SNSキャンペーンの成功事例を解説!成功のポイントは?SNSキャンペーンで踏まえたい各SNSの特徴や注意点もご紹介!

InstagramやX(旧Twitter)などのSNSの利用者は、日本全国で8千万人以上いるといわれています。

SNSは情報の検索ツールとしても使われており、情報配信に適したツールといえるでしょう。

そのSNSはマーケティングにおいて、新規ユーザーの獲得や商品の販促にも繋がる重要な役割を担っています。

SNSキャンペーンを成功させるには、それぞれの特徴を把握しユーザーにアプローチしていくことが肝心です。

この記事ではSNSキャンペーンの成功事例や成功のポイントなどを解説します。

SNSキャンペーンの仕組み

SNSキャンペーンは、ユーザーがSNSを通してキャンペーンに参加する仕組みになっています。

ユーザーがSNS上で決められたアクションを起こすことで、商品プレゼントや商品購入権利などに応募できるというキャンペーンです。

よくある例としてはキャンペーン情報のシェアとアカウントのフォローを条件に設定することが挙げられます。

これにより、アクションを起こしたユーザーのタイムラインにキャンペーン情報が表示され、他のユーザーにも拡散されるのです。

情報がシェアされることによって見込み客の獲得に繋がるのです。

よく活用されるSNSには以下のようなものがあります。

  • Instagram
  • X(旧Twitter)
  • TikTok
  • LINE
  • Face book

これらを利用して、商品や集客など幅広い広告宣伝ができます。

 

SNSマーケティングの事例はこちら

 

SNSキャンペーンのメリット

SNSキャンペーンの特徴として、ユーザー参加型で話題性を作りやすいことにあります。

ユーザー同士がシェアすることで自社の商品やサービスの話題を拡散できます。

独自のハッシュタグや商品の写真をアップしてシェアすることで、認知度がアップするでしょう。

インフルエンサーなどにアプローチできれば、さらに多くのユーザーに拡散することができるためさらなる認知度アップが期待できます。

また、SNSであればデジタル広告や新聞広告など費用が高くて手が出せなかった企業も簡単に少額で始められます。

 

ワンポイント
SNSキャンペーンでは費用を抑えて高い効果を得ることが期待できる。
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SNSキャンペーンの成功事例

SNSキャンペーンを行っている企業は数多くあり、知名度が高い企業ほど拡散され参加するユーザーも多くなります。

成功させるためには、ユーザーに参加したいという気持ちを抱かせるものにしなければいけません。

大手企業の成功事例を参考にポイントを確認していきましょう。

【X(旧Twitter)】#本田とじゃんけん|ペプシ

2019年〜2020年にX(旧Twitter)で話題になった、ペプシ日本版公式アカウントのSNSキャンペーンです。

X(旧Twitter)のペプシ公式アカウントをフォローしてサッカーの本田圭佑選手とじゃんけんをする、という内容でした。

このじゃんけんに勝利すると「ペプシジャパンコーラ一本」がもらえ、毎日1回参加することができます。

本田圭佑の勝負強さや、じゃんけんに負けた時に流れるコメント動画がX(旧Twitter)で話題となっていました。

シンプルながら印象に残ることはもちろん「明日は勝ってやろう」という意欲を奮い立たせられます。

それにより毎日キャンペーンに参加するユーザーを獲得できた成功事例といえるでしょう。

【X(旧Twitter)&Instagram】「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙」|明治

