SNSをブランディングに活用するメリットを解説!ブランディングのフレームワークとは?SNSブランディングの成功例をご紹介

インターネットを利用している人でSNSを利用していない人などいないというほど、SNSの利用者は多いです。

利用者の高さを利用して、SNSでブランディングを行うことが有効だといわれています。

このSNSの時代にブランディングを効果的に運用していきたいと思う企業は少なくないでしょう。

しかし、どのように取り入れるべきかと悩む部分もあるのではないでしょうか?

SNSブランディングに活用することのメリットを知る必要があります。

SNSをブランディングに活用するメリットを解説

SNSブランディングが有効であるということをご存じでしょうか?

SNSで自社PRをする企業は年々増えています。

さまざまなSNSで企業のアカウントを見たことがあるのではないでしょうか?

総務省の調査ではSNSを利用している企業が2017年は28.9%、2018年では36.7%で利用する企業が増えていることが分かります。

企業にとってSNSが利益をもたらすものであることは理解できているということが分ります。

しかし自社ではSNSの有効活用ができていないから、ブランディングを行っているとはいえないと感じているかもしれません。

効果的に運用していくことで、ブランディングに効果を発揮します。

SNSをブランディングに活用するメリットについて解説したいと思います。

SNSブランディングの効果

そもそも「ブランディング」の意味をご存じでしょうか?

ブランディングとは、消費者に対して特定のイメージを持ってもらう活動をすることです。

効果が期待できるSNSでブランディングをしていくことが必要になりますが、SNSプロモーションとして最適なSNSとは何でしょう。

  • X(旧Twitter)
  • インスタグラム

この2つがSNSプロモーションとして活用されていることが多く、ブランディングの期待も持つことができます。

どちらのSNSも10~40代までの幅広いユーザーが利用しています。

企業アカウントが多くあり、1つや2つ目にしたことがあるのではないでしょうか?

多くの企業が利用しているということは、SNSブランディングに有効であることが分かります。

X(旧Twitter)は話題の拡散性に優れたSNSで、「リツイート」機能があることで、投稿が無限大に拡散されています。

大手企業などのプロモーション向きといわれています。

ハッシュタグの機能はありますが多用されていないので、通常の投稿ではフォロワーを増やすことは難しいかもしれません。

キャンペーンの告知などには向いており、HPを見た人や来店客にフォローしてもらうとその後の告知に利用することが可能です。

Instagramはブランディングと認知拡大プロモーションに分けることができます。

大手企業などはアカウントをつくるだけで数万のフォロワーが集まります。

それを利用してブランディングや新商品プロモーションを軸とした活用が可能です。

情報を探す場合にはハッシュタグ(#)をつけて探すので、ハッシュタグをつけて投稿するとフォロワーが集まりやすいです。

どちらも有効活用することでブランディングやその他の効果を得ることができます

 

ワンポイント
SNSをまだ利用していない場合はX(旧Twitter)とInstagramから始めてみましょう。

 
ブランディング戦略の事例はこちら  

SNSブランディングのメリット

実際にSNSブランディングをする場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?

メリットについて確認をしましょう。

コストを抑える

一番のメリットはコストを抑えることが可能であるということです。

SNSアカウント解説には費用がかからず、無料でスタートができます。

費用に余裕のない企業は安心して活用ができます。

初めてのSNS利用で続けていくか心配な場合も費用が掛からないのは、辞める場合にも辞めやすいです。

アイコンやバナーをプロに依頼しても、工夫次第で高い費用対効果が得られるでしょう。

広告機能などは有料の場合が多いです。

そして、SNS代行業者などへ外注することも可能ですが、費用もそれなりにかかりますので、できれば自社で行いましょう。

直接アプローチできる

SNSの良さは「直接アプローチができる」ことではないでしょうか。

直接交流ができるということは、ファンビジネスが可能になります。

地道な方法かもしれませんが、確実な方法の1つであることは確かです。

企業に好意的なファンを抱え込んだり、さらに成長して売り上げの土台になるマーケティング方法です。

顧客の質を高める効果があります。

企業の認知度が上がる

SNSを利用することで、企業認知度が高まります

「この企業はこの商品を販売しているのか」などとSNSで知ったことはないでしょうか?

