自社のWebサイトで優秀なコンテンツを多数アップし、アクセス数を延ばそうとします。
しかし、資料請求やお問合せなどに繋がらない、そんな悩みを持つ企業は多いのではないでしょうか。
ユーザーからリード(見込み顧客)さらに次のステップへと繋げるために検討したいMAツールが「SATORI」です。
今回はSATORIを導入して期待できるメリット、SAOTORIの機能の料金や費用も紹介します。
目次
MAツール「SATORI」の概要
MAツール「SATORI」とは、自動で集客や販売促進ができるMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
具体的には、集客・販売促進・顧客管理のマーケティングプロセスを自動化することで、企業のマーケティング活動を支援するツールになります。
他にもいくつかのMAツールがありますが、SATORIは特に新たなリードを創り出し、育てます。
日本で開発されているため日本人の傾向に沿ったMAツールです。
SATORIの主な機能
自社Webサイトのアクセス数が増えても、ユーザー自ら資料請求やお問合せなどのアクションを起こすことが不可欠です。
ただ自然な流れでユーザーに自らアクションを起こしてもらうためには何が必要なのでしょうか。
まず自社のサイトユーザーにはどのような傾向の人々が多いのかを分析することです。
サイトユーザーは自社サービスや商品にどのくらい興味があるか知ることから始めましょう。
そのためには、数多くのデータを集計・分析しなければなりません。
その分析結果を基に効果的なアプローチを進めることが集客に繋がります。
MAツールには種類がいくつかありますが今回紹介する「SATORI」は注目度が高いツールです。
ここではSATORIの機能について解説していきます。
知る
MAツール「SATORI」は自社Webサイトユーザーからリードを創り出します。
リードの購買意欲を育て、具体的なアクションへと導くことを得意とします。
アクセス履歴やサイト内での動きの分析状況から有力リードを見つけ出すのです。
- 名のない匿名ユーザーが誰なのかを知る
- ユーザーの性質や行動、興味を知る
- 配信メールの開封状況を知る
SATORIではユーザーが個人か企業かを知ることができる他、そのサイトに訪問した企業や個人までリーチします。
アクセス履歴やサイトに訪問してからの行動を知ることができるため、興味の方向性を探ることが可能です。
SATORIでは、特にどのコンテンツに興味を示していたのかが分かるのです。
SATORIは配信メールの開封状況が把握できるため、より興味を持つユーザーへのアプローチが可能になります。
分析する
MAツール「SATORI」によって自社サイトのユーザーを知ることができたら、分析して効果的なアプローチへ繋げます。
例えば、配信メールではA/Bテスト機能も備えているため、開封されやすいタイトルなども分析可能です。
さらに分析のステージでは、個々のユーザーの性質や傾向、サイト内の動きを調べた結果を集計します。
そして、コンバージョンに繋がる流れを把握します。
コンバージョンとはユーザーが資料請求や商品購入など何かしらアクションを起こしたことを指すものです。
- 自社Webサイトユーザーの個々の動きを分析
- データ集計によりリード(見込み顧客)とコンバージョンまでの流れを分析
- 一連の流れから離脱する分岐点(ポイント)を分析
まず、個々のユーザーがどのような内容のページに立ち寄り、どのようなコンテンツで立ち止まっているか把握します。
個々の動きを詳しく見て行くことでユーザーの傾向が分析できるのです。
続いて多くのユーザーの性質や興味を集計することで、ユーザーの中から有力なリードを見極めます。
例えば、コンバージョンに繋がったユーザーが、そのアクションに至るまで、どのコンテンツに興味を示したかなどです。
どのような動きを示したユーザーが、自社サービスや商品への購買意欲が高いのか分析可能になります。
最後にコンバージョンに繋がる流れを把握します。
その一連の流れからユーザーがどこでどのように離脱したのか、分岐点のポイントが分かるのです。
伝える
SATORIを活用するメリットは、購入意欲が高いターゲットへ効果的な宣伝を促すことができる点です。
自社サイトの顧客になってもらうためには、個々のニーズに応じた宣伝が欠かせません。
いかにユーザー自身にアクションを起こしやすい環境を提供できるかがポイントになります。
- アクションを起こしやすい環境を提供
- 有力なリードへピンポイントにリターゲティング広告を打ち出す
- 個々のニーズに合わせたパーソナルなアプローチ
例えば、サイト内のポップアップ機能などにより、リードがアクションを起こすまでのステップを少なくします。
より気軽にアクションを起こす環境を提供します。
アドネットワークなどと連携し、分析によってリターゲティング広告をピンポイントで打ち出すことが可能です。
もともと購入意欲が期待できるセグメントに発信できるので、効果的に宣伝ができます。
そのため、それぞれのニーズに見合った効果的な宣伝文句を、セグメントに対して発信できます。
つまりパーソナルなアプローチができるわけです。
「SATORI」の導入メリット
MAツールの中でもSATORIはリードの開拓と、リードの購買意欲を育てるとお伝えしました。
MAツール「SATORI」の導入メリットは以下の通りです。
- コンバージョンを促進する環境を提供できる
- お問い合わせフォーム等の作成が簡単
