ブログなどの記事作成のSEO対策に有効な無料サービス・ラッコツールズをご存知ですか?
可愛らしいラッコのキャラクターが印象的なラッコツールズは、SEO対策に非常に役立つツールです。
この記事では、ラッコツールズの見出し(hタグ)抽出機能の使い方や取得できる情報・便利機能について解説しています。
ラッコツールズを使いこなしてみたいと思っている人は、ぜひ読んでみてください。
目次
ラッコツールズの特徴
ラッコツールズは、「ラッコキーワード」などでおなじみのラッコ株式会社(Rakko, Inc.)が提供しているサービスです。
2020年11月に株式会社シンクラフトからラッコ株式会社に社名が変更されました。
指定したキーワードからライバルサイトの見出しやタイトル・メタ情報も抽出できるため、SEO対策に活用している人も多いでしょう。
さまざまな機能が利用できるWebツール・ラッコツールズの特徴について詳しく解説していきます。
SEO対策に活用できる
SEO対策に活用できる無料サービスであるということは、ラッコツールズの大きな魅力でしょう。
ラッコツールズの中でSEO対策に有効な機能は次のとおりです。
- 見出し(Hタグ)抽出
- 文字数カウント
- OGP確認
- リンク抽出
- TITLE&META情報抽出
- 一括URLオープン
- HTTPリクエスト確認
上記の機能を活用することで、検索結果上位に表示されるライバルサイトのさまざまな情報を得ることができます。
自分が作成する記事のSEO対策をどのように行うべきかという判断材料になるのです。
この章に挙げた機能で得られる情報の詳細は、「ラッコツールズで取得できるSEO対策活用情報」の章で詳しく解説しています。
安全性
さまざまなデータが取得できるラッコツールズの安全性について、疑念を抱く人もいるでしょう。
結論から申し上げると、ラッコツールズの安全性に問題はありません。
ラッコツールズを運営するラッコ株式会社は、2009年より「中古ドメイン販売屋さん」というサービスを開始しています。
10年以上のサービス運営で培われたノウハウを活用して、ラッコツールズを提供しているのです。
ユーザー登録の必要がないため、個人情報が漏洩する心配もありません。
すべての人が安心して利用できるツールといえます。
登録は必要?
ラッコツールズは、ユーザー登録なしで利用することができます。利用料金もかかりません。
よく似た名前の「ラッコキーワード」の場合、メールアドレスを登録していない場合は検索回数が5回までという制限があります。
しかし、ラッコツールズに関しては必要なときに使いたいだけ利用することができるのです。
無料でさまざまな機能ができるラッコツールズは、非常に魅力的なサービスといえるでしょう。
SEO対策の事例はこちら
ラッコツールズで取得できるSEO対策活用情報
ラッコツールズで取得できる情報はたくさんありますが、その中でもSEO対策に重要な情報をピックアップしてご紹介しましょう。
ご紹介する項目は次のとおりです。
- 見出し(hタグ)
- 文字数カウント
- TITLE & META情報
- リンク
- OGP
1つずつ詳しくみていきましょう。
見出し(hタグ)
Webページにおける見出しとは、書籍や新聞などの見出しと同じように文章の要点をわかりやすく表現している言葉や短い文章のことです。
Webページで見出しを作成する際は、HTMLでマークアップを行います。
見出しに使われるhタグは<h1>~<h6>の6種類で、<h1>が一番大きい見出しです。
hタグを設定することで視覚的に見やすくなるだけでなく、検索エンジンに見つけてもらいやすくなるというメリットもあります。
ブログなどの記事に見出しを設定することは、SEO対策において非常に重要です。
文字数カウント
文字数カウントは、名前のとおり記事の文字数を数える機能です。
ラッコツールズでは、htmlコードや句読点を除いて文字数をカウントすることができます。
SEO対策においては記事全体の文字数もとても大切です。
記事の文字数を多くすることによってコンテンツの品質向上につながります。
文字数カウントでチェックした自分の記事の文字数と、検索結果上位に表示されるライバルサイトの平均的な文字数を比べてみましょう。
ライバルサイトよりもさらに多くの文字数でコンテンツの内容を充実させることにより、SEO効果がさらに高くなります。
TITLE & META情報
TITLE & META情報は、いずれも検索結果に表示される情報になります。
TITLEとは、名前のとおり検索結果に記事のタイトルとして表示される文字列です。
