「SXO対策を始めようと思ってるけどそもそも何かわからない」と思ってはいませんか?
SXOは、Googleで上位表示させるためにも、非常に重要な対策になってきます。
そのため、様々な観点からSXOに対する対策を行う必要があるのです。
そこでここでは、ユーザーの検索満足度を高めるSXO対策について徹底的に解説していきます。
SXOについて詳しく理解しておきたい方、必見です。
目次
SXOの定義
SXOは、Search Experience Optimizationの略であり、日本語にすると「検索体験最適化」という意味になります。
つまり、SXOの最大の目的としては検索ユーザーを満足させることです。
また、SXOを知っておく上では、URAという概念が重要です。
URAとは、Usability(操作性)、Relevance(適合性)・Authority(オーソリティ)の3つの頭文字を取ったもののことになります。
操作性とは、簡単にいうと使いやすさです。ページの表示速度や、スマホで見た際の画面などが関係していきます。
適合性とは、検索したキーワードが検索結果の内容に合っているかということです。
最後に権威性とは、発信者そのジャンルにおいてプロであるかどうかです。
ユーザーが満足するといっても、上記の要素が関わってくるので、1つ1つ丁寧に対策していかなければなりません。
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SXO対策の目的
ここではSXO対策の目的について紹介していきます。
SXOの対策の目的は、次の2つです。
- 検索結果の満足度
- Webサイト訪問時の満足度
どちらもユーザーが満足できるような体験をするためには必須ですので、しっかり対策していきましょう。
検索結果の満足度
ユーザーが検索結果を見て満足できることが重要です。
ここでいう検索結果とは、検索したキーワードの内容に合っているかどうかです。
ユーザーは基本的に「何かを知りたい」という欲求を持って、キーワードを打ち込んで検索します。
そこで自分が得たい情報がなければ、ユーザーは不満に感じ、元の検索結果に戻って別のページへと遷移します。
そのため、検索結果が満足できるものであるかということは、SXOにとって重要なのです。
ちなみに、中には自分が何を知りたいかわからないという方や、付随した関連情報を知りたい方など様々です。
そのため、できるだけ多くの方のニーズを満たせられるようなコンテンツを作ることが鍵になります。
Webサイト訪問時の満足度
Webサイト訪問時の満足度もユーザーのSXOを高めるためには重要になってきます。
例えば次のようなところが挙げられます。
- ページ速度の速さ
- サイトの見やすさ
基本的なところに立ち返ると、使いやすさや機能性といったものがSXOにおいては重要です。
そのため、ユーザーにとって使いやすくするためにはどうしたらいいかを常に考えるようにしましょう。
ちなみに他にも様々な要因があります。
詳しくは、「SXO対策のポイント」というところで解説しているので参考にしてください。
Googleのスタンス
そもそもGoogleのスタンスとして、より多くの人にGoogleの検索機能を使ってもらうことを目的としています。
なぜなら、より多くのユーザーに利用してもらう方が自社の利益にもつながるからです。
多くのユーザーに満足してもらうために、より有益な情報を提供してユーザーとマッチングさせることを基本としています。
他にも使いやすさ・情報の正確性・見やすさなど様々な要素が絡んできます。
上記の評価をもとにして、検索エンジンで順位を決定し、上位から並べているのです。
もちろんSXO対策をしているページも上位表示されやすくなっています。
ただし、SXO対策だけ行っても、必ず上位表示されるというわけではありません。
コンテンツの内容や情報の最新性など、SXO以外のところも手を加える必要があります。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
SEOとの関係性
ここからはSEOの関係性について解説していきます。
- 対象
- KPI
- 施策範囲
SEOとSXOは言葉は似ていますが、内容は少し違うので混同しないようにしてください。
対象
そもそもSEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化と呼ばれています。
つまり、SEOは検索エンジンで上位表示するための施策ということです。
検索のアルゴリズムが一定期間で変わってくるため、新規コンテンツの作成以外にも、例えば次のようなことを行います。
- 適宜内容をリライト
- そもそものコンテンツ内容の見直し
