低予算で始められてコンバージョンにも繋がりやすいインターネット広告としてInstagram広告は広く支持されています。

Instagram広告で肝心なのはターゲティングの的確さ。見込みのあるユーザーに絞って効率的に広告配信したいものです。

今回の記事ではそんなInstagram広告のターゲティングの種類について解説しましょう。

Instagram広告の特徴や上手く運用するコツ・注意点なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Instagram広告の特徴

Instagram広告には「ストーリーズ広告」や「カルーセル広告」などいくつかの種類があります。

広告主は自社の事業に最も適したスタイルの広告を選んで配信できるため実に効率的で無駄がありません。

この項目ではInstagram広告が持つその他の特徴について詳しく解説します。

Instagram広告の大きな特徴は2つ。高精度なターゲティング設定とFacebookとのデータ連動が可能なことです。

高精度なターゲティング設定

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Instagram広告はとても高精度なターゲティング設定をすることが可能です。

性別や年齢だけでなく、行動や興味・関心といった柔軟かつ高度なターゲティングができます。

広告の効果を最大化したいと考えた時、正確なターゲティングをすることは欠かせません。

その点Instagram広告であれば見込みのありそうなユーザーを狙い撃ちする形で広告を配信することが可能です。

複数ある広告のタイプと組み合わせることでより効果的な広告を打つことができるでしょう。

Facebookのデータと連動

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Instagram広告で用いられるのは運営会社であるFacebook社が有する膨大な数のユーザーデータです。

実名で登録することが規約で定められているFacebookにはX(旧Twitter)のような匿名性はありません。

Facebookはその透明性の高さから商用での利用が非常に活発なSNSだといえます。

Instagram広告はそんなFacebookのユーザーデータを活用できるため高いコンバージョン率が期待できるのです。

 

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Instagramのユーザー層

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Instagramは月間アクティブアカウント数が国内では3,300万以上、世界では10億以上にのぼるというSNSです。

ユーザー層を年代別に見るとX(旧Twitter)と同じように若年者ほど利用者が多い傾向にあります。

そんなInstagramのユーザー層が近年示している特徴についてご紹介しましょう。

若年層以外の利用率も上がってきている

若年者ほど利用者が多いのは確かですが、実は近年、Instagramは若年層以外の利用率も上がってきています。

日本で普及し始めた頃には若い女性が中心的なユーザーでしたが、今や老若男女問わず幅広く利用されています。

PCの普及やデジタル化の加速といった流れの中で認知度が上がり、サービス利用への抵抗が全年代で薄れたことも要因でしょう。

今後いっそう利用者数が増加していくことで商用利用のメリットもより大きなものになっていくと予想されます。

若年層の利用実態は?

若年層におけるInstagramの利用実態で特徴的なのは男性よりも女性の方が多く利用していることです。

トレンドのチェックや趣味の充実の他、自分の創作のために利用するという方も増えています。

近年では主にInstagramを通して情報収集やニュースのチェックをしているという方も少なくありません。

また特にライブ配信利用者数の伸びには顕著なものがあります。

Instagram広告のターゲティングは3種類

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より費用対効果の高い広告を打つためには正確なターゲティングをすることが欠かせません。

Instagram広告にはそのターゲティングの方法が3つあります。

コアオーディエンス・カスタムオーディエンス・類似オーディエンスについてそれぞれ詳しく解説します。

コアオーディエンス

コアオーディエンスというターゲティングの方法では以下のような条件を使って広告配信ターゲットを絞り込みます。

  • 位置情報
  • 興味関心
  • ユーザーデータ

コアオーディエンスはさらにユーザー属性ターゲティングとインタレストターゲティングに分けられます。

前者は地域・年齢・性別・属性、後者は興味関心・行動で詳細にターゲティングした精度の高い配信が可能です。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスというターゲティングの方法では獲得済みのユーザーリストから特定のユーザーだけに広告配信できます。

これはFacebookの登録データを利用できるからこそ可能なターゲティング方法だといえます。

自社の顧客データをアップロードしてアクティブなユーザーを割り出して配信するため、高い費用対効果が得られるでしょう。

逆に特定のユーザーを配信の対象から外すという使い方もできます。

類似オーディエンス

類似オーディエンスというターゲティング方法ではカスタムオーディエンスの情報を元に類似ユーザーをターゲティングできます。

これによって広告主はより見込みのあるユーザーに対して効果的な広告配信をすることが可能となるでしょう。

ユーザーの類似度は1%~10%の範囲で細かく設定することができます。

最も類似するユーザーに配信できるのは1%の設定の時です。そこから段々とパーセンテージを上げていくと良いでしょう。

 

ワンポイント
Instagram広告では非常に高精度なターゲティングが可能。

Instagram広告の配信面の種類と特徴

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Instagram広告の配信面にはストーリーズ・フィード・発見タブの3種類があります。

