コーポレートサイトは私たちが企業について調べる際に、利用するサイトです。
このコーポレートサイトは、企業によってさまざまな工夫がされています。
会社の顔ともいえるコーポレートサイトを充実させることができれば、もっと業績を伸ばすことに繋がるかもしれません。
コーポレートサイトにはどのようなことが求められ、工夫をしていけばよいのでしょうか。
また、イメージ通りに制作するコツも企業の成功事例とともに詳しく解説していきます。
目次
コーポレートサイトに求められること
コーポレートサイトとは、会社の公式サイトのことを表したものです。
会社のことを知りたい時にコーポレートサイトを確認することで、ある程度どのような会社かを理解できます。
つまり、名刺や看板のような一目見ただけでわかるものでないといけません。
訪れるだけで会社の概要がわかるサイトである必要があります。
そして、もう1つ重要なのは信用です。
例えば、更新履歴。
いくら耳よりな情報を提供している場合でも、数年前で止まってしまっていたら「信用できないな」と少し不安を覚えてしまいます。
ちょっとした出来事や情報でも随時更新するようにし、ユーザーからの信頼を勝ち取ることが大切です。
必要な情報
コーポレートサイトの情報は充実していればしているほど、その会社について知ることができます。
主にユーザーはどのような情報を必要としているかをまとめました。
- 会社概要(会社名・代表者名・資本金・所在地・設立日など)
- 商品やサービスの詳細(特長や売りのポイントなど細かく記載)
- 採用情報(専用ページへの誘導)
- FAQ(よくある質問を載せることで問合せの手間を省かせる)
- お問合せフォーム(いつでも聞ける信頼感や安心感)
- 新着情報(行き届いた会社である印象を与える)
訪問者がサイトを訪れて、情報を得られたと満足するということが重要です。
事細かく設定しわかりやすくまとめることで、信頼に繋がります。
メリット
コーポレートサイトを作成することのメリットは安心感を与えられることです。
インターネットで情報が溢れている今、間違った情報も多く流出しています。
どの情報を信じればよいのかわからないとき、コーポレートサイトの存在はユーザーに安心感を与えることに繋がるのです。
また、低コストでのブランド力を向上することが可能。
コーポレートサイトは、広告などとは違い自社にて自由に情報を発信できます。
反応が良いものは継続し、悪いものはすぐに削除をしたりと臨機応変に対応することも可能です。
サイトのデザインも自由に設定できるため、自社のイメージやアピールしたいポイントに合わせることもできます。
スタイリッシュなデザインの事例
コーポレートサイトの内容にこだわることで自社をアピールできることをお伝えしました。
その中でも、視覚で自社のイメージを与え印象を残すことも必要です。
多くのコーポレートサイトでは、デザインにこだわった企業がたくさんあります。
まずは、スタイリッシュなデザインを使用している企業をピックアップしました。
みていきましょう。
JapanTaxi株式会社
JapanTaxi株式会社は、国内最大級のタクシー配車アプリケーションサービス会社です。
サラリーマンなどタクシーの利用頻度が多い、働く30~40代の男性をターゲットにしています。
「移動で人を幸せに」というコンセプトが強調されるように、あえてシンプルに仕上げているのが特徴です。
実際にタクシーから見える景色がイメージできる写真や、タクシーに乗りたいと思わせるような幻想的な写真があります。
全体的に紺と白を基調とし、余白のバランスも絶妙です。
株式会社MIYOSHI
株式会社MIYOSHIは、岐阜県岐阜市にあり総合建設設計や施工業を行っています。
建設会社や大工業のイメージを覆すようなスタイリッシュなサイトです。
全体的に青と白を基調とし、余白を多くとることで高級感と涼し気な雰囲気を演出。
スタッフの真剣な表情や、仕事を頑張る姿の写真を上手く組み合わせることで、プロフェッショナルとしての熱意が伝わってきます。
おしゃれなデザインの事例
次に、おしゃれなデザインが印象的な企業の事例についてお話していきます。
株式会社虎屋
羊羹で有名な和菓子ブランドの株式会社虎屋。
紙袋のデザインは黒に金の虎が施されたイメージが印象的かと思いますが、コーポレートサイトは全く印象が変わります。
和菓子の写真がメインのシンプルなデザインです。
