IT化の進歩とともに、需要が高まっているのがWeb業界です。

誰もがパソコンやスマホを使って、Webサイトを閲覧したことがあるのではないでしょうか?

企業と消費者をつなぐ架け橋ともいえるWebサイトの制作で最も責任を担っているのが、Webディレクターです。

今回は、Webディレクターに必要なスキルや向いている人の特徴を紹介していきます。

未経験からWebディレクターを目指したいと思っている人は、転職活動の参考にしてください。

Webディレクターになる方法を解説

パソコン

Webディレクターは、Webサイトを作る上でスタッフ全員をまとめる役割を持っています。

Web制作のリーダーとして、社内のスタッフを引っ張っていかなければなりません。

Web制作の責任者といえるWebディレクターですが、未経験からでも目指せるか気になっている人も多いでしょう。

そこで今回は、未経験からでもWebディレクターになる方法を解説していきます。

Webディレクターの仕事内容は?

説明するビジネスマン

Webディレクターは、Web制作におけるリーダー的存在ですが、どのような仕事をしているか気になると思います。

そこでまずは、Webディレクターがどのような仕事をしているのか解説していきます。

Web制作のスケジュール調整

スケジュール調整

Webサイトを制作するには、時間がかかります。

どのようなサイトを作るかによりますが、数週間から数ヶ月で制作される場合が多いです。

Webディレクターは、Web制作のスケジュール調整も大切な仕事です。納期や予算に合わせて、最適なスケジュールを立てます。

しかし、時には納期には間に合わないというクライアントの要望もあるかもしれません。

そのような場合にはできない理由を伝えた上で、代替案を出すことが大切です。

ただスケジュールを調整するだけではなく、臨機応変な対応もWebディレクターには求められます。

クライアントとの打ち合わせ

打ち合わせ

Web制作で欠かせないのが、クライアントとの打ち合わせです。

Webディレクターは、打ち合わせで率先してクライアントとコミュニケーションを取ります。

クライアントが求めているものを把握し、Web制作を通して課題を解決しなければなりません。

しかし、クライアントの中にはWebに対する知識がない人もいらっしゃいます。

そのような人たちの抽象的な要望も汲み取り、わかりやすく説明する力がWebディレクターには必要です。

 

ワンポイント
 Webディレクターの仕事内容は大きく分けて2つ
・Web制作のスケジュールを調整する
・クライアントとWebサイトについての打ち合わせをする

 
Webサイト・LP制作の事例はこちら  

Webディレクターのやりがい・魅力

ガッツポーズをする男性

Webディレクターのやりがいは、自分が作ったWebサイトが、形となって見られることです。

クライアントとのやり取りもしているので、直接お褒めの言葉をいただくこともあるでしょう。

さらに、社内の制作スタッフから頼られる存在になれば、それもやりがいにつながります。

周りに頼られ、クライアントからも感謝されるようなWebディレクターを目指しましょう。

 

ワンポイント
Webディレクターは、自分が携わったWebサイトが形になって見られることがやりがいにつながる。

Webディレクターに求められるスキルは?

パソコン

Webディレクターの仕事内容や魅力がわかったところで、どのようなスキルが求められるか気になるところでしょう。

それでは、Webディレクターに求められるスキルについて紹介していきます。

コミュニケーション能力

社内打ち合わせ

Webディレクターにとって必須のスキルともいえるのが、コミュニケーション能力です。

Webディレクターになると、さまざまな人たちとコミュニケーションを取らなければなりません。

社内スタッフはもちろん、クライアントからも信用される力が必要でしょう。

調整力

Webディレクターは、プロジェクトを調整する力も必要です。プロジェクトによって、予算や納期は異なります。

納期に間に合わせるようにスケジュールを調整することも、Webディレクターの役割です。

そして、自分のスケジュールだけではなく、制作スタッフのスケジュールの調整も行います。

周りのスタッフの状況も見ながら調整する力が、Webディレクターには必要です。

リーダーシップ

Webディレクターは、Web制作においてスタッフ全員を引っ張っていく立場です。

そのため、リーダーシップがある人には向いているといえます。

リーダシップがないと、他のスタッフはあなたに着いてきてはくれません。

時にはスタッフへの気遣いもしながら、引っ張っていく力がWebディレクターには求められます。

 

ワンポイント
 Webディレクターに必要なスキルは大きく分けて3つ
・社内外問わず円滑なコミュニケーションを取る力
・プロジェクトの調整力
・スタッフ全員を引っ張っていくリーダーシップ

Webディレクターに向いている人は?

