インターネット広告の入稿を効率よく行いたい、しっかり管理していきたいと思う人は多いのではないでしょうか。
そんな希望に合ったキャンペーンエディターの導入を検討している人は少なくないでしょう。
しかし、機能や使い方が分からなければ導入の際に手間取ってしまいます。
今回は、そんなキャンペーンエディターの使い方だけでなくメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
目次
キャンペーンエディターの役割
キャンペーンエディターとは、Yahoo!JAPAN広告が提供する検索連動型広告(スポンサードサーチ)の入稿や各種設定をサポートするツールです。
アプリケーションとしてパソコンにインストールして使います。
キャンペーンエディターの役割を知るために、まずは検索連動型広告ついて確認しておきましょう。
検索連動型広告はユーザーが検索したキーワードと連動し、検索結果の上に表示されるリスティング広告の一種です。
ユーザーが検索した結果に連動するということは、つまり表示される広告にも興味・関心をもつ可能性が高いでしょう。
そのため検索連動型広告の配信にはキーワードを踏まえた戦略が必要です。
キャンペーンエディターは、そんな検索連動型広告の運用を効果的・効率的に行う役割を担っています。
具体的な機能や使い方については、この後詳しくご紹介します。
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他のエディターとの違い
キャンペーンエディターは、Yahoo!JAPANの検索機能で検索した際に表示される広告を入稿・管理するためのツールです。
そのため、他にも広告エディターが存在することは想像がつくでしょう。
Yahoo!JAPAN広告と比較されることが多いものにGoogle広告があります。
広告連動型広告を活用したいのであれば、Yahoo!JAPAN広告とGoogle広告は押さえておくべきポイントです。
そんなGoogle広告の入稿作業に使うツールは、「Google広告エディター」といいます。
この2つの違いにはどのようなものがあるのでしょうか。
キャンペーンエディターとGoogle広告エディターの違いをチェックしていきましょう。
広告の掲載場所の違いはこちらです。
- キャンペーンエディター:Yahoo!の検索結果・Yahoo!JAPANの提携サイト
- Google広告エディター:Googleの検索結果・Googleの提携サイト
Yahoo!JAPANの提携サイトには「excite」「AllAbout」が、Googleの提携サイトには「livedoor」「価格.com」があります。
次にそれぞのれユーザー層についてご紹介します。
- キャンペーンエディター:PCユーザー
- Google広告エディター:スマホユーザー
もちろんYahoo!JAPANの検索機能をスマホで使うユーザーもいますが、スマホの場合はGoogleの方が多いようです。
また、キャンペーンエディターとGoogle広告エディターには広告表示オプションやターゲティングという設定面での違いもあります。
どのようなユーザー層・ターゲットを狙って広告を配信するかによりエディターを選ぶといいでしょう。
キャンペーンエディターのメリット
キャンペーンエディターを活用すれば、効率よく広告を運用できる可能性が高まります。
その理由は、キャンペーンエディターのメリットを見れば分かるはずです。
ここでは、キャンペーンエディターのメリットをご紹介します。
入稿時間の短縮
キャンペーンエディターのメリットには、入稿時間を短縮できることがあります。
リスティング広告を効果的に活用するためには、大量に入稿しなければなりません。
しかし、大量のデータ入力や確認作業は時間と労力を使うのではないでしょうか。
そんな中、キャンペーンエディターには入稿作業を短縮させるための機能が多数搭載されてます。
その1つが、CVSだけでなくExcelからのアップロードが可能であるということです。
使い慣れた形式でデータ作成ができるため、作業の複雑化を回避できるでしょう。
また、アップロードの際にエラーチェックを行ってくれるのも嬉しいポイントです。
キャンペーンや広告やグループ広告配下のコピー&ペーストを行うこともできます。
「一括コピー」ができると、それだけでかなりの時間短縮になるでしょう。
他にも過去の入力情報を保存して再活用するなど、時間短縮のための機能が多く備わっているのです。
動作が軽い
動作が軽いことは、キャンペーンエディターにとって魅力的なメリットといえます。
この後詳しくご紹介しますが、キャンペーンエディターはオフラインでの作業が可能です。
オンラインで作業をしようとすると、接続環境の影響などで動作が重くなることもあるでしょう。
しかし、オフラインなら接続作業の影響を受けずに作業を進めることができます。
そのため、動作が軽くなり作業時間の短縮にもなるのです。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
キャンペーンエディターのデメリット
メリットばかりのように見えるキャンペーンエディターですが、知っておくべきデメリットもあります。
デメリットを知らずに導入を進めて、後から後悔するのはもったいないことです。
それでは、キャンペーンエディターにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 利用条件に合ったPCでないといけない
