自社ホームページや、各種サービスの会員登録に欠かせない存在が登録フォームです。
ユーザーのために、ホームページを開設したら登録フォームを設置しておきましょう。
この記事では、登録フォームの作成方法とメリットについて詳しく解説します。
目次
登録フォームの役割
企業のホームページやオンラインショップの会員登録などで、重要な役割を果たすシステムを登録フォームといいます。
企業がユーザーを募ったり、商品やサービスを購入してもらう際は顧客情報を入力するフォームが必要になるためです。
登録フォームをホームページに設置しておけば、ユーザー側と企業側の双方にメリットがあります。
登録フォームの主な役割は、下記の3つです。
- ユーザー側は、登録フォームから会員登録がいつでもできる
- 企業側は、ユーザーに商品やサービスを購入してもらう
- 資料請求や問い合わせの際に登録フォームを利用する
登録フォームがあれば、煩わしい操作や電話連絡をせず、ユーザーが気軽にサービスを利用できます。
ホームページ制作の際には、登録フォームを設置することを忘れないようにしましょう。
登録フォームの作り方
ユーザーに会員登録を促し、商品やサービスを提供する企業側にとって登録フォームは重要です。
しかし、Webサイトやホームページ制作の知識がない場合、どのように作ればいいのか迷うかもしれません。
以下、誰でも手軽に登録フォームを制作する方法について詳しくご説明します。
知識や制作コスト、ツールの使いやすさを吟味した上で自分に合った制作方法を探してみてください。
HTML・CSS・PHPなどのコード
ホームページやWebサイト制作の知識があるエンジニアの場合、HTML・CSS・PHPなどのコードを使用します。
これらのコードはWebページ制作において、それぞれ使用目的があるのが特徴です。
3つのコードの主な役割は下記の通りになります。
- HTMLは、ほぼすべてのサイトに利用される基盤となるコードでWebサイト制作では必ず必要になる
- CSSは、ページ上の文字のフォント・大きさ・色などを指定して装飾する役割がある
- PHPは、Webページに細かな動作を指定することで変化をつけられる
これらのコード入力には専門知識が必要になりますが、フォームデザインや機能を細かく設定可能です。
コードを使用してWebページを制作する技術をコーティングといい、プログラミングの基本になります。
ただし、HTML・CSS・PHPを使用して登録フォームを制作するのは技術がない人には難しいのが現状です。
外部に委託する場合や、新たにエンジニアを雇用する場合はコストについて検討する必要があります。
WordPressのプラグイン
WordPressは、Web制作に携わる人ならば一度は耳にしたことがあると思います。
CMS(コンテンツマネージメントシステム)と呼ばれるWordPressは、Webサイト制作のソフトウェアです。
1からホームページやWebサイトを制作したい場合に、WordPressを利用すれば誰でもサイト制作ができます。
CMSの特徴で、プラグインとしてフォームが一式用意されているため簡単に設置が可能です。
つまり、予めWebサイトをWordPressで制作している場合、登録フォーム設置がスムーズに行えます。
WordPress内にプラグインをダウンロードすることにより、初心者でも複雑な操作不要でサイト制作が可能です。
ただし、実際にプラグインを導入する際にはプラグイン同士の相性が重要になる点に注意してください。
複数のプラグインをダウンロードすると、稀にエラーが発生することがあるためです。
制作時には問題なくプラグイン同士が機能するか確認してから、サイト制作を始めましょう。
フォーム作成ツール
フォーム作成ツールとは、Webフォームを専門知識がなくても制作できるサービスのことです。
フォーム作成ツールを使えば、ほとんどのWebサイトに設置できる以下のフォームが制作できます。
- ユーザー会員登録フォーム
- お問い合わせフォーム
- 資料請求フォーム
- 申し込み・解約フォーム
このように、ほとんどのユーザーが利用するサービスで必須になる入力フォームが制作可能です。
フォーム制作ツールには様々な内容・種類が存在するためコストやサービス内容に合わせて選択してください。
Webサイト・LP制作の事例はこちら
登録フォームを作成する際のポイント
