海外進出をしている企業は多くあります。
またこれから海外進出を計画している企業もあるのではないでしょうか?
市場を拡大するためにも活用されているのが、グローバルサイトです。
海外の進出を考えているのであれば、必ず作成すべきといえるでしょう。
ここではグローバルサイト制作のポイントを解説していきます。
またグローバルサイトを解説している企業の特徴や、制作時の注意点についても解説していくので参考にしてください。
目次
グローバルサイトの目的
グローバルサイトとは、全世界に向けた情報発信サイトのことを指します。
言語は全世界共通である英語が多く活用されているのが特徴です。
グローバルサイトはどのような目的で制作されているのでしょうか。
目的は下記のようなものが挙げられます。
- 自社のブランディングのため
- 海外でマーケティング活動を行っていくため
- 海外にいる優秀な人材を確保する採用目的のため
他にも目的は企業によってさまざまあります。
共通しているのは、全世界に情報を発信していきたいということです。
グローバルサイトを開設している企業の特徴
グローバルサイトを開設している企業は多くあります。
開設している企業の特徴は、企業成長のためにグローバル化が必要であることを考えていることです。
企業にとって市場を拡大できれば、規模も大きくなり利益にも繋がってきます。
市場は日本だけでなく、全世界にあるのです。
市場を広げていくためにもグローバルサイトは活用されます。
インターネットが普及し、このようにサイトを通して自社の情報を気軽に発信できるようになりました。
そして全世界の人たちもインターネットを通して情報を簡単に得ることができるようになったのです。
大企業だけでなく、中小企業もグローバルサイトを活用しています。
今後ビジネスを展開していく上で、海外を視野に入れることで企業の成長具合も変わってくるのではないでしょうか。
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グローバルサイトの種類
グローバルサイトは、大きく分けて3種類あります。
それぞれの種類についてみていきましょう。
ゲートウェイ型
ゲートウェイ型は、グローバルサイトからローカルサイトに飛ばすサイトの種類になります。
ローカルサイトとは、特定の地域へ情報を発信するためのサイトのことです。
サイトの言語は、その地域の言語に合わせて制作されます。
このゲートウェイ型は3種類の中でも情報量が少ないことが特徴です。
コーポレート型
コーポレート型は日本の企業サイトでもよく見かける種類です。
企業のプロフィールのようなもので、さまざまな情報を発信しています。
どのような企業なのか、どのような事業を行っているのか知ってもらうことを目的としているのが特徴です。
企業のコーポレートサイトがしっかり作り込まれているほど、閲覧する側はしっかりしている企業だという印象になります。
コーポレートサイトで発信しているのは、下記のような情報です。
- 企業概要
- 事業の説明
- IR情報
- 採用情報
などが挙げられます。
上記の情報からも分かるようにさまざまな目的で使用され、閲覧する人の幅も広いことが特徴です。
メディア型
メディア型は、常に最新の情報を発信することが特徴の種類です。
記事や動画、イラストなどを用いて情報を発信していきます。
情報の内容はさまざまです。
新商品の発売・新しい事業などの内容が発信されています。
メディア型は、集客目的で活用している企業が多いことが特徴です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
グローバルサイト制作のポイント①:デザイン
グローバルサイトの制作のポイントについて解説していきます。
まずはデザインのポイントについてみていきましょう。
企業理念を前面に押し出す
企業理念は、企業のあり方を言葉で表したものです。
グローバルサイト制作時には、企業理念を前面に押し出すようにしましょう。
Webサイトを見た人に、「私達はこのような企業です」と伝える役割があります。
企業理念を前面に押し出すことで、多くの人に企業の思いを知ってもらうことができるのです。
その企業理念に共感する人もいるでしょう。
共感してくれることで、良い影響が出る可能性が高まるかもしれないのです。
色がもつ意味に注意して配色を考える
Webサイトのデザインで最も重要なのが配色です。
デザインを決めるときは、色がもつ意味に注意して配色を考えるようにしましょう。
