ブランディングのためSNSを活用する企業が増えました。
SNSを利用しているユーザーは多く、上手く活用できれば企業も大きな成果を期待できます。
SNSを活用したブランディングを考えている企業も多いのではないでしょうか?
ここでは、SNSブランディングの成功事例について解説していきます。
今後SNSを活用したブランディングを考えている企業はぜひ参考にしてみてください。
目次
SNSを活用したブランディングの特徴
SNSを活用したブランディングにはどのような特徴があるのでしょうか。
特徴についてみていきましょう。
拡散されやすく認知度を高めやすい
SNSの大きな特徴でもあるのが拡散されることです。
SNSにはシェアボタンがあり、すぐに投稿内容をシェアすることができます。
そのシェアした内容は、他に見た人がまたシェアすることで拡散されていくのです。
企業にとっては、SNSは拡散されやすく認知度を高めることへと繋がります。
企業が投稿した内容がシェアされ拡散されれば、多くのユーザーの目に止まるかもしれないのでブランディングへと繋がるのです。
ユーザーとのコミュニケーションがとれる
特徴の2つ目としてユーザーとのコミュニケーションをとれることが挙げられます。
企業は新聞やテレビ、雑誌などを活用してブランディングを行うことが以前は多くありました。
新聞やテレビなどは大きなブランディング力がありますが、消費者と直接コミュニケーションを取ることは難しかったのです。
SNSは今までできなかった消費者とのコミュニケーションを可能にしました。
ユーザーとコミュニケーションが取れることで、ユーザーのリアルタイムな本音を聞くことができるようになったのです。
SNSは気軽に発信できるという面もあり、ユーザーは企業に対して感じたことなどを素直に書き込む傾向があります。
企業にとってこのSNSを通したユーザーの意見は、商品開発や経営方針においても貴重な情報源といえるでしょう。
事例①:無印良品
SNSブランディングを行っている企業の1つが、無印良品です。
無印良品がどのようなことに取り組んでいるのかみていきましょう。
ブランドデザインの統一
無印はSNSでブランドデザインを統一しています。
統一することで、この投稿が無印であるということを分かってもらうためです。
無印はSNSで多くの写真を投稿しています。
その投稿された写真のデザインは無印らしいシンプルな内容が多くあるのが特徴です。
デザインを統一させることでユーザーに無印らしさを印象付けています。
「ものづくりコミュニティ」の活用
無印良品は、ユーザーが気軽に活用できるものづくりコミュニティの場を発信しています。
「IDEAPARK」というサイトであり、ユーザーが気軽にコメントできるようになっているのが特徴です。
無印良品はこのサイトを通してユーザーから商品に対して直接意見を聞くことで、商品開発に活かしています。
IDEAPARKはプロジェクトとリクエストの2つに分類されているのが特徴です。
プロジェクトは商品改良や、暮らしの中で商品をどのように使っていくのかなどを紹介しています。
リクエストは、ユーザーが無印良品に販売してほしい商品をリクエストできるようになっているのです。
商品の改良についてのページでは、改良点について詳しく書いており興味をそそられる内容となっています。
またその商品ページからは、無印良品のECサイトにリンクできるようになっており、ユーザーはすぐに購入することが可能です。
リクエストのページでは欲しい商品の内容を投稿することで、他の人は「良いね」やシェア、コメントすることができるようになっています。
投稿については、無印良品の会員登録が必要です。
ユーザー同士でのコミュニケーションもあり、モノづくりを進めていくことはいままでなかったコミュニケーションのとり方といえるでしょう。
Webマーケティングの事例はこちら
事例②:ローソン
事例の2つ目はローソンです。
ローソンがどのようなことに取り組んでいるのかみていきましょう。
公式キャラクターの活用
ローソンは、SNSで公式キャラクターを作りました。
「あきこちゃん」という女の子です。
ローソンのSNSは、あきこちゃんが投稿しているような内容になっています。
公式キャラクターを活用することで、マスコットキャラクターの存在となりユーザーに印象付けることができるのです。
あきこちゃんはLINEのスタンプにも起用されており、ユーザーが目にする機会を増やすことでブランディングに繋げています。
X(旧Twitter)での投稿キャンペーンの実施
