利用者が多く無料で広報活動ができるX(旧Twitter)は強力なビジネスツールになりつつあります。
X(旧Twitter)を活かして収益化することを考える企業は多いことでしょう。
X(旧Twitter)の収益化の方法は多く、どの方法が自社に合っているかは悩ましい問題の1つです。
収益化するには成功させるためのポイントを押さえてX(旧Twitter)を運用することが大切です。
今回はそのX(旧Twitter)で収益化するための方法を解説します。
目次
X(旧Twitter)の収益化の方法を解説
X(旧Twitter)は誰でも無料に利用できるSNSとして多くの人が利用しています。
より多くの人への情報発信のために、広報をX(旧Twitter)で行っているという企業も多いことでしょう。
X(旧Twitter)は広報だけでなく、うまく利用することで収益化にも繋げられます。
しかし、闇雲に商品を宣伝したり、広告表示を増やしたりするだけでは十分な効果は得られません。
今回はX(旧Twitter)で収益化する方法や収益化するために押さえておきたいポイントを解説します。
X(旧Twitter)で収入を得るための仕組み
X(旧Twitter)で収入を得るにはいくつかの方法があります。大まかな方法とその仕組みを解説します。
自社商品ページへ誘導
まず挙げられるのがX(旧Twitter)から自社商品のページへ誘導する方法です。
この場合、以下の2つの手段で誘導することができます。
- X(旧Twitter)広告
- アカウントの通常のツイートにリンクを投稿
まず、X(旧Twitter)広告として自社商品を宣伝した場合は、フォロワー数に関係なく、多くの人の目に触れる可能性が高くなるでしょう。
広告の表示回数などは広告登録時に設定できるため、広告にかかる費用はある程度コントロールできます。
一方、通常のツイートの場合、投稿を見るのはアカウントのフォロワーがほとんどです。
フォロワー数が多ければ多いほど多くの人に宣伝でき、拡散される可能性も高くなります。
しかしフォロワー数が少なければその分拡散力も弱まってしまうことが考えられるでしょう。
そのため自社のアカウントのフォロワー数を考慮してどちらの方法を選ぶか決めることが大切です。
広告からアフィリエイトページへ誘導
2つ目は、X(旧Twitter)広告からアフィリエイトページへ誘導する方法です。
アフェリエイトはブログやホームページにアフェリエイト商品のリンクを貼り、そのアクセス数や購入数で収入が得られます。
わざわざアフェリエイト用のサイトを作成することが手間に感じる人もいるかもしれません。
しかし、X(旧Twitter)の規約上、ツイート内に直接アフィリエイト用のリンクを貼ることは禁じられています。
場合によってはアカウントの凍結などのペナルティが課せられる場合があるため、注意が必要です。
クライアントのページへ誘導
クライアントのページにユーザーを誘導して収益を得ることもできます。
これもアフィリエイトと同様に、遷移先で広告収入を得る方法です。
広告代理店などではすでに導入しているところも多くあります。
この場合、広告代理店はX(旧Twitter)アカウントからクライアントページへの流入数に応じて収益を得ているのです。
代表的な遷移先としてはブログやYouTubeの動画などがあります。
X(旧Twitter)の収益化方法
X(旧Twitter)で収益化するにはいくつかの方法があります。
具体的にどのような方法で収益化に繋げられるのかをみてみましょう。
その1:有料note
2014年にサービスをリリースしたnoteは多くのユーザーを抱える、文章系のブログツールです。
ブログとして趣味の情報を発信することもできる一方、ノウハウ系の記事を書くユーザーも多くいます。
noteの最大の特徴は、有料記事を販売できることです。
誰でも無料で利用でき、noteの有料記事も販売できるため、費用ゼロでも収益化できます。
noteの有料記事をX(旧Twitter)のツイートで宣伝することで収益化に繋げることができるのです。
ただし、noteの利用規約には販売してはならない記事も規定されています。
どのような記事であれば販売できるかを事前に確認しましょう。
その2:ブログアフィリエイト
先述した通り、ツイートにアフィリエイトブログのリンクを貼ることで収益化に繋げることもできます。
