少し前までは通勤時間や通勤場所など、あらゆるものを決められ雇用されるという考え方が当たり前でした。
しかし、現代ではライフスタイルに合った働き方を選択できるようになり、副業を推進する企業も増えてきています。
この自由な働き方を実現できる1つとして挙げられるのは、クラウドソーシングを利用した働き方です。
本記事では、クラウドソーシングでできる仕事内容や利用するメリット・デメリットを詳しくご説明し、稼ぐためのコツもご紹介します。
目次
クラウドソーシングの概要
クラウドソーシングは、群衆を表すCrowdと業務委託を表すSourcingを合わせて造られた言葉を指します。
インターネットを利用し、不特定多数のユーザーに仕事を発注できる仕組みです。
インターネットの普及により、メールやチャットなどで手軽にコミュニケーションが取れるようになりました。
その頃からクラウドソーシングは注目されているのです。
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスを提供するサイトも一般的になりつつあります。
クライアントは大手企業から個人まで多数が登録。
必ずしもその仕事のプロフェッショナルである必要はないため、比較的誰にでも応募できるのも特徴です。
自由な働き方を重視する人が増えている中、ライフスタイルに合わせて利用することも可能であるため脚光を浴びています。
あらゆる仕事がある
クラウドソーシングではあらゆる仕事を行うことができます。
スマートフォンのみで完結するものやPCを使うものなど種類はさまざまです。
ちょっとした隙間時間を活用できるものから、専門知識が必要な仕事まで幅広いジャンルの仕事を選択できます。
初心者でも応募できる点や、自分が得意な分野を活かすことも可能な点も魅力で副業として活用する人も急増中です。
オンラインで完結できる
クラウドソーシングは、打ち合わせや仕事のやりとりはオンラインで全て完結します。
企業によって、テレビ電話などを使用しミーティングを行う場合もやりますが、基本的にはメールやチャットが主な連絡手段です。
出社の必要がないため、通勤時間を取られないといったメリットもあります。
クライアント、受注者共に無駄を省き時間を効率よく使うことが可能です。
このことから、自身の自由な時間を確保することにも繋がっていきます。
クラウドソーシングで受注できる仕事
クラウドソーシングでは、さまざまな仕事を受注することができます。
クラウドソーシングで主に受注できる仕事5種類のご紹介です。
プログラミング
Webやアプリの開発などさまざまな種類の募集があるのが特徴です。
専門的な知識が必要な分野ですが、その分単価が高いのもポイントであるといえます。
プログラミングの知識がある人にはおすすめのお仕事です。
ライティング
指定されたテーマやお題について文章を作成し、納品をします。
未経験でも始められる案件から、医療などの専門知識を必要としたものまで数多くあるのが特徴です。
案件によっては報酬に差はありますが、他のお仕事と比べて募集数もかなりの数あります。
書いているうちに、知識がつくのも嬉しいポイントです。
デザイン
HTMLやCSSの知識を活用し、企業のWebサイトをデザインする案件やロゴ作成などのお仕事があります。
知識が必要なのはもちろんのこと、センスも必要なため報酬の差は人によって違ってくることも多いです。
ロゴの作成する場合は、たくさんの応募の中から優秀な作品を選定するコンペ形式のお仕事もたくさんあります。
コンペ形式の場合は特に、今までの経験や業績があれば有利です。
動画編集・音楽制作
動画編集は専門的なスキルを要するものから、初心者歓迎の案件まで幅広いのが特徴です。
初心者歓迎の案件で多いのはYouTubeに関するものが多く見られます。
YouTubeの動画編集は、テロップを挿入したり動画をカットして繋げたりと割と単純な作業です。
音楽制作も専門的なスキルが必要になるため、比較的高単価な案件が多い傾向にあります。
仕事内容としては、主に効果音やBGM制作・ゲームやコマーシャルに挿入する曲の編集作業などさまざまです。
アンケート・口コミ投稿
商品やサービスを使った感想などを投稿するだけなので、ハードルが低いといえます。
パソコンを使った作業を募集する案件が多いのが特徴ですが、スマートフォンのみで完結する仕事も多いのもメリットです。