ローソンではX(旧Twitter)で多くのキャンペーンを実施しています。
ローソン商品の無料引換券や、クーポン券が当たるなど様々用意されておりユーザーにとってはお得なキャンペーンです。
キャンペーンに応募するには、ローソンの公式アカウントのフォローと引用リツイートが必要であることが条件となっています。
フォローしてもらうことでユーザーに情報を伝えることが可能です。
引用リツイートはX(旧Twitter)の機能の1つで、投稿を拡散させることができます。
引用リツイートするとそのツイート内容とそのツイートにコメントを付けて投稿することができるのです。
他の人にも投稿内容を見てもらうことで、キャンペーンに応募する確率を増やすことへと繋がります。
キャンペーン応募とともに沢山引用リツイートされることで、多くのユーザーに情報を拡散することが可能となるのです。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
事例③:Z会
事例3つめがZ会です。
Z会がどのようなことに取り組んでいるのかみていきましょう。
多数の動画を投稿
Z会ではYotubeで多数の動画を投稿しています。
動画の内容はZ会の教材・コースの内容や、キャンペーン、講義内容などさまざまな種類があるのが特徴です。
動画は文章や画像、イラストよりも分かりやすく内容を伝えることができます。
Z会のコース内容やキャンペーンについて動画で分かりやすく伝えることで、興味があるユーザーに訴求することができるでしょう。
講義内容は小学生向けから高校生向けまで幅広く用意されています。
講義の動画はまるでその場で先生に教えてもらっているような動画となっており、学生に需要がある内容です。
ターゲット別にSNSを使い分け
Z会はSNSをターゲット別に使い分けています。
SNSによって活用しているユーザー層が変わってくるので、その点に着目しているのです。
ペルソナを設定することが重要といえるでしょう。
例えば、X(旧Twitter)やFacebook、Yotubeは活用しているユーザー層の幅が広いです。
Z会は保護者向けにターゲットを絞って、X(旧Twitter)やFacebook、Yotubeにコースの説明などの内容を投稿しています。
またYoutubeでは保護者向けの内容や小学生〜高校生向けの講義内容も投稿されており、各ターゲットに向けて活用できるようになっているのです。
ペルソナを設定しターゲットを絞ることで、どのSNSを活用すれば良いのか判断し上手く活用しているのがZ会になります。
事例④:H.I.S
事例4つ目がH.I.Sです。
H.I.Sがどのようなことに取り組んでいるのかみていきましょう。
世界各地の映える写真の投稿
H.I.SはX(旧Twitter)やInstagramを活用し、世界各地の映える写真を数多く投稿しています。
海や山、建物や食べ物など様々な種類がありユーザーの目を引きつける内容となっているのが特徴です。
世界各地の映える写真で興味を引くことができ、投稿内容をみてもらうことでH.I.Sのサイトに誘導することができます。
H.I.Sは投稿を見てもらうために工夫しており、Instagramで検索から投稿に辿りつきやすくするために活用しているのがハッシュタグです。
投稿内容にハッシュタグをつけることで、検索したときにユーザーが見つけやすくなります。
行きたい場所を検索した際には見つけやすいように複数のハッシュタグが活用されているのです。
このようにSNSの機能を上手く使い、投稿を見てもらうように促すことも大きなポイントといえます。
「SNS旅トレンド調査」の実施
H.I.SではSNS旅トレンド調査というサイトを運営しています。
SNS上でアンケートを実施し各カテゴリ別にランキングを決め紹介しているサイトです。
カテゴリには、絶景やホテル、グルメなどさまざまあります。
SNS上で行きたい所、食べたいものなどを調査し写真とともに紹介しているのです。
今まで知らなかった場所やグルメなどのトレンドを知ることができ、旅行したいという気持ちにさせてくれるような内容となっています。
またアンケート時に投稿された写真も一緒に掲載され、映える写真が多く興味をそそられる内容です。
マーケティング戦略の事例はこちら
事例⑤:ゼスプリ
5つ目はゼスプリです。
ゼスプリがどのようなことに取り組んでいるのかみていきましょう。
CMでおなじみのキャラクターの活用
ゼスプリのキウイのCMを見たことある人は多いのではないでしょうか?