2018-2019年に明治公式サイトで「きのこの山」「たけのこの里」の国民総選挙が行われていました。

「きのこの山」と「たけのこの里」はどちらが好きか、という論争が度々話題になるお菓子です。

このキャンペーンでは、どちらか1個が好き、両方が好きなど3項目で投票が開催されています。

「きのこの山派」「たけのこの里派」に分かれ、どっちが好き?と毎日X(旧Twitter)で呟かれていました。

また、このキャンペーンではスシローとのコラボ企画も開催されています。

コラボパフェにユーザーが「きのこの山」「たけのこの里」をのせたアレンジスイーツの写真を投稿するという内容でした。

アレンジスイーツ写真はInstagramとX(旧Twitter)に投稿する仕組みになっています。

両商品は40年近い販売実績があり、年代問わず色々なファンにヒットして成功したといえるでしょう。

【Instagram】「新人ヤマトくん」|ヤマト運輸

俳優の鈴木仁を起用して、ヤマト運輸で実際にあった出来事をドラマにしたものです。

公式Instagramで視聴でき、ドラマの内容が「ほっこりする」と話題になりました。

このキャンペーンは新人ヤマト君が運んでいる商品がプレゼントされるという企画です。

ドラマの最後に商品が明かされ、視聴者に最後まで動画を見てもらう仕掛けになっています。

出てくる商品をInstagramのフォロー・いいねをするだけで簡単に応募できるのも魅力的です。

次のドラマはいつ配信されるのかと気になり、フォロー外しが少なくフォロワーの獲得に繋がったキャンペーンではないでしょうか。

【TikTok】「プチアガールチャレンジ」|ブルボン

元ポップティーンモデルのねおが「プチアガール」として起用されたキャンペーンです。

ねおが歌手デビューも果たし、ブルボン「プチシリーズCMソング」に起用されることが決まりました。

その楽曲にあわせて「プチBIGチャレンジ」と題してハッシュタグ「プチアガール」を付け、TikTokに投稿するというものです。

TikTokは若年層から人気を集めており、その利用者層は「プチシリーズ」のターゲット層にもマッチしています。

ターゲットとTikTokの性質がマッチしており、キャンペーンは大成功を収めました。

成功のポイント

SNSキャンペーンが成功するポイントは、格SNSの特徴を踏まえてユーザーが参加しやすいキャンペーンを考えることです。

ハッシュタグをつけて投稿するだけなど、応募が簡単なことも参加意欲に繋がります。

キャンペーンのプレゼントは広く浅くを心掛け、応募したいと思わせるのが肝心です。

各SNSの特徴を踏まえて使い分ける

SNSによって特徴や利用者層が異なるため、キャンペーンの内容によって使い分けましょう。

X(旧Twitter)であれば何気ない呟きや幅広い情報の発信をメインとして、情報拡散が早い傾向にあります。

Instagramでは綺麗な写真の投稿や、ストリーに凝った写真や動画の断片を載せる、オシャレな印象がもたれます。

TikTokはフィルターや音楽を利用して、面白動画やダンス動画などの投稿という動きのあるSNSです。

文字情報をメインにしたキャンペーンを行うのに、Instagramでキャンペーンをしてもあまり反応がないということになります。

逆に写真をメインにしたキャンペーンなのに、TikTokを活用しても期待する効果は得られないでしょう。

SNSの特徴を踏まえたキャンペーンを使い分けて、沢山のユーザーにアプローチすることを目指しましょう。

参加条件・応募方法を簡単にする

参加条件や応募方法は簡単なものにしましょう。

個人情報を入力してアンケートに答え、プレゼントが抽選で当たるというキャンペーンでは多くの人がスルーしてしまうでしょう。

幅広い年齢層にアプローチするのであれば、できる限り簡単に応募完了できる方法にする必要があります。

リツイートやシェアだけの簡単な作業であれば、「当たるかわからないけど応募してみようかな?」と気軽に応募ができます。

SNSキャンペーンでは誰もが簡単に参加できることを心がけましょう。

キャンペーンの報酬は「広く浅く」

キャンペーンの報酬は「広く浅く」が基本です。

応募をしたくなるような商品はもちろんですが、多くのユーザーにアプローチできる報酬を考えなければいけません。

総額100万円プレゼントキャンペーン1万円を100名様になど、応募したら当たりそうだなと思わせることが肝心です。

総額1,000万円を応募者全員で山分けなど、応募すれば何かがもらえると期待を抱ければキャンペーンに参加しやすくなります。

ユーザーの欲求を刺激するようなキャンペーン報酬を考えて見ましょう。

 

ワンポイント
ユーザーが参加しやすい工夫が必要。

 

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SNS媒体別キャンペーンの特徴

SNS別にどのようなキャンペーンを打ち出していけば良いのでしょうか。SNS別の特徴を見ていきましょう。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は幅広い年齢層が使用しており、特に20代から40代の利用者層が多いです。男女比もそれほど変わりません。

X(旧Twitter)の特徴として、どんなツイートでも直ぐにいいねやリツイートをしてしまう傾向があります。

リアルタイムで情報が飛び交って、トレンド情報がリアルタイムで収集できるという特徴もあります。

X(旧Twitter)であれば、魅力とインパクトがありフォローやリツイートで共有したくなるキャンペーンが良いでしょう。

ユーザーが他の人に教えたくなるようなキャンペーンを打ち出すことが肝心です。

Instagram

Instagramは10代から50代と幅広く、女性の利用が多い傾向にあります。

食べ物・綺麗な花・モデルやコスプレ・景色や風景などインスタ映えを意識した投稿がメインに行われています。

Instagramではインフルエンサーがマーケティングにおける重要な存在です。

フォロワー数が数百万人もいるインフルエンサーにキャンペーンを拡散してもらうことで大きな効果が期待できます。

ハッシュタグを利用したキャンペーンは話題となりやすいです。

海外の方も気軽に見ることができるので、世界に配信できるメリットもあります。

TikTok

TikTokは若者を中心に急激に利用者数を伸ばしているSNSです。

ユーザーは15秒〜60秒ほどの短い動画を撮影して投稿します。

プロフィールにX(旧Twitter)やInstagramのリンクを貼ることができるため、他のSNSに誘導しやすくなっています。

10代と若い層の利用者が多く頻繁に視聴しているため、直ぐに拡散されて話題になりやすいです。

TikTok以外のSNSに直ぐシェアできるため、キャンペーンの効果が目に見えるようにわかります。

ユーザーの投稿が宣伝広告となり、直ぐにアピールすることができるので費用も安く抑えることができるでしょう。

 

