Webサイトにはさまざまな広告があります。
Google広告もその1つになりますが、名前の通りGoogleが提供しているオンライン広告のプラットフォームです。
Google広告の導入を考えている方へGoogleを使うべき理由やできること、広告の使い方と作成方法などについて解説をしていきます。
導入に踏み切れない企業のご担当者の方が導入されるきっかけになればと思います。
目次
Google広告の使い方を解説
オンライン広告のプラットフォームのなかでも一番知名度があるのがGoogle広告です。
メジャーなものだから安心して広告を出稿しよう、そう思われている方もいるでしょう。
「Google広告を始めてみようと思っても、実際にどこから始めればよいのか分からない」
「自分たちで始めることは無理なのかもしれない」
そう思ってしまうのではないでしょうか?
難しいからGoogle広告を諦めよう、それではせっかくのチャンスを失ってしまいます。
「しかし、登録画面・広告の管理画面・専門用語も操作項目も多すぎて難しい」
今回はGoogle広告の作成方法・Google広告でできること・Google広告を使用する理由などを解説していきます。
Google広告の作成方法
Google広告を始めるにあたり作成方法を知ることが必要です。
スタートにはGoogle広告アカウントが必要になり、Google広告アカウントの作成を行います。
アカウントを開設すれば広告キャンペーンを設定が可能になります。
広告キャンペーンとは自社の商品やサービスを宣伝する方法です。
広告キャンペーンにはいくつかの種類があり、それぞれ内容が異なります。
キャンペーン作成
キャンペーン広告を作成しないことには、自社広告をインターネット上で宣伝はできません。
キャンペーンを作成することで、Googleの幅広いネットワークで商品やサービスの宣伝が可能です。
マーケティング目標・ブランド戦略・費用や費やせる時間に基づいての選択をします。
キャンペーンタイプには次の種類があります。
- 検索キャンペーン|検索結果に表示されるテキスト広告
- ディスプレイキャンペーン|Webサイト上に表示されるイメージ広告
- 動画キャンペーン|YouTube上に表示される動画広告
- ショッピングキャンペーン|Google上での商品リスティング
- アプリキャンペーン|複数チャンネルでのアプリ宣伝
- ローカルキャンペーン|複数チャンネルでの店舗の宣伝
- スマートアシストキャンペーン|キャンペーンの自動化
Google広告では7つのキャンペーンの種類があります。
適切なキャンペーンの選択が重要になるので、広告ニーズに合わせたキャンペーンタイプを選択するようにしましょう。
広告グループ作成
キャンペーン選択が終了すると次に広告グループを作成します。
広告グループとは、同じキーワードセットをターゲットとする広告を1つにまとめたグループを指しています。
Webサイト上でいくつかの商品を販売している場合、カテゴリに対応した広告グループを作成すると便利です。
広告グループを作成するためにはキーワードリストの作成が必要になります。
キーワード作成
広告グループ作成をするためにはキーワードを挙げることが必要です。
例えばWebサイト上で、スィーツ・飲料・アルコール類を販売しているとしましょう。
ここでの広告グループとはスィーツ・飲料・アルコールになります。
取扱商品が、チョコレート・ソーダ・ビール・カップケーキ・ワイン・紅茶の場合は以下のようなグループ分けをします。
- 広告グループ:スィーツ
チョコレート・カップケーキ - 広告グループ:飲料
ソーダ・紅茶 - 広告グループ:アルコール
ビール・ワイン
キーワードをまとめたキーワードリストが広告グループと呼ばれます。
広告グループは同カテゴリでまとめることによって広告表示をする際に便利になります。
広告文作成
ここまで準備ができればあとは広告文の作成となります。
広告文は集客のために必要です。
誰彼構わず集めることができれば良いわけではありません。
見込み客など、購入に繋がる人でないと意味がないのです。
広告文にはルールがあり、ルールに沿った内容にしないとGoogle広告の審査を通過することができません。
広告文を作成するときには審査に通過する広告文作成が必要になります。
Googleの広告文作成には以下のルールがあります。
- 誘導先Webページの有無
- 広告文とWebサイトの内容の一致
- 記号を使用しない(使用できる記号でも2個以上は使えない)
- 医療・薬事関連
- 日本一・世界一・No1などのワード
広告文をせっかく作成したのに、審査を通過しない広告文では意味がありませんので気を付けて作成をしてください。
Google広告で設定できること
Google広告の作成方法について解説しましたが、Google広告でどのようなことが設定できるのでしょうか?