META情報とはメタディスクリプションのことで、記事の概要として検索結果に表示される文章になります。
どちらもユーザーが記事の内容を知る手がかりとして役立つ情報です。
ラッコツールズでは、1度に最大100個のURLのTITLE & META情報を抽出することができます。
リンク
SEO対策では、外部サイトのリンクをクリックすると新しいタブで外部サイトが表示されることが多いです。
新しいタブで外部サイトが表示されることにより、SEO対策だけでなくセキュリティ対策やパフォーマンス向上に効果があります。
上記の設定が正しく行われているかどうかも、ラッコツールズで確認することが可能です。
外部リンク・内部リンクの設定状態が一目でわかるので、いちいちURLをクリックして確かめる必要がありません。
OGP
OGPはOpen Graph Protocolの略です。
WebページがSNSでシェアされたりURLをメッセージで送信されたりする場合に、Webページの詳細情報を表示させるシステムになります。
URLだけでなくWebページのタイトルや概要まで表示されるため、ユーザーへのアピール方法として非常に効果的です。
ラッコツールズであれば、URLを入力するだけでWebページのOGP設定を確認することができます。
見出し(hタグ)の抽出方法
ここからは、SEO対策でもっとも重要といえる見出し(hタグ)の抽出方法についてご紹介します。
見出しの抽出方法は次の2つです。
- URLから抽出
- キーワードを入力して抽出
URLから見出しを抽出する方法は、hタグを抽出したいWebサイトのURLを検索ボックスに入力するだけと非常にシンプルです。
h1~h6のうち、チェックをつけたタグの見出しが表示されます。
Webサイトは最大100個まで入力することが可能です。
キーワードを入力して抽出する方法については、次の章で詳しく解説します。
キーワードを入力して抽出
キーワードを入力して見出し(hタグ)を抽出する方法は次のとおりです。
- ラッコツールズのサイトにアクセス
- 「見出し(hタグ)抽出」を選択
- h1~h6の見出しタグの中から抽出する範囲を選択
- キーワードを入力
- 「検索上位サイトから抽出」をクリック
しばらく待つと、検索結果上位に表示される10個のサイトの記事のタイトルや文字数・表示されたサイトの平均文字数が表示されます。
それぞれのサイトの見出しを確認する方法を次にご紹介しましょう。
抽出した見出しの確認
表示された各サイトの右側にある「+」マークをクリックすると、抽出した見出しを確認することが可能です。
チェックを入れたhタグのみが表示されるので、Webページの構成が一目でわかります。
検索結果の上位に表示される10個のサイトすべての内容を確認するのは大変です。
しかし、ラッコツールズで見出しを抽出することにより、記事に書かれている内容を大まかに把握することができます。
どのようなコンテンツが上位に表示されるのかを知る方法として、ラッコツールズは非常に便利なのです。
・URLから抽出
・キーワードを入力して抽出
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
その他の活用できる機能
これまでに紹介した以外にも、ラッコツールズにはSEO対策に有効な機能があります。
SEO対策に活用できるその他の機能についてみていきましょう。
WEBページ画像抽出
WEBページ画像抽出は、画像のalt(オルト)属性を調べる機能です。
alt属性とは、Webページに掲載された画像に設定される代替テキストになります。
alt属性を設定することで、画像の内容を検索エンジンに伝えることが可能です。
検索結果を判断する検索エンジンのクローラーと呼ばれるプログラムは、alt属性からしか画像のデータを把握することができません。
そのため、alt属性を設定することもSEO対策にとって非常に大切です。
WEBページ画像抽出を活用することで、alt属性にSEO効果のあるキーワードが設定されているかどうかを確認することができます。
QRコード作成
ラッコツールズでは、URLを入力するだけでWebサイトのQRコードを作成することが可能です。
QRコードをチラシやパンフレットに掲載することで、検索エンジン以外からのアクセス増加が見込めるでしょう。
検索結果に表示される順位を上げるためには、Webサイトへのアクセス数も重要な要素です。
ラッコツールズのQRコード生成は、QRコードが破損したときの修復機能(誤り修正レベル)も設定することができます。
ポスターなど屋外の掲示物にQRコードを掲載する場合は、誤り修正レベルを高く設定しておくのがおすすめです。