キャッチコピーや紹介文など、無駄な物は一切省かれて余白がうまく利用されています。
綺麗な和菓子に目を引き付けられて、雑貨屋さんに来ているかのよう。
老舗メーカーでありながら、和菓子を全面的にアピールしておりトレンドをうまく取り入れたサイトです。
ロックアイランドツアーカンパニー
ロックアイランドツアーカンパニーは、リゾート地のパラオにてツアー業を営んでいます。
ポートレートサイトを開くと目に入ってくるのは、パラオの絶景写真です。
エメラルドグリーンの海と山の写真で実際パラオを訪れているような感覚に陥ります。
写真に挿入されている文字も白で統一されており、世界観を邪魔しません。
サイトの所々で、旅行やリゾートを感じさせるようなアイコンや工夫がされています。
滞在時間がついつい長引いてしまいそうなサイトです。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
親しめるデザインの事例
親しめるデザインの事例も数多くありますので、順にご紹介していきます。
株式会社良品計画
株式会社良品計画は、全世界で700店舗以上を構える無印良品やMUJIブランドの商品製造から販売までを繰り広げる小売企業。
コーポレートサイトは、シンプルでどこか温かみのある無印良品らしさが出たサイトです。
開きたいコンテンツをタップすると、写真とメッセージが掲載されます。
白を基調とし、黒字の文字でコントラストが生まれ雑誌をめくっているような気分になり、心を奪われるようです。
無印良品の世界観が存分に出ているサイトになっています。
株式会社細田工務店
自社分譲・注文建築・リフォーム事業を行っている会社です。
多くのユーザーに伝わりやすいよう、色彩やデザインに配慮されたカラーユニバーサルデザインで作成されています。
とにかくわかりやすく、老若男女どの世代でも使いやすいようなデザインで、迷うこともありません。
例えば、検索したいジャンルの文字をクリックしようとすると画面が表示され、クリックなしで次のページに飛ぶことも可能です。
また分譲住宅で物件を探す際は、エリアを絞って検索できるなど細かな点にサービスが行き届いています。
利便性を求めたデザインの事例
利便性を求めたデザインを利用した企業も多くあります。事例をみていきましょう。
アマゾンジャパン合同会社
Amazonは1995年に創業をしたインターネット専門の世界的なリーディングカンパニーです。
日用品から家電まで幅広いアイテムが充実しています。
色味や余計な文章も少なく、商品は商品画像・商品特徴・価格・評価と一目見ただけで詳細がわかるのが特長です。
またトレンドに合わせた分析による新着情報やランキングや閲覧履歴から関連商品を紹介。
迷うことなく欲しい商品に到達し、選択肢を広げスムーズに誘導してくれます。
思わず購入したくなる、利用したくなる工夫が充実しているのが人気の秘密といえるのです。
アップルジャパン合同会社
Appleは1976年に設立された、多国籍テクノロジー企業です。
トップページには新商品のスタイリッシュな画像とキャッチコピーと価格が表示されています。
また詳細を表示するページや購入できるページに飛ぶこともできるなど、シンプルかつ利便性の高い工夫が施されているのも特徴です。
現在Apple製品を使用中のユーザーに対してのサポート体制も万全。
新規購入者だけでなくアフターフォローもしっかりしてもらえるサイトであることが顧客獲得に繋がっているのです。
Webサイト・LP制作の事例はこちら
デザインギャラリーサイトの紹介
デザインギャラリーサイトは、さまざまなデザインをWebで閲覧できるサイトのことです。
国内外で使用されているたくさんのデザインが表示されています。
おすすめの2つのご紹介です。
おすすめ1:Web Design Clip
カテゴリー別に検索できるだけでなく、イメージカラーでの検索が可能です。
細かく設定をすることで、参考になったり方向性決定の後押しもしてくれます。
サイトもシンプルでわかりやすく見やすいので、初心者の方にもおすすめです。
おすすめ2:81-web.com
日本の優秀なデザインが集まったサイトです。
日本国内のみと絞られているので、和風な感じをイメージされている方は参考になります。
検索機能では、フォントでも検索ができるのフォントごとに検索して比べてみるのも良いかもしれません。