設定を使用することで可能になることについて確認していきます。
広告配信地域
Google広告では広告の配信地域を設定が可能です。
マンションなどの広告が、自分の住んでいる地域の情報を表示していることはありませんか?これが配信地域を設定した広告です。
イメージ的には新聞に入れるチラシのようなものだと考えていただいて良いでしょう。
指定したエリアに絞って配信したり、入札の強弱をつけて運用で成果を出すことができます。
入札単価
入札価格とは1クリックで支払っても良い最大の金額です。
入札単価を上限として競合よりも上回る金額がクリック単価として請求されます。
初めて利用する場合には、1日の予算は1,000~5,000円をGoogle広告ではおすすめしています。
除外キーワード
除外キーワードとはキーワードの一種で、特定の語句を含む検索に対して広告が表示されないようにするために使用します。
除外キーワードにしてしまうと、その語句が含まれている検索には広告が表示されなくなります。
設定の際には、除外キーワードにしても問題がないか確認をしてから設定するようにしましょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Google広告の種類
Google広告にはいくつかの種類があります。
種類によって広告の内容は大きく変わってきます。
リスティング広告
リスティング広告とは、Googleの検索結果のページ上部に表示されているテキスト広告です。
検索結果と同様の表示になりますが【広告】など記載して区別がされています。
広告とは気づかずにクリックしてしまうことがあるのがリスティング広告です。
ディスプレイ広告
Googleが提携しているさまざまなサイトやブログの広告枠に表示されるのが、ディスプレイ広告です。
ユーザーがWebを閲覧したり、アプリを使ったりする際に現れるテキストや画像などで構成されたバナー広告が該当します。
誰の目にも留まる可能性が高いため、潜在的な顧客へアプローチできることがメリットです。
広告費用を抑えやすいので利用する企業が多いです。
動画広告
YouTube広告ともいわれているYouTubeにて配信前に流れる5秒ほどの動画を動画広告と呼びます。
YouTubeはGoogleが提供している動画共有サービスなので、Google広告がYouTubeにも掲載されることが可能になります。
画像ではなく動画での広告配信であるため、伝えられる情報量が圧倒的に多いことが最大のメリットです。
若年層ユーザーの多いYouTubeなので、年齢層に合わせた商品やサービスの広告を出稿するには最適です。
Google広告を使うべき理由
Google広告を取り上げる記事なども多いのですが、なぜGoogle広告を使うべきなのでしょうか?
答えは簡単です。
検索エンジンの90%以上がGoogleです。
よほどの理由がない限り、検索ユーザーのほとんどがGoogleを使っていることになります。
ユーザーのほとんどがGoogleで検索しているのに、ほかの広告を利用する理由はないでしょう。
広告効果を考えてもGoogle広告を使うべきなのです。
Google広告でできること
Google広告を使う理由が分かりました。
ではGoogle広告でできることとはいったい何があるのでしょうか?
いくつかご紹介してきましたが、それ以外にもできることがGoogle広告にはたくさんあります。
- 広告を配信する時間・曜日など配信スケジュールを設定することができます。
- 広告を配信させる大枠のユーザー属性(年齢、性別、子供の有無、世帯年収)をある程度の調整が可能。
- 特定のオーディエンス(ユーザー属性)のみ広告の配信や除外設定。
この他にもさまざまなことをGoogle広告で行うことが可能です。
日々進化しているので、できなかったことも今後できるようになる可能性もあります。
不便だと感じたことも改善されていくでしょう。
Google広告は出稿してからがスタートだといわれます。
出稿までの流れについても解説していきます。
Google広告出稿までの流れ
Google広告を出稿するにあたり、広告を作成することまで説明しました。
広告を作成しただけでは完成ではありません。
出稿するためにはたくさんのステップがあります。
出稿の流れについてご紹介します。
- Google広告のアカウントを取得
- キャンペーンの設定
- 広告グループの作成
- キーワード登録
- 広告文作成
- 除外キーワードの登録
- 配信地域の設定
- 配信日時の設定
- タグを発行して設置
- 支払方法の設定
除外キーワードまでについては説明しておりますので、配信地域・配信日時などについてご説明します。
配信地域や配信日時の設定で、効率よくユーザーに広告を見てもらうことが可能です。
成果の測定が必要な場合には、タグを発行してWebページに配置しておくことが必要になります。
最後に支払方法の設定をして出稿が完了です。
支払方法には自動入金・手動入金があり、自動入金の場合には入金した予算がなくなった場合にアカウントに入金されます。
手動入金の場合には自分の好きなタイミングで入金が可能になります。
支払タイプ、カードの詳細などを入力をして設定は終了です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Google広告出稿後の設定
Google広告に出稿を済ませたら、これでおしまいとはなりません。
出稿後に必ず設定する項目がありますので忘れずに設定をしましょう。
アナリティクスと連携
出稿した後にまず行うのがGoogleアナリティクスとの連携です。
連携利用することで、ユーザー行動を分析が可能になります。
Google広告経由のサイト閲覧数や成果を把握して、広告やサイトの改善に役立てることができます。
CRMの連携
CRMとは顧客関係管理を指しています。
顧客との良好な関係を築くためのマネジメント手法です。
CRMとGoogle広告を連携しておくことにより、デジタルマーケティングにおける施策の効果を一元化ができます。
一元化することで効率化が図れます。
コンバージョントラッキングの設定
Webサイト上でコンバージョントラッキング(CV)の設定をすることも忘れてはいけません。
CVを利用すると、広告のクリックが商品購入や申し込み・資料請求などの成果に繋がっているか調べることが可能です。
コンバージョンアクション(タグを作成するサイト)を作成し、タグを設定します。
タグマネージャーでタグのインストールをすると利用可能です。
Google広告の導入で困ったら?
Google広告を出稿するための一通りの流れについてご説明しましたがいかがでしたでしょうか。
説明を見て難しく感じてしまったかもしれません。
順番に進めていけば難しくはありませんが、初めてGoogle広告を出稿する場合には難しく感じるかもしれません。
難しいと思い諦めてしまっては、せっかくのチャンスが失われてしまいます。
諦める前にデジマクラスやコンサルタントなどに相談をおすすめします。
アドバイスを受けることでGoogle広告をより身近に感じ、出稿を進めることができるでしょう。
インターネット広告の事例はこちら
まとめ
Google広告の使い方を解説いたしました。
広告の作成方法についてや種類のご紹介もしましたが、ご理解いただけましたでしょうか?
Google広告でできることや出稿までの流れについての説明も行いましたので、実際にGoogle広告を出稿される際の参考にしてください。
難しいと感じても企業にとってプラスになるGoogle広告、顧客獲得のツールとして活用してください。