Pinterestは企業でも注目され始めているサービスです。
Pinterest広告はまだ日本では活用できませんが、Pinterestを利用したマーケティングは増えています。
急成長しているサービスであり、日本でも注目されているのです。
Pinterest広告は今後日本でも活用できるサービスとなるでしょう。
ここでは、 Pinterest広告の活用方法について解説していきます。
今後Pinterest広告の導入を考えている企業はぜひ参考にしてください。
目次
画像主体のサービス「Pinterest」
PinterestはWeb上で自分の気になる写真にピン止めをし、シェアできるサービスです。
ユーザーがPinterestの検索バーに内容を入力すると、入力内容に関連した結果が画像と共に表示されるようになっています。
表示結果がピンボードのようになっているのが特徴です。
現在では全世界で月間4.5億人以上のユーザーが利用しており、女性ユーザーが多くいます。
Instagram等と比べると日本ではユーザー数は少なめですが、これからユーザーも増えるのではないかと注目されているサービスです。
Pinterestを利用するユーザーは、アイデアなどを発見するために活用しているケースが多くあります。
Instagramは現在や過去の内容を投稿することが多いですが、Pinterestは時間軸でいうと未来のことを投稿していることが多いです。
「ここに行きたい」「これを食べたい」など願望を加えた投稿内容が多くあります。
また検索結果には画像のみ表示されることが他のSNSと違うところです。
ユーザーが気になる画像をクリックすると内容が見れるようになっています。
そして投稿内容から他のSNSに簡単にシェアできるボタンがあるのも大きな特徴です。
Pinterestの特徴
注目され始めているPinterestですが、ユーザーはどのように活用しているのでしょうか。
Pinterestの特徴についてみていきましょう。
アイデアの収集ができる
特徴の1つ目はアイデアの収集ができることです。
Pinterestを活用しているユーザーはこのアイデアを見つけることを大きな目的としているのではないでしょうか。
Pinterestにはさまざまなカテゴリが用意されており、ユーザーはその中から自分の気になるカテゴリを選択することでアイデアを発見できます。
知りたい内容が決まっている場合は、検索バーから検索することも可能です。
検索バーから検索することでよりユーザーが知りたいと思える情報にたどり着く可能性が高くなるでしょう。
投稿内容には、おすすめの収納方法やレシピなど身の回りの生活のアイデアが沢山あります。
またイラストや画像の素材などクリエイティブ向けのアイデアもあり活用の幅が広いです。
画像元サイトへ誘導できる
Pinterestの画像をクリックすると投稿内容を確認することができます。
その投稿の内容から画像元サイトへ誘導することが可能です。
Pinterestの検索結果画面で出てくる画像は、この画像元サイトから引用されています。
Pinterestは一般のユーザー含めデザイナーやマーケターなど幅広い分野で活用されていることが特徴です。
この記事の内容を広めたい場合や、未来のために保存しておこうという意味でPinterestを活用します。
企業が活用する場合は、マーケティングのために作成したコンテンツにユーザーを誘導するためにも利用することができるのです。
コンテンツに誘導することでコンバージョンへ繋げることを目的としています。
他のユーザーを気にせず活用できる
Pinterestは他のユーザーを気にすることなく活用することが可能です。
シークレットボードという機能があり、活用すると他のユーザーに保存している内容を見られることがなくなります。
シークレットボードを活用しない場合は、ユーザーが自分自身のページに訪れた際には自分が保存した内容を他のユーザーも見ることが可能です。
しかし中には保存内容を公開したくない場合もあるでしょう。
そのような場合にシークレットボードを活用することで他のユーザーを気にすることなく活用ができるのです。
例えばインテリアの内容で投稿をまとめているとしましょう。
自分自身で他のカテゴリのPinterestを保存した場合には、シークレットボードを活用することで他のユーザーに見られることはなくなります。
他のユーザーから見た時はインテリアのみの投稿となり統一感のあるPinterestとなるでしょう。
・画像元のサイトに誘導することができる
・他のユーザーを気にすることなく活用することができる
Pinterest広告の特徴
Pinterest広告は現在は日本では利用できませんが、今後日本でも利用できることが予想されます。
広告機能がリリースされれば活用する企業が増えるでしょう。
Pinterest広告の特徴について解説していくので、導入を考えている企業は参考にしてください。
プロモートピン
Pinterest広告の1つプロモートピンという内容があります。
プロモートピンはユーザーをターゲティングして活用する広告です。
下記の項目からターゲティングができます。
- 性別
- 年齢
- 場所