- セグメント管理機能により細分化されたターゲット層へ個々にアプローチができる
- マーケティング施策の結果の可視化できる
- リードへ自動アプローチできる
- リードを一元管理できる
それではSATORI導入のメリットについて、それぞれ解説していきます。
コンバージョンを促進できる
自社サービスや商品に興味を持ったタイミングで、アクションを起こせる充実した機能が搭載されています。
サイト閲覧中のポップアップ表示や自動連携フォーム機能などが、コンバージョンへと繋げます。
お問い合わせフォーム等の作成が簡単
コンバージョンに繋げるWebサイトを実現するには、ストレスのない問合せや資料請求フォームは必須です。
SATORIでは、埋め込み(エンベッド)とポップアップから選べるフォーム作成が簡単にできます。
また、ポップアップ機能があるので、購買意欲が高まったタイミングでフォームを見せ、誘導ができる点も魅力です。
ターゲット属性などに合わせて最適化できる
SATORIが得意とするポイントの1つに、ターゲット層に合わせたパーソナルな宣伝効果を上げる機能があります。
ターゲット属性を細かくグループ化し、セグメント管理機能やサイト内の動きをトリガーとし最適化できます。
リードの性質や条件によるグループ化だけではなく、行動などによってもグループ化されるのが特徴です。
そのため、名前のない見込み顧客まで効果的なアプローチができます。
マーケティング施策の結果をレポート化できる
デジタルマーケティングが他のマーケティングと違う大きなポイントは、トライ&エラーを繰り返すことです。
パフォーマンスの精度を高めるのが目的です。
SATORIはそれぞれのセグメントに向けたマーケティング施策の結果を可視化できます。
ダッシュボードには名前の分からない匿名ユーザーを含めたリード数がグラフで表示されます。
さらに目標設定機能やキャンペーン機能も活用できるのです。
施策に対する費用対効果や直近の結果を常に確認しながら次の施策を練ることが可能です。
セグメントを指定すると、そのセグメントに特化したリード数や推移をレポート化してくれます。
リード(見込み顧客)へ自動アプローチできる
SATORIでは見込み顧客の特定行動など、条件をトリガーとして設定することで活用範囲も広がります。
そのトリガーで自動的にターゲット層へメール配信できる機能が便利です。
社内で共有できる社内メールも配信でき、メールの配信方法はさまざまです。
数回に渡りメール配信ができるステップメールも選ぶことができます。
リード(見込み顧客)を一元管理できる
多くのMAツールでリードの一元管理ができるのが特徴です。
特にSATORIではすでに問合せフォームを利用した実名リードばかりではなく、匿名リードまで一元管理ができます。
潜在的なリードは多いものの、問合せや資料請求などのアクションまで起こすまでには大きな壁があります。
しかし、まだアクションを起こしていない匿名リードまで把握・分析できることで、ターゲット層が大幅に広がるのです。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
SATORIの導入で期待できる効果
SATORI導入で期待できる効果は、名前の分からない匿名リードを開拓、効果的なアプローチでコンバージョンに繋げることです。
これらの効果は一元管理とリポートによる可視化や自動化です。
そのため少ない人数でも導入後は対応できます。
SATORIの強み
このSATORIのリード開拓機能と購買意欲を促進する効果がSATORIの大きな導入メリットです。
SATORIの強みについて解説します。
リードジェネレーションに強い
SATORIにはアンノウンマーケティング機能があります。
名前の分からない匿名リードまで分析する機能です。
例えば、匿名リードの行動やアクセス履歴をトラッキング機能などにより分析します。
その人の興味が美肌にあると分析したら、自社の美肌に関する商品やサービスをピンポイントで宣伝し、コンバージョンへと導くことも可能です。
リードナーチャリングの方法が多い
さらにSATORIにはリードとのコミュニケーション機能がパーソナルなものからオフィシャルなものまであります。
そのためそれぞれのセグメントに対して効果的なアプローチができます。
- メール配信やホワイトペーパー発行機能
- コールリストによるテレアポの効率化
- SNS連携
- セミナーやイベント開催やフォロー機能
メールの配信でも一度きりの配信だけではなく、ステップメールもあります。
まだ購入意欲の強くないセグメントに対しては、ホワイトペーパー発行も効果的です。
一方でより購入意欲が強いセグメントに対しては、コールリストを作ることで、より効果的なテレアポができます。
現代のデジタルマーケティングではSNSも欠かせません。
SATORIでもSNSとの連携による労力のないスマートなアプローチができます。
オンラインだけではなくオフラインのリードまで一元管理ができます。
このようにSATORIは機能が豊富です。
開拓したリードの購買意欲を育ててコンバージョンへと導く効果が優れているのが特徴です。
この一連のリードナーチャリング機能が自動的に行われるので、労力も最小限に抑えることができます。
LTV(顧客生涯価値)が最大化できる
マーケティングでは常に新規顧客を開拓することが求められてきました。
しかし、競合相手がひしめき飽和状態になっている業界も多くなっています。
