Instagramで新しくリリースされたブランドコンテンツツールとはどのような機能なのでしょうか。そして設定方法はどのようにすればいいのかを本記事で解説していくと共に、アクセス解析を行う方法についても解説していきます。

ブランドコンテンツツールの特徴・どのようなメリットがあるのかもチェックして、実際にブランドコンテンツツールを設定して活用することがおすすめです。この記事を読んで役立ててみてください。

ブランドコンテンツツールの特徴

悩む男性

Instagramに新しく追加された機能であるブランドコンテンツツールとは、一体どのような機能なのか知りたいと考えている人は多いです。ビジネスをする上で役立つこの機能の特徴を2つほど解説します。

この新しい機能の特徴は、広告の一種・タイアップ広告の透明化をはかれるというものがあります。それぞれ具体的に解説していくため、まずはこの機能にはどのような特徴があるのか把握しましょう。そしてInstagramを運用する際のヒントにしてみてください。

Instagram広告の一種

パソコンと向き合う男性
ブランドコンテンツツールとは、Instagramの広告の一種です。ある企業が、Instagramで活躍しているインフルエンサーに自分の商品をPRしてほしいとき、この投稿はPRだとあえて明確にすることによってインフルエンサーと企業間の透明性を明らかにできるのです。

プロモーションをする上で、パートナーシップを結んでいると第三者に把握できるようにもなるというメリットもあります。この機能はリリースされた当初は義務化されていませんでしたが、2021年の10月からのInstagram規約改定により義務付けられました。

Instagramの規約では、この新しくリリースされたはInstagramのインフルエンサーが企業とのタイアップ投稿を行った際、クリエイター・ビジネス・個人用と関係なくビジネスパートナーをタグ付けして投稿することが義務付けられていると明記してあります。

タイアップ投稿を行った際は、必ず規約を守ってタグ付けを行ってください。

タイアップ広告の透明性を発揮

タグ付けが義務付けられている新しくリリースされたInstagramの機能ですが、広告・PRの投稿だと分かるとユーザーが投稿を見る回数が減るのでは、と考える人は多いのではないでしょうか。

しかしあらかじめこの投稿はPRだと分かったほうが、ユーザーの不信感を拭えるのです。このInstagramの新しい機能はタイアップ広告の透明性を発揮し、企業とクリエイター間の透明性も示せる機能となっているため、タイアップの投稿をすることが多いユーザーは参考にしてください。

くれぐれもタグ付けを忘れないようにしましょう。タグを付けずに投稿してしまうと、その投稿はステルスマーケティングとなってしまうので注意してください。
 

ワンポイント

問題を解消するための機能

インフルエンサーと企業の透明化を図る

インフルエンサーマーケティングとステマの問題

Instagramの新機能であるこのツールがリリースされる前、自社の商品をPRしてほしい企業とインフルエンサーの間では問題がありました。その問題を解消するためにこの機能が生まれたのです。

その問題というのは、スポンサード投稿の問題・企業とインフルエンサー間の関係が不透明であるというものです。それぞれどのような問題かを詳しく解説していきます。

この機能はなぜ作られるに至ったか、この機能が作られてどのように問題が解決できるかをチェックしてみてください。そしてビジネスを行う上で役立つこの機能を活用してみましょう。

Instagramが抱えていたスポンサード投稿の問題

迷う 男性

Instagramはスポンサード投稿の問題を抱えていました。スポンサード投稿とは、企業側が商品をPRしてほしいインフルエンサーを選別し、選ばれたインフルエンサーが商品をPRする投稿をすることです。

この際ユーザー名の下にタイアップしている企業名を入れることが決まりとなっていますが、以前はそうではありませんでした。

企業名を隠し、あたかも自分が気に入った商品だからおすすめしているという、いわゆるステルスマーケティングをするインフルエンサーが一部いました。

インフルエンサー自体が気に入った商品でないものを、ユーザーにおすすめすると購買意欲を湧かせることが可能になります。一時期ステルスマーケティング問題で、問題だと感じたユーザーがインフルエンサーを攻撃したこともありました。

現在Instagramではステルスマーケティングを防ぐためにタグ付けが義務付けられているため、ステルスマーケティングはほぼ0になっています。安心して投稿を閲覧しましょう。