グリーンキウイとゴールドキウイのキウイブラザーズと呼ばれるキャラクターが有名です。
ゼスプリはSNSでキウイブラザーズのキャラクターを活用しブランディングを行っています。
X(旧Twitter)では、イラストを用いてキウイが食べたくなるような投稿をしているのが特徴です。
Instagramでは、キウイブラザーズがキウイを活用したレシピを投稿しています。
おなじみのキャラクターを活用することで、ユーザーに印象付けることができるでしょう。
親しみやすさを打ち出したイメージ戦略
キウイブラザーズをCM以外の各SNS上で活用することで親しみやすさをユーザーに与えています。
CM以外でも目にすることが多くなることで、キウイ=ゼスプリというイメージをつけることができるのです。
キウイといったらゼスプリというように印象付けることは、企業の売上にも大きく影響してくるでしょう。
ブランディング戦略の事例はこちら
SNSブランディングを行う前にすべきこと
何事を進めていくにも準備は必要です。
SNSブランディングを行う前にすべきことはあるのでしょうか。
どのような準備が必要かみていきましょう。
自社の強みを分析
自社の強みについて分析しましょう。
自社のサービスや商品、企業理念など他の企業と比べてどのような点が強みなのか明確にしておくことが重要です。
強みを分析し明確にすることでブランディングの方向性もみえてくるでしょう。
そしてどのような点をブランディングしていくか明確にすることが重要です。
その基盤がしっかりしていないと内容がぶれてしまい、ユーザーに印象を与えづらくなってしまいます。
ユーザーに印象付けるような施策を考えていくことが重要です。
各SNSの特徴を把握する
各SNSの特徴を把握するようにしましょう。
SNSによって活用しているユーザー層が変わってきます。
ターゲットとしているユーザー層に分けてSNSを活用していくことがポイントです。
またSNSによって、文章や写真、動画などの活用方法が変わってきます。
X(旧Twitter)やFacebookは文章や写真を用いてSNSを運用していくことになるでしょう。
Instagramは写真、Youtubeであれば動画を活用していくことになります。
このように各SNSでブランディング方法が変わっていくので、自社にとって効果的なものはどれか分析することが重要です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
SNSブランディングは中小企業との相性も良い
SNSブランディングは中小企業との相性が良く活用している企業が多くあるのです。
相性の良い点には下記のようなことが挙げられます。
- 広告費用を抑えることができる
- 広い層にブランディングできる
- ターゲットに合わせて情報を発信できる
SNSブランディングの大きなメリットともいえるのが広告費用を抑えられることです。
テレビや新聞などの広告は費用も高く予算をかけることのできない企業は広告運用に限度がありました。
しかしSNSは無料で活用でき初期費用やランニングコストも大きく抑えることができるのです。
次に広い層にブランディングすることが可能となる点になります。
SNSはスマホが普及してから活用するユーザー層が幅広くなりました。
各SNSの特徴を捉え上手く活かしていくことで、幅広い層にブランディングすることが可能となるのです。
最後にターゲットに合わせて情報を発信できる点になります。
SNS広告はユーザー属性のターゲティングを行うことが可能です。
年齢や性別、エリアなどターゲットに合わせて情報を発信することで、ピンポイントに訴求することができます。
上手く活かせれば大きな成果となるでしょう。
SNSブランディングを成功させるには?
今後SNSブランディングを行おうと考えている企業もあると思います。
費用も抑えて活用できることもあり、SNSブランディングを始めている企業が多いです。
しかし成果を出すにはノウハウが必要な面があります。
SNSブランディングでお悩みがある場合はデジマクラスへご相談ください。
デジマクラスにはSNSブランディングに関してノウハウがあるコンサルタントが揃っています。
SNSブランディングを一緒に成功させましょう。
まとめ
SNSブランディングの成功事例についてご紹介しました。
成功している企業はSNSの特徴を活かし、ブランディングを行っています。
企業のイメージを印象付けるにも、競合との差別化を図ることが重要です。
SNSは気軽に始めることができるブランディング方法ですが、ノウハウがないとなかなか成果を出すことが難しいでしょう。
SNSブランディングについてお悩みがあればデジマクラスへご相談ください。
お悩みを解決できるようお手伝いいたします。