日常で知ることがなかった企業を知ることができるのもSNSの利点です。

企業と接点のなかったユーザーにも自社の存在を知らせる機会となってくれるでしょう。

SNSに投稿した情報は、ユーザー同士の横のつながりで、予想をはるかに超える範囲へ届きます。

最近では企業同士がコラボレーションなどで繋がることで、新しいユーザーの獲得をする方法なども増えてきています。

SNSで新たなユーザーと出会うきっかけを作り、効果的に潜在顧客を開拓していくことができるのです。

 

ワンポイント
メリットを知ることでSNSブランディングを行う理由が明確になります。

デメリット

SNSの活用により、さまざまなメリットがあることが分かりました。

逆にSNSの利用によってのデメリットもあることを、知っておく必要があります。

継続的なフォローが必要

SNSはブランディング効果が出るまでに時間がかかるといわれています。

十分なフォロワーがいないと、投稿が遠くまで届かないからです。

フォロアーがあってブランディングの効果が見込めるので、十分にフォロワーが増えるまではブランディング効果を感じることはないでしょう。

ゼロから運営をする場合は、ユーザーへの認知度が上がるまでコツコツと運営していくことになります。

SNSは維持費もかかりませんので、時間がかかってしまうということを頭に入れて地道に運営していく必要があります。

ネガティブ発言

SNS上の発言は、発言内容によってはユーザーの印象を悪くすることがあります。

ネガティブな発言などは控えるようにしましょう。

企業イメージ、商品イメージを損ねることなりかねません。

運用担当者は発言について注意することが必要です。

運用担当者が数名いる場合には、発言に対してのマニュアルなどを作成しておくことも大事になります。

炎上する場合がある

SNSは使い方を誤ると炎上する恐れがあります

インターネットでいわれている炎上とは、批判的で攻撃的なコメントが集中してしまい、収拾がつかなくなってしまうことです。

収拾がつかなくなるだけではなく、最終的にはSNSの閉鎖にまで追い込まれたり、SNSだけの問題で済まなくなる可能性も出てきます。

SNSにおける炎上の理由は次のようなものです。

  • 嘘・間違った情報
  • 差別的発言
  • 悪ふざけ
  • 不祥事

SNS運用担当者の間で運用ルールを共有することや、ユーザーに悪い印象を与えないように気を付けることが必要です。

常に発言については細心の注意を払って投稿しましょう。

ネガティブ発言と共に気をつけることが大事になります。

 

ワンポイント
インターネット上の発言は削除できても、拡散された情報を取り消しはできません。発言は企業イメージにもかかわるので注意しましょう。

ブランディング目的でSNSを運用する注意点

メリット、デメリットを理解した上で、ブランディング目的でSNSを運用する際の注意点を確認しましょう。

配慮を欠かない

SNSは自由に発言ができることができる媒体ですが、自由に発言をしていてはいけません。

SNSも大事なブランディング戦略の一部なので、発信する内容に対して配慮を欠くようなことはしてはいけません。

配慮を欠くことで炎上してしまったり、ブランドイメージを下げてしまうことになりかねないからです。

温度差があることを知る

SNSのブランディングでは、プロモーション方法によってはユーザーと温度差が出てしまいます。

SNSの中の常識とSNSの外の常識の温度差に気づかずにいることも温度差を生んでしまう理由です。

ブランディングを理解していないことで、温度差を生んでしまうことになることもあります。

温度差があることを理解し、温度差が大きくならないようにしていくことが必要です。

ブランディングに適するコンテンツ

ブランディングを実際行う時に、適しているコンテンツはどのようなものなのでしょうか?

