Yahoo!JAPANのトップページに掲載される広告・Yahoo!ブランドパネルをご存知ですか?
Yahoo!JAPANにアクセスしたユーザーがが必ず目にする広告になるので、宣伝効果が非常に高いです。
この記事では、Yahoo!ブランドパネルの基礎知識や入稿手順・注意点についてもご紹介しています。
Yahoo!ブランドパネルに興味がある人は、ぜひ読んでみてください。
目次
Yahoo!ブランドパネル広告の概要
Yahoo!ブランドパネルは、Yahoo!JAPANのトップページに掲載される広告枠のことです。
Yahoo!広告の「ディスプレイ広告」というサービスに含まれます。
ディスプレイ広告は、2019年のYahoo!広告リニューアルに伴って開始されたサービスです。
ディスプレイ広告には次の2種類があります。
- 予約型
- 運用型
予約型は、以前Yahoo!プレミアム広告と呼ばれていたサービスになります。
広告費用が高額で、出稿できる代理店が限定されているのが特徴です。
いっぽう、運用型は誰でも出稿できるインターネット広告になります。この記事でご紹介する広告は、この運用型です。
運用型が新しく始まったことにより、Yahoo!ブランドパネルに出稿できるアカウントの制限がなくなりました。
後からご紹介する入稿手順を踏めば、誰でもYahoo!ブランドパネルに出稿することが可能です。
次に、Yahoo!ブランドパネルのPCとスマホ版の違いについて解説していきましょう。
PCブランドパネル
PCブランドパネルは、Yahoo!のPC版トップページ右側上部に表示される広告です。
画面が大きい分、最小ピクセルサイズが600×600と大きくなります。
アスペクト比(画像の縦横の長さの比率)も、スマホ画面の16:9だけでなく1:1という比率が選択可能です。
スマホブランドパネル
スマホブランドパネルは、2020年からサービスが開始されました。
Webページだけでなくアプリにも出稿できることが、スマホブランドパネルのメリットです。
検索ボックスのすぐ下に表示されるため、Yahoo!にアクセスしたユーザーは必ず広告を目にすることになります。
スマホ画面の3分の1以上が広告枠となるため、PR効果も抜群です。
Yahoo!ブランドパネル広告の種類
Yahoo!ブランドパネル広告は、PC・スマホ共に静止画広告・動画広告の出稿が可能です。
広告の種類について詳しく解説していきます。
静止画広告
静止画広告の仕様は次のとおりです。
- 画像サイズ:最大3MB
- 入稿可能なファイル形式:GIF 89a・JPEG・PNG
上記の仕様はPC版・スマホ版共通です。
PC版の場合は、画像の中に社名やロゴ・サービス名を明記するという条件が追加されます。
動画広告
動画広告もPC版・スマホ版共に出稿することができます。動画広告の仕様は次のとおりです。
- 動画サイズ:最大200MB
- 入稿可能なファイル形式:MP4
- 再生時間:5~60秒
動画広告は音声の有無も選択可能です。
サムネイル画像(動画の概要を表す画像)も設定することができます。
サムネイル画像の仕様は静止画と同じく、画像サイズは最大3MB・入稿可能なファイル形式はGIF 89a・JPEG・PNGのいずれかです。
バナー画像
Yahoo!ブランドパネルではバナー画像も設定することができます。
PC版・スマホ版どちらも画像サイズは最大3MBまでです。その他の仕様はそれぞれ異なります。
- アスペクト比:PC版は1:1、スマホ版は16:9
- 最小ピクセルサイズ:PC版は 600pixel×600pixel、スマホ版は640pixel×360pixel
規定内におさまるように画像を作成しましょう。
インターネット広告の事例はこちら
Yahoo!ブランドパネル広告の特徴
Yahoo!ブランドパネル広告は、Yahoo!のビジネスIDを取得していれば誰でも利用することができます。
その他の特徴についても詳しくみていきましょう。
豊富なターゲティング項目
1つ目の特徴は、ターゲティング項目が豊富にあることです。
年齢や性別などの属性だけでなく、キーワードの検索履歴やユーザーが興味のあるカテゴリーもターゲティング項目に含まれています。
Yahoo!ブランドパネル広告に出稿するならぜひ活用してほしい機能です。
ターゲティングについては、後の「Yahoo!ブランドパネル広告で可能なターゲティング」で詳しく解説していますので参考にしてください。