アフィリエイトブログにユーザーを誘導するため、X(旧Twitter)とは別に外部のサイトが必要です。
アフィリエイトブログはアクセス数も収益化するには非常に重要な要素になります。
X(旧Twitter)でブログを宣伝することで、X(旧Twitter)からのアクセス数を稼ぐことができるでしょう。
その3:YouTube広告
ツイートにYouTube動画のリンクを貼り、その先のYouTube広告で収益を得るという方法もあります。
自分が制作した動画をYouTubeに公開し、その際に広告の設定などを行いましょう。
その上でX(旧Twitter)で宣伝し、YouTubeへとユーザーを誘導することで広告収益を得ることができるのです。
YouTube広告の収益は再生回数によって左右されるため、収益を得るには多く再生されることが重要になります。
しかしYouTube上に公開するだけでは目に留まりにくいというのが実情です。
より多くの人の目に触れるためには別のツールで宣伝する必要があり、X(旧Twitter)はその役割に向いているSNSなのです。
その4:スポット拡散
X(旧Twitter)は情報拡散のツールとしてかなり強力なものであり、広告においてもそれは変わりません。
その拡散力を利用するのがスポット拡散という方法です。
これは拡散するためのグループをアカウント利用者同士で組み、その中で拡散の条件や報酬額を決めます。
この方法で収益化するには、自分のアカウントが十分な拡散力がなければいけません。
そのため、X(旧Twitter)を始めてすぐにできるというわけではない方法です。
その5:brain
先にご紹介した有料noteとアフィリエイトの機能を併せ持ったブレインマーケットというサイトで収益化することもできます。
ノウハウ系の良質な記事が多く、記事を閲覧するだけでも勉強になるでしょう。
さらに自分で情報発信もできるため、良質な記事を発信することで収益化に繋げやすくなります。
その6:リアルコンテンツへの集客
X(旧Twitter)をリアルコンテンツへの集客のための宣伝ツールとして使うこともできます。
リアルコンテンツとは、イベントやセミナーなどのことです。
これらのイベントを開催するには、開催にあたって場所代など準備費が必要になります。
そのため人が集まらなければ利益がだせず、むしろ赤字になってしまうこともあるでしょう。
そのため、アカウントで収益を確保できるだけの参加者を募ってから開催するという方法をとることも必要になります。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
X(旧Twitter)の収益化に欠かせないツール
X(旧Twitter)で収益化するためには、他のWebサイトと同様に分析することが重要です。
X(旧Twitter)の分析・運用できるツールには以下の4つがあります。
- Keywordmap for SNS
- whotwi
- Twittrend
- X(旧Twitter)アナリティクス
この中で特に欠かせないのはKeywordmap for SNSです。
X(旧Twitter)で重要な「いいね」や「リツイート」されやすいテーマやフレーズの調査や、フォロワーの嗜好も分析ができます。
さらに売上を伸ばすための戦略に特化した運用機能もあり、収益化のための情報を得やすいでしょう。
また、whotwiでは他アカウントの分析、Twittrendは海外のトレンド調査もできます。
X(旧Twitter)アナリティクスは公式のものであり、自分のアカウントの分析を無料でできる分析ツールです。
これらのツールを用途や目的にあわせて併用することでも、より収益化のための戦略が立てやすくなるでしょう。
X(旧Twitter)で広告収入を得るポイント
X(旧Twitter)で広告収入を得るにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
ではどのような点に気を付けるべきなのかをみてみましょう。
アカウントのテーマを絞る
まず大切なのがX(旧Twitter)アカウントのテーマを絞ることです。
X(旧Twitter)上には多くのアカウントが存在し、発信されている情報も多種多様に溢れています。
その中からユーザーが求めているのは、自分が欲しい有益な情報です。
