写真を主体としたSNSとして多くのユーザーを保有するInstagramですが、運用方法によっては投稿から収益につなげることが可能です。

Instagramを収益化するにはどのような方法があるのでしょうか。

この記事はInstagramを収益化する方法を4つ紹介し、それぞれのマネタイズ方法を解説します。

また収益化に必要なフォロワー数やフォロワーの増やし方も解説していますので、収益化を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

Instagramで収益化する方法を解説

Instagramで収益化する方法は主に以下の4つです。

• 企業から依頼を受けてPRする
• アフィリエイトする
• 自分で撮影した写真を販売する
• 自社商品を販売する

これらの方法は平行して進めることもできます。例えば基本は自社商品を販売し、企業から依頼が来たらPRも対応するなどです。

Instagramに限らずSNSの収益化で重要なポイントは、フォロワー数を増やすこととエンゲージメント率を高めることです。

エンゲージメント率とは、投稿に対してフォロワーからどれだけ反応があったかを示す指標を指します。

たとえフォロワーが多くてもSNSユーザーが投稿をチェックしていなければ、アカウントの広告効果はありません。

エンゲージメント率が高いということはユーザーが投稿をしっかり見ている証拠なのです。

またエンゲージメントは高ければ無条件に良いわけでもありません。

投稿を見たユーザーの反応がネガティブなものであってもエンゲージメント率は高く計測されるからです。

そのためエンゲージメントについては数字だけではなく投稿を見たユーザーがポジティブな感情になれたかどうかも重要になります。
 
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企業から依頼を受けてPRする

以下では、企業から依頼を受けてPRする収益化方法について、収益化の概要とマネタイズの手順を説明します。

収益化の概要

PRは、企業から宣伝依頼を受けた商材を自分のアカウント内で紹介し、認知を広めた対価として報酬を受け取る仕組みです。

報酬額は契約内容によりますが、相場は投稿1件あるいはキャンペーン1回に対して1フォロワーあたり約1～3円と考えられています。

また報酬として金銭ではなく企業の商品・サービスを無料提供してもらうケースも少なくありません。

マネタイズの手順

企業の商材PRでマネタイズするには以下の手順を踏みます。

1. スポンサー企業を見つける（またはスポンサー企業から依頼される）
2. スポンサー企業と交渉して契約内容を取り決める
3. 商品・サービスをPRする
4. 報酬を受け取る

