「そろそろ起業をしようか迷っている」と思っている方もいるのではないでしょうか。
行動力や思考力など、起業をするとなると様々な要素が必要になってきます。
加えて、起業に向いている人もいれば向いていない人がいるのも事実です。
そこで今回は、起業に向いている人の特徴について徹底的に解説していきます。
これから起業をしていきたいと思っている方、必見です。
目次
起業家が担うことになる役割
起業家が担うことになる役割としては、大きく2つあげられます。
- 社会への雇用創出
- 社会全体の経済成長
1つは社会に対する雇用創出です。
起業して自分の事業を拡大していくとなると、例えば次のような役職が必要となります。
- 自分の事業を売り込む営業
- 自分の事業をPRする広報
- システム開発を行って効率化を行うエンジニア
このように起業をすることによって多くの人手が必要となります。
そのため、そういった方々に対して起業家は雇用を創出する役割を担っているのです。
もう1つは、社会全体の経済成長も担うこととなります。
起業をするということは、市場に参入してどんどん市場を拡大していくからです。
結果、社会に対して経済成長を促す役割を担っています。
起業に求められる力
ここでは起業に求められる力について紹介していきます。
主に以下の4つです。
- リーダーシップ・コミュニケーション能力
- 目標を設定して実行する力
- 責任を持つ自覚と強い決断力
- 臨機応変な判断力
特に起業する方はリーダーシップ・コミュニケーション能力を上げる必要があります。
リーダーシップ・コミュニケーション能力
起業をする上では、リーダーシップとコミュニケーション能力は欠かすことはできません。
特にリーダーシップは、的確に判断して周りの従業員を引っ張っていくためにも必要です。
周りを引っ張る力がないリーダーだと、従業員もどう動いていいかわからず疑心暗鬼になってしまうこともあります。
また、コミュニケーション能力も起業を志す上では重要です。
ちなみにここでいうコミュニケーションとは、「できるだけわかりやすく正確に相手に伝える力」のことです。
特に次のような場面で必要となってきます。
- 事業を説明して資金調達を行う場合
- 従業員に仕事内容を伝える場合
例えば資金調達を行う際に、自分の事業をわかりやすく相手に説明することができないと、資金を回収することができません。
他にも従業員にビジョンや実際の業務内容を伝えることができないと、自分の事業を進められなくなってしまいます。
ですので、コミュニケーション力もしっかりつけておく必要があるのです。
目標を設定して実行する力
起業を目指す方は、目標を設定して実行する力が必要になってきます。
特に「実行する力」があるかどうかが重要です。
実際に行動を起こさなければ、事業はうまく回っていきません。
そのため適切な目標を設定して、それを実行まで落とし込める力が求められるのです。
目標は、「KPI」や「KGI」という数値目標をもとに設定されることがほとんどになります。
ちなみにKPIは「重要業績評価指数」のことで、KGIは「重要目標達成指数」のことです。
責任を持つ自覚と強い決断力
起業を志す上では、責任を持つ自覚と強い決断力が重要です。
自分で事業を起こす以上、全ての責任は自分のもとにあります。
そのため、どのようなことがあっても他責にすることなく、自分が全て責任を取る覚悟が必要です。
また、起業をして事業を行っていく上では、決断の連続になります。
例をあげると次のようなことです。
- 20XX年のKGIはどれくらいを目標にやっていくか
- どの事業を中心に拡大していくか
- この応募者を採用していくかどうか
こういったことの他にも様々な決断を下して、前に進んでいかなければなりません。
以上のことから責任を持つ覚悟や決断力が必要となってきます。
臨機応変な判断力
起業を行っていく上では、臨機応変な判断力も必要になってきます。
自分の事業を拡大していこうとしても、全てのことがうまくいくわけではありません。
例えば次のような想定外の事態が起きる可能性もあります。
- 取引先が突然倒産する
- 災害が起こったり疫病が流行ったりする
こういったことが起こった時に、すぐに判断を下して対応しなければなりません。
もちろん全ての判断が良い方向に向かうわけではありません。
ただ、そのような状況に陥った時に、あらゆる想定をして最終決定を下す必要があります。
起業に向いている人の6つの特徴
ここでは、起業に向いている人の6つの特徴について紹介していきます。
以下の6つです。
- 論理的思考力と情熱を持ちああせている
- 高い志や向上心がある
- 責任感が強い
- 諦めず最後までやり抜く姿勢がある
- 柔軟な考えができる
- 人を巻き込むのが上手い
総じて全ての責任は自分にあって、しっかり行動できる方は向いています。
論理的思考力と情熱を持ち合わせている
論理的思考力と情熱の2つをしっかり持ち合わせている方は起業に向いています。
これはどちらが欠けてもうまく機能しないからです。
