当たり前のように使っているアプリですが、アプリやアプリストアについて意外と分からないこともあるのではないでしょうか。
こちらではアプリストアの種類や特徴などを解説しています。カテゴリの選択方法や商品説明方法も紹介しています。
基本的なことをもう一度確認したいと考えている人も、ぜひ最後まで読んでください。
目次
アプリストアの概要
アプリストアではもともと端末自体に搭載されているアプリ以外の機能を提供しています。
提供されたアプリは、オペレーティングシステムで動作されるように開発されているのです。
次にアプリストアの基本的な機能と歴史について解説していきましょう。
アプリストアの基本的な機能
基本的にアプリストアはユーザーの所持している端末がアプリに対応しているかどうかに基づいてアプリを提供するのです。
プロセスの承認が必要なアプリケーションに関しては運営者が選出します。
そしてアプリケーションを有料にする場合などはガイドラインに基づく審査を受けるのです。ガイドラインは品質管理や検閲に沿います。
アプリストアの歴史
アプリストアの歴史としては、The Electronic AppWrapperが配布した商用電子ソフトウェアのカタログがその始まりとなっています。
後は年代をおってさまざまに展開されています。主なものを挙げてみましょう。
- 1996年SUSE Linuxディストリビューションにリポジトリに対応したYaST搭載
- 1997年BeOSに対応のサードパーティ製ストアBeDepotスタート
- 2002年UbuntuがClick’N’Run(CNR)というストア立ち上げる
- 2003年Handangoがスマートフォン用の端末搭載ストアを立ち上げる
- 2005年Nokia 770 Internet Tabletにグラフィカルフロントエンドが搭載される
上記のようにアプリストアは年々進化していきます。
そして、2007年アップルコンピュータ(Apple)は自社初のスマートフォンiPhoneを立ち上げるのです。
さらに2008年アップルはアプリケーションの開発・配布に対応するApp Storeをオープンします。
その後アプリストアは消費者市場で大きく広がり、さまざまなプラットフォームとなっていくのです。
大まかにアプリストアについての歴史を解説しましたが、次に代表的なストアについてお話していきましょう。
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Google Playの特徴
それでは私達に身近なGoogle Playについて解説します。
Google PlayはAndroid OSの開発元であるアメリカのGoogle社が提供しているサービスです。
Androidスマートフォンやタブレットには「Google Playストア」が標準搭載されていて、必要なコンテンツが入手できます。
以前は「Androidマーケット」と呼ばれていましたが、2012年に「Google Playストア」に変更されました。
Google Playの主な特徴には次の2つが挙げられます。
- 最新情報が確認できる
- 個人的な情報や関連のある事柄を取得しやすい
Googleは何といっても検索での情報の多さが特徴といえるでしょう。
入力したキーワード検索結果が地域別に表示され、関連する事柄も表示されます。地域のニュースや天気までスムーズに取得できます。
またパーソナルな情報や検索したキーワードなどに関連するニュースが表示されるので、関心のあるものにアクセスしやすくなるのです。
Google Playのコンテンツのうち「映画・テレビ」「音楽」「書籍・マンガ」についてはAndroid以外のさまざまな端末で利用できます。
App Storeの特徴
App Storeの特徴は約200万ものアプリを安心して利用できるように考慮されている点です。
セキュリティ・プライバシー・コンテンツすべてが安全基準を満たしているのです。
情報は常に新しいものが提供され、多彩な検索機能が検索情報を表示します。
175のストア40以上の言語で対応が可能という点も特徴の1つです。
アプリが他のアプリのデータへアクセスしようとしたなら防ぐ機能が搭載されています。
トラブルに関しては、Apple Careがしっかりサポートしてくれるので安心です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
世界で利用されているアプリストア例
世界にはさまざまなアプリストアがあります。いくつか例を挙げてみましょう。
Nokia Ovi Store
Nokia Ovi Storeは米国のAT&T契約者向けに提供されました。
このストアの提供により、Nokiaの携帯端末の利用者はOvi Storeからコンテンツをダウンロードできるようになったのです。
米国での提供前にNokia Ovi Storeの提供エリアは17国で推定5000万人のユーザーが利用可能となっています。
Google Apps Marketplace
Google Apps MarketplaceはGoogleによって開設された、企業向けのアプリケーションのマーケットプラットフォームです。
Google Appsに追加導入して会計・プロジェクト管理・旅行計画などのアプリケーションが利用可能となっています。
アプリケーションのホスト先はGoogle App Engineでなくても、自社で稼働中のWebアプリケーションを統合することも可能です。
BlackBerry App World
BlackBerry App Worldはブラックベリーが運営するBlackBerryの主要機種に対応しているアプリケーションです。
北米ではスマートフォンの代名詞となっているBlackBerryシリーズは、日本に於いても販売されています。
気に入ったアプリはその場でダウンロードしてBold 9700にインストールできるのです。
有料アプリと無料アプリが登録されていますが、日本でダウンロードできるのは無料版となっています。
日本語版のアプリを使いたい人は、「ドコモアプリサイト」から入手することができるので利用されるとよいでしょう。
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ストアによって利用者の性質は異なる
国内外でさまざまなアプリストアが利用されていることを解説してきました。
そのアプリストアによって利用者の性質はそれぞれ少しずつ異なります。どのように違うのかをお話しましょう。
