スマホの普及に伴い広告の種類も増えました。

リスティング広告もその1つです。

リスティング広告を効果的に運用していくためにも、レポートの作成が重要になります。

ここではリスティング広告のレポート作成について解説していきます。

またレポートに記載するべき内容、作成ツールについても紹介していくので参考にしてください。

リスティング広告のレポートを作成する目的

ファイルを持つビジネスマン

リスティング広告とは、検索結果に表示される広告のことです。

Googleなどの検索エンジンで検索された結果に関連して広告が表示されます。

関連した内容で広告を表示させることができるので、高いコンバージョン率(Webでの成果の割合)を見込めることが大きなメリットです。

リスティング広告で成果を出し、効率良く運用していくためにもレポート作成が重要になります。

レポートを作成し数値を可視化することで、どのくらい効果があるのか把握することができるのです。

データを確認しないまま運用を進めていくと、どのくらい効果が出ているのか把握することができません。

リスティング広告からコンバージョンに繋げるためにも、レポートを作成し状況を把握しておくことが重要なのです。

 

ワンポイント
リスティング広告を効率良く運用するためにも、レポート作成が重要です。

リスティング広告のレポート作成方法

パソコン、デスク

リスティング広告を運用する上で、レポート作成は重要です。

レポート作成はどのように行うのでしょうか。

作成するには下記の2パターンがあります。

  • 自分でレポートを作成していく方法
  • ツールを活用し作成する方法

自分で進めていくか、ツールを活用し自動化するかの2種類です。

自分でレポートを作成していく場合、図・表・グラフを用いてレポートを作成していきます。

リスティング広告のレポート作成はツールを活用していくことがおすすめです。

ツールだとレポート作成を自動化することが可能になります。

自分で作成を行っていった場合、表やグラフの数値を間違えてしまう場合が考えられるのが懸念される1つの要因です。

またレポートを作成する場合、時間がかかってしまうことも大きなデメリットになります。

ツールはデータの入ったファイルを取り込み、そのデータを反映させるので表やグラフの数値が間違うことはないでしょう。

そしてレポートを設定したフォーマットで作成してくれます。

既に雛形のレポートがある場合もそのフォーマットに近づけることができるのです。

そして1からレポートを作成していく手間が省けるので、業務効率が上がるでしょう。

おすすめのツールについては後ほどご紹介していきます。

 