例えば論理的思考力がなければ、利益・売り上げ・コストの数値をもとに適切な施策を打ち出すことができません。
加えて他人に説明する際に、根拠のない答えを伝えることにもつながる可能性もあります。
一方で情熱を持っていないタイプの方だと、自分の事業の魅力を周りにうまく伝えることが難しいです。
ですので、論理的思考力と情熱のどちらも必要となってきます。
高い志や向上心がある
高い志や向上心がある方も起業家に向いています。
これは目標を持てる方ややりたいことがある人の方が、目標に向かって長く走れるからです。
起業して自分の事業を拡大していくことは、終わりのないマラソンと似ています。
そのため高い志や向上心を持っていないと、途中で辞めたり諦めてしまったりしてしまうのです。
以上のことから、高い志や向上心がある方は起業に向いているでしょう。
責任感が強い
責任感が強い方も起業家に向いているといえます。
これは自分の事業を起業して拡大すると選択した以上、全ての責任が自分に返ってくるからです。
例えば、従業員が起こした不祥事で被った損害も、自分が責任を取らなければなりません。
そういったことにもめげず、責任感を持って事業を進めていくことができる方には向いています。
諦めず最後までやり抜く姿勢がある
諦めず最後までやり抜く姿勢があるかどうかも重要です。
これは、事業を進めていくことには様々な困難が立ちはだかっているからという理由があります。
時には解決に時間がかかるよう難題に直面することも考えられるでしょう。
そういった困難を乗り越えて解決するためにも、最後まで立ち向かっていく姿勢が起業で求められるといえるのです。
逆に諦めやすい方にはあまり向いていないともいえます。
柔軟な考えができる
柔軟な考えができるかどうかも起業をする上では大事な要素になります。
これは、あらゆる課題に対する解決策は様々だからです。
その時の状況に応じて、出すべき答えは変わってきます。
ですので、1つの問題に対して、あらゆる面から客観的に物事を見ることができるかどうかが重要です。
人を巻き込むのが上手い
最後に人を巻き込むのが上手い方も起業に向いているでしょう。
これは相手にお願いする力も含まれます。
例えば自分がやっている業務の苦手な分野をお願いして、得意な分野に集中するなどです。
このように人をどんどん巻き込んでいくことによって、自分の事業拡大に拍車をかけることができます。
ですので、周りの人を巻き込む力があるかどうかも重要になってくるのです。
起業に向いていない人の特徴
ここでは、起業に向いていない人の特徴について紹介していきます。
主に次の3つです。
- 他責傾向がある
- 同じ失敗を繰り返す
- できない理由や言い訳を挙げて逃げようとする
結論からいうと、自責で物事を進める力がない方は起業に向いていません。
他責傾向がある
他責傾向がある方は起業家には向いていません。
なぜなら自分の事業を行っている以上、全ての責任は自分にあるからです。
もし従業員が失敗して、損害を支払わなくてはならないとなった時、誰も助けてくれません。
ですので、自分の責任として考えられる方でないと、起業は難しいといえます。
同じ失敗を繰り返す
1度や2度ではなく、何度も同じ失敗を繰り返してしまう方は起業家には向いていません。
人間は必ず間違う生き物です。
そのため、失敗を起こすことは誰にでもあり得ます。
しかしたった1回の失敗が、大きな損害を発生させてしまう契機にもなるのです。
そうであるならば、同じような失敗を繰り返すと損害のリスクも同時に上がってしまいます。
そのため、危機意識なく同じ失敗を繰り返す方には起業家は向いていないでしょう。
できない理由や言い訳を挙げて逃げようとする
他責と少し類似していますが、逃げ癖がある方は起業には向いていないでしょう。
できない理由や言い訳を述べがちなタイプは特に当てはまります。
できない理由をあげることは簡単です。
しかしそれを述べるだけでは、自分の事業を好転させることは一向にできません。
そのため、自分の事業をどんどん進めていくためにもどうやったらできるかを常に考える必要があります。
起業家の中にも様々なタイプがある
起業家の中にも様々なタイプが存在します。
例えば次のようなタイプです。
- Innovator
- Opportunist
- World Changer
- The Serial Entrepreneur
- The-Jack-Off-All-Trades
「Innovator」はいわゆる技術によって革新をしたいと思うタイプです。
また「Opportunist」は、ビジネスチャンスを見つけて飛び込み、要領よくこなしていくタイプになります。
次に「World Changer」は、社会問題などを解決したいと思うタイプのことです。
そして「The Serial Entrepreneur」は、大きな目標に対してひたむきに行動するタイプのことになります。
最後に「The-Jack-Off-All-Trades」は、必要であればいろんな分野に手を出して事業を増やしていくタイプです。
起業で成功するパターンの特徴は?
