Webマーケティングには欠かせない「オウンドメディア」は、多くの企業が導入している情報発信媒体です。

この記事では、オウンドメディアの仕組み・導入方法について知りたい方向けに、失敗しないオウンドメディアの作り方を解説します。

オウンドメディアの作り方を解説

ビジネスマンとツール

オウンドメディアとは、自社が所有しているメディアをさす言葉です。

例を挙げれば、自社ホームページや自社のSNSなどが当てはまり、ウェブマガジンをさして使うこともあります。

Webマーケティングの施策として大変有効なオウンドメディアですが、ただ単純にWebサイトを制作すればいい訳ではありません。

集客などのオウンドメディア導入の目的を果たすためには、少しでも多くの人に閲覧してもらう必要があります。

検索エンジンからのアクセス数を獲得するための、失敗しないオウンドメディアの作り方を事項以降ご説明していきます。

オウンドメディアの作り方「①準備」

準備

オウンドメディアを失敗させないためにもしっかりと事前に準備しなくてはなりません。

この項目では、準備段階についてご説明します。

ペルソナを決める

マーケティングにおいて、サービス・商品の具体的なユーザー像のことをペルソナと呼びます。

年齢・性別・趣味・価値観・ライフスタイルなど細かく設定していくものです。

このペルソナを決めることが、ここでの最終目的ではありません。

なぜペルソナを作るのかを明確にすることが重要です。

例えば、ペルソナはコンテンツ作成メンバー間での共通理解に役立ちます。

複数人でメディアを運営する場合には、人の数ほど考え方にブレが生じる可能性があるため、具体的な共通理解は非常に重要です。

このペルソナ設定にあたっては、情報収集が必要になります。

 

ワンポイント
自社のサービス購入者や、使ってほしい人の悩みの情報を集めてペルソナを設定することが大切です。

運営目的を明確にする

会議

次は運営目的を明確にしていきます。

主にオウンドメディアを運営する目的は以下4つとなります。

  • 企業のブランディング
  • 見込み客の獲得
  • 自社サービスの購入
  • 人材募集

他にも、企業の特色上違う目的となる場合もありますが、これらが一般的といえるでしょう。

ここできちんと目的を明確にし、オウンドメディア運用中に方向性に迷いが生じないようにします。

方向性がブレると誰の心にも響かないコンテンツとなってしまう可能性があります。

自社運用か外注かを決める

オウンドメディアの運用を自社で行うことも可能ですが、外注するという選択肢もあります。

また、外注する場合には一部だけ任せるということも可能です。

自社運用の場合はコストが掛かりませんがクオリティが低くなる可能性があり、運営も非常に大変なものとなります。

対して外注運用はクオリティを上げることが可能で、 デメリットはコスト面や実力のある業者を見つける手間が必要という点です。

3C分析・SWOT分析を行う

3C分析とは、顧客・競合・自社の3要素について分析を行え、自社の強みや弱みを客観的に捉えることができます。

そのため、競合とどう差別化を行っていけばいいかを確認できます。

SWOT分析は、機会・脅威を分析する方法です。

3C分析は顧客目線でニーズを最優先した分析であるのに対し、SWOT分析は自社目線での分析になります。

キーワードを選定する

続いてはユーザーが検索する際に入力するキーワードの選定です。

ユーザーの悩みや知りたいと思っているワードを見つけ出す必要があります。

基本的には、検索件数の多いワードやCVRの高いワードを見つけ出します。そしてのその検索意図を深読みしましょう。

 

