主にWeb解析が行えるプラグインです。
例えば次のようなプラグインは必須となってくるでしょう。
- Jetpack
- Broken Link Checker
- Title Experiments
Jetpackは、PV数などの指標をチェックできたり、サイト表示の高速化を行えたりします。
主にデータ解析で利用できるツールです。
また、Broken Link Checkerは、リンク切れになっているコンテンツがないかチェックしてくれるものになります。
リンク切れはユーザビリティを下げることにもつながるので、未然に防ぐことが必要になります。
ちなみにユーザビリティとは、簡単にいうと使いやすさのことです。
最後にTitle Experimentsは、タイトルで出た効果を検証できるプラグインになります。
例えば2つのタイトルを比べて、どちらが効果が高かったか検証することが可能です。
WordPressでアクセス解析をするには
ここではWordPressでアクセス解析するための方法について紹介していきます。
主に次のステップを踏みます。
- Googleアナリティクスと連携
- 別のアクセス解析プラグインを導入
それでは見ていきましょう。
Googleアナリティクスと連携
最初にGoogleアナリティクスと連携することです。
まずはアカウントを作成して、別のプラグイン導入しなければなりません。
ちなみにGoogleアナリティクスとの連携で必要な手順は以下のとおりです。
- Googleアナリティクスのアカウントを作成
- 設定からプロパティの設定をクリック
- トラッキングIDをコピー
特にトラッキングIDが解析の際は重要なので、必ず控えておきましょう。
別のアクセス解析プラグインを導入
次の別のアクセス解析プラグインを導入します。
代表的なのは「All in One SEO Pack」です。こちらをダウンロードしておきましょう。
追加方法は次の通りです。
- WordPressのダッシュボードで「プラグイン」で「新規追加」をクリック
- All in One SEO Packで検索する
- 検索して表示されたら「今すぐインストール」をクリック
インストールが完了したら、All in One SEO Packの詳細設定をする必要があります。
まずは設定に入って、「Google setting」をクリックしてください。
そうすると「Google アナリティクスID」を入力する箇所が出てくるので、こちらにトラッキングIDを記入します。
最後に保存すれば終了です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
アクセス解析をする際の注意点
ここではアクセス解析をする際の注意点について紹介していきます。
2種類の場合に分けて紹介していきますので、どちらも参考にしてください。
テーマやプラグイン利用の場合
トラッキングコードを反映することができるプラグインを活用するようにしましょう。
これは、そもそもトラッキングコードを使えないプラグインもあるからです。
もし反映できないプラグインであれば、欲しいデータも手に入れられず、効果的な施策を打つことができません。
アクセス解析をする際はデータが重要です。
そのため、Googleアナリティクスのトラッキングコードを反映できるものを選ぶようにしましょう。
構成ファイル書き換えの場合
構成ファイルに置き換えて、トラッキングコードを反映することができます。
もしここを反映しなければ、そのページのデータを蓄積することはできません。
そのため、必要なページにトラッキングデータを反映させておくようにしましょう。
例えば「header.php」を編集することで、対応することが可能です。
手順は以下の通りになります。
- ダッシュボードの「外観」で「テーマエディタ」を選択
- 「テーマヘッダー」を選択
- <head>タグの直後に自分のトラッキングコードを貼る
- 「ファイルを更新」ボタンをクリックして完了
ただ、ファイルを修正しまうと、該当するページに影響が出てしまう可能性もあります。
そのため、更新する前に必ずバックアップをとっておくようにしてください。
集客に必須のプラグイン
ここでは集客に必須のプラグインを紹介していきます。
特にSEO対策であったり、ソーシャルボタンの反映などが必要となってきます。
以下2つを両方利用すると、対策することが可能ですので、参考にしてください。
All in One SEO Pack
All in One SEO PackはSEO対策を専門としたプラグインになります。
タイトルやメタディスクリプションの設定や、XMLサイトマップの送信など、SEOに関わるあらゆる施策を行うことが可能です。
ちなみにXMLサイトマップとは、画像やサイト設計などを1つにまとめたページのことになります。
All in One SEO Packは他にも次のようなことができます。
- indexやnoindexの指定
- 「Google Search Console」との連携
- メタタグの自動作成
SEO対策を行う上では欠かせないプラグインです。
WP Social Bookmarking Light
WP Social Bookmarking Lightは、表示させたい箇所にSNSなどのソーシャルボタンを設定することができるプラグインです。
これはソーシャルボタンを設定することで拡散できることがメリットです。
WP Social Bookmarking Lightを導入すると、X(旧Twitter)やFacebookなど表示させたいソーシャルボタンを選択することができます。
加えて、個別ページごとに設定することができるので、非常に便利です。
ちなみに表示させたい場所は、次の4つから決めることができます。
- Top
- Bottom
- Both
- None
Topは1番上、Bottomは1番下に表示されます。
Bothは両方に表示されるということです。
WordPress高速化のためのプラグイン
ここではWordPress高速化のためのプラグインについて紹介していきます。
実はWordPressは表示される速度が、他のCMSよりも遅い傾向があります。
その理由は、例えば次の2つです。
- キャッシュ
- 画像の容量
これらをうまく改善してくれるのが、次の2つのプラグインになります。
WP Super Cache
WP Super Cacheは、キャッシュを生成してくれ、表示読み込み速度をあげてくれるプラグインになります。