このようなデザインギャラリーサイトを参考にして、作成をしてみましょう。
イメージ通りのコーポレートサイトをつくるには
イメージに合ったコーポレートサイトを作るには、どのようなことが必要になってくるのでしょうか。
詳しく掘り下げていきます。
企業イメージとサイトデザインを合わせる
まずは、企業のイメージはどのようなものなのかを明確にすることが大切です。
企業のイメージをサイト訪問者に伝えることができなければ意味がありません。
文章でダラダラと伝えるよりも、イメージに合ったデザインを使用することでインパクトを与えることにも繋がります。
ターゲット層の年代や、利用者の性別、など細かく絞り込みぴったりのデザインを探すことが重要です。
ライバルとの差別化
コーポレートサイトでは、どこの企業も載せる内容はほぼ一緒です。
このことから何か特徴や印象に残るものがないと、「どこの会社もあまり変わらない」といったイメージを与えかねません。
いかにライバル社との違いをアピールできるかが重要になってきます。
ライバル社のコーポレートサイトをチェックし、どのようなサイトであるかを調査してみることが大切です。
どこにこだわっているか、色使いや画像の使い方などをしっかり見るようにして参考にしましょう。
ファーストビューはシンプルに
ファーストビューは、コーポレートサイトを訪れた際にユーザーが最初に目にするものです。
だからといって、カラフルにたくさんの情報を組み込んでしまっては、ユーザーを疲れさせてしまいます。
伝えたいことをシンプルに表現できるキャッチコピー力が重要です。
イメージに合った引き付けられるような画像や動画をチョイスし、上手く組み合わせることにこだわってみてください。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
コーポレートサイト・採用サイト・サービスサイトの特徴
3つのサイトの役割は違います。
それぞれの特徴をみていきましょう。
コーポレートサイト
まず、コーポレートサイトは「どのような企業であるのか」を主に伝えるサイトであるのが特徴です。
商品やサービスの情報を伝えるというよりも、これらを使用して社風のアピールやイメージアップに利用します。
ターゲットはパートナー企業を始め、株主、採用志願者などさまざまです。
どのターゲットにも企業の情報を集めたいという共通点があります。
このことを踏まえ、会社の特徴やアピールポイントを押し出すことが必要です。
サービスサイト
続いて、サービスサイトです。
サービスサイトは、自社商品やサービスの内容を重視して発信する必要があります。
商品の特徴や画像・値段などの表示を充実させる、導入例を紹介するなどにこだわる必要があるでしょう。
ターゲットは自社商品やサービスに興味を持っている見込み顧客です。
ライバル社との商品やサービスの違いや特長をわかりやすく伝えることが鍵となります。
採用サイト
最後に採用サイトです。
採用サイトは、その名の通り採用希望者に対するリクルート情報を扱うサイト。
より優秀な人材を集めるために、自社で働きたい意欲を引き出すものにしなければなりません。
また、エントリーボタンを目立つ場所に設置するなどスムーズな導線であることにも注目することが必要です。
このように、サイトによって特徴が違うのでニーズやターゲットによって変化させるのが大切になります。
Webサイト・LP制作の事例はこちら
コーポレートサイトのデザインの悩みは
とはいえ、こだわりを詰め込みたいと張り切っても考えれば考えるほど負のループにハマってしまうことも。
デザインに悩み過ぎて、通常の業務に支障をきたしては元も子もありません。
そんな時は、プロに相談してみましょう。
テジマクラスは、専門的知識を持ったコンサルタントのプロ集団です。
コーポレートサイトでのお悩みやデザインに迷った方にもプロの知識を活かして解決に導きます。
些細なことでもお気軽にご相談ください。
Webサイト・LP制作の事例はこちら
まとめ
コーポレートサイトに求められることや、デザインの重要性についてお伝えしてきました。
いかがでしたでしょうか。
自社の鏡ともいえる、コーポレートサイトの制作は重要になってきます。
ターゲットやアピールポイントをきちんと絞り込み、適したデザインを上手く活用していく力が必要です。
成功している企業の例を参考にして、こだわりの詰まったコーポレートサイトを作り上げていってください。