感動が伝わる

SNSはユーザーとの繋がりが重要なキーワードになります。

繋がりを持つことで、感動などが伝えることが可能となります。

ブランドイメージを高め、ユーザーとの関係性を構築する上で効果的です。

役に立ちそうな情報

SNSを利用する理由には「役に立ちそうな情報が入りやすい」ことが挙げられます。

役に立つ情報はユーザーにとって有益であり、効果的なブランディングに繋がります。

役に立つ情報を発信することで、ユーザーの興味を持たせ続けることができるのです。

自慢できる

役に立つ情報は、自慢したくなります。

SNSで自慢をする場合には拡散をします。

情報を拡散することで、企業の思いもよらないところにまでブランディングをすることが可能です。

拡散による広がりは企業にとって潜在顧客に繋がります。
 
ブランディング戦略の事例はこちら  

SNSブランディングのフレームワークとは

SNSブランディングのフレームワークには何があるのでしょうか?

SNSで有効とされるブランディングには以下のようなものがあります。

  • PEST分析
  • 3C分析
  • VRIO分析

自社を取り巻く環境分析を行うPEST分析、ブランディング戦略を策定する3C分析、自社のリソースを見直すVRIO分析。

それぞれの分析法を行うことでSNSブランディングにおける企業戦略を決めることが可能になります。

これらを利用してSNSブランディングを成功させるための現状把握をし、活用していきましょう。

SNSブランディング成功事例

SNSの活用が成功している企業の事例を紹介します。

参考にして、自社SNSも成功に導きましょう。

【事例1】ゼスプリ・インターナショナル・ジャパン

ゼスプリはキウイの生産と販売をしている会社です。

キウイのキャラクターが印象的なCMを見たことのある方であればお分かりかもしれません。

印象的なキャラクターによって企業イメージもだいぶ変わってきて、子供たちもキウイを頻繁に食べるようになりました。

キウイのキャラクターをX(旧Twitter)に起用して、ユーザーの認知度を高めています

かわいらしさと共に登録者数も上がっています。

【事例2】TANITA(タニタ)

タニタは健康器具のメーカーです。

数年前には「タニタ食堂」(タニタの社員食堂のメニューを紹介する本)がブームになりましたね。

体重計や計測器を扱っていて、一見お堅いイメージがありますが、X(旧Twitter)を通してユーザーとの距離を縮めています。

親近感のあるツイートを数多くすることで、企業イメージを変えることができました。

タニタ食堂だけではないというイメージになりました。

【事例3】ソフトバンク

大手通信会社のソフトバンクは、意外なことにInstagramでは美しい景色の投稿で統一されています。

イメージ的には犬のおとうさんを前面に押している印象なので、意外に感じてしまうかもしれません。

「#ここでもつながるソフトバンク」という独自のハッシュタグを利用して、日本どこでも利用できる通信環境をアピールしています。

素敵な景色はソフトバンクと知らなくてもフォローしたくなりますね。

 

ワンポイント
企業らしさ、意外な利用の仕方、SNSは使い方次第でブランディングが可能となります。

SNSブランディングに悩んだら

SNSブランディングは、使い方の工夫をすることで企業にプラスとなります。

初めて利用する場合にはデメリットもあるので、活用することに不安を感じるかもしれません。

使い続けることによってデメリットがメリットに変わっていくことを実感していくはずです。

基本的には難しい操作等はありませんので、メリットに繋がるような発信を行うように気をつけるようになります。

不安がある場合にはデジマクラスやコンサルタントなどに相談をすることもおすすめです。

自社に合ったSNSの利用方法や、炎上させないための運用管理者へのルール、ユーザーとのかかわり方などをアバイスできます。

SNSを現在利用している企業でも、活用方法について再確認してみるのも良いでしょう。

SNSブランディングに有効なアドバイスを得ることができるでしょう。
 
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まとめ

SNSを利用したブランディングについてご紹介していきました。

SNSにも種類があり、それぞれの特徴があります。

ブランディングの大切なことはサービスに関係なく共通しているので、今回説明した内容を常に気をつけて運営しましょう。

サービスによって有効なユーザー層があるので、アレンジをしながら利用していくことで良い結果が得らるはずです。

SNSブランディングの活用に不安を感じる場合にはデジマクラスなどに相談して、ユーザーとの良好な関係を築いてください。

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