Facebook動画広告の運用方法を知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
Facebookの動画広告は、うまく活用すると自身のサイトの売り上げアップを図れます。
また、広告をうまく回すためにはある程度コツが必要になってくるのです。
そこで今回はFacebookの動画広告に関して徹底的に解説していきます。
加えて利用するメリットやかかる費用なども紹介しているので、そちらも参考にしてください。
目次
Facebook動画広告の運用方法を解説
Facebook動画広告は、Facebook上に表示される動画形式の広告になります。
多くのユーザーにリーチできることと、詳細にターゲティングできることが強みです。
Facebookは世界も含めて約18億人に利用されているので、うまく活用すれば売上アップにもつながる可能性が高くなります。
また、Facebook動画広告の運用方法は、おおまかに次のような手順で行います。
- キャンペーンを作成
- 広告セットを作成
- 広告を実際に動画形式で作成
- 支払い方法を設定する
- タグの発行を行う
なお運用方法の詳細については「Facebook動画広告の運用方法」で解説しているので、そちらを参考にしてください。
インターネット広告の事例はこちら
Facebook動画広告の種類と表示場所
ここではFacebook動画広告の種類と表示場所について解説していきます。
主に次の4種類です。
- フィード広告
- インストリーム広告
- ストーリーズ広告
- インスタント記事広告
順に紹介していきます。
フィード広告
フィード広告とは、タイムラインの投稿の間に流れる広告のことです。
投稿の間に表示されるので、ユーザーの目を引くことができます。
動画は音声を消したまま表示されることが多いので、いかに目を惹けるかが重要になってきます。
ただし、あまりに不自然なものだとユーザーは飛ばしてしまうので、なるべく自然なものが好ましいです。
インストリーム広告
インストリーム広告とは動画の前後などに流れる広告になります。
YouTubeの様に動画が始まる前・途中・終わった後に配信されるようなスタイルです。
ちなみにそれぞれ以下のように呼ばれます。
- 動画が始まる前:プレロール
- 動画の途中:ミッドロール
- 動画の終わり:ポストロール
インストリーム広告の場合、ユーザーは動画を楽しみに見ているので、広告は飛ばされがちです。
そのため、できるだけ興味を惹いて面白みのある広告である必要があります。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告とは、ストーリーを閲覧している途中で流れる広告になります。
ストーリーを利用している世界中のデイリーアクティブユーザーは、5億人といわれています。
そのため、うまく利用すればより高い効果を得ることができるでしょう。
画面いっぱいに表示されるので、ユーザーの目をしっかり惹くことができます。
ただし、ユーザーは最後まで見ずに読み飛ばしてしまうことがかなり多いので、最初が最も肝心です。
インスタント記事広告
インスタント記事広告は、インスタント記事の中に入っている広告のことです。
ちなみにインスタント記事とは、Facebookのアプリ内に配信される記事のことになります。
ただ、他の媒体と違って記事の中に表示されるものです。
そのためユーザーの目に少し触れにくいのが懸念点としてあげられます。
Facebook動画広告を利用するメリット
ここではFacebook動画広告を利用するメリットについて紹介していきます。
- 広告の目的を選択できる
- 詳細なターゲット設定ができる
特に詳細なターゲティングができるのが非常に大きなメリットでしょう。
広告の目的を選択できる
1つは広告の目的を選択できることです。
目的は大きく3つあります。
- 認知度
- 検討機会
- コンバージョン
認知度は、商品やサービスを知ってもらうことを目的としています。
そのため、自社のサービスを始めたばかりでもっと知ってもらいたいという方におすすめの目的です。
次に検討機会は、相手の選択肢を増やすために自分のビジネスをもっと知ってもらうことを目的としています。
ある程度認知され、選択肢に入れてもらうために流す広告となります。
最後にコンバージョンです。
これは商品購入や会員登録など、そのサイトが最終目的としているものに促すことになります。
以上のように1つの広告を出すにしても、様々な目的を設定することができるのがメリットです。
詳細なターゲット設定ができる
