WEBサイトやアプリで、見やすいサイトだなと感じたことはありますか？

見やすいサイトやアプリの場合、良いUIが作られているということでしょう。

UIがしっかりと作り込まれていないと、ユーザーに見づらい・使いづらいといった印象を与えてしまいます。

良いUIを作るにはどうすれば良いのか迷っている人も多いと思います。

ここではUIの改善方法について解説していきます。

改善する重要性やポイントについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

UIの意味

UIとは、「User Interface（ユーザーインターフェース）」の略です。

WEBサイトやアプリでユーザーから見えている情報のことを指します。

見えている情報として、デザインやフォントなどが挙げられます。

良いUIであるほど、ユーザーにとってWEBサイトの印象が良くなるでしょう。

UIが作り込まれていないと、ユーザーがWEBサイトを訪問した際に、使いにくいといった印象を与えてしまいます。

WEBサイトやアプリの利用率が低い場合は、UIの改善を視野に入れるべきでしょう。

UIとUXの関係性

良いUIを作り上げるためにも、深く関係してくるのが「UX」です。

UXとは、「User Experience（ユーザーエクスペリエンス）」の略です。

ユーザーがサービスを通して得られる体験のことを指します。

例えばユーザーがWEBサイトを閲覧し「このサイトのデザインが見やすい」と感じた感想がUXとなります。

良いUIであれば、このUXの評価は高くなるでしょう。しかし、良いUIが出来たとしてもUXの評価が低い場合もあるのです。

企業は良いUIだと思っていても、ユーザーからの評価が低い場合があるということです。

良いUIを作り上げるには、このUXについても着目することが重要になります。

この「UI」と「UX」は良いWEBサイトやアプリを作るためにも、重要視すべき要素といえるでしょう。

UIを改善する重要性

スマートフォンの普及が進み、WEBサイトやアプリの利用数が増えました。

多くのユーザーがWEBサイトやアプリを通じて、買い物などを行っています。

そしてWEBマーケティングを行ううえでも、多くのユーザーにサービスを利用してもらうことは重要です。

企業は多くのユーザーに利用してもらうためにも、UIを改善することに力を入れています。

良いUIであるほど、WEBサイトやアプリの評価も上がり利用するユーザーが増えていくでしょう。

利用率に悩んでいる企業は、評価が高いUXになっているのかを確認してみることが重要です。

企業が良いUIを作り上げていたとしても、UXの評価が低い場合だと、サービスを利用してもらえません。

サービスを多くのユーザーに利用してもらうためにも、UIの改善はとても重要なこととなります。

UI改善に重要視するべきポイントを理解していきましょう。

UIを改善するプロセス

UIを改善しようと考えている企業も多くあるでしょう。

しかし、どのようなことを行えば良いのか分からず悩んでいる企業もあると思います。

ここでは、UIを改善するための4つのプロセスについて紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

現状のUIの問題点を明確にする

まず改善するために、現状のUIの問題点を明確にしましょう。

問題点を明確にすることで、何を修正すべきか判断することが出来ます。

フォントが見づらいことや、デザインに統一性がなかったりなど様々な問題点があります。

問題点を見つけるために、現状の自社のユーザーの評価を確認してみましょう。

ユーザーの評価を確認することは、問題点を見つける大きな手段となります。

ユーザーの意見を参考にし現状の問題点を探り出し、明確にさせていきましょう。

どうすれば使いやすくなるかを検討する

問題点を明確にした後は、どうすれば使いやすくなるか検討しましょう。

使いやすいWEBサイトやアプリになることで、ユーザーからの評価も上がります。

そして、多くのユーザーに利用してもらえる可能性も高くなるのです。

使いやすさを検討する場合にもユーザーからの意見を参考にしましょう。

ユーザーからの意見は、貴重な情報源です。

意見を取り入れることで、ユーザーにとって使いやすいUIを作ることが出来るでしょう。

使いやすさを検討するためにも、ユーザー目線にたってどのようなUIが使いやすいか検討してみてください。

デザインを製作する

使いやすくなるか検討した後は、デザインの制作を行います。実際にUIのデザインを作成していくのは、UIデザイナーです。

UIデザイナーとは、WEBデザインのスキルをもった専門職です。