ワンポイント
レポート作成は自分で進めていくか、ツールを活用するかの2種類があります。

自分で作成する際のレポートパターン

ドメイン,取得方法

自分でレポートを作成していく場合パターンがあります。

リスティング広告のレポートを作成する場合のレポートパターンの3種類についてみていきましょう。

日別レポート

1つ目が日別レポートです。

日毎でデータを示していくパターンになります。

月ごとにデータを示していくパターンもありますが、日別の方がデータの変化を詳しくみることが可能になるのです。

施策を行いどのくらいの期間で効果が出たのか把握していくためにも日別レポートの内容は重要になります。

キーワードレポート

拡大

2つ目がキーワードレポートです。

キーワードごとにデータを示していきます。

どのキーワードがコンバージョンに繋がったのか把握するのが大きな目的です。

リスティング広告は、キーワードを選定し入札を行います。

自社で入札しているキーワードは、適正な入札価格かデータで判断していくのです。

入札額を高く設定しているのに、コンバージョン率が低い場合は調整が必要になるでしょう。

検索クエリレポート

3つ目は検索クエリレポートです。

検索クエリとは、ユーザーが検索するときに入力している語句のことを指します。

検索クエリを確認することで、ユーザーがどのように検索しているのか確認することが可能になるのです。

多くのユーザーに使用されている語句を自社でキーワードに選定しているのか確認してみましょう。

検索クエリは、ユーザーの興味があることをそのまま入力している可能性が高いです。

なので、この検索クエリのデータを確認することで最適なキーワードを選定することへと繋がります。

選定しているキーワードが検索クエリに入っていなかった場合は、改めてキーワードを選定する必要があるでしょう。

レポートに記載すべき内容

スキル,資格

リスティング広告のレポートパターンについてお伝えしました。

レポートにはどのようなことを記載すれば良いのでしょうか。

記載すべき内容についてみていきましょう。

数値・数値の変化

まず、数値・数値の変化です。

数値は、前項でお伝えしたレポートの内容に沿った数値を示していきます。

数値はレポートの中で大きな判断材料となるので必ず記載してください。

そしてその数値の変化を記載していきます。

数値の変化を記載するときは下記をポイントにしてください。

  • どの数値が変化したのか
  • 時間軸で見てどのくらい変化したのか
  • その数値は増えたのか・減ったのか

施策を行った場合などどのように数値が変化しているのか確認することは重要です。

またコンバージョン率が落ちていた場合は改善策を練らなくてはいけません。

時間軸でどのように数値が変化しているのか分かるように記載しましょう。

数値が変化した要因

次に数値が変化した要因についてです。

要因を突き止めることはとても重要になります。要因は企業にとって課題だからです。

要因を突き止め課題を解決していかないと、成果にも繋がってきません。

数値からみて把握できる要因を記載していきましょう。

分析結果

ビジネス俯瞰

次に分析結果です。

数値のデータ、要因を記載したあとはその分析結果をまとめて記載するようにしましょう。

分析結果はレポートのまとめのようなものです。

分析結果は主観で判断して書くのではなく、データから分かったことを客観的に記載していくことが重要になります。

課題への対応策

最後は、課題への対応策です。

今回のレポートを通して分かった課題、そしてその対応策を記載してください。

レポートで数値を報告するだけではなくて、より成果を出すためにも課題への対応策を考えるのです。

今後どのような運用をしていくのか明確にすることがポイントになります。

読み手側も対応策を明記していることで、しっかりと運用できているということが分かります。

このレポート作成は定期的に続けていくことが重要です。

課題も時代に合わせて変化していることが予想されます。

その課題を捉えていかないと成果にも繋がりません。

レポート作成を行い、PDCAサイクルを回していきましょう。

 

ワンポイント
レポートに記載すべき内容は下記の4つです。
・数値・数値の変化
・数値が変化した要因
・分析結果
・課題への対応策

わかりやすいレポートを作成するコツ

コンサルティング

レポートの記載内容についてお伝えしました。

レポートは多くの人が目にすることになるでしょう。

誰がみても分かりやすいように書かれていることが理想です。

分かりやすいレポートを作成するコツについてみていきましょう。

最初に結論を書く

最初に結論を書くようにしましょう。

自分で結論は分かっていても、読み手側は最初結論を把握していません。

最初に結論を明確にしておくことで、読み手側はレポートの内容を把握しやすくなります。

そして結論を書いたあとに、どうしてその結論に至ったのか背景を記載していきましょう。

結論はレポートを通して伝える大事なことになります。

その伝えたいことが伝わるようにするためにも、最初に書いておくことがポイントです。

細かく書きすぎず、要点のみまとめる

本

細かく書きすぎず、要点をまとめるようにしましょう。

仕事で忙しい人も多く、レポートをじっくりと読む暇がない人もいます。

細かく書きすぎると内容が伝わりづらくなってしまうのです。

ダラダラと細かく書いてしまうと、内容が頭に入ってきません。

伝えたいことを要所ごとにまとめてみてください。

そして書くべきことを整理して、要点をまとめることがポイントになります。

見やすいレイアウトにする

レポートを作成する際は、見やすいレイアウトにしましょう。

しっかり内容が書かれている文章でも、レイアウトがおかしいと内容が伝わりづらくなってしまいます。

見やすいレイアウトの大きなポイントは余白です。

文章の余白・表の余白が適切か確認してみましょう。

余白は少なすぎても、多すぎても不自然になってしまうのです。

パソコンで均等に書いているつもりでも、目視で確認したときに余白がおかしい部分もあるので確認するようにしてください。

次に揃っているかということがポイントです。

余分にスペースを付け加えてしまっていないか確認してみましょう。

表や図を並べるときも、均等に並べられているのか確認してみてください。

見やすいレイアウトになっていると、読み手側にも好印象になります。

分かりやすいレポートにするためにも、注意して作成していきましょう。

 