ワンポイント
ユーザーの潜在的なニーズを捉えることが大切です。

 
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オウンドメディアの作り方「②作成」

ビジネスマンとパソコン

事前準備が整ったところで、この項目ではオウンドメディアの作成について解説いたします。

サーバー・ドメインを選ぶ

オウンドメディアで使用するサーバー・ドメインを選択します。

オウンドメディアは、SNSなどのツールで拡散されることがあるため、閲覧数が短期間で増減しやすい仕組みです。

そのような背景がありますので、容量・機能は柔軟に変更できるサーバーが好ましいといえるでしょう。

最近では、容量・機能を変更しやすいクラウド型のサーバーが一般的です。

ドメインについては、オウンドメディアの目的によって選択肢が変わりますが、自社の企業ドメインを活用するのが通常の流れです。

CMSを決める

システム

CMSとは、Webサイトのコンテンツを構成するデザインやレイアウト情報を管理するシステムを指します。

このシステムを活用してサイトデザインを決める作業になります。

全体の雰囲気・文字のフォント・記事の配置などは、ユーザーからみた自社のイメージを決定づける重要な要素です。

そのため、ターゲットやコンセプトに合ったデザインにする必要があります。

主流であるWordPressのオープンソースでは多くのデザインが選択できるようになっており、デザイン決定のサポートをしています。

レギュレーションを決める

レギュレーションは、規則・規制・制限・禁止事項などを指しますが、これらを決めることでサイトの質が安定します。

メディアのターゲットや目的、 記事の特徴を記載したレギュレーションは、メディア運用の上でブレない指針になります。

長期にわたりコンテンツを制作していくオウンドメディアの場合には、サイトの質や目的がブレないように運用することが重要です。

オウンドメディア作成で失敗しないために大切なことは?

ビジネスマンと電球

オウンドメディア作成で失敗しないために、大切な要素があります。

この項目で以下2つをご紹介します。

  • 長い目でみた目標数値を持つこと
  • SEO対策をとること

1つ目は、長い目でみた目標数値を持っておくことです。

オウンドメディアは、短い期間で結果が出るものではありません。

1回記事を作成・掲載しても、そのサイトの閲覧者数が大幅に伸び続けるとは考えにくい仕組みです。

そのため、月々の目標を長い期間で計画していく必要があります。

2つ目は、SEO対策をとることです。

いくら質の高いサイトを作成しても、検索サイトで上位に表示されない限りはユーザーの目に触れる可能性は低いままです。

そのため、検索サイトで上位に表示されるように対策することが大切です。

 

ワンポイント
目標の設定とSEO対策はオウンドメディア運用には非常に重要な要素です。

 
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オウンドメディア作成にかかる費用

費用

オウンドメディア作成にあたり、掛かるコストは重要なポイントです。

見込める効果に対して見合ったコストで運用をしなければなりません。

この項目では、オウンドメディアの作成・運用に掛かるコストの相場を解説していきます。

作成前にかかる費用

まずは、作成前に掛かるサイト作成費用です。

オウンドメディア作成に掛かる費用の相場は、外注する範囲によって変動するため一概にいくらとは示せません。

サイトの制作のみであれば外注費は50万円前後となるでしょう。

さらに、コンテンツの組み立てから外注する場合には100万円〜200万円以上といわれています。

サイトに必要なページ数・機能が多いと高額になるといえるでしょう。

作成後にかかる費用

オウンドメディアにはサイト作成後にも掛かる費用があります。それは運用費です。

オウンドメディアは、運用費が非常に掛かる施策といえます。

自社にサイトの運用スキルがない場合、記事の制作・アクセス解析などを外注に頼まなくてはいけません。

そのような場合には月額20万円以上掛かるといわれています。

逆に自社内に運用可能なメンバーが居ればコストを抑えることが可能です。

オウンドメディア運用は外注した方がいい?

疑問を持つビジネスマン

オウンドメディアの運用を外注する場合にはコストが掛かりますが、外注する場合には費用を支払うに値するメリットがあります。

オウンドメディアの運用では、コンテンツの更新は閲覧者数を増やすためには重要な役割です。

それを外注先に依頼することで、情報発信を定期的に行ってくれます。

また、オウンドメディア運用を専門に扱っている外注先を選べば、様々な運用ノウハウを持っています。

そのため、提供されるコンテンツの質は高いといえるでしょう。

対してデメリットはというと、運用費の高さとオウンドメディアのノウハウを自社で蓄積できないことが挙げられます。

 