・WEBページ画像抽出
・QRコード作成
競合の見出し構造をチェックする重要性
ライバルサイトの見出し構造は、なぜチェックする必要があるのでしょうか。
それは、どのような内容が検索エンジンから高く評価されているかを知る手がかりになるからです。
SEO対策でもっとも重要なことは、コンテンツの内容を充実させ、質を高めることにあります。
ユーザーが求めている情報をわかりやすく伝えることこそ、最高のSEO対策なのです。
ライバルサイトの見出し構造を分析することで、ユーザーの満足度を高めるコンテンツ作成のヒントになります。
SEO対策の事例はこちら
おすすめの便利機能
ここからは、先ほどご紹介した見出し(hタグ)抽出機能を使いこなすうえで知っておきたいおすすめの便利機能をご紹介します。
ご紹介する機能は次の2つです。
- CSVファイルのダウンロード
- ブックマークレット機能
どちらの機能も使い方は簡単なので、見出し(hタグ)機能を利用する際にはぜひ活用してください。
CSVファイルのダウンロード
1つ目にご紹介する便利機能は、CSVファイルのダウンロードです。
見出し(hタグ)の抽出データは、CSVファイルで一括ダウンロードすることができます。
CSVファイルのCSVはComma Separated Valueの略で、Excelをはじめ各種データ形式と非常に互換性の高いファイルです。
CSVファイルをダウンロードすることによって、見出し(hタグ)の抽出データすべてが一目瞭然となります。
10個のサイトの「+」マークをクリックしなくても、表形式のデータで全部のデータを確認することができます。
SEO対策で見出し(hタグ)を抽出する際にぜひ使ってほしい便利機能です。
ブックマークレット機能
ブックマークレット機能とは、現在開いているWebページの見出しを抽出できる機能です。
ブックマークレット機能を利用する手順は次のようになります。
- 見出し(hタグ)を抽出するページの「Bookmarklet」をブラウザのブックマーク(お気に入り)バーにドラッグ&ドロップで挿入
- 見出しを抽出したいWebページを開く
- ブックマークバーに登録した「見出し抽出」をクリック
上記の手順を実行すれば、閲覧しているWebページの見出しを抽出することができます。
キーワードを入力することなく見出しを調べることができるのでとても便利です。
SEO対策で活用できるその他のラッコWEBサービス
参考までに、ラッコ株式会社が提供するSEO対策に有効なWEBサービス「ラッコキーワード」をご紹介します。
ラッコキーワードで取得できる主な情報は次のとおりです。
- サジェストキーワード
- Q&A
- Googleトレンド
いずれもSEO対策に必要な情報ばかりですので、ラッコツールズと組み合わせて活用することをおすすめします。
ラッコキーワードは無料で利用できるサービスですが、会員登録をしないと1日あたり5キーワードまでしか検索できません。
無制限で利用したいのであれば会員登録することをおすすめします。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
ラッコツールズを使用する際の注意点
ラッコツールズは、SEO対策に非常に有効なツールです。
しかし、ラッコツールズで取得した情報だけを鵜呑みにしてコンテンツを制作しても、検索結果の上位に必ず表示されるとは限りません。
ユーザーが求めている情報を掲載することに加えて、ライバルサイトとの差別化を図ることもSEO対策において大切です。
自分なりのノウハウや意見・体験談など、オリジナリティを感じられるコンテンツを制作するようにしましょう。
SEO対策の事例はこちら
ラッコツールズの使い方で悩んだら
ラッコツールズで得た情報を使いこなすためには、Webサイト制作やSEOに関する専門知識が必要です。
ラッコツールズの使い方で悩んだら、専門コンサルタントのデジマクラスに相談してみましょう。
ラッコツールズの活用方法だけでなく、ライバルサイトと差がつくWebサイト制作を全面的にサポートいたします。
まとめ
ラッコ株式会社が提供する無料サービス・ラッコツールズは、SEO対策に有効な機能がたくさんある便利なツールです。
特に見出し(hタグ)抽出機能は、検索結果の上位に表示されているWebページの見出しを一度に取得することができます。
ラッコツールズで取得できる情報をSEO対策に活用するためには、さまざまな専門知識が必要です。
ラッコツールズを活用してWebサイトのSEO対策を行いたいと考えている人は、ぜひデジマクラスにご相談ください。