自社にUIデザイナーがいない場合は、外注するかUIデザイナーを雇う必要があります。

UIデザイナーにデザインを作ってもらい、実際に目でデザインを確認してみることで利用した際のイメージもつきやすくなるでしょう。

完成したデザインを検証する

最後に完成したデザインの検証を行います。検証する際は、最初に明確にした問題点が解決されているか確認してみましょう。

そして、ユーザー目線に立ち、使いやすいUIとなっているか検証を行うのです。

また完成したデザインを検証していくうえで、新たに問題点も出てくるかもしれません。

その問題点を修正していくことで、より良いUIが出来上がっていくでしょう。

UI改善のポイント

UIの改善を行うにはポイントがあります。

• ユーザーの選定
• ユーザーニーズの深堀りを行う
• 情報の優先順位を考える
• 適切なメッセージを考える

それぞれのポイントを抑え、UI改善へと活かしていきましょう。各ポイントについて解説していきます。

ユーザーを選定する

UIを改善するうえでも大きなポイントとなるのが、ユーザーを選定することです。

どのユーザーに利用してもらいたいのか明確にしましょう。

ターゲットが幅広かったり、ユーザー層が明確になっていないと、WEBサイトのデザインのコンセプトに幅が出来てしまいます。

幅が出来てしまうと、ターゲットとしているユーザーに利用してもらえる可能性が低くなってしまうことに繋がってしまうのです。

ユーザーの選定を明確に行うことで、UIで改善すべき箇所も検討することが出来るでしょう。

ユーザーニーズを深掘りする

良いUIであるためにも、ユーザーニーズの深堀りを行いましょう。

ユーザーがどのようなことを必要としているのか、ニーズを明確にするのです。

そのニーズに合わせて、UIを改善していくことが重要となります。

ニーズの深堀りを行わないと、例え良いUIを作成しても、ユーザーのニーズと合っていなく利用率が下がってしまう要因にもなります。

ユーザーのニーズを捉え、そのニーズに応えていくことがUIを改善していくうえでもポイントです。

情報の優先順位を考える

情報の優先順位を立てることで、見やすいUIとなります。

情報の優先順位を考えていないと、ユーザーがWEBサイトを見たときにどの情報が大事なものなのか分かりづらくなるのです。

• 企業がユーザーに伝えたい情報
• ユーザーが知りたい情報

上記の視点をポイントに情報に優先順位をつけていきましょう。

伝えたい情報を分かりやすい位置に配置したり、ユーザーが知りたい情報に辿りつくように誘導したりUIを工夫することが重要です。

適切なメッセージを考える

適切なメッセージを考えることも重要です。

伝えたい情報のメッセージが多すぎると、逆にユーザーに伝わりづらくなってしまいます。

情報の優先順位を考えたあとは、情報の適切なメッセージを考えましょう。

ユーザー目線に立ち、情報が伝わりやすいメッセージになっているか確認してみることがポイントです。

メッセージが多すぎないか、注意して考えるようにしましょう。

UI改善にはユーザーテストが効果的

UI改善のために効果的な方法が、ユーザーテストを行うことです。

ユーザーテストとは、サービスを実際に利用してもらい利用している過程を観察し、問題点を出していくことを指します。

良いUIを作成出来たとしても、実際にユーザーが利用した時の反応が想像したものと違う場合があるのです。

分かりやすい内容にしたはずが、実際ユーザーに利用してもらうと操作に手間取ってしまう場合もあります。

ユーザーテストを行い、問題点を見つけましょう。

企業にとって良いUIを作りあげるためにも、ユーザーテストを行うことはとても効果的なのです。

ユーザーテストを行わずWEBサイトを公開後、修正が必要になる場合だとコストと手間がかかります。

公開する前に、問題点を解決しておくことで効率的にUIの改善を行うことが出来るのです。

UI改善の事例

UI改善の事例について解説していきます。

どのように他企業が行っているのか参考にしてください。

メルカリ

株式会社メルカリは、フリマアプリの「メルカリ」を運営している企業です。

出品数を増やし、利用者を多くするために、出品方法を簡単に行えるようなUIを作成しました。

スマートフォンを利用しているユーザーが多いことに着目し、スマートフォンから3分で出品出来るようなUIにしたのです。

そして、写真を撮ってから出品までに必要な情報の入力などをスムーズに行えるようにしました。

またターゲットとする層を若い世代から主婦までと絞り、主婦も気軽に出品が行えるようなUIにしたのです。

ユーザーにとって分かりやすいUIに改善したことで、メルカリは出品数を年々増やしています。

クラウドワークス

株式会社クラウドワークスは、「クラウドワークス」というクラウドソーシングのサービスを運営しています。