そもそもキャッシュとは、簡単にいうとウェブページのデータを保存する機能のことです。
つまりキャッシュを作成すると、再度読み込む必要がなくなります。
そのため、表示速度を上げることが可能なのです。
ページの表示速度が上がらないという方は、まずはこのプラグインを利用してみるといいでしょう。
ちなみに「Page Speed Insight」でページの表示速度を測ることができます。
EWWW Image Optimizer
EWWW Image Optimizerは、画像の容量を最適化してくれるプラグインになります。
ページ速度が遅い理由として、もっとも上位に来る理由が画像が重いことです。
1個1個は画像の容量が少ないかもしれませんが、全体で見たら非常に大きいなんてこともあります。
結果、そのページ自体が重たくなってしまい、表示速度が下がってしまうのです。
そんな時にEWWW Image Optimizerを導入すれば、自動で画像を圧縮してくれるので、画像のサイズを気にする必要がありません。
加えて画像圧縮ツールでわざわざ圧縮する手間も省けるので、非常に便利です。
Webサイト・LP制作の事例はこちら
WordPressの利便性向上のためのプラグイン
ここではWordPressの利便性向上のためのプラグインについて紹介していきます。
主に業務を効率化できるプラグインを紹介しているので、気になったものを導入してみるようにしてください。
TinyMCE Advanced
TinyMCE Advancedは、WordPress上のビジュアルの機能を追加できるプラグインです。
例えば次のようなものを追加することができます。
- フォントサイズ
- 改行なしスペース
- 打ち消し
- フォント
自分好みにカスタマイズできるので、よく使うものをセッテイングするようにしましょう。
Akismet
Akismetは、スパム対策をするためのプラグインになります。
サイトが上位表示されたり影響力が大きくなったりすると、スパムを送信してくる人もいます。
そういった時にAkismetを使うと、スパムを自動で振り分けてくれるので、業務の効率化が図れるのです。
最初はあまり心配する必要ないので、サイトの規模が大きくなってきた時に導入するといいでしょう。
Contact Form 7
Contact Form 7は、主にお問い合わせページを作成する際に役に立つプラグインです。
特に商品関係のECサイトを目指している方は、すぐに連絡を取る手段としても、お問い合わせのページを作成する必要があります。
その際Contact Form 7を利用すればデザインも多数存在するので、自分好みのものを作ることもできます。
加えて、自動返信するものなども分けて設定することが可能です。
ユーザーの声を反映するためにも、最初の段階で導入しておくことをおすすめします。
WordPress Popular Posts
WordPress Popular Postsは、自社サイトの人気投稿を表示させる機能です。
ちなみに表示させる場所はサイトのサイドバーです。
導入すると、HPに入ってきた人がどの記事を参考にすればいいかが一瞬でわかります。
そのため、商品の売り上げアップにもつなげることができるのです。
マーケティング的な観点からも導入しておくといいでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
WordPressその他おすすめプラグイン
その他にも導入しておくべきプラグインについて紹介していきます。
ただし、これらはあくまでプラスアルファですので、参考程度にしてください。
Google XML Sitemaps
Google XML Sitemapsは、XMLサイトマップを自動で作成してくれるプラグインです。
導入しておけば、XMLサイトマップを自動更新してくれるので、わざわざ再度生成する必要もありません。
ちなみにXMLサイトマップで、サイトを設計すると、Googleがクロールしにくる頻度を上げることができます。
クロールとはそのページを巡回することです。
結果、順位向上にもつながるので、導入しておいて損はないでしょう。
PS Auto Sitemap
PS Auto Sitemapはサイトマップを自動で作成してくれるプラグインです。
PS Auto Sitemapを導入し、記事作成時にカテゴリー別で登録することで、それぞれのカテゴリーで表示してくれます。
記事を投稿するたびに更新してくれるので、非常に便利です。
ただし、更新されていないので、何らかの不具合が起きてしまう可能性も高いです。
そのため導入する際は、必ずバックアップを取っておくようにしましょう。
RealFaviconGenerator
RealFaviconGeneratorはファビコンを設定する際に必要なプラグインになります。
ファビコンとは、簡単にいうとサイトのアイコンみたいなものです。
アイコンがあるとないとではユーザーの受ける印象が変わってきますので、必ず設定しておくようにしましょう。
Webマーケティングの事例はこちら
WordPressのプラグインで悩んだら
WordPressのプラグインについてはここまで紹介してきた通りです。
しかし、中には「結局どのプラグインを導入したらいいかわからない」という方もいるかと思います。
そんな時はデジマクラスまでご相談ください。
デジマクラスでは、WordPressの設定において、必要なプラグインについて熟知している専門のスタッフが多数在籍しています。
加えて、あなたのビジネスの状況に応じて適切なプラグインを紹介することも可能です。
適切なWordPressのプラグインを導入できるよう、弊社と一緒にどのプラグインを導入するか考えていきましょう。
アクセス解析の事例はこちら
まとめ
ここまでWordPressのプラグインについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここまでのことについて簡単に振り返っておきましょう。
- WordPressのプラグインは業務効率化の上では重要
- Googleアナリティクスと連携し、プラグインを導入するとアクセス解析ができる
- 自社のビジネスにおいて必要なプラグインを導入しよう
まずは、そもそもどんな機能が必要なのかから深掘りするようにしてください。
この記事があなたに取って参考になれば幸いです。