ちなみにアルゴリズムとは、検索の順位を決定する基準のようなものと覚えておいてください。
一方、SXOは「検索体験最適化」ですので、Webサイトに入ってきた後の話になります。
つまり、次のようなところがSXOにおいては重要です。
- ユーザーが納得のいく結果を得ることができたか
- サイト自体が使いやすかったか
以上のような違いがあります。
KPI
例えば、SEOとSXOとのKPIの違いも少しだけ変わってきます。
少し確認しておきましょう。
- SEO・・順位や自然検索からの流入数
- SXO・・自然検索からの流入数と滞在時間
SEOの場合だと、順位変動やユーザーの流入数が大事です。
加えて、どれくらいコンバージョンにつながったかも指標になることがあります。
コンバージョンとは、簡単にいうと「購買行動」のことです。
一方SXOは、どれくらいユーザーが滞在しているかも把握する必要があります。
なぜなら滞在時間が長いほどページが読まれており、ユーザーのニーズを満たしていることにもなるからです。
その他にも、どの部分が読まれているかなども把握するといいでしょう。
ただし、各サイトによってKPIとする指標も変わってきますので、上記はあくまで参考程度にしてください。
施策範囲
施策の範囲も少し変わってきます。
こちらも以下で確認しておきましょう。
- SEO・・検索エンジンで上位表示する要件を満たす設計づくり
- SXO・・検索するクエリに対し、満足できるコンテンツを設計する
SEOの場合、あくまでGoogleで上位表示するためのページを作ることが目的です。
例えば競合のページを分析して、どういうコンテンツ内容のページが上位に来ているか分析します。
それをもとに、上位表示できるような施策を考えていくというのが一連の流れです。
一方SXOは、検索したユーザーのニーズを満たすことが目的です。
例えば、内容の理解を促進するために図解を入れたり、表示速度を早くしたりします。
もちろんそもそものコンテンツの内容も、ユーザーのニーズに合っているか確認する必要があります。
以上のように若干異なってくるので、それぞれの違いについて理解しておくようにしましょう。
SXO対策の流れ
ここからはSXO対策をしていく上での流れについて解説していきます。
主に次の2つを意識して対策をしていくといいです。
- 検索体験を段階ごとに分ける
- 段階ごとの施策を検討する
分けずに施策を進めてしまうと混乱してしまうので、整理して進めるということが大事です。
検索体験を段階ごとに分ける
まずは検索体験を段階ごとに分けるようにしましょう。
例えば、次のような段階に分けることができます。
- サイト設計など最初にやる必要があること
- コンテンツの中身
- 細部の調整
まず最初にやらなければいけないことを洗い出すようにしましょう。
その上で、どういうコンテンツがあったらユーザーは満足するかを考えるようにしてください。
最後に、細かいところを調整していくといったことをしていくといいです。
段階ごとの施策を検討する
具体的に検索体験を段階ごとに分けたら、それぞれの段階ごとの施策を考える必要があります。
例えば次のような施策を打ってみるといいかもしれません。
- 最初・・スマホ表示やSSL化
- 中身・・コンテンツのわかりやすさ
- 細部・・ページ速度や内容理解のためのツール作成
しかしこれらはあくまで一例ですので、参考程度にしてください。
このように段階ごとの施策を検討し、1個ずつ施策を打っていくことが重要になってきます。
- まずは検索体験を段階ごとに分ける
- 検索体験を分けたら、段階ごとに対策をしていく
SXO対策のポイント
ここではSXO対策のポイントについて紹介していきます。
対策をしていく上でのポイントは、以下の6つです。
- モバイル最適化
- 表示速度の高速化
- スクリプトの改善
- 見やすいサイト設計
- 記事は結論から執筆する
- セキュリティ対策を行う
この中でも必ず、「モバイル最適化」はやっておくようにするといいです。
モバイル最適化
モバイル最適化を行うようにしましょう。特にスマホ表示です。
基本的にユーザーはスマホを使って検索することが多いです。
2021年時点において、スマホユーザーが8割ほどになります。
そのためスマホ版に対応して、見やすく設計しておくことは非常に大事になってきます。
表示速度の高速化
表示速度をできるだけ速くするようにしましょう。
これは、できるだけ速くしないとユーザーが離脱してしまうという結果が出ているからです。
1~2秒を目安にし、表示速度を最適化するといいでしょう。
また、ページ速度を調べたいなら、Pagespeedインサイトを使ってみるといいです。