企業とインフルエンサーの関係の透明性

ワンポイント

ステルスマーケティングは、企業間とインフルエンサーの間でPRをしてほしいというやりとりがあったにも関わらず、あたかも自分が気に入ったから進んでこの商品を紹介しているという形の投稿となります。

これではインフルエンサーと企業の関係が不透明ではないかという問題があがり、ステルスマーケティングは今や消滅しつつあります。インフルエンサーと企業の関係の透明性を発揮することが、このInstagramの新機能がリリースされた理由の1つです。

あらかじめタイアップ投稿だと分かっていれば、興味がないユーザーであればその投稿を避けることができます。興味があるユーザーであれば、その投稿から商品ページに行って商品を購入できるのです。

このように、分かりやすく企業とのタイアップ投稿だと分かるような仕組みができたことでInstagramが抱えていた問題に対処できました。

この機能はインフルエンサー、企業だけでなくインフルエンサーのファンにとっても投稿されたのがタイアップのものかそうでないかが分かるため、便利なものとなっています。
 

ワンポイント

効果的にアプローチ可能

ステマかどうかの確認不要

大胆なプロモーションが可能

投稿が効果的か把握可能

ブランドコンテンツツールを活用するメリット

ガッツポーズ

ブランドコンテンツツール機能を活用すると、どのようなメリットがあるか知りたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

この機能のメリットは以下の4つです。

  • ターゲットへ効果的にアプローチ
  • ステマ投稿になっていないかの心配が不要
  • プロモーションを大々的にできる
  • 投稿の効果測定ができる

それぞれどのようなメリットかを解説していきます。

それぞれのメリットの内容をチェックして、商品をPRしてほしいと企業から依頼された人は実際にこの機能を設定してビジネスをする上で役立ててみてください。

効率良くターゲットへアプローチできる

この機能を活用すると、効率良くその商品を購入したいと考えているターゲットにアプローチが可能です。ビジネスをする際にタイアップ投稿だと設定すると、タイアップ投稿タグが自動的に設定されます。

投稿タグが設定されると、そこから企業側のInstagramアカウントへ移動が可能です。PRした商品を購入するユーザーを獲得可能・企業のアカウントを見たユーザーが他の商品を購入する効果が期待できます。

アクセス数が増加すると、それだけターゲットも増加することになるのです。効率良くターゲットを獲得するためにもこの機能は重要な機能の1つになっているため、ぜひ使ってみてください。

ステマ投稿にならないための配慮や確認が不要

考える女の人

ブランドコンテンツツール機能を使うことで得られるメリットには、この投稿はステマ投稿になっていないかの配慮や確認が不要というものがあります。

タグ付けをするように設定すると、自動的にこの投稿はPRだと分かるようになります。この機能がリリースされる前だと、タグ付けなどを自分で全て行わなければいけなかったため、大変だというユーザーがいました。

しかし新機能がリリースされ、設定をするとその手間もなくなりました。またタグの付け忘れなども発生しなくなったため、結果的にステマ防止にも繋がっているのです。

企業から依頼があった際に困らないように事前にこの機能を設定してみてください。

大々的なプロモーションが可能

大々的なプロモーションができるというのもブランドコンテンツツール機能のメリットです。Instagramには、広告の第三者配信というものがあります。

ブランドコンテンツタグを付けた投稿には、広告としてターゲットとするユーザーに配信できるのです。

ブランドコンテンツタグが付いた投稿を広告として配信することにより、インフルエンサーのフォロワー以外にも投稿が拡散されて、より幅広いターゲットを獲得することが可能になります。

大々的にプロモーションが可能なため、企業側にとってもインフルエンサーにとってもこの機能はメリットがある機能なのです。

投稿の効果測定ができる

投稿した広告の効果を測定できるというのも大きなメリットです。広告の効果、いわゆるインサイトを閲覧できるのはこの機能がリリースされる前はインフルエンサーのみでした。

しかしリリースされたあとは企業側もインサイトを閲覧できるようになりました。インサイトをインフルエンサー、企業側が閲覧できるようになったことで、どのような投稿が効果的にターゲットを獲得できるのかを把握可能になったのです。

インサイトを閲覧して、効果がある投稿はどのような傾向のものかを研究してみましょう。
 

ワンポイント

ビジネスアカウントとして設定

インフルエンサーをパートナーとして承認

ブランドコンテンツツールの設定方法

さまざまなメリットがあるこの機能をどのように設定すればいいのでしょうか。ビジネスで役立てたいと考えている人に設定手順を詳しく解説していくため、将来的にInstagramのインフルエンサーとして活動していきたいという人はぜひ参考にしてみてください。