- デバイス
ターゲットを明確にし上記の項目からターゲティングしていくことでコンバージョン率が上がるでしょう。
プロモートピンを活用することでターゲットとしているユーザーの検索結果の内容に表示させることが可能です。
Webを活用した広告を運用する場合はターゲティングは重要になります。
コンバージョンに繋がりやすい環境を作ることは広告を運用する上で大切です。
プロモートピンはWeb広告の特徴を活かした機能といえるでしょう。
アイテムタグ広告
アイテムタグ広告を活用すると、25件までアイテムにタグを付けることができます。
そして4アイテムのプレビューを見ることができ、クリックすると詳細を確認することが可能です。
この広告はファッションやインテリアの分野で多く活用されています。
ショップの中のアイテムにこの広告を活用することで、ユーザーがこの広告からショップへ誘導し購入する可能性を増やすことができるのです。
動画広告
Pinterestには、動画広告もあります。
動画広告は画像では伝えきれない内容を伝えることができ、他のプラットホームでも多くの企業が活用している広告です。
Pinterestで動画広告を活用した場合は、ユーザーのホームフィードに表示させることができます。
ホームフィードはPinterestのホーム画面のようなものであり、多くのピンが表示されている画面です。
ホームフィード内で表示されている時点で動画が再生されているのでユーザーの目を引きつけることが可能となるでしょう。
その動画をクリックすると動画が大きく表示され音声付きで再生することができます。
Pinterestのホームフィードは画像が大半を占めているので、動画はコンバージョン率が上がりやすいでしょう。
ブランドの認知や動画視聴、コンバージョンを目的として活用することができます。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Pinterest広告の活用方法
Pinterest広告の種類についてお伝えしました。
Pinterest広告を活用するにはどのような方法があるのでしょうか。
ポイントごとにみていきましょう。
Pinterestアナリティクスを活用する
広告を運用する上でデータを確認することは重要です。
正しく運用できているかどうか確認するためにもPinterestアナリティクスを活用しましょう。
Pinterestが無料で提供している分析ツールです。
Pinterestアナリティクスでは下記のような内容が確認できます。
- 訪問数
- インプレッション数
- エンゲージメント数
- アウトバウンドクリック数
これらの数値を確認し分析することが重要です。
インプレッション数は、ピンが表示された回数のことになります。
エンゲージメント数は、ピンの保存数やクリック数です。
アウトバウンドクリック数は、ピンのリンク先のURLをクリックした回数のことになります。
たくさんピンを作成したとしても、ユーザーに閲覧してもらわなくては意味がありません。
そしてターゲットとしているユーザーに閲覧してもらえているのか確認するのです。
閲覧数が少なかったり、訪問数が少ない場合などはピンの内容について改善が必要になるでしょう。
リッチピンを活用する
リッチピンを活用することも効果的です。
リッチピンとは、サイトからタイトルや説明などを自動でデータを読み込んで追加してくれるシステムとなっています。
リッチピンの種類は下記の4つです。
- リーディングピン
- アプリピン
- レシピピン
- プロダクトピン
リーディングピンは、ブログやWebメディア向けのピンです。
設定すると見出しや記事の説明を表示してくれます。
アプリピンは、アプリのアカウント向けです。
設定するとアプリのインストールのボタンを表示してくれます。
レシピピンはレシピメディア向けです。
設定すると材料や分量、調理時間などを表示してくれます。
プロダクトピンは商品の販売を行っているショップ向けです。
設定すると価格や購入先、在庫状況を表示してくれます。
それぞれ自社にあったピンを設定することで効果的に活用することができるでしょう。
画像を保存する
Pinterestは画像を保存することが可能です。
保存方法にはピンとリピンの2種類があります。
ピンとは、Pinterest外でのサイトやブログで見つけた画像をPinterestに貼り付けることです。
画像保存と一緒にサイトも保存されるので画像をクリックするとサイトに飛ぶことができます。
リピンとはPinterest上の画像を自分のボードに保存することです。
他のユーザーがピンした画像を見ることができ、自分では見つけられなかった内容を見つけることができます。
このようにユーザーがサイトやPinterest上で画像を見つけてくれることで情報を拡散することが可能です。
インターネット広告の事例はこちら
Pinterest広告の強み
Pinterest広告の一番の強みは画像で視覚的にアプローチできることになります。
文字でアプローチするよりも画像はユーザーにイメージさせやすく興味を引きやすいです。
ファッションやインテリアなど扱う企業には効果的な広告といえます。