Webサイトのベースカラーは淡い色が好まれます。多くの企業は白の色が多いです。
メインカラーに赤はあまり好まれません。
赤は警告を表すような意味で使われていることもあり、容易に利用しないことをおすすめします。
Webサイトの全体的な配色に原色を多く使いすぎないこともポイントです。
極端ですが、「赤・青・緑」が多く使われているサイトがあるとしましょう。
サイトを見たときに、目がチカチカして疲れてしまう原因にもなります。
またどこの部分がサイトで重要なのかと判断することも難しくなってしまうのです。
色の配色には注意してデザインするようにしましょう。
キャッチコピーが大切
グローバルサイトを制作する際には、目を引くキャッチコピーを作成しましょう。
キャッチコピーで企業の印象も変わってきます。
キャッチコピーに文字数の制限はないですが、短い言葉の方が目を引きやすいです。
伝えたいことが多くキャッチコピーが長くなってしまうと、見る側は企業が何を伝えたいのかが判断しづらくなってしまいます。
キャッチコピーを決めるときは、何を伝えるのか明確にすることが重要です。
またターゲットを明確にすることでキャッチコピーを作成しやすくなるでしょう。
どのような人たちにどのようなことを伝えたいのか考えることがポイントです。
グローバルサイト制作のポイント②:コンテンツ作成
グローバルサイト制作時のコンテンツ作成についてのポイントをみていきましょう。
ターゲット国のニーズに応える
グローバルサイトを制作する際に、ターゲットである国を決めます。
そしてその国のユーザーにWebサイトを見てもらうためにも、ニーズに応えるようなコンテンツを作成しましょう。
国によってニーズは変わってきます。ニーズを把握するには、調査が必要です。
現地でインタビューするという手法も1つあります。
またはインターネット検索の検索キーワードからニーズを把握するということも手法の1つです。
ターゲット国の文化や思想に配慮する
制作時には、ターゲット国の文化や思想に配慮するようにしましょう。
国によって、服装や食べ物など生活面でも文化の違いが大きくあります。
グローバルサイト制作時には、ターゲット国の文化や思想について調べることが重要です。
生活の違いもあれば、好みや悩みも変わってきます。
その国の思想を把握することで、コンバージョンの高いコンテンツを作ることができるでしょう。
Webサイトの配色も国によって、イメージが変わってきます。
赤色は日本だと、警告・注意といったイメージが強いのではないでしょうか。
一方、中国での赤色は幸福やめでたい意味で使われることが多いのです。
配色によっても国によってイメージが変わってくるので、注意するようにしましょう。
写真や動画を活用する
写真や動画を活用することがおすすめです。
文字が多いサイトと、写真などが多く使われているサイトだとどちらの印象が強く残るでしょうか。
写真や動画が活用されているサイトの方が、印象に強く残りやすく企業のイメージも付けやすいのです。
最近では写真や動画を撮ることは日常化してきており、写真などのコンテンツから興味を引く可能性も高いことが考えられます。
また文字だけで伝えることが難しい内容もあるでしょう。
そのような場合に写真や動画を活用することで、伝わりやすくなるのです。
またサイトのアクセス数にも関わってきます。
写真や動画がある方が、ユーザーの目を引きやすくサイトを見てみようという気持ちに自然となる可能性が高いのです。
言語は国によって変わってきますが、写真や動画の伝わり方は全世界共通する部分があるのでぜひ活用すべきコンテンツといえるでしょう。
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グローバルサイト制作のポイント③:システム構築
グローバルサイト制作時のシステム構築のポイントについてみていきましょう。
ターゲット国の検索エンジン対策を行う
ターゲット国の検索エンジンの対策を行うようにしましょう。
国によってよく活用されている検索エンジンは変わってきます。
日本だと、Google、Yahoo!が多く活用されているのが特徴です。
中国では、Baiduという検索エンジンが70%以上、ロシアでは、Yandexが50%以上のシェアを占めています。
ターゲット国はどの検索エンジンを多く活用しているのか調べることが重要です。
そしてその検索エンジンのSEO対策を行うことがポイントになります。
SEO対策を行うことで、サイトを検索結果の上位にもってくることができるのでアクセス数を増やすことができるのです。