他にもキャッシュプラグインを利用すると、ページ読み込み速度が速くなるので、こちらも利用するといいでしょう。
ただし、これはWordPressのみとなります。
スクリプトの改善
サイトのスクリプトを改善することもSXOの対策をする上で重要になってきます。
スクリプトとは、次の2つのことです。
- ページのタイトル
- description
そもそもユーザーはタイトルを見て流入するページを決めています。
そのため、できるだけ具体的にタイトルを設定する必要があるのです。
また、descriptionもできるだけ具体的に設定しましょう。
なぜならタイトルを見て内容があまりイメージできなかった場合に、ディスクリプションを参考にするからです。
そのため、どちらも具体的にしっかり設定するようにしてください。
見やすいサイト設計
できるだけ見やすいサイトを設計するようにしましょう。
いろんな要素が混ざってしまうと、サイトが使いにくくなってしまいます。
コツはメインとサブをしっかり分けてシンプルにすることです。
大量に情報を出されても、ユーザーは混乱してしまいます。
なので、メインとするものを決めた上でサイト設計するといいでしょう。
記事は結論から執筆する
結論から記事を執筆することを必ず意識するようにしてください。
ユーザーは記事の内容を全て見るわけではありません。
できるだけ早く求めている情報を知りたいという欲求があります。
なので、どこに答えがあるかわからない記事だと、ユーザーが離脱する理由にもなってしまいます。
以上のことから、結論から記事を執筆するようにしましょう。
セキュリティ対策を行う
セキュリティ対策(SSL化)を必ず行うようにしてください。
これは、ユーザーの個人情報を守るということもそうですし、SEOにも関わってくるからです。
もし情報漏洩してしまったりしたら、そのサイトの信用低下にも繋がりかねません。
そのため、必ずセキュリティ対策をするようにしましょう。
ちなみにSSL化を行ったサイトは順位が若干上がったという結果も出ています。
- モバイル最適化を行う
- 表示速度の高速化する
- スクリプトを改善する
- 見やすいサイト設計にする
- 記事は結論から執筆する
- SSL化・セキュリティ対策を行う
SXO対策で気をつけたいこと
特に気をつけておくべきことは、「ユーザーファースト」であることを忘れないということです。
特に現代において、今後もITがどんどん進化していくので、ユーザーが満足する基準も当然変わってきます。
そのため、どういう体験であればユーザーは満足するかを常に考え続けなければなりません。
例えば次のようなことを定期的に行うといいです。
- サイトのユーザビリティに関するアンケート
- サイトを使ってみた感想のインタビュー
時代が進むごとに価値基準も変わってきます。
必ず、今何が求められているかをしっかり考えて施策をしていくようにしましょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
SXO対策でユーザーの検索満足度を高めよう
SXO対策をしっかり行えば、ユーザーの検索満足度も必然と上がります。
結果としてリピーターとなり、検索順位が上がったりもするのです。
ですので、検索満足度をより上げていくためにも、ユーザー行動のリサーチなどを怠らないようにしてください。
徹底的に「ユーザーファースト」で考えることは、SXO対策をする上での鍵となります。
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SXO対策で成果を出したいなら
SXO対策についてはここまで紹介してきた通りです。
しかし中には、「結局どういう対策から始めたらいいかわからない」という方もいるかと思います。
そんな時はデジマクラスまでご相談ください。
デジマクラスは、検索満足度を上げるSXO対策に精通したコンサルタントが多数在籍しています。
加えて、あなたの状況に応じて、これまで培ってきたノウハウをもとに提言することも可能です。
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まとめ
ここまでSXO対策について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
簡単にここまでのことについてまとめておきましょう。
- SXO対策は「検索体験最適化」
- SXO対策は検索結果とWebサイトの結果の両方のニーズを満たすことが重要
- SXO対策を行う際は徹底してユーザーファーストであること
ユーザーが利用した際にどう感じるかを考え続けることが、SXO対策を進める上でのポイントとなってきます。
この記事があなたにとって参考になれば幸いです。