- Macでは利用できない
- 1台のPCで複数のアカウント登録をしてもアカウント間でデータ共有はされない
キャンペーンエディターにはダウンロードや設定をするための条件があります。
その条件とはOS・UPU・搭載メモリなどですが、最も注意すべきはMacでは利用できないということです。
基本的にOSがWindowsでなければなりません。しかし、Windowsの中でも古いタイプは利用できないことがあるので注意しましょう。
導入に向けて具体的な計画を立てる前に、自社のPC環境を確認しておくことをおすすめします。
また1台のPCに複数アカウントで登録をしても、データ共有ができないことにも気を付けてください。
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キャンペーンエディターの機能
キャンペーンエディターには、担当者にとって嬉しい機能が多く備わっています。
導入を検討するのであれば、まずはその機能を知っておきましょう。
ここでは、キャンペーンエディターの機能を5つご紹介します。
キャンペーン構成を簡単に作成できる
キャンペーンエディターには、キャンペーン構成を簡単に作成する機能があります。
キャンペーン構成とは広告配信のための決まり事のことで、検索連動型広告を配信する上でなくてはならないものです。
以下の項目がキャンペーン構成に必要となります。
- 曜日・時間帯
- 配信地域
- 除外キーワード
- 入札
- デバイス
- 予算
広告配信のためにこれだけの項目を設定するのは大変そうと思う人は多いのではないでしょうか。
しかしキャンペーンエディターでは、これらのキャンペーン構成を簡単作成できるようになっているのです。
初めてエディターを使う人や、試しに導入してみようという人も安心して使うことができるでしょう。
多数のキーワードと広告の作成が可能
キャンペーンエディターには、複数のキーワードや広告を作成する機能があります。
そもそも検索結果の上に表示されるのが、検索連動型広告です。
広告が表示されるような設定にするためには、キーワードが重要となるでしょう。
また、広告も1つに絞らず複数設定しておくことで表示される機会が増えることが期待されます。
キャンペーンエディターには、このようなニーズに合った「複数のキーワード作成」といった機能があるのです。
広告に関しても、広告グループという項目があり複数設定が可能となっています。
広告グループごとに複数のキーワードを組み合わせることで、効果的な広告表示ができるでしょう。
キーワードや広告の一括設定が可能
キャンペーンエディターでは、キーワードや広告の一括設定という機能もあります。
Excelを使ってキーワードなどの管理をしている場合、それをエディターに移すのが面倒だと思う人もいるでしょう。
キャンペーンエディターなら、そんな面倒な作業も一括設定が可能なのです。
- Excelなどでキーワードリストを作成
- キーワードリストをコピー
- キャンペーンエディターの入力画面に貼り付け
この手順でキーワードの一括入力ができます。
また、1回に一括入力できるキーワード数は最大100個となっています。
最大100個のキーワードを一括設定できるため、作業時間の短縮に繋がるでしょう。
一括入力だけでなく一括編集ができるのも嬉しいポイントです。
オフラインで作業可能
キャンペーンエディターのメリットのところで、オフラインで作業ができることについてご紹介しました。
そもそもキャンペーンエディターは、WindowsPCにインストールするアプリケーションです。
そのため常にオンラインである必要がなく、入力作業はオフラインで可能となっています。
オフラインで作業ができるため、入力したデータがすぐに反映される訳ではありません。
つまり見直し・変更が可能で、スピードだけでなく「正確性」を保つことができます。
もちろん編集や下書き機能が備わっているので、安心して使うことができるでしょう。
Google広告のアカウント構成の反映可能
先ほどお伝えしたように、広告エディターの中にはキャンペーンエディターの他にGoogle広告エディターがあります。
キャンペーンエディターを導入する前に、すでにGoogle広告エディターを使っている人もいるでしょう。
そんなGoogle広告エディターの利用者にとっても、キャンペーンエディターの導入はメリットとなります。
その理由は、Googleエディターのアカウント構成をキャンペーンエディターに反映させることができるからです。
- Google広告エディターからCVSデータをエクスポート
- キャンペーンエディターにデータをインポート
アカウント構成の反映はこのステップのみで可能です。
ただし、Google広告には「広告名」がないため手作業での追加が必要なことに注意してください。
キャンペーンエディターを利用するまでの順番
キャンペーンエディターを活用すると、入稿作業の時短や効率化につながります。
そんなキャンペーンエディターを使うためには、どのような手順が必要なのでしょうか。
ここでは、キャンペーンエディターの準備から利用までの手順を順番にご紹介します。
①キャンペーンエディターのダウンロード
キャンペーンエディターを使うためには、まずアプリケーションのダウンロードが必要です。
Yahoo!JAPAN広告にある「検索広告入稿支援ツールキャンペーンエディター」を選択します。