スポンサー企業を自分で探す場合は、自分の価値観や個性と合致する企業を選んで営業をかけます。

またはインフルエンサーのプラットフォームに登録しておいて企業からPRの依頼を受けることも可能です。

PR投稿を行うときは、「#PR 」「#広告」「 #Sponsored」 などのハッシュタグを付けます。

商材PRであることを知らせずに投稿するとフォロワーの信頼を失う可能性があるためです。

アフィリエイトする

以下では、アフィリエイトについて、収益化の概要とマネタイズの手順を説明します。

収益化の概要

アフィリエイトとは、投稿に掲載した特定のURLから商品・サービスの売買が成立したときに紹介料として報酬を受け取る仕組みです。

アフィリエイトは成果報酬型の収益化方法で、PRのように認知を拡大することではなく、直接的に売上に貢献することを目的としています。

マネタイズの手順

アフィリエイトでマネタイズするには以下の手順を踏みます。

1. アフィリエイト案件を見つける
2. 企業の商品URLを付けた投稿をアップする
3. 成果に応じて報酬を受け取る

アフィリエイト案件はASPから探すことができます。ASPとは商材の広告を掲載してほしい企業が集まっているサービスプロバイダーです。

ASPから自分のアカウントに合った商材を選びましょう。

また、フォロワーが数万人単位のインスタグラマーなら企業からアフィリエイト案件の依頼が来ることもあります。

案件を見つけたら商品URLを掲載して投稿しましょう。投稿によって商品・サービスの売買が成約したら報酬を受け取れます。

自分で撮影した写真を販売する

以下では、撮影した写真を販売して収益化する方法について、収益化の概要とマネタイズの手順を説明します。

収益化の概要

写真販売とは、撮影した写真やInstagramに投稿した写真を特定のサイト・アプリに公開して買い取ってもらう仕組みです。

サイトやアプリによっては1枚1万円で買い取ってくれる場合もあります。

また企業やブランドなどに写真を気に入ってもらえたらライセンス契約を結ぶことも可能です。

マネタイズの手順

写真販売でマネタイズするには以下の手順を踏みます。

1. 写真を撮影する
2. 写真販売用のサイト・アプリに公開する
3. 写真を購入してもらう

写真販売ができるサイト・アプリは、例えばMOBILEPRINTS・Twenty20・Snapwireなどです。

それぞれ求められる写真のクオリティ・報酬の仕組み・機能などが異なります。自分の写真を販売するのに適した物を選びましょう。

また海外発のサービスが多いため日本語に対応しているかどうかも重要なポイントです。

自社商品を販売する

以下では、自社商品販売の収益化方法について、収益化の概要とマネタイズの手順を説明します。

収益化の概要

Instagramを使った自社商品販売は、Instagramに商品の広告を載せて自社のECサイトやネットショップに誘導し、購入につなげる仕組みです。

特にInstagramのユーザー層と自社商品のターゲット層が合致していると収益への大きな貢献が期待できます。

またInstagramのユーザー数は数千万人規模ですので、商品やECサイトの知名度向上にもつなげることが可能です。

マネタイズの手順

自社商品販売でマネタイズするには以下の手順を踏みます。

1. ECサイトまたはネットショップを開設する
2. ショッピング機能を設定する
3. ユーザーニーズに合わせたコンテンツを投稿する
4. アカウントの認知を広める

ショッピング機能とは、投稿に値段や商品名などの商品情報をリンクさせることができる機能です。

ユーザーが投稿をタップすると連携しているサイトの商品詳細ページへ遷移します。

しかしショッピング機能を付けても魅力的なアカウントでなければユーザーを惹きつけることはできません。

ユーザーニーズに合わせてコンテンツを用意し、認知を広めるためにハッシュタグをつけるなど工夫する必要があります。

 

収益化のために必要なフォロワー数は？

Instagramを収益化するためにはどれくらいのフォロワー数が必要なのでしょうか。

以下では企業からのアプローチがあるかどうかを観点に、収益化に必要なフォロワー数を解説します。

具体的には、フォロワー数5,000人以上が収益化の最初の目安です。

5,000フォロワー：企業から商品が送られる

5,000フォロワーを超えると企業からPR商品が送られてきます。

これは「ギフティング」と呼ばれる企業の宣伝手法で、Instagram収益化の入り口です。

企業としてはインフルエンサーに商品の感想などを投稿してもらい認知拡大を図る狙いがあります。

最初は商品が無料提供されるだけですが、アカウントの宣伝力が高まれば報酬付きのギフティングにランクアップすることも可能です。

10,000フォロワー：企業から逆オファーが届く

フォロワーが10,000人を超えると企業からアフィリエイト案件やその他の広告案件の依頼が来るようになります。

案件単価はフォロワー数に比例するため、フォロワーが増えると報酬の額も上がり収益化を加速させることが可能です。

例えば1フォロワー1円の案件であれば、1万人フォロワーで1投稿1万円を稼ぐことができます。

インスタグラマーの中には投稿で100万円単位を稼ぐ人もいます。

 