起業で成功するパターンは、概ね次の手順をしっかり踏んでいることが多いです。
- 目的を決める
- ビジネスプランをざっくり立てる
- 期間や予算を設定する
- それぞれの目標に対して行動する
まず、そもそもこの事業を行う目的をある程度明確にします。
例えば社会貢献であったり、次の事業へのステップアップのためなどです。
それが終わった後、ビジネスプランをざっくり立てます。
どうやって利益を得て、どういうサービスを提供するかです。
また、ある程度プランが決まったら起動に乗るまでの期間や予算をざっと洗い出します。
最後に短期から長期までの目標(KPI)を設定して、その目標に対して行動していくという流れです。
起業したいけれど向いていないかもと思う場合
起業したいけれど、自分には向いていないかもしれないと思っている方は、次のことについて考えてみましょう。
- その不安要素に克服の筋道はあるのか考える
- 自分以外の人を立てる選択肢も
人生の転機となりますので、じっくり考えるようにしてください。
その不安要素に克服の筋道はあるのか考える
それぞれの不安要素を克服できる術があるかをまず考えてみましょう。
例えば起業をするとなった場合、次のような不安要素を抱えやすいです。
- 収入が不安定になるのが怖い
- 事業が失敗したらどうしよう
- 資金調達ができるか心配
このような不安に、自分なりの解が持てるかどうかです。
例えば、収入を安定させるためにも他の収入口を確保するなども1つの答えでしょう。
このように不安に対して答えが全然導き出せない方は、起業家には不向きです。
まずは、不安要素を払拭する手立てがないか考えてみましょう。
自分以外の人を立てる選択肢も
自分以外の人を立てる選択肢もあります。
要は2人で起業し、相手に代表取締役になってもらうなどです。
必ずしも自分が起業家となって代表取締役や社長になる必要はありません。
そのため、自分以外の人を立てる選択肢も視野に入れるといいです。
起業をするなら起業家の体験談も参考になる
起業をする際は、起業家の体験談も参考にすることができます。
これは自分1人で考えることには限界があるからです。
いろんな起業家の意見を聞くことで、自身の起業に関しても参考にすることができます。
そのため、起業家の体験を聞いておくことはかなり重要です。
講演会に参加したり、YouTubeで起業家に関するどうがをチェックして、様々な知識を入れておきましょう。
実際に起業をしたい人におすすめのキャリア
実際に起業をしたい人は、自分が関心のある分野の企業にまず入ることがおすすめです。
ただし、ただ入るだけではもちろん意味がありません。
例えば入社後に次のようなところを注目してみてみるといいでしょう。
- 事業に対する部署(営業やエンジニアなど)はどのくらいの比率で設置されているか
- どういうビジネスモデルで運営されているか
- それぞれの事業部は具体的に何をしているか
マクロの視点で会社を見渡すことで、起業する際のヒントを得ることができます。
そのため、企業するためには、実際にベンチャー企業で1からしっかりと経験を積むことが極めて重要になってきます。
そこでWediaに入社すれば、自分が起業する際に必要なスキル・キャリアを確実に積むことが可能です。
起業して独立するために着実に力を付けておきたいという方は、まずはWediaまでお問い合わせください。
まとめ
ここまで起業に向いている人について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここまでのことを簡単にまとめておきましょう。
- 起業家は雇用創出や社会発展に重要な役割を持つ
- 情熱と論理的思考を持ち合わせた方が向いている
- 迷っている場合は、不安要素を払拭する
もし、ビジネスモデルや具体的な目標が立てられない場合は、まずは企業に入ってみることをおすすめします。
起業するために必要な経験を積んでおきたい方は、ぜひ1度Wediaまでお問い合わせください。
この記事があなたにとって参考になれば幸いです。