ダウンロード画面に利用規約が表示されているので、内容をしっかり確認しましょう。
「利用規約の内容に同意します」という文言の隣にあるチェックボックスにチェックしたらダウンロードボタンを押せるようになります。
②Yahoo!アカウントでログイン
キャンペーンエディターのダウンロードが完了したら、次はYahoo!アカウントでログインします。
まだYahoo!アカウントを取得していない場合は、アカウントを取得しましょう。
この時必要なアカウントは「Yahoo!ビジネスID」であることに注意してください。
アカウントを使ってログインが完了すると、オフラインでも作業ができるようになります。
③データのインポートと編集
Yahoo!ビジネスアカウントでログインができたら、入稿のための作業を行います。
キャンペーンエディターはCVSデータをインポートすることもできますし、Excelのデータをコピー&ペーストすることも可能です。
使いやすい方法でデータ管理をしていきましょう。
キャンペーンエディターにデータをインポートしたら、必要な個所を編集します。
④編集したデータのアップロード
データの編集や広告の設定ができたら、ついにアップロードを行います。
もし不備があればエラーとして表示されるので、その部分の修正が必要です。
全て完了したら、画面の左上にある「アップロード」ボタンをクリックしてアップロードに進みます。
Yahoo!広告管理画面を開いて、実際にアップロードされているか確認しましょう。
キャンペーンエディターの主な操作方法
キャンペーンエディターは多様な機能を備えていますが、その中でも特に知っておくと便利なものがあります。
ここでは、キャンペーンエディターの主な操作方法として、その便利な機能の使い方をご紹介します。
キーワードを一括で入稿する場合
主な操作方法1つ目は、キーワードを一括入力する方法です。
キャンペーンエディターでは、1回につき最大100個のキーワードを一括入力することができます。
その一括入力の操作方法はこちらです。
- Excelで入稿項目をまとめる
- データをコピーする
- キャンペーンエディター画面で「アカウント名」を選択する
- 「キーワードタブ」から「複数のキーワード作成・編集」を選択する
- 「項目追加」をクリックして表示された項目の下にコピーしたデータを貼り付ける
- 「プレビュー」「取り込み」「実行」の順にボタンを押す
これがキーワードを一括入稿するための操作方法です。
最初は戸惑うことがあるかもしれませんが、慣れれば短時間で作業が完了するでしょう。
広告文を一括で入稿する場合
キャンペーンエディターでは、キーワードだけでなく広告文の一括入稿も可能です。
その操作方法を確認していきましょう。
- Excelでキャンペーン名・広告グループ名・広告名などの必要な項目をまとめる
- データをコピーする
- キャンペーンエディター画面で「アカウント名」を選択する
- 「広告タブ」の「複数の広告作成・編集」を選択する
- 「項目追加」をクリックして表示された項目の下にコピーしたデータを貼り付ける
- 「プレビュー」「取り込み」「実行」の順にボタンを押す
キーワードと広告文の一括入稿は、データを貼り付ける場所は違うものの手順はほぼ同じです。
そのため、慣れていけばどちらも短時間で効率よく作業ができるでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
キャンペーンエディターの利用料金
キャンペーンエディターの導入を検討するにあたり、利用料金が気になる人は少なくないでしょう。
優れた機能があっても予算に合わなければ活用していくことができません。
キャンペーンエディターの利用料金を考える上で知っておくべきことがあります。
- キャンペーンエディターは無料でダウンロードできる
- 検索連動型広告は広告クリックによって料金が発生する
- 1日あたりの予算(日予算)の設定ができる
- 料金は前払い制
キャンペーンエディター自体は無料でダウンロードできますが、広告のクリック数によって料金が決まるのがポイントです。
1クリックあたりの広告料は数十円から数百円となっています。
1日あたりの予算を設定できるので、予想外の広告費用発生という事態は防げるでしょう。
また、料金は前払い制となっておりアカウント残高に反映されます。そこから料金が引かれていく仕組みです。
キャンペーンエディターの使い方で困った時は
キャンペーンエディターは大量の入稿やキーワードの管理・設定に便利です。
しかし、使い方や効果的な活用方法に悩む人も少なくありません。
キャンペーンエディターの使い方で困ったら、デジマクラスにご相談ください。
検索連動型広告のノウハウをもったコンサルタントが、キャンペーンエディターの効果的な使い方をサポートします。
インターネット広告の事例はこちら
まとめ
今回は、キャンペーンエディターの使い方やメリット・デメリットについてご紹介しました。
Yahoo!JAPANの検索結果に表示される検索連動型広告は、キャンペーンエディターによって入稿することができます。
一括入稿やオフラインでの作業など、効率化を図るための機能がたくさん備わっています。
しかし、利用できるOSやCPUなどの条件があることに注意が必要しましょう。
キャンペーンエディターを使って効果的な広告配信を目指すのなら、デジマクラスにご相談ください。