ワンポイント
ノウハウの蓄積ができない限りは、運用中は常に外注費用が発生してしまいます。

オウンドメディア運用に役立つツール

明るい未来とツール

オウンドメディアの運用に役立つ便利なツールがいくつかあります。

この項目で以下のツールをご紹介いたしますので、これらを使いこなしてオウンドメディアの運用にお役立てください。

  • GRC
  • Google Analytics
  • Google Search Console

GRC

まずはGRCというツールについてご紹介します。

このツールは、SEOの検索順位をまとめてチェックできる無料ツールです。

検索キーワードと対象ページを入力すると、Yahoo!・Google・bingの掲載順位が分かります。

そして、検索順位をのグラフ表示やメモ機能によって定点観測ができるのが特徴です。

無料プランの範囲内でもとても便利ですが、有料プランになると調査できるキーワードやURLの数が増えます。

そのため優秀なツールだといえるでしょう。

Google Analytics

Google Analyticsは、Googleが提供しているアクセス解析に役立つツールです。

このツールでは、自社サイトを閲覧したユーザーの動きをデータ化して見ることが可能です。

そして、そのユーザーはどこからきたのか、どのようなデバイスであるのかも分かります。

オウンドメディアのアクセス数を調査するにはこのツールの活用が不可欠だといえるでしょう。

有料プランもありますが、無料プランでも便利な機能を使うことができます。

Google Search Console

Google Search Consoleは、Googleが提供しているSEO解析に役立つツールです。

自社で運用しているサイトのGoogle検索結果を解析することができます。

平均掲載順位や合計表示回数などが分かり、SEO対策に非常に役立つ大切なデータを取得できます。

そのデータはメディアの運用に非常に役立つため、このツールをうまく活用しましょう。

オウンドメディア運用のコツ

説明するビジネスマン

オウンドメディアの作り方を解説して参りましたが、次は運用のコツをご紹介します。

分析をしっかり行う

オウンドメディアの運用では、記事を制作してサイトに掲載することで集客をしていきます。

そこで、KGI・KPIの設計をする必要があります。

それらを設定してゴールと指標を明確にすると、目的の達成が出来ていない際などにその原因を分析することができます。

オウンドメディアの運用は、こまめな分析と改善が非常に大切な作業になります。

計画的に記事を更新する

ライター

オウンドメディアを苦労して作成しても、更新があまりされないと情報はどんどん古くなってしまいます。

そうなると、ユーザーが再訪してくれなくなる可能性があるでしょう。

そのため、1日に1回は更新することが望ましいといわれています。

正確で有益な情報を定期的に更新し続けることがオウンドメディア運用のコツの1つです。

すぐに結果を求めない

オウンドメディアを始めるとすぐに結果を求めてしまいがちでが、オウンドメディアは始めたばかりでは結果はでません

継続的にサイトへ掲載する記事を増やし、徐々にユーザー訪問数を増やすことで、少しずつ検索順位を上げていく施策です。

検索順位が上がるとさらに訪問者が増え、サイトにファンがつくと自社サービスの購入に繋がります。

コンテンツマーケティングの世界では最低でも100記事は必要だといわれています。

そのため、それまではオウンドメディアの効果が実感しにくいですが、焦らないことが大切です。

 

ワンポイント
分析をしっかり行い、記事を計画的に更新することが運用のコツです。

 
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オウンドメディア作成後の注意点

ペンでチェックを入れるビジネスマン

オウンドメディアを長く効果的に運用していくために注意すべき点があります。

それは、高品質なコンテンツを制作する必要があるということです。

検索エンジンで上位に表示される記事は、記事の質が高いと評価されたものです。

そのため、やみくもに記事をアップすればいいという訳ではありません。

訪問者のニーズに合った有益な情報を簡潔に書いて、情報発信をしましょう。

また、メディア公開後は分析や評価をこまめに実施して、常にサイトのブラッシュアップを行うことも重要です。

まとめ

メモを取るビジネスマン

この記事では、オウンドメディアの作成から運用のコツまでご紹介させて頂きました。

オウンドメディアの効果はすぐに出るものではありませんが、成功した場合には非常に有効な施策になります。

さらには、作成したコンテンツは企業の資産になり、決して無駄にはなりません。

それでも、オウンドメディアの作成や運用に悩んだ時には、プロのマーケティングコンサルタントを活用するという手段があります。

専門知識を持ったコンサルタントが適切な手順や分析により、徹底したサポートをします。

是非、プロの意見が聞きたい場合にはプロのマーケティングコンサルタントのデジマクラスにご相談ください。