一人の顧客が生涯に渡り購入する額を上げるLTVへのアプローチが注目されているところです。
例えばサプリメントの購入であれば定期購入を進めて、継続を促すアップセルのようなアプローチもLTVアップに繋がります。
このようなLTVの最大化こそ、MAツールの得意とするところです。
SATORIでは目標設定機能があります。
宣伝目的を狙う問合せや資料請求などのアクションを目標とするだけではありません。
より先のLTV向上を見据えた、アップセルや成約までの目標を設定することが大事です。
そうすることで、SATORI分析能力やオートメーション機能を最大限に活用できます。
SATORIの使い方
SATORIが代表的な存在になった理由として、国産であることからその対応力が大きいでしょう。
一方、初めてMAツールを利用する人々にも使いやすいインターフェイスをあげることができます。
特にSATORIはより直感的に使うことができるので、デジタルマーケティング初心者にとっては取り入れやすさが魅力です。
基本画面の見方
SATORI画面の基本は、左側のメニュー・中央部分のデータ表示・右側のヘルプ画面の3枠構成です。
SATORIではリードを把握・管理するリードマネジメント画面を多く活用して把握・分析します。
トラッシュボードでは、自社サイトへの興味をホット・アクティブ・非アクティブの3つの段階で管理します。
トラッシュボードは、ユーザーの状況を表示しているので、一見して可視化が可能です。
特にSATORIはMAツールの中でも、まだアクションを起こしていない匿名リードまで分析し把握できる仕様です。
メールの作成
SATORIを導入するメリットとして、リードの購買意欲を高めるリードナーチャリング機能をあげることができます。
それぞれのセグメントに向けたパーソナルなメール配信によるコミュニケーションは、ナーチャリング効果が高いのです。
メール配信メニューにはテンプレートも用意されています。
国産MAツールのSATORIは、海外MAツールで指摘されるような日本語の違和感がありません。
それぞれのセグメントへ向けたパーソナルな内容ですが、より自然にリードとのコミュニケーションができます。
メール配信をオートメーション化できる点もメリットです。
メールの配信
SATORIのメール配信はテキストやHTMLによるメール選択があります。
また、リードのメール受信環境に対応して自動的にテキスト/HTMLのどちらも表示できるマルチパート機能も備えています。
トリガーを設定することで条件に合わせたステップメールが自動的に配信されるのです。
シナリオ機能もリードナーチャリングには効果的です。
「SATORI」の料金・費用はどうなっている
SATORIでは導入時に掛かる初期費用300,000円、月額料金148,000円が掛かります。
月額料金には従量課税もプラスされるケースがあるので、確認をしてください。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
SATORIの導入事例を紹介
SATORIの匿名リードまで分析して適切なアプローチを自動的に進める機能は高く評価されています。
いくつかSATORIの導入事例を紹介しましょう。
導入企業は1,000社を超えています。(2021年6月時点)
ある企業は、見込み顧客や休眠顧客、既存顧客へのアプローチをテレアポなど営業中心で進めて来ました。
営業効率の伸び悩みをきっかけに、SATORI導入を決めたのです。
特にアンノウンマーケティング機能を活用しました。
自社と接点のないサイトへ訪れた匿名リードのサイト内での動きを把握できました。
個々に向けた効果的なアプローチを購買意欲が高まるタイミングで発信できるのも魅力といえます。
その結果、広告の費用対効果が上がったそうです。
また、ある企業は、商品やサービスを動画にしてSNSなどで配信するビデオリリース業務をしています。
SATORI導入により2名体制のマーケティング活動を行っています。
メルマガ配信を中心とした効果的なリードナーチャリング機能活用をしました。
その結果、約4倍の案件化率、売上にして1億円もの向上が見られました。
マーケティングツール導入・活用の事例はこちら
MAツール「SATORI」で悩んだら
SATORIではMAツールに興味がある企業や、SATORI導入を検討している企業や担当者に向けたセミナーも行っています。
SATORIは購買欲の強い顧客を抽出して自動的にアプローチします。
MAツールを導入することで、集客の仕組みが可視化されるのです。
SATORIは成果をあげている企業もあれば、うまく活かせない企業もあります。
SATORIを導入してもなかなか成果が見えない、導入したいけれどよくわからない方はデジマクラスがおすすめです。
マーケティングの世界で培った経験とノウハウから的確なアドバイスとサポートが可能です。
マーケティングツール導入・活用の事例はこちら
まとめ
SATORIの導入に関するメリットについて解説しました。
有名企業をはじめ1,000社以上の導入事例があるように、SATORIは多くの企業に評価されています。
その理由は、リードジェネレーションやリードナーチャリング機能による費用対効果があるからです。
そして、国産MAツールであることは大きいでしょう。
競合が多く飽和状態にある現代で、潜在顧客へのアプローチを課題としている企業は多いです。
少ない人数で費用対効果の高い、匿名リードへのリーチを目指すためにも、一度SATORI導入を検討してみてはいかがでしょうか。