パソコンをする男性

Webディレクターに必要な力について紹介しましたが、自分が向いているかどうか気になると思います。

そこで、Webディレクターに向いている人の特徴をまとめました。

Webディレクターを目指している人は、自分が項目に当てはまっているかどうかチェックしましょう。

責任感が強い

Webディレクターは、Web制作において全ての責任を持つ立場です。

そのため、責任感がない人にはWebディレクターは務まらないでしょう。

どのような仕事でも一生懸命取り組む責任感の強さが、周りからの信頼につながります。

マネジメント経験がある

これまで、マネジメントの経験がある人はWebディレクターに向いています。

現場をまとめる力がWebディレクターには必要なので、マネジメント経験がある人は重宝されるでしょう。

マネジメント力は、短期間で身につくものではありません。

だからこそ、転職の際にマネジメント力がアピールできれば、企業にとっても優秀な人材の確保につながります。

前職でマネジメントを経験したことがある人は、転職活動でしっかりアピールしましょう。

気配りができる

Webディレクターは社内スタッフの状況を見ながら、仕事を振らなければなりません。

ただ仕事を振るだけでは、他のスタッフはあなたに反発感を持ってしまいます。

そして、細かい部分まで気配りができれば、制作物のチェックの際にも役立つことでしょう。

Web制作では、細かい部分までしっかりと確認しなければなりません。

ちょっとしたミスがあるだけでも。クライアントからの信用を失ってしまいます。

細かいところまで気づく気配りがあれば、Webディレクターとして活躍することができるでしょう。

Webディレクターになるためにあると有利な資格

プログラミング

Webディレクターになるために、必ず必要な資格というものはありません。

しかし、資格を持っていれば転職活動には有利になるでしょう。

特に、Web業界での経験がない人は資格を持っているだけでも知識のアピールができます。

時間に余裕がある人は、Webディレクターにとって有利な資格の取得を目指しましょう。

Web検定 Webディレクター

まずご紹介する資格が、株式会社ボーンデジタルが運営しているWeb検定です。

Web検定の中には、Webディレクターという項目も存在します。Web検定のWebディレクターの詳細がこちらです。

  • 受験料:11,000円
  • 受験資格:なし
  • 試験時間:90分
  • 合格ライン:全65問中正答率70%以上

Web検定は受験資格がないため、誰でも気軽に挑戦することができます。

企画設計から運用まで幅広く学ぶことができるので、未経験の人は特に勉強しておきたい内容です。

Webライティング能力検定

続いてご紹介するのが、Webライティング能力検定です。

一般社団法人日本WEBライティング協会が運営しています。Webライティング能力検定の詳細がこちらです。

  • 受験料:13,500円
  • 受験資格:なし
  • 試験時間:90分
  • 合格ライン:88満点中80~88点で1級、70~79点で2級、53~69点で3級

Webライティング能力検定は全員が同じ内容の試験を受け、点数によって授与される級が違います。

日本語の基本的な文章の書き方が理解できる他、SEO対策についても学べることが特徴です。

Webサイトを多くの人に見てもらうためには、SEO対策は欠かせません。

Webライティングについても学んでおくことで、Webサイトのクオリティチェックにも活かせるでしょう。

HTML5プロフェッショナル認定試験

最後にご紹介するのが、HTML5プロフェッショナル認定試験です。LPI-Japanが運営しています。

HTML5プロフェッショナル認定試験の詳細がこちらです。

  • 受験料:16,500円
  • 受験資格:なし
  • 試験時間:90分
  • 合格ライン:非公開(全約60問中70%程度の正答率が目安)

HTML5プロフェッショナル認定試験は、上級者向けの資格となっています。

そのため、未経験の人が合格することは難しいでしょう。

もし、Web業界での経験があり、HTMLの知識があるという人は挑戦してみることをおすすめします。
 
Webサイト・LP制作の事例はこちら  

Webディレクターの平均年収

給料

Webディレクターの平均年収は、転職サービスDODAの2014年統計調査によると、450万円前後です。

20代の平均年収は約370万円、30代は約470万円と、他の業界に比べて高い水準を誇っています。

Web業界の中でも、年収が高い職種であるといえるでしょう。

そして、WebディレクターはWeb制作を成功させるに連れて、年収アップも期待できます。

時には、クライアントから名指しで使命をもらうこともあるかもしれません。

多くの人から高評価をもらえれば、年収1,000万円以上も目指すことができます。

 

ワンポイント
Webディレクターの平均年収は、450万円前後。

Webディレクターは未経験でも転職できる?

仕事俯瞰

Webディレクターを目指している人の中には、Web業界で働いたことがない人も多いと思います。

そこで、未経験でも転職することができるのか解説していきましょう。

未経験でも転職は可能

Webディレクターは、未経験でも転職することは可能です。

Web業界はニーズが高い業界のため、多くの人材が求められています。

そして、Webディレクターに必要とされるのはWebの知識だけではありません。

コミュニケーション力やリーダシップなど、前職での経験で活かせることも多いでしょう。

未経験からWeb業界に入った人の中にも活躍している人は大勢います。

未経験だからといって諦めず、Webディレクターになることを目指しましょう。
 
Webサイト・LP制作の事例はこちら  

Webディレクターに求められる知識を身につけよう

Webディレクターを未経験から目指すなら、事前に知識を身につけておくことをおすすめします。

もちろん、未経験で入社した場合は、先輩スタッフから教えてもらうことが多いでしょう。

しかし、何も知識がないとなかなか業務を任せてもらえないかもしれません。

Web制作をする上での基礎知識は最低限、身につけておくようにしましょう。

面接の際等に、入社するまでに学んでおくべきことが聞ければ、志望度の高さをアピールできます。

未経験だからこそ、これからの成長に期待できるということを強みにしましょう。

スキルを活かしてWebディレクターへ転職しよう

パソコン

Webディレクターは、Web業界で働いたことがない人でも目指すことができます。

未経験だからこそ、サイトに訪れるユーザーの気持ちに寄り添えるという一面もあるでしょう。

Webディレクターへの転職を成功させるには、自己アピールの仕方が大切です。

前職での経験で活かせることは、しっかりアピールしましょう。

そこで活用していただきたいのが転職エージェントです。

転職エージェントは求人情報の紹介だけではなく、履歴書の添削や面接練習も行います。

転職活動のプロからのアドバイスを活かすことで、転職活動の成功に一歩近づくことができるでしょう。

まとめ

打ち合わせ

今回は、 Webディレクターの仕事内容や魅力について紹介してきました。

Web業界は、これからも発展し続けることが期待できる業界です。

Webディレクターとしてのノウハウを身につければ、さまざまな場面で活躍することができるでしょう。

未経験からでも、Webディレクターとして活躍している人は大勢います。

悩み事や不安なことがあった場合には転職エージェント等も活用し、Webディレクターとしての活躍を目指しましょう。