もう1つのメリットは詳細なターゲット設定ができることです。
これは例えば次のようなところを詳細に設定することができます。
- 年齢・性別・居住地
- 属性(会社員・学生など)
- 趣味
ちなみに年齢は1歳単位で設定することが可能です。
その他にも細かく条件を設定できるので、より細かいターゲット設定をすることができます。
加えて、いろんなターゲットに向けて広告を配信することができるので、何通りも作ることができるのです。
以上のことから、詳細なターゲット設定ができることが大きなメリットだといえます。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Facebook動画広告の運用方法
ここではFacebook動画広告の運用方法について解説していきます。
主に3つを意識して対応する必要があるのです。
- 広告のターゲットを決める
- 予算・スケジュールを決める
- 動画・テキストを設定
広告のターゲットがぶれるとその後が全て水の泡になってしまいますので、ターゲット設定は入念に行ってください。
広告のターゲットを決める
まずは広告のターゲットを決めるというところを行う必要があります。
ここがずれてしまうと、その後の作業が完璧でも効果が薄れてしまいます。
そのため、どういうターゲットがそのサービスに合うかまずは考えていくようにしましょう。
Facebookの広告は、いろんなターゲットに向けて出せますし、細かく調整することも可能です。
そのためまずはペルソナを何通りか考えだし、ターゲットを徐々に選定していくといいでしょう。
ちなみにペルソナとは、理想の顧客像のことを指します。
予算・スケジュールを決める
広告のターゲットが決まったら、予算・スケジュールを決めるようにしてください。
予算設定には、大きく2種類の方法があります。
- 通算予算
- 1日の予算
通算予算は、指定期間内で上限いくら使うかということを目的としたものです。
通算予算の場合、特定の期間に広告を出すか、常に配信するかを決めることができます。
一方1日の予算は、1日あたりにどれくらい広告費を出せるかです。
これは、日単位で広告を停止できたり再開できたりします。
動画・テキストを設定
最後に動画・テキストを設定します。
動画を作成する際は、次の2点を意識して作成するといいでしょう。
- 30秒程度の短時間で収める
- 無音でも伝わるような作りにする
広告はユーザーに避けられるものです。
あまりに動画が長すぎるとユーザーはそもそも見る気をなくしてしまいます。
そのため、できるだけ短くコンパクトに伝えられるよう、まとめてあげるといいです。
加えて、無音でも伝わるような動画を作成するようにしましょう。
ほとんどのユーザーは消音でフィード投稿を閲覧しています。
そのため、音がない状態で見られるものと思っておいた方がいいです。
できるだけ文字やエフェクト効果を使って、興味を惹くような作りにするといいでしょう。
ちなみに動画内のテキストの設定は無制限ですので、伝えるべきことは余さずしっかり記載するようにしてください。
Facebook動画広告のルール
Facebook動画広告におけるルールは大きく2つあります。
- 推奨アスペクト比の設定
- サムネイルの文字は20%ほどを目安に作成
推奨アスペクト比で動画広告を作成した方がいいです。
ちなみに1:1の比で作成するのが適切です。
また、サムネイルの文字は20%以内にとどめるように推奨されています。
以前は静止画のテキストは20%にしなければいけないルールがありました。ちなみに今は撤廃されています。
ただ、テキストが20%以内の方がユーザーのエンゲージ率も上がるということから、推奨されているのです。
そのためテキストはできるだけ20%以内に収めておくといいでしょう。
Facebook動画広告にかかる費用
ここではFacebook動画広告にかかる費用について紹介します。
そもそも課金方法が3種類あるのです。
- CPM
- CPV
- CPC
CPMとは、「Cost Per Mille」の略でインプレッションの数によって金額が決まるというものです。
インプレッションとはその広告が表示された回数になります。
インプレッションの目安は1000回だといわれています。
CPVは「Cost Per View」の略で、ユーザーの動画視聴時間によって金額が決まる方式です。
その中でもThruPlayという概念があります。ThruPlayの課金方法は2種類です。
1つは、動画が15秒再生されたら課金される方式になります。
もう1つは、2秒以上動画が継続して再生されると課金されるという方式です。
最後はCPCです。