ライターに挑戦してみたいけれど、勇気がないとい方はこのような仕事からトライしてみてください。
マーケティング戦略の事例はこちら
クラウドソーシングを利用するメリット
クラウドソーシングを利用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
詳しくみていきます。
自分の都合の良い時間に作業できる
自由な働き方を重視する人が増える中で、注目されるポイントです。
基本的には開始時間も終了時間も自分で全て決めることができ、休みも調整を自由にすることができます。
空いた時間を有効に利用すれば、短期の案件や短時間でできる仕事にも応募が可能です。
上手く調整できれば、収入を増やすこともできるでしょう。
自分の好きな仕事に応募できる
自分で全て決めることができるため、好きな仕事のみに応募できるのもメリットです。
余計な時間が短縮でき、苦手な分野に手を付ける必要がありません。
自分のスキルを活かすことができるのはもちろんのこと、興味のある分野に挑んでみることもできます。
好きな仕事に挑戦することで、精神的負担も軽減されるのも嬉しいポイントです。
営業活動が省ける
クライアントのコネクションがない人でも、インターネットで簡単に探すことができるため、営業活動をする必要がありません。
地方在住者でも、全国の案件を探すことができるのもメリットです。
またインターネットを活用することにより、英語力を活かして海外で募集している案件に応募することもできます。
どんな場所に住んでいても、仕事を得ることが可能なのです。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
クラウドソーシングを利用するデメリット
クラウドソーシングを利用するにあたって、当然デメリットも存在してしまいます。
2つのデメリットのご紹介です。
相場より低い単価
クラウドソーシングは、経験がない人でも応募できる案件がたくさんあるため相場よりも低い単価が設定されている場合があります。
また、仕事に時間がかかり過ぎてしまうと時給で計算をした場合に見合わないことも出てきてしまうのです。
高単価の案件は、スキルが必要である場合がもちろんのこと倍率も高くなります。
経験が浅い人は、実績をアピールできるように経験を積み上げていくことが重要です。
発注者が誰か分からない
顔を合わせずに作業を進められる反面、発注者がどのような人なのか判断できないのもクラウドソーシングを利用するデメリットです。
- いきなり音信不通になる
- 報酬の支払いが遅れる
- 必要以上の作業を要求される
など悪質な例も多く存在します。
クラウドソーシングサイトによって、厳しくチェックをしているサイトも多くありますが、何よりも自身で気を付けることが必要です。
発注者のページを確認し、実績や評価なども詳しく確認することが重要になってきます。
コミュニケーションが取りづらい
全てをメールやチャットで完結させるため、意思の疎通がうまく取れないということも起こります。
お互いに誤った解釈のまま進めてしまうと、トラブルに発展しまう場合も出てきてしまうのです。
また、必要以上に修正で時間がかかってしまい、効率が下がってしまうことも考えられます。
疑問に思った際は、そのままにせずその都度質問するようにしましょう。
自身が説明する場合でも、誰が見てもわかるような文章を心がけることが必要です。
対面で会話をするときよりも丁寧に伝える意識をすることが重要になります。
クラウドソーシングで稼ぐコツ
ここでクラウドソーシングで稼ぐためのコツをご紹介します。
あまりにも安い案件は避ける
あまりにも単価の安い案件には注意が必要です。
「初心者大歓迎」の文言に飛びつき、低単価すぎて割に合わない場合があります。
キャリアを身に着けるといった意味での利用は価値があるかもしれませんが、そう思えない場合は避けた方がよいでしょう。
さまざまな仕事を比較して、自分が納得のいく仕事に応募するのがベストです。
自分の得意分野を見つける
自分の得意分野を見つけて活かすことができれば、収入もアップしていきます。
得意分野を見つけ、専門にして集中的にこなしていくことで知識も身くのです。
得意分野を活かした作品を納品後、自分のページにポートフォリオとして提示することもできます。