広告の設定が簡単
2つ目の特徴は、広告の設定が簡単であるということです。
広告の管理画面では、費用や配信期間だけでなく広告内容の差し替えも行うことができます。
広告の宣伝効果に応じて柔軟な対応ができるので非常に便利です。
目的に応じた料金体系
3つ目の特徴は、目的に応じた料金体系になっていることです。
Yahoo!ブランドパネル広告では、目的別に料金体系が設定されています。
- クリック課金:サイト誘導・アプリ訴求・コンバージョン・商品リスト訴求
- 動画再生課金:動画再生
- ビューアブルインプレッション課金:ブランド認知
クリック課金は、ユーザーが広告をクリックすると料金が発生する仕組みです。
動画再生課金は、動画が10秒再生されると課金されます。
再生時間が10秒未満であれば課金の対象とはなりません。
ビューアブルインプレッションは、広告面積の50%以上が画面に連続で1秒以上表示された場合にカウントされます。
1000ビューアブルインプレッションごとに課金の対象となることが特徴です。
いずれの料金体系も、ユーザーからのアクションに応じて料金が発生するので無駄を省くことができます。
・豊富なターゲティング項目
・広告の設定が簡単
・目的に応じた料金体系
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Yahoo!ブランドパネル広告の効果
Yahoo!のトップページに表示されるブランドパネル広告は、非常に高い効果がある広告といえます。
Yahoo!に毎日多くのユーザーがアクセスしていることはみなさんも周知のとおりです。
検索エンジンだけでなく、ニュースをはじめとするさまざまなコンテンツを求めてアクセスするユーザーにアピールできます。
たくさんの人の目に留まることにより、企業や商品の知名度はどんどんアップするでしょう。
トップページに広告が掲載されることで、イメージアップにもつながります。
Yahoo!ブランドパネル広告を利用することで、さまざまな効果が得られるのです。
インターネット広告の事例はこちら
Yahoo!ブランドパネル広告で可能なターゲティング
Yahoo!ブランドパネル広告で可能なターゲティング項目は次のとおりです。
- 年齢
- 性別
- 地域
- 曜日・時間帯
- デバイス
- サーチキーワード
- オーディエンスカテゴリー
- サイトカテゴリー
- サイトリターゲティング
- プレイスメント
上記の項目のうち、プレイスメント(広告を配信するWebサイト)は、Yahoo!のトップページのみとなります。
特に集客効果が高いであろうターゲティング項目は次の2つです。
- サーチキーワード
- サイトリターゲティング
サーチキーワードを設定すると、名前のとおりユーザーが過去に検索したキーワードのデータを活用して広告を配信できます。
検索キーワードを活用することで、ユーザーのニーズにピンポイントでアプローチすることが可能です。
サイトリターゲティングを設定した場合は、広告を出稿している企業のサイトにアクセスしたことがあるユーザーに広告を配信します。
リード(見込み顧客)獲得が期待できる魅力的な機能といえるでしょう。
このように、Yahoo!ブランドパネル広告でターゲティングできる項目はたくさんあります。
あらかじめアプローチしたいターゲットが決まっているのであれば、非常に高い広告効果が期待できるでしょう。
Yahoo!ブランドパネル広告の入稿手順
ここからは、Yahoo!ブランドパネル広告の入稿手順をご紹介します。
Yahoo!広告を利用するには、Yahoo!ビジネスIDの取得が必須となりますので覚えておきましょう。
手順を1つずつ解説していきます。
Yahoo!ビジネスIDの作成
まず最初に、Yahoo!ビジネスIDを作成します。
Yahoo!ビジネスIDは、個人が取得できるYahoo!IDとは別の企業用のアカウントです。
法人だけでなく個人事業主も作成可能で、料金もかかりません。
Yahoo!ビジネスIDを作成する大まかな手順は次のとおりです。
- Yahoo!広告のページへ飛び、「無料でアカウント開設」をクリック
- 必要事項を入力
- SNSもしくは音声ガイダンスによる認証
- 登録完了
既にYahoo!ビジネスIDを取得しているのであれば、この手順は省いて管理画面にログインしてください。