例えばスマートフォンを自分なりにカスタマイズしたい人はAndroid、比較的安定した使い心地を望む人にはiOSという感じです。
Googleストアを利用する人は自由にスマートフォンをカスタマイズするために、Googleストア以外からもアプリをダウンロードします。
さまざまなアプリを楽しみたいと考える人のために、Androidでは一連の境界線が緩やかな設定となっているのです。
これはユーザーがある程度自由に基本設定を決められ、カスタマイズすることが愛好家には楽しみの1つとなっているのです。
対してiOSのアプリストアを利用するユーザーは、その細やかな配慮のあるサポートを望みます。
「とにかくちゃんと動く」というスローガン通りに、安定した使い心地は一貫しています。
これは操作があまり得意でないユーザーにも安心して利用できるということにつながるのです。
遊び心のある自由さを求めるか、安定した確実さを好むのかで利用するストアが違ってくるともいえるのです。
アプリストアでの効果的な商品説明方法
それぞれのアプリストアではアプリやコンテンツに対する商品説明を行っていますが、その方法もさまざまです。
どのような商品説明方法が効果的なのか、2つの例を挙げて解説していきましょう。
動画による説明
よく使われるのが動画による商品説明です。
動画サイトを見慣れているユーザーにとっては、実際に流れを確認しながら説明を聞くことは理解しやすい方法でしょう。
何度も繰り返し確認することもでき、耳と目からの説明となるので分かりやすいのです。
画像ギャラリーによる説明
動画の他に画像ギャラリーによる商品説明があります。こちらも画像で確認しながら説明文を読んでいくので理解しやすいです。
読むことが苦手でないユーザーは文章を読みながら、画像で確認できるので分かりやすいと感じるでしょう。
動画・画像ギャラリーともに同じことを説明しているので、自分の好みで選ぶようにしてください。
開発者が覚えておくべきこと
利用者としてのアプリストアについてお話してきましたが、次はアプリ開発について解説します。
開発者として覚えておきたいことはいろいろありますが、今までの例から確認していきましょう。
Mac App Storeの登場
アプリ開発者にとって大きな意味を持つのがMac App Storeの登場といえるでしょう。
Apple製品の開発に必要なツールに「Xcode」があります。Xcodeは数ある開発ツールの中でApple製品に特化したツールなのです。
このツールが多くのアプリ開発者にとっての強みとなっています。
またアプリの動向を知ることができる「App Annie」もまた開発者にとって欠かせないサービスです。
Andriod Marketによる巻き返し
開発ツールが充実しているMac App Storeですが、Andriod Market も「Charles」という開発ツールを打ち出しています。
まさにAndriod Marketの巻き返しといえるのではないでしょうか。
「Charles」を使うことでAndroidデバイスエミュレータの通信内容を見ることができるようになります。
機能も充実しているので、開発者にとっては使いやすいツールといえるのです。
開発ツールを使うことのデメリット
開発ツールは簡単にアプリ開発ができるので、取り入れたいツールですが使うことでのデメリットもあります。
- 費用がかかる
- 自由さが失われる
充実した開発ツールは費用がかかることが多いのはデメリットでしょう。
開発だけでなく運用や分析までのサポートがある場合、より費用はかかってしまいます。
また、どうしても画一的なものとなってしまうのはやはりデメリットといえるのです。
ランキング以外のサービスの必要性
アプリ開発者が気を付けなくてはいけないのは、ランキングに気を取られて本質を見誤ってしまうことです。
「App Annie」ではランキングのみでなく、ユーザーの声もしっかりと活用しています。
ランキングだけでなく、ユーザー目線での開発を心掛けることも必要なのです。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
アプリストアのカテゴリの選択方法
次にアプリストアのカテゴリについて解説します。アプリストアのカテゴリは表示場所なども考慮して表示されているのです。
表示される場所
カテゴリが表示される場所や順序はどのように選択されるのでしょうか。
APPストアでのカテゴリ変更を例にみていきましょう。
使用頻度の高い良いアプリを見つけやすくするために、使用頻度の低いアプリは別カテゴリにという風に移動させています。
利用者の少ないカテゴリを統合して、アプリを見つけやすくするというのがカテゴリ選択では重要なことになるのです。
プライマリカテゴリ
また、カテゴリ選択方法の1つにプライマリカテゴリがあります。
プライマリカテゴリはYoast SEOプラグインの機能の1つで、インストールするとメインとなるカテゴリを指定できるようになります。
プライマリカテゴリの使い方は、「プライマリカテゴリの取得」「カテゴリ名の取得」「カテゴリURLの取得」となります。
子ども向けアプリには特別な要件がある
子ども向けのアプリの場合にはファミリー向けのプログラムに参加する必要があるのです。
またファミリーポリシー要件・プログラム参加要件等をすべて満たす必要があります。
ファミリー向けのプログラムとして認められた場合には、アプリ2つ目のカテゴリとしてファミリー向け専用カテゴリを選択できます。
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アプリストアの種類で悩んだら
アプリストアについてお分かりいただけたでしょうか。
ストアによってセキュリティがしっかりしているもの、コンテンツが充実しているものなどさまざまです。
アプリストアには種類があり、アプリを効果的に活用する為にも開発者として携わるためにもアプリストアを選択することは重要です。
アプリストアのことで悩んだなら、デジマクラスに相談してください。
まとめ
アプリストアでは利用している端末に搭載してあるものに加えて、必要なアプリをダウンロードできます。
国内外にさまざまなアプリストアがありますが、選ぶストアによってユーザーの性格も違うのです。
安定した使用を望むかカスタマイズして自由な使用を選ぶかなど自分の好みに合わせてアプリストアを選ぶとよいでしょう。
アプリ開発者にとっても使いやすいツールがアプリストアで提供されています。内容を確認して合ったものを選んでください。
アプリストアの選び方に迷ったら、デジマクラスを活用して解決しましょう。