しかし、情報が溢れているからこそ、その中から有益な情報だけを取得するのは簡単ではありません。
そのため、ユーザーは必要とする情報を取得するアカウントを絞る傾向にあります。
さらにどの情報をどのアカウントから取得するか細分化している場合もあるでしょう。
幅広いジャンルの情報を発信していると、自分には必要ない情報が紛れているアカウントと判断されてしまいます。
多様な情報を浅く広く紹介しているアカウントより、テーマを絞ったアカウントの方がフォローされやすいのです。
テーマを絞ることで、そのテーマに興味のあるフォロワーを増やすことができるでしょう。
プロフィールを充実させる
アカウントのテーマを絞ることとあわせて重要なのが、プロフィールの内容です。
プロフィールの内容によって、そのアカウントがどんな情報を発信しているのかを一目で知ることができます。
プロフィールの内容が、アカウントに抱く第一印象を左右するのです。
プロフィールには発信している情報を伝える以外に、自分が何者かを明記しましょう。
SNSは匿名性が高く、アカウントを誰が運用しているのかを正確に把握することはできません。
特にX(旧Twitter)はアカウント名を自由に設定できるため、別人になりすますことさえできてしまいます。
自分が何者で、どんな目的で情報発信をしているかを明記することでユーザーに安心感を与えることが信頼に繋がるでしょう。
アカウント自体への信頼度が上がれば情報への信頼度も上がり、収入アップにも繋げられます。
ツイート内にハッシュタグを活用する
多くのSNSではタグ付けによる情報発信が大きな役割を担っており、それはX(旧Twitter)でも同様です。
同じハッシュタグを使うことで、同じ話題で盛り上がれるというのもSNSの醍醐味でもあります。
そのためX(旧Twitter)で情報収集をしているユーザーは、ハッシュタグで検索する人が多数いるのです。
これは広告などにおいても同様であり、タグ付けをすることでその話題に興味のある人の目にとまりやすくなります。
X(旧Twitter)では通常のつぶやきだけでなく、広告にもハッシュタグを掲載することができます。
検索で見つかる頻度を上げることができるため、情報発信の際にはハッシュタグを活用しましょう。
ただし、ツイートの中にハッシュタグばかりにしてしまうと、140字と限られた文字数の中では煩雑になってしまいます。
それにより、伝えたい情報が分かりにくくなり、ユーザーからも読み飛ばされる可能性が高くなるでしょう。
ツイートの際にはハッシュタグで発信すべき情報を絞った上でハッシュタグを活用しましょう。
140字ギリギリでツイートする
X(旧Twitter)の特徴として、1ツイートは140字までという字数制限があります。
少ない文字数で必要な情報を発信しなければならないため、なるべく情報を絞る必要があるのです。
しかし、必要な情報のみにしたら半分の70字くらいになる、という場合もあるでしょう。
逆に絞りきれず、倍の280字くらいになるからツリーでツイートを繋げる方法をとることも考えられます。
前者の場合は情報が少な過ぎる印象を与え、読み飛ばされてしまうでしょう。
後者では逆に多すぎてツリーで繋がったツイートを読んでもらえない可能性が考えられます。
そのため、ツイートは出来るだけ140字ギリギリの文量でツイートしましょう。
140字でのツイートは文字数が多い分目に留まりやすくなり、過不足なく情報を伝えられます。
それにより他のツイートとの差別化を図ることもできるでしょう。
X(旧Twitter)運用時に意識すべきポイント
続いて、X(旧Twitter)を運用する際に意識すべきポイントを解説します。
拡散されやすいツイートを意識する
X(旧Twitter)の呟きはリツイートによって拡散されます。
リツイートはユーザーが興味のある情報のツイートを自分のアカウントでも発信する行為です。
この行為には自分のアカウントを知っているフォロワーに情報を共有するという目的があります。
自分のアカウントのフォロワーがリツイートし、それを見たユーザーがさらにリツイートすることで情報が拡散されるのです。
そのためには、フォロワーに刺さる情報、かつ、他の人の興味もひける内容であることが大切になります。
拡散されやすい情報発信の方法を意識したツイートを心がけましょう。
フォロワーを増やすために積極的にフォローする