 
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Instagramのフォロワー数の増やし方

フォロワー数はアカウントの宣伝力を示す一つの指標ですので、フォロワーの増やし方を知ることが収益化への近道です。

具体的には、フォロワーを増やすために以下のような工夫が求められます。

• 発信するテーマを明確にする
• 毎日更新する
• 保存数が増えるような投稿をする
• 写真の撮り方を工夫する
• 文字だけの投稿ならデザインを工夫する

発信するテーマを明確にする

アカウントで発信するテーマを明確にするとフォロワー増加が期待できます。

テーマを統一した投稿をすることでオリジナリティが生まれ、ユーザーに認知してもらいやすくなります。

例えば子育てと仕事の両立をテーマにすれば、育児中のビジネスパーソンが関心を持ってくれるでしょう。

ただしテーマによっては収益化のしやすさが変わるため、テーマ選びは慎重に行いましょう。

毎日更新する

毎日Instagramを更新することもフォロワー数を増やす方法の一つです。

基本的には投稿をすればするほどユーザーの目に止まりやすくなります。

より多くのユーザーに認知してもらうためには一定以上の更新頻度が必要です。

また定期的に更新すればユーザーに投稿を見る習慣が付き、エンゲージメント率の向上にも役立ちます。

ただし毎日更新はあくまで目標のフォロワー数に達するための方法ですので、毎日投稿を終了する期限を決めて取り組みましょう。

保存数が増えるような投稿をする

フォロワー数を増やす方法として、保存数が増えるような投稿内容にすることも有効です。

Instagramにはユーザーが気に入った投稿をブックマークできる「保存機能」があります。保存数は投稿の良し悪しを判断する指標です。

保存数が多い投稿は良いコンテンツであると判断され、アルゴリズムによってより多くのユーザーの目に留まるようになります。

そうすればフォロワー以外の人に認知される機会が増えるため、フォロワー数も必然的に伸びていく仕組みです。

保存数を増やすには、ユーザーが繰り返し見たくなるような内容を投稿しましょう。

写真の撮り方を工夫する

写真の撮り方を工夫することも、フォロワー数増加につながります。Instagramは写真主体のSNSであるため、写真の重要度は高いです。

しかしおしゃれに取ろうと変わったアングルで撮影すると、ホーム画面での見栄えが劣ってしまうことがあるので注意しましょう。

また写真の編集方法も重要です。編集技術があれば写真の構図などが多少ズレていても撮影後に調整することができます。

写真の撮り方と編集方法を両方工夫することが大切です。

文字だけの投稿ならデザインを工夫する

もし文字だけの投稿を行う場合はデザインを工夫することでフォロワー数増加につなげることができます。

文字だけの投稿の場合、コンテンツのオリジナリティはありますが見た目のインパクトは弱いです。

写真がメインであるInstagramでは見た目のオリジナリティを出すことが重要になりますので、デザインの工夫が必要になります。

Instagramのアプリ上では画像に文字を入れることができませんので、専用のアプリを入手して加工してから投稿しましょう。

 

Instagramで収益化しやすいテーマは？

Instagramで収益化しやすいのは企業のPR案件が多いテーマです。

PR案件が多いテーマは、Instagram内で「#PR 」「#広告」「 #Sponsored」などのハッシュタグが付けられた投稿を探せば分かります。

アフィリエイト案件に限定するならば、コスメ系が収益につながりやすいテーマです。

この背景には化粧品業界の販促費がそもそも高いためPR費用も高くなるという仕組みがあります。

しかし収益化のしやすさだけでテーマを選んでも、ユーザーに良質なコンテンツを提供できなければ意味がありません。

良いコンテンツを作れるテーマのうちから収益化しやすいものを選択するなど、テーマ選びはよく考えて行いましょう。

 

Instagramでの収益化に困ったら？

Instagramの収益化で困ったら、デジマクラスなどのWebマーケティングに精通したコンサルタントに相談してみましょう。

上記で紹介した収益化の方法はあくまで一般的にいえることで、収益化を目指す全ての人に当てはまるわけではありません。

例えば収益化しやすいテーマ選びが大切と説明しましたが、商材の都合によってはテーマが最初から限定されていることもあります。

そのため、収益化の方法は個別の事情に合わせて練ることが大切です。

コンサルタントに相談すれば商材の条件や売上目標に合わせた収益化の方法を検討することができます。
 
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まとめ

Instagramで収益化する方法はPR・アフィリエイト・写真販売・自社商品販売の4つです。

それぞれ収益化の構造やマネタイズ方法が異なるため、アカウントに合った方法を選択しましょう。

収益化する上で重要なのはフォロワー数とエンゲージメント率です。Instagramで収益を上げるには両者を伸ばす施策が求められます。

Instagramの収益化に困ったら、デジマクラスなどのコンサルタントに相談してみましょう。