ワンポイント
各SNSの特徴にあったキャンペーンならより効果を高めることができる。
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SNSキャンペーン実施の大まかな流れ

SNSキャンペーンを実施するために、まずはプロモーションするキャンペーンの内容を考えます。

どのSNSに対してキャンペーンを実施するか、どのターゲットをメインにアプローチするかなども併せて考えます。

この際に大まかなキャンペーン期間なども決めましょう。

キャンペーン内容は、ユーザーが体験しやすく、簡単に応募しやすい内容にすることがポイントです。

参加報酬は浅く広くキャンペーンにあったアイテムで、少数ではなく幅広く応募すれば当たりそうと思わせるのもコツです。

SNSキャンペーンが完成したら、あとはユーザーに対してアプローチをはじめます。

また、キャンペーン独自のハッシュタグを利用すると話題性が上がり、シェア率アップが期待できます。

SNSキャンペーンの費用

SNSキャンペーンは低コストで実施できます。

SNSキャンペーンでは、企業が広告をたくさん出すというよりは、ユーザー参加型の企画が中心です。

ユーザー自身の投稿が広告の役割を果たしているため、その分広告費を抑えることができるでしょう。

著名人・インフルエンサーとのコラボキャンペーンの場合はキャスティングに費用が必要となります。

また、景品がある場合はそのための費用も必要です。

さらに広告を活用する場合にはSNSごとに必要な広告費が異なるため、事前に確認しましょう。

SNSキャンペーンの注意点

SNSキャンペーンを行うにあたって注意する点があります。

どのような点に注意すべきなのか解説します。

ブランドや自社理念に合ったキャンペーンか

流行のSNSを活用しようとキャンペーンを作っても、商品のイメージや会社の理念と逆のものができてしまうことが考えられます。

直ぐにでもキャンペーンをして集客をしたいとしても、まずはしっかりとしたイメージ戦略が大切です。

イメージにそぐわないキャンペーンをしてしまうと、逆にユーザーが離れてしまう可能性もあります。

キャンペーンの方向性とブランドイメージが沿っているかをしっかりと確認しましょう。

各SNSの利用規約に違反していないか

各SNSには、守らなければいけない利用規約が存在します。

X(旧Twitter)ではユーザーに複数のアカウントを作成させることは禁じられています。

また、同じ内容のツイートをユーザーに促す行為も禁止事項です。

Instagramではいいねやコメントの見返りとして現金や現金相当のプレゼントを渡す行為が禁止されています。

これらの利用規約に違反すると、会社自体のアカウントが凍結され今後利用することができなくなってしまいます。

会社のブランドにも傷が付いてしまうので、規約はしっかりと確認しておくのが肝心です。

炎上するリスクはないか

SNSの怖いところが、何気ないコメントなどで炎上して批判をあびてしまうことです。

有名な企業のパロディーキャンペーンなどは、炎上リスクが高い傾向にあります。

炎上すると違う意味で認知はされますが、信頼を回復するにはかなりの労力を消費させられてしまいます。

インフルエンサーを利用した場合も気を付けなければなりません。

自社商品を投稿してもらうために、「ハッシュタグ#PR」や「〇〇会社から頂いた」などのタグ付けが必要です。

これはステルスマーケティングと勘違いされる可能性があるからです。

少しでも炎上してしまうリスクがあると感じた場合は改善していきましょう。

 

ワンポイント
SNSでの炎上は企業イメージを大きく損なう可能性がある。

SNSキャンペーンを実施して成果をあげるなら

SNSキャンペーンで成果を上げるには、SNSの特徴やターゲットとなるユーザーの性質を見極めることが重要です。

どのSNSもキャンペーン内容をしっかりと作り込めば成果を十分にあげることが期待できます。

ユーザのニーズにあったキャンペーンと、アクションを起こしやすい内容にするのが理想です。

しかし、自社の商品やサービスのキャンペーンを行うにはどのSNSが最適なのか悩むという人も多いことでしょう。

その場合はデジタルマーケティングの専門家へ相談することをおすすめします。

プロに相談することでSNSをどのようにマーケティングに活かせるのかといったアドバイスももらえるでしょう。

SNSキャンペーンの実施方法などで悩みを抱えているのであれば、ぜひ専門家への相談を検討してみてください。

 

SNSマーケティングの事例はこちら

 

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まとめ

今回はSNSキャンペーンの成功事例と、キャンペーンを実施する際のポイントを解説しました。

SNSキャンペーンを理解して取り組むことで、フォロワーの増加や商品購入に繋げることができます。

独創的なキャンペーンを行うと効果が期待できますが、炎上リスクがあることも忘れないようにしましょう。

キャンペーンの参加が簡単で、商品応募方法がシンプルなものほど拡散に繋がります。

各SNSの特徴を踏まえたキャンペーンを実施し、成功を掴みましょう。

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