クラウドワークスはUI改善のために、応募者側のユーザー目線で改善方法を考えました。

仕事の応募数を増やすために、どのようなUIが良いのか、応募者の検索結果に着目したのです。

実際にユーザーにインタビューを行い、どのような情報を検索結果から見ているのか確認しました。

そして応募者が必要としている情報に優先順位をつけたのです。

ユーザーが必要としている情報を検索結果に出すことで、ユーザーは応募したいと思える企業の選別がしやすくなりました。

UI改善を行ったことで、応募率を17.5％向上させることが出来たのです。

UI改善のための知識・ノウハウがない場合の対処方法

UI改善のための知識やノウハウがなく、どのようにUI改善を行っていくか迷っている企業もあるでしょう。

企業に必ずUIに詳しい人材がいるとは限りません。また人材を企業に入社させる場合にも、コストが大きくかかります。

そのような場合は、下記のような方法で対処しましょう。

• 本やインターネットから情報収集をする
• 会社に外注する
• クラウドソーシングサービスで人材を確保する

それぞれの対処方法について、解説していきます。

本やインターネットで勉強する

対処方法の1つとして、本やインターネットで勉強する方法があります。

紹介する3つの対処方法の中で、一番コストがかからない方法といえるでしょう。

勉強する時間を自分で都合が良い時に行えたり、知りたい情報をピックアップして勉強できるということがメリットです。

しかしWEB関係の知識が全くない場合は、あまりおすすめしない方法です。

UIの改善には、専門的知識を必要とします。

全く知識がない場合だと多くの本やインターネットから多くの情報を収集しなくてはいけないので、時間もかかります。

WEB関係の知識がある程度ある場合に、おすすめする方法といえるでしょう。

UI改善の実績が豊富な会社に外注する

多くの企業が行っているのが、実績がある会社に外注することです。

費用はかかりますが、UI改善には効果的な対処方法といえるでしょう。

外注する場合は、効率的にUIの改善を行うことが出来ます。

専門知識があるデザイナーが担当してくれるので、業務で行うべきことを明確にして進めていくことが出来ます。

また、自社で専門的知識のある人材を雇わなくても良いのでコスト削減にもなるのです。

注意点としては、予算を決めておくことです。

外注している場合、UIの改善内容によって費用が多くかかってしまう場合があります。

予算を決めておき、どこまで行えるのか外注する企業としっかり話し合うようにしましょう。

クラウドソーシングサービスで人材を探す

クラウドソーシングサービスで人材を確保することも1つの手段です。

クラウドソーシングとは、インターネットを利用し不特定多数の人に業務を外注するサービスです。

このサービスは、最近では利用する企業が増えてきています。

企業に外注するよりも、コストが抑えられることがメリットといえるでしょう。

またサービスを利用し仕事を発注した場合、人材側から応募してくれるので、人材を1から探さなくてはいけないという手間がなくなります。

注意しなくてはいけないことは、情報漏洩です。

仕事を受注してくれた人材がどのような環境で仕事をしているのか分からないので、情報が漏洩してしまう可能性も考えられます。

情報漏洩の対策としては、秘密保持契約を結ぶことです。

UI改善で困った時は？

WEBマーケティングを行ううえでも、UIを改善していくことは重要なポイントです。

UIを改善せず放置していると、ユーザーからの評価も下がってしまいます。

ユーザーの評価を上げることで、企業の利益へと繋がっていくのです。

そんな良いUIを作るためにも、多くの企業がUI改善に取り組んでいるでしょう。

UI改善に効率的に取り組むにも、情報収集が重要です。

そして、競合企業がどのようなUIを作っているのか参考にすることも1つの手段です。

UI改善で迷っている場合は、プロのコンサルタントに相談しましょう。

コンサルタントはUI改善に最適な道筋を作ってくれます。

デジマクラスでも相談を受け付けているので、ぜひご活用ください。

まとめ

UI改善についてご紹介しました。

ユーザーにとって分かりやすいUIに改善していくためにも、改善する重要性やプロセスを理解しておくことは重要です。

良いUIを作るためには、ターゲットを明確にし、ユーザー目線での改善を心がけましょう。

改善するために抑えておくポイントをご紹介しましたが、実際にUI改善を行っていくと悩みも出てくるでしょう。

悩みがある場合は、デジマクラスへぜひご連絡ください。

悩みを解決出来るようにサポートいたします。

最後までご覧いただきありがとうございました。