CPCはCost Per Clickの略で、動画がクリックされるごとに課金されるという方式になります。
効果的な広告を作るポイント
ここでは効果的な広告を作るポイントについて紹介していきます。
- 最初にインパクトをもたせる
- 動画内にテキストや字幕を入れる
- スマホで視聴することを意識した動画サイズ設定
特に最初のインパクトが肝心です。
最初にインパクトをもたせる
最初にインパクトを持たせるようにしましょう。
動画の場合、秒数を重ねるごとに離脱率が上がっていく傾向にあります。
ちなみにYouTubeだと最初の10秒で20%が離れ、90秒経つと50%以上が離脱するといわれているのです。
同じことがFacebookの場合でも当てはまるといえます。
そのため、いかに最初にインパクトを持たせてユーザーを惹きつけることができるかが大きな鍵といえるでしょう。
動画内にテキストや字幕を入れる
動画内にテキストや字幕を入れることも1つのポイントです。
これは、2つ理由があります。
- ユーザーは基本音声をオフにして視聴しているから
- 映像だけだとユーザーは飽きてしまうから
ユーザーは基本音声をオフにして広告を視聴しています。
そのため、テキストを入れなければ、広告の概要が伝わらなくなってしまうのです。
また、映像だけだと単調で飽きやすくなってしまうというのもあげられます。
そこで適宜テキストや字幕を入れることで、動画に変化をもたらすことができるのです。
以上の理由から、動画内にはテキストや字幕を入れるようにするといいでしょう。
スマホで視聴することを意識した動画サイズ設定
スマホ視聴を前提とした動画サイズに設定するといいです。
これは、スマホユーザーがほとんどだからです。
もちろんPCでFacebookを見る方もいますが、スマホに比べると多いとはいえません。
そのため、できるだけスマホ画面に合わせてFacebookの動画広告を作成することがポイントです。
推奨アスペクト比である1:1で作るようにしましょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Facebook動画広告の事例
ここではFacebook動画広告の事例について紹介していきます。
今回は2社紹介しますので、参考にしてください。
例:ワールド・ファミリー株式会社
ワールド・ファミリー株式会社は、幼児向けに英語教材を提供している企業です。
ワールド・ファミリー株式会社は、Webサイトへ導入することを目的として、動画広告を使用しました。
結果、次のような成果があがったそうです。
- Webサイトでのコンバージョンが2.4倍増加
- Webサイト訪問増加率が19%増加
広告効果を向上させるために、様々なテストを行いながら進めていったのが成功した理由としています。
例:京都やまちや
京都やまちやはお茶を起点に健康食品ブランドを確立している企業です。
京都やまちやは、オンラインでの売上向上を目的とし、モバイルファースト広告動画を配信していきました。
結果、次のような成果が上がったそうです。
- 45%売り上げが増加
- カートへの追加が2.8倍増加
利用者が広告コンテンツを見て、結果売上が増加したそうです。
モバイルファーストで対応したことが今回の結果につながったとしています。
インターネット広告の事例はこちら
Facebook動画広告の活用で困った時は?
Facebook動画広告についてはここまで述べてきた通りです。
しかし、中には「どのように広告を打っていくべきなのか迷っている」という方もいるのではないでしょうか。
そんな時はデジマクラスまでご相談ください。
デジマクラスにはFacebook広告を含め、広告専門のコンサルタントが多数在籍しています。
加えて、あなたの状況をもとにどのような広告を打っていけばいいか提言することも可能です。
最適な動画広告を作って、より結果につなげられるよう弊社と一緒に施策を考えていきましょう。
インターネット広告の事例はこちら
まとめ
ここまでFacebook動画広告について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
簡単にここまでのことについて振り返っておきましょう。
- Facebook動画広告の種類は4種類
- 詳細なターゲティングをして広告を配信しよう
- 動画のサイズは推奨アスペクト比である1:1が適切
Facebook動画広告は1日単位で配信を止めたり流したりすることができます。
そのため、試行錯誤しながらより効果のある広告を作っていくことが重要です。
この記事があなたにとって参考になれば幸いです。