ホームページやWebサイトには欠かせない登録フォームですが、制作にはポイントがあります。
とくに事前に注意したいポイントは以下の通りです。
- サイト全体の統一感・バランス
- 目的に応じた項目設定
- 制作費用
ユーザーが閲覧しやすいことは勿論ですが、ホームページやサイトの構成と統一感を持たせましょう。
とくに、ホームページは企業の顔になるためサイト全体のバランスを考えることも大切です。
また、目的に応じた項目を確認した上で適切なフォーム制作をする必要があります。
プログラミング技術を持つ人員がいない場合、外部委託や人材雇用で費用が発生する点も考慮に入れてください。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
登録フォームを作成する際の注意点
インターネット社会の現代において、Webサイトの需要は高まっています。
ユーザーが興味を抱くホームページと登録フォームを制作するコツを押さえることが大切です。
Webサイト制作の知識やプログラミング技術がなくてもツールを使用すればフォーム制作は可能になります。
では、実際に登録フォームを制作する際に、注意する点はどのようなことでしょうか。
ユーザー目線に立った登録フォームの作り方について解説します。
項目を必要以上に設定しない
登録フォーム制作のポイントは、ユーザーが一目で分かりやすいようにシンプルにすることです。
入力項目が多すぎたり、操作がしにくい登録フォームではユーザーが離脱しやすくなります。
登録フォームはユーザーに会員登録してもらったり、アンケートに回答してもらう目的で制作するものです。
複雑な内容の項目は避け、入力欄もなるべく少なく簡潔なページ制作を心がけましょう。
ユーザーが快適に登録できるような気づかいが大切です。
質問内容を分かりやすくする
アンケートフォームの場合、ユーザーに質問に答えてもらう必要があります。
質問は複雑なものは避けて、回答しやすい内容を設定するように心がけましょう。
とくに、入力の仕方や回答例はきちんと冒頭でユーザーに説明しておくことがポイントです。
また、必須項目がある場合はユーザーが分かりやすいように表記するようにしてください。
登録フォーム作成のおすすめツール
ホームページやWebサイトは、プログラミング知識がない人が制作するのは難しい印象があります。
確かに、コード入力の場合は技術が必要になりますが、登録フォーム作成ツールなら誰でも作成が可能です。
以下、初心者でも使いやすくて簡単にフォーム作成ができるツールをいくつかご紹介します。
まずは実際にツールに触れてみて、登録フォーム制作に慣れることから始めてみましょう。
Googleフォーム
Googleフォームは、Googleアカウントさえあれば無料で利用可能なフォーム作成ツールです。
情報収集と分析機能があるため、お問い合わせフォームやアンケートフォームの制作に適しています。
また、Googleアカウントと連携しているためスプレットシートとの連携も可能です。
複数で制作する場合にも、作業が共同で行えるなどのメリットがあります。
機能面が充実しており、使いやすいことから初心者におすすめのツールです。
半面、複雑で高度なデザインのフォーム制作にはあまり適していない特徴があります。
formrun(フォームラン)
formrun(フォームラン)は、フォーム作成ツールの中でもとくにフォーマットが豊富に用意されています。
20種類以上のテンプレートと、テキスト入力操作でフォーマットを作成できる手軽さが魅力的なツールです。
フリープランは基本無料ですが、サービス内容によって月額プランがあり金額が異なるのが特徴です。
フォーム作成からお問い合わせの対応まで、すべてformrun(フォームラン)上で行えるためスムーズな運営ができます。
フォーム回答をステータス別に管理できるため、大切な顧客に対して迅速な返信が可能になります。
formzu(フォームズ)
メールアドレスを登録して利用するformzuは、無料プランでいくつでもフォーム制作をすることができるツールです。
また、初心者でも作成画面のガイドに従って操作すれば簡単にフォーム作成できる点がおすすめです。
無料プランの範囲でもアクセス解析機能が使えるほか、SSL通信付きの安全なフォームを制作できます。
費用をなるべく抑えつつ、登録フォームを多数制作したい場合に適したツールです。