対象となるアカウントを選択
Yahoo!ビジネスIDでログインしたら、Yahoo!広告の管理画面から対象となるアカウントを選択しましょう。
次に、選択したアカウントをクリックすると表示される「広告作成」をクリックします。
広告を作成
「広告作成」をクリックすると、キャンペーン目的や広告グループが表示されます。
入稿する広告にふさわしいものをそれぞれ選びましょう。
すべての項目の選択が終わったら、「広告作成へ」をクリックします。
広告の詳細設定
「広告作成へ」をクリックすると、詳細設定の画面が表示されます。
入力・設定するべき項目は次のとおりです。
- 広告名
- 画像
- 表示URL
- リンク先URL
- インプレッションビーコンURL
- 第三者測定スクリプトタグsrc属性URL
- 入札価格
インプレッションビーコンURLとは、インプレッションデータが連携可能なツールを提供している企業が発行したURLのことです。
第三者測定スクリプトタグsrc属性URLとは、広告効果測定用のスクリプトタグのsrc属性に記載されているURLになります。
src属性とは、主に画像の場所を設定したり読み込んだりするときに使われている属性です。
入札価格の設定は、PCブランドパネルの場合任意となっています。
Yahoo!ブランドパネルの入稿手順はそれほど難しくありません。
ただ、広告効果を最大限高めるためにはインターネット広告に関する専門知識がある程度必要だといえるでしょう。
Yahoo!ブランドパネル広告の注意点
Yahoo!ブランドパネル広告には守るべきさまざまなルールがあります。
トップページに表示されるので効果が高い分、広告費用もかさんでしまうのがネックです。
Yahoo!ブランドパネル広告の注意点について解説していきます。
入稿規定を守る
1つ目の注意点は、入稿規定を守ることです。
ファイル形式やデータ容量を規定内におさめることは基本中の基本といえます。
また、宗教やギャンブルなど一部広告掲載不可の業種や商材があるので注意が必要です。
自社の業種や商材が掲載可能かどうかは事前に確認するようにしましょう。
広告予算に余裕を持つ
2つ目の注意点は、広告予算に余裕を持つことです。
Yahoo!ブランドパネル広告は、リスティング広告などの一般的なインターネット広告よりも出稿費用が高くなる傾向にあります。
また、スマホブランドパネルの入札推奨金額は1,500円~1,600円程度です。
推奨金額以下にしてしまうと配信されないリスクがあります。
十分な広告予算を確保してから出稿するのが望ましいでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
広告代理店の活用もおすすめ
Yahoo!ブランドパネルの費用対効果を高めるためには、広告代理店の活用もおすすめです。
広告代理店を活用することで、訴求力の高い広告作成や効率的な広告運用のサポートを受けることができます。
自社で専門の人材を育成する必要もありません。
料金が安いだけでなく、インターネット広告で実績を上げている・サポート体制が充実している業者を選ぶといいでしょう。
インターネット広告の事例はこちら
Yahoo!ブランドパネル広告で成果を出したいなら
Yahoo!ブランドパネルに広告を掲載したからといって、必ず成果が上がるとは限りません。
入稿規定を守ったうえでユーザーの興味・関心を惹きつける広告を作成するのは至難の業といえます。
また、広告の効果を測定し、効果的な運用を長期的に継続するためには専門知識が必要です。
確実に成果を出したいのであれば、専門コンサルタントのデジマクラスに相談することをおすすめします。
顧客獲得につながる広告運用を全面的にサポートしますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
Yahoo!ブランドパネル広告は、Yahoo!JAPANのトップページに掲載される広告です。
Yahoo!にアクセスするユーザーが必ず目にする広告なので、PR効果は非常に高いといえます。
ただし、Yahoo!ブランドパネル広告を顧客獲得や売り上げにつなげるためにはインターネット広告に関するノウハウが不可欠です。
Yahoo!ブランドパネル広告に関して困ったことがあれば、ぜひデジマクラスにご相談ください。