作品を見たクライアントがスカウトをして仕事を提案してきたり、直接メッセージが届く場合もあるのです。
クライアント側も知識や経験がある人を採用する方が研修などの手間が省けて、信頼度も上がります。
得意分野があるのであれば、プロフィールを充実させるなどして積極的にアピールしてみるのがおすすめです。
納期の厳守
いくら質の良い仕事をこなすことができても、納期を厳守しなければ全てが水の泡となってしまいます。
納期を守るというのは当たり前のことではありますが、意外とありがちなのがマニュアルの確認不足です。
事前に確認してから作業にあたるのはもちろんのこと、定期的に確認し頭に入れておくことが重要になります。
クライアントからの信頼や高い評価を得るためには、良い仕事の提供だけでなく「当たり前のことがきちんとできているか」も必要です。
顔が見えない分、仕事に取り組む姿勢が問われます。
高い意識を持って、取り組むように心がけましょう。
初心者でも安心できる仕事は
初心者でも安心できる仕事は、タスク方式の仕事です。
タスク方式の仕事は、クライアントとの細かい打ち合わせをすることもなく簡単で比較的すぐに終わる仕事が多いといった利点があります。
クライアントが確認をし、問題がなければすぐに報酬を得ることが可能です。
クライアントとのやりとりが多く、指示に沿って仕事をするプロジェクト方式の仕事に比べ、すぐに始めることができます。
初心者で不安がある方は、タスク形式のお仕事を探してみるのがおすすめです。
初心者が稼ぐには
初心者にはタスク形式のお仕事が安心だということについて述べてきました。
しかし、先ほどから述べているように簡単な案件は単価が低く設定される傾向にあります。
安心して作業に取り組むことはできますが、満足した報酬を得られない可能性も出てくるのです。
『初心者』という壁を壊していくしかありません。
コツコツと案件をこなすようにし、実績を残していきましょう。
初心者から研修を行ってくれるクライアントも存在しますので、探してみてください。
慣れてくれば、プロジェクト方式の単価が高い仕事にチャレンジしていくことが大切になります。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
フリーランス・副業におすすめの仕事
ここでフリーランス・副業におすすめの仕事を2つご紹介します。
Webライター
パソコンとネット環境さえあれば、場所を選ばずに記事を書くことができます。
自宅のみならず、場所を自由に変えることが可能です。
また海外移住をし、Webライターで生計を立てる人も増えています。
初期投資も必要なく、気軽に始められるのもメリットです。
また、納期さえ守ればいつ書いてもよいので、副業にも向いています。
Webマーケター
Webマーケターは将来性がある仕事です。
Webマーケターは、Webサイトやアプリソーシャルメディアを活用してマーケティングを行います。
これからどんどん需要が高まっていく注目の職業です。
未経験でも始めやすく、平均年収も相場が高いため脚光を浴びています。
きちんと技術を身に着けていけばフリーランスでも安定して稼ぐことが可能です。
マーケティング戦略の事例はこちら
マーケターへの転職なら
マーケターはマーケティングのプロフェッショナルです。
専門職であるため、初心者から始めるのはきちんとした知識が必要となります。
気力も時間も必要です。
一から始めるのは不安になり、モチベーションを保つことも難しくなってしまうこともあります。
そんな時は、デジマクラスにご相談ください。
マーケターとして働きたい方のお話をお伺いし、不安や疑問を解決し成果を出していくためのお手伝いをさせていただきます。
ライフスタイルに合った働き方を実現していきましょう。
マーケティング戦略の事例はこちら
まとめ
クラウドソーシングでできる仕事内容やコツについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
インターネットの普及で働き方の選択肢が広がりました。
クラウドソーシングをうまく利用すれば、あなたの得意分野をいかしながら自由に仕事をすることも可能です。
クラウドソーシングを上手く活用して、あなたらしいライフスタイルを実現してください。