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おすすめのレポート作成ツール

ツール

リスティング広告のレポート作成に活用できる3つのツールについてご紹介します。

それぞれの特徴から自社に合ったものを活用するようにしましょう。

ATOM

1つ目は、SO Technologies株式会社が運営しているATOMというツールです。

料金プランは、ATOMに連携させたアカウントの合計運用金額に応じて決定される仕組みになっています。

ATOMの特徴は、レポートのテンプレートが豊富なことです。

テンプレートが100種類以上用意されており、レポート内容もカスタマイズできるようになっています。

カスタマイズの汎用性が高いので、自社で活用しているレポートの雛形に近づけることができるでしょう。

400社以上導入しており、知名度が高いことも有名です。

アドレポ

2つ目は、株式会社イルグルムが開発したアドレポというツールです。

料金プランは、3万円〜利用できるようになっています。

アドレポは、40種類のテンプレートが用意されており内容のカスタマイズも可能です。

特徴は出力先にGoogleスプレッドシートもありオンラインレポーティングにも対応していることになります。

Googleスプレッドシートを共有し、Web上ですぐに確認できることが大きなメリットです。

glu

3つ目は、アタラ合同会社が提供しているgluというツールです。

料金プランについては、gluに取り込むアカウント数や利用するオプションによって変わってくる仕組みになっています。

レポート内容についてはカスタマイズが可能で汎用性が高いです。

gluの特徴は、この3種類の中で対応している広告媒体が1番多いことになります。

複数の広告媒体を活用している企業はgluがおすすめです。

またスムーズに活用できるようにサポートが充実していることがメリットになります。

導入前・初期導入時・導入後のフェーズに分けてそれぞれサポートチームがついてくれるような仕組みです。

 

ワンポイント
自社に合ったツールを活用しましょう。

レポート作成ツールを選ぶ際の注意点

ビジネス、方法

リスティング広告のレポート作成にはツールを活用することがおすすめです。

最近ではツールも増えてきており、どのツールにしようか悩んでいる企業もあると思います。

ツールを選ぶ際には下記のようなことをポイントに選んでください。

  • 自社で使用している広告媒体があるか
  • 料金プランが適切か
  • サポートが充実しているか

まず自社で使用している広告媒体がツールに対応しているのか確認しましょう。

複数の媒体を活用している場合、ツールで一元管理できるととても便利です。

活用している媒体がツールで対応していないとレポート作成に少し手間がかかります。

ツールで対応しているのか確認することがポイントです。

次に料金プランが適切か確認しましょう。

料金プランはツールによって変わってきます。

企業には予算があるので、予算の範囲内で収まる料金になっているのか確認することがポイントです。

オプションで大きく料金が変わってくるツールもあるので、確認するようにしましょう。

最後にサポートが充実しているかについてです。

24時間サポートしている企業と、営業時間内の決められた時間だけの企業もあります。

また導入時のサポートもツールによって変わってくるので注意してください。

自社に詳しい人がいない場合は、サポートが手厚いツールを選んだ方が良いでしょう。

ツールによって無料でデモを利用できるものもあるので、一度利用してみることもおすすめです。

自社にあったツールを選ぶことは大きなポイントになるます。

レポートを作成して、リスティング広告を効率よく運用しよう

効率

リスティング広告を効率良く運用していくためにもレポート作成は重要です。

しっかり運用できているのかは、数値の変化で判断することができます。

データを確認していないと、広告の出稿費が無駄になってしまうかもしれません。

効率良く運用していくためには、PDCAサイクルを回していくことがポイントです。

レポート作成で数値を確認し対応策を導き出していくサイクルを定期的に行うことが重要といえるでしょう。

 

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リスティング広告のレポート作成に困ったら

ビジネス、赤字

リスティング広告のレポート作成について悩んでいる企業もあると思います。

どのツールを使うべきか、またどのようにレポートを活かしていくかなど企業によって悩みはさまざまです。

リスティング広告のレポート作成に困っている場合は、デジマクラスへご相談ください。

成果が出るリスティング広告の運用ができるようご提案させていただきます。

 

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まとめ

戦略、成功

リスティング広告のレポート作成についてお伝えしました。

記載すべき内容を理解し、分かりやすいレポート作成を心がけていきましょう。

レポート作成の業務効率を上げるためにもツールの活用がおすすめです。

それぞれのツールの特徴を把握し、自社に合ったツールを選んでください。

レポートは1度作成したら終わりではありません。

正しい運用ができているのか把握するためにも、定期的に作成していくことが重要です。

そしてレポート内容から施策に活かしていくようにしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。