どれだけ有益な情報を発信していても、フォロワーが少なければその分拡散力は弱まってしまいます。
フォロワーを増やすために、自分から積極的にフォローすることを心がけましょう。
基本的に、自分がフォローすれば相手にはフォローされたことの通知が届きます。
その通知によって相手は自分のアカウントを知ることになり、そこから興味を持ってもらえるかどうかが分かれるのです。
仮に、自分からフォローしなかった場合、ユーザーはツイート内容からしか最初の興味を抱けません。
しかし、数あるツイートの中から自分のツイートに目を留めるユーザーは少ないものです。
そのため、フォローして自分のアカウント自体をアピールしましょう。
ただし、無作為にフォローをしていてもフォロワーを増やすことはできません。
むしろスパム系のアカウントと勘違いされてしまうことも考えられます。
設定したアカウントのテーマに興味のありそうな人をフォローしましょう。
1日5ツイートを目安に継続してツイートする
X(旧Twitter)を運用する上で特に重要なのが、継続的にツイートすることです。
ツイートが不定期で更新頻度が低い場合、アカウントは更新していないものと考えてユーザーが離れてしまいます。
毎日ツイートされていることで、アクティブなアカウントであることを周知できるでしょう。
さらにツイートを増やすことで、フォロワー以外の目に留まる機会も増やすことができます。
それによってフォロワーが増え、収入アップにも繋げられるのです。
目安としては1日5ツイートを目指してツイートしましょう。
ただし、意味の薄い内容をツイートしてもフォロワー獲得には繋げられません。
少しでも多く有益な情報をツイートできるよう、常に情報収集が必要になります。
X(旧Twitter)マーケティングの事例はこちら
X(旧Twitter)を伸ばすにはポジションをのばす
X(旧Twitter)では多くの人が情報発信しており、中には同じような情報を扱うアカウントもあるでしょう。
その中で自分のフォロワーを増やすには、ポジションをのばすことが重要です。
ポジションとは、ある特定のジャンルでの先駆者として地位を確立することを指します。
そのためには、自分の設定したテーマで他のアカウントよりも有益で独自性のある情報発信をすることが重要です。
このアカウントでしか手に入らない情報があることで、ポジションをとることができるでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
国内の主なSNSの特徴
日本ではSNSの利用者は多く、X(旧Twitter)以外にもLINEやInstagramなども多くのユーザーを抱えています。
それらの利用目的として挙げられるものの1つが、他者との情報の共有です。
特にX(旧Twitter)では「今起きていること」をリアルタイムで獲得できます。
それは「今流行っているもの」をすぐに知ることができるということにも繋げられるでしょう。
ユーザーの他者との情報共有の欲求をうまく刺激することで情報拡散力を高めることができます。
X(旧Twitter)の収益化で悩んだら
X(旧Twitter)の収益化は多くの方法で可能ですが、まずはアカウントのフォロワーを獲得しなければ十分な効果は得られません。
しかしフォロワーを獲得すること自体が簡単なことではなく、非常に手間がかかるものです。
毎日のツイートやプロフィールの充実など、地道な努力が必要になります。
またどれだけ努力してもフォロワーが増えないという人もいるでしょう。
その場合はコンサルタントへの相談がおすすめです。
コンサルタントに相談することで、専門的な知識をもとにしたアドバイスを受けることができます。
そのアドバイスを活かすことでX(旧Twitter)の収益を伸ばすことにも繋げられるでしょう。
X(旧Twitter)マーケティングの事例はこちら
まとめ
今回はX(旧Twitter)で収益化する方法について解説しました。
X(旧Twitter)はユーザー数も多く、ビジネスチャンスもあるSNSです。
フォロワー数が大きく関係しているため、なかなか思う様に収益化できない場合もあるでしょう。
その場合は分析ツールなどを活かして改善を重ねていくことが大切です。
X(旧Twitter)は無料で始めることができるので、リスクを恐れずまずは行動に起こしてみましょう。