作成ツールの選定ポイント
登録フォームを作成するツールは多数存在しており、どれも機能面やコストに違いがあります。
そのため、フォーム作成ツールを選ぶ際には、どれが一番作成するフォームに適したツールか考慮してください。
では、ツール選びの際にとくに注目するポイントについて解説していきます。
操作性
ホームページやサイト制作に普段から携わらない場合、登録フォームを作るにはやはり時間がかかります。
始めての制作で戸惑うことがないように、操作性がシンプルなツールを選択しましょう。
ほとんどのフォーム作成ツールはコード入力などの複雑な操作は不要ですが、ツールごとに操作方法は異なります。
無料で使用できるツールに実際に触れてみながら、自分に合ったツールを探してみてください。
デザイン性
企業の顔ともいえるホームページ制作は、細部までこだわりたいケースも考えられます。
ホームページやサイト全体に統一感を出したい場合、登録フォーム制作にも力を注ぎたいところです。
フォーム制作ツールの中にはデザイン性を考慮し、テンプレートが豊富に用意されたツールもあります。
ユーザーの印象に残りやすい特徴的なフォームを制作したいなら、デザイン面も考慮してみてください。
他ツールとの相性
WordPressのプラグインのように、ダウンロードしたツール同士の相性に注意が必要なものもあります。
ツールとツールの組み合わせによって、正常に機能せずエラーが発生する可能性がある点に注意してください。
ツールが正常に機能するかを必ず確認し、操作方法を正しく守って制作しましょう。
登録フォーム作成ツールのメリット
登録フォーム作成ツールは、プログラミングの専門知識が無くてもフォームを制作できるのが特徴です。
また、無料の範囲でも機能が充実しているものが多く、初めてのフォーム作成の心強い味方といえます。
では、登録フォーム作成ツールには制作のしやすさ以外にどのようなメリットがあるのかご説明します。
業務を効率化できる
ホームページやWebページの制作は、本来なら特別な技術を要します。
しかし、誰でも手軽に活用できるフォーム作成ツールならプログラミングの知識は必要ありません。
そのため、制作時間を削減できるので業務の効率化が図れます。
本来制作にかかる費用を抑えることができるのもメリットの1つです。
ユーザーの入力ミスを減らせる
アンケートフォームや情報入力フォームでは、ユーザーが入力を間違える場合が考えられます。
しかし、フォーム作成ツールでユーザーに操作が分かりやすいフォームを制作すればミスを減らせるのです。
具体的には以下の2つに注意してフォームを制作します。
- フォーム制作時に入力画面に注意書きを添える
- ユーザーがフォーム入力後に、内容をチェックできる画面を作る
このように、些細な工夫を凝らすことでユーザーもストレスなくフォームの利用が可能です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
登録フォーム作成ツールの価格帯は?
登録フォーム作成ツールは、無料プランでも機能面で優れたツールが多いのが特徴といえます。
そのため、できる限りコストを抑えたい場合、まずは無料のツールで機能を比較するのがおすすめです。
有料プランになるとツールによって月額料金が異なり、価格帯は約900円~25,000円代と差があります。
費用を抑えるのか、有料プランで充実した機能を利用するのか求める条件によってツールを選択しましょう。
Webサイト・LP制作の事例はこちら
登録フォームの作成に困ったら
登録フォーム作成ツールを利用すれば、初心者でも比較的簡単にフォーム作成が可能になります。
しかし、どのフォーム作成ツールを使用すればいいか迷ったり、制作に疑問が生じる場合もあるかもしれません。
ホームページ制作や登録フォームの作成で困ったときは、デジマクラスまでご相談ください。
ホームページ制作から運営に至るまでサポートさせていただきます。
Webサイト・LP制作の事例はこちら
まとめ
登録フォームは、フォーム作成ツールを活用すれば誰でも簡単に制作することができます。
ツールは機能が多岐にわたるため、作成したいフォームに適しているツールを選択することが大切です。
ユーザーが利用したくなる登録フォームを作成し、Webマーケティングに有効活用していきましょう。