全世界でGoogleのシェアは多く占めています。
しかし国によっては、GoogleのSEO対策だけでは十分とはいえません。
それぞれの国に合わせた検索エンジンの対策をしっかり練ることが重要です。
お問い合わせページを充実させる
Webサイトを制作するのであれば、お問い合わせページを加える企業がほとんどだと思います。
最低限のお問い合わせページの内容にするのではなくて、充実させるようにしましょう。
お問い合わせページはユーザーと企業をコンタクトさせる重要なコンテンツです。
お問い合わせページの内容は下記のようなことに気をつけるのがポイントになります。
- 入力しやすいフォーマットになっているか
- 入力項目が多くないか
- 個人情報について多く入力するような内容になっていないか
- 入力項目が適切で分かりやすい内容になっているか
- お問い合わせページのデザインが適切になっているか
お問い合わせページが充実していることで、コンバージョンが上がる可能性が高くなります。
グローバルサイト制作時の注意点
グローバルサイト制作時のポイントについてお伝えしてきました。
次に注意点についてみていきましょう。
必要以上に成果を求めない
グローバルサイトを開設するには、コストや時間がかかります。
そして大きな成果を求めてしまうものです。必要以上に成果を求めないようにしましょう。
成果を求めすぎてサイトのコンセプトからズレてしまったり、伝えたいことが上手く伝わらなかったりなどしてしまいます。
グローバルサイトは長期的目線で、さまざまな目標を追っていくということを心がけておくことがポイントです。
ネイティブに完璧な翻訳を依頼する
グローバルサイトはターゲット国により言語を変えなくてはいけません。
現在ではインターネットで簡単に翻訳ツールを使い、翻訳することができます。
グローバルサイトを制作する際には、ネイティブな翻訳にするようにしましょう。
翻訳ツールを活用した文章は、現地の人たちにとっては不自然な文章に感じてしまうかもしれないからです。
また直訳された文章では、内容の伝わり方も変わってきます。
国それぞれの文章の言い回しには特徴があるからです。
その国にあったネイティブな翻訳にすることで、閲覧するユーザーも内容が把握しやすくなります。
そして伝えたいことをしっかり伝えることができるでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
海外へ進出するならまずグローバルサイトの制作を
時代の変化とともに、多くの企業が事業拡大を視野に入れています。海外進出もその1つです。
海外からは、日本は「高品質・安心」といったイメージがあります。
日本の信頼度は高いものがあり、海外への進出を進めている企業が多くあるのです。
海外への進出を考えているのであれば、まずグローバルサイトを制作しましょう。
今もっている企業のサイトを翻訳するだけではいけません。
制作のポイントでもお伝えしたように、ターゲット国に合わせてサイトを制作していくことが重要です。
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グローバルサイトの制作に困ったら
グローバルサイトの制作のポイントなどをお伝えしましたが、制作していく上で困る点も出てくるでしょう。
そのような場合は、専門のコンサルタントに相談することがおすすめです。
グローバルサイト制作時には、ターゲット国のことを理解し進めていく必要があります。
今まで進めてきた内容では、海外では通じる部分がないかもしれません。
どのような切り口で進めていくのかなど悩みも出てくるでしょう。
グローバルサイトの制作で困った場合は、デジマクラスへご相談ください。
悩みを解決できるようお手伝いいたします。
まとめ
グローバルサイト制作時のポイントについてお伝えしました。
海外進出を考えているのであれば、グローバルサイトを制作しましょう。
グローバルサイトを制作する際には、それぞれの国に合わせ制作することが重要です。
日本人と海外の人では、価値観や好みが変わってきます。
サイトも同じように、見方や印象、伝わり方も変わってくるでしょう。
日本と同じサイトではなく、その国に合わせたサイトを制作することで大きく成果が変わってくるのです。
グローバルサイトの制作を進めていく上で、悩みがある場合はデジマクラスへご相談ください。
一緒に海外進出の事業を成功させましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。