企業側にもインフルエンサー側にも、ユーザーにもメリットのあるブランドコンテンツツールを活用して、効果的な投稿にするために研究してみましょう。

ビジネスアカウントの設定

まずはビジネスアカウントの設定をしましょう。インフルエンサーをブランドコンテンツとして承認する手順を紹介していくため、参考にしてみてください。

自分のプロフィール画面から設定を選択し、ビジネスを選択しましょう。そこからブランドコンテンツを承認し、完了となります。

インフルエンサーをビジネスパートナーに承認

PC、オンライン決済、カード

ビジネスアカウントの設定が完了したら、コンテンツクリエイターを承認してください。そして商品をPRしてほしいインフルエンサーを検索して、承認を選択して完了です。

これは事前の承認ですが、事前に承認しておくと確認を簡単にできるためおすすめです。インフルエンサーをビジネスパートナーに承認したいときは実践してください。

インフルエンサー側の設定

インフルエンサー側の設定を解説します。インフルエンサーがビジネスをする上でこの新機能を利用するには、まず通常投稿する通りに投稿を作成し、シェア画面の1番下にある詳細設定からタイアップ投稿ラベルを追加にチェックを入れてください。

ブランドパートナーを追加し、ブランドを選択して追加すると投稿に紐づけることができます。

 

プロモーション戦略の事例はこちら

 

ブランドコンテンツツールでの発信方法

Instagram 活用

この機能を設定した上での発信方法は、インフルエンサーに商品のPRを依頼し、内容などを擦り合わせて投稿してもらうと希望通りの内容で商品をPRしてもらうことが可能です。Instagramでは効率良く発信できるため、おすすめです。

 

アクセス解析の事例はこちら  

ブランドコンテンツツールのアクセス解析

考える

ブランドコンテンツツールのアクセス解析の仕方について解説します。アクセス解析の方法は2つあります。

  • Facebookページインサイトで確認
  • リーチ・エンゲージメントの確認

どちらかの手順で解析をして、投稿をする際に役立ててみてください。

Facebookページインサイトで確認

Facebookページインサイトで確認する場合、FacebookのMetaブランドコラボマネージャから確認が可能となっています。インサイトを開いて、自分がした投稿をクリックしてオーディエンスの確認をすることが可能です。

リーチ・エンゲージメントの確認

エンゲージメントの確認をしたい場合はFacebookの左サイドバーのメニューから、インサイトを選択してエンゲージメントをクリックすると確認できます。エンゲージメントが低い場合投稿する頻度、いわゆるリーチを増やすことを目指しましょう。
 
マーケティング戦略の事例はこちら  

パートナー承認制度の導入

web集客にはSEOが必須

パートナー承認制度の導入がされたInstagramは、よりビジネス面で役立てられるツールとなりました。Instagramパートナーという制度は、Instagramの広告主が商品をPRする際にどのような投稿をすればいいのかなどのアドバイスをしてくれます。

ブランドコンテンツツールを活用する際の注意点

考える男性

ビジネスに関するこの機能を活用する際に注意しなければならないことは、そのアカウントに適した商品やサービスなのかということです。普段全く話題に出ていない商品や事柄を急に発信すると違和感が生まれてしまいます。

自社の商品を効果的にPRしてほしいときは、PRしてほしい商品やサービス内容を紹介しても違和感がないインフルエンサーを選びましょう。

ブランドコンテンツツールの活用で困った時は?

危険
どのように活用すればいいのかなど、新機能について困ったことがある場合は、自分のアカウントプロフィールの右上にあるメニューバーから設定を選択し、ヘルプセンターを選択しましょう。そこから更にInstagram for Businessを選択して不明な点を問い合わせてください。
 

ワンポイント

広告の一種

タイアップ広告の透明化

まとめ

男性

ブランドコンテンツツールの特徴・マーケティングの問題・メリット・設定方法・発信方法などを解説しました。アクセス解析をすると、これからどのようにInstagramを運営していけばいいかのヒントにもなり、投稿を見てくれるユーザーを増やすことができます。

Instagramでブランドコンテンツツールの機能を設定し、ビジネスに役立てたいと考えている人はぜひ参考にして、実際に活用をしてみてください。