ユーザーに商品のピンを見てもらうことで、購買意欲を上げることができるでしょう。
そしてピンからサイトに流入させることで、サイトの存在も知ってもらうことができます。
また作成したピンがユーザーによって保存された場合、他のユーザーに訴求できる可能性が広がり拡散力が大きいのが強みです。
Pinterestを活用する企業事例
Pinterestを活用している企業の事例についてみていきましょう。
株式会社ZOZO
株式会社ZOZOは、ZOZOTOWNというファッション通販サイトを運営しています。
プラットホームを活用したマーケティングは、多くの企業が公式アカウントを作成し運用していることが多いです。
しかし株式会社ZOZOはPinterestで公式アカウントは作成していません。
一般のユーザーがPinterest上でZOZOTOWNの商品を拡散しているのです。
このマーケティング方法は、UGCと呼ばれるものになります。
企業ではなく消費者が作成した画像などがマーケティングのコンテンツとなるのです。
株式会社ZOZOのPinterestからの流入率はInstageramよりも高く効果的に活用されています。
楽天グループ会社
楽天グループ会社は、楽天市場や楽天トラベル、楽天レシピなどで活用しています。
それぞれ公式アカウントがあり多くのピンが投稿されておりフォロー数も多いです。
楽天市場では販売されている商品がピンされており、ユーザーは気になる商品を見つけることができます。
楽天トラベルでは、地方別や人気の温泉などのカテゴリが作成されており温泉や食事の画像など魅力あるピンが並んでいることが特徴です。
楽天レシピは、肉料理や季節ごとの料理などのカテゴリで分かれています。
気になるレシピを見つけることができる仕組みです。
それぞれの気になるピンからサイトへの流入を誘導しています。
クックパッド株式会社
クックパッド株式会社はクックパッドというレシピサイトを運営しています。
クックパッドはPinterestで公式アカウントを作成し多くのレシピを発信しているのです。
Pinterestでレシピを見つけるユーザーは多く、需要があるコンテンツといえるでしょう。
ピンの内容に簡単なレシピの内容が書いており、ユーザーがレシピを見たいと思えるようなピンになっています。
株式会社メディアジーン | ROOMIE
株式会社メディアジーンはROOMIEという情報発信サイトで暮らしにまつわるカテゴリの情報を発信しています。
ROOMIEはPinterestで公式アカウントを作成しており、フォロワー数も多く人気のあるアカウントです。
ピンの画像がシンプルでおしゃれな雰囲気に作成されています。
さまざまなカテゴリがあり、多くのピンが作成されているのでROOMIEにたどり着くユーザーは多いでしょう。
インターネット広告の事例はこちら
Pinterest広告を用いるコツ
Pinterest広告を活用する上でのコツは画像を作り込むことことです。
Pinterestでユーザーが検索した際には、さまざまな画像が表示されます。
多くの画像の中からユーザーの目を引くような画像を作ることを心がけましょう。
ユーザーが目に止まる内容となっているか確認するにはアナリティクスを活用することです。
アナリティクスで現在の運用方針で間違っていないのか確認することができます。
数値などのデータから確認することが重要です。
数値が良くない場合は改善が必要になるでしょう。
成果を出すためにも広告を作成し改善していくPDCAを回していくことが重要です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Pinterest広告の今後の展望
Pinterest広告は現在、日本では活用することができません。
しかし今後日本でもPinterest広告がリリースされる可能性は高いです。
Pinterest広告が活用できるアメリカなど他の国では多くの企業が活用しており成果を上げています。
リリースされれば日本でも活用する企業が増えていくでしょう。
インターネット広告の事例はこちら
Pinterest広告の活用で悩んだら
Pinterest広告がリリースされたら導入を考えている企業もあるでしょう。
まだ日本では利用できないので未知数なところもあります。
Pinterest広告の今後の活用で悩んでいる場合はデジマクラスへご相談ください。
デジマクラスにはコンサルタントが揃っており、運用のポイントなどアドバイスさせていただきます。
まとめ
Pinterest広告についてご紹介しました。
今後広告がリリースされれば大きな効果を期待できるプラットホームです。
リリースされた際にスムーズに運用を始めていくためにも準備をしておきましょう。
まだPinterestを活用したことがないという企業は、マーケティングから始めてみることがおすすめです。
企業事例でもお伝えしたようにさまざまな企業がもう既に活用を始めています。
Pinterestを活用したマーケティングを始めてみたいがどう進めれば良いのか悩んでいる場合はデジマクラスへご相談ください。
あなたの企業にあった最適な運用を一緒に考えていきましょう。