それぞれ違う特徴を持っていて、配信面によって効果的な広告のスタイルも変わってくるので注意しながら利用しましょう。

ストーリーズ

ストーリーズとはオーディエンスに対して24時間だけ表示される動画や写真のことです。ここに広告を流すことができます。

動画広告の場合は最長で15秒、画像広告の表示時間は5秒と設定されています。

カルーセル広告を選んだ場合は動画・画像・またはその両方を1つの広告の中で表示できるでしょう。

フル画面の表示にも対応しているのでユーザーに対する視覚的なアピールが大きいことが特徴です。

フィード

フィードとはInstagramの投稿欄のことで、ここにも広告を流すことができます。

「広告」と表示されますが、一般ユーザーの投稿と同じ見た目で表示されるため利用者のノイズになりにくい傾向があります。

広告内部には数種類のボタンを配置できるので、ユーザーに次のアクションを促す内容の広告を作成しましょう。

広告であることを露骨にアピールしすぎていない、ナチュラルな内容の広告を流すことが理想的です。

発見タブ

発見タブとはInstagram内の検索画面のことです。ここにも広告を表示させることができます。

興味を持ったユーザーがクリエイティブをクリックすると、通常のフィード投稿と同じ形式の広告が表示される仕組みです。

発見タブという性質上、ユーザーは積極的に情報を求めています。新規の顧客を獲得できる可能性が高いといえるでしょう。

発見タブのページに表示されるのはユーザーの興味や関心に基づいてパーソナライズされた最適なコンテンツです。

 

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Instagram広告フォーマットは4つ

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Instagram広告には以下の通り4つの広告フォーマットがあります。

  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告

画像広告にはアパレル商品やコスメといった目を引く画像でユーザーの興味を引きつけられる商材が向いています。

動画広告は音声と動きでユーザーの関心を引けます。動画の作り方次第で様々な商材に対応させられるでしょう。

カルーセル広告の特徴は複数の動画や画像で構成されていることです。複数の商品を同時に宣伝できます。

コレクション広告はいわば商品カタログです。メインの商品の広告に商品コレクションが付属する構成になっています。

 

ワンポイント
自社の商品・サービスに適した広告の運用を心がけよう。

Instagram広告のターゲティング設定の流れ

解説

Instagram広告のターゲティングの中でもコアオーディエンスでは特に詳細なターゲティングを行うことが可能です。

ユーザー属性ターゲティングの「属性」では学歴やライフイベント、交際や仕事といったカテゴリから選択できます。

インタレストターゲティングでは検索したワードや使ったハッシュタグなどからより細かいターゲティングができるでしょう。

まずはコアターゲティングでターゲットの絞り込みをしていくのが基本です。

Instagram広告を上手く運用するコツ

ポイント

Instagram広告を適切に運用していくためにはいくつかのコツがあります。

ここではそれらのコツの中から3つをピックアップしてご紹介します。

ペルソナをしっかりと立てる

ペルソナ

Instagram広告を上手く運用するコツ、1つ目はペルソナをしっかりと立てることです。

ペルソナとは自社商品・サービスを購入してくれる架空のユーザー像のこと。戦略立案に欠かせない存在です。

ターゲティングの対象となるペルソナをより具体的に設定して精度の高い広告配信ができるようにしましょう。

誰に広告を見て欲しいのかが明確でなければ効果的なターゲティングはできません。

ビジネスと無関係なユーザーにまで広告を流すことは広告費の無駄になります。

複数のターゲティングを組み合わせる

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Instagram広告を上手く運用するコツ、2つ目は複数のターゲティングを組み合わせることです。

初めからあまりにも詳細なターゲティングをすることは避け、広告全体でターゲティングに幅を持たせましょう。

精度の高いターゲティングの組み合わせを複数用いることによって配信対象の規模を大きく保つことができます。

事前に複数のパターンを準備しておく

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Instagram広告を上手く運用するコツ、3つ目は事前に複数のパターンを準備しておくことです。

高い精度でターゲティングが可能なInstagram広告ですが、出稿したすべての広告が上手く運用できるとは限りません。

あらかじめいくつかの広告のパターンを準備して差し替えられるようにしておきましょう。

また多くのインターネット広告と同じようにInstagram広告も流せばそこで終わりというわけではありません。

広告の効果をモニタリングして正しく評価し、改善・調整するというPDCAサイクルを回すように心がけましょう。

 

ワンポイント
Instagram広告を運用する時もPDCAサイクルを忘れずに。

Instagram広告のターゲティングの注意点

考えるポーズの男性

Instagram広告の運用にあたってターゲティングがいかに重要かを説明してきました。

費用対効果の高い広告配信のために正確なターゲティングが大切なことは本当です。

しかしその反面、詳細すぎるターゲティングがあだになる可能性もあります。

Instagram広告でターゲティングを行う際の注意点を2つピックアップしてご紹介しましょう。

ターゲットの絞りすぎに注意

Instagram広告は、同じように広告を配信しようとしている他社と競売にかけられる形で単価が決定されます。

その際に重要となるのが配信対象のユーザーです。購入する見込みの高いユーザーは他社も狙っているので単価が上がります。

商品・サービスを買いそうな客にターゲットを絞って配信しようとすると、他社の存在によっては費用がかさみかねません。

実行してみなければ判断できないので、ターゲティングのたびにデータを取って費用対効果の改善に努めましょう。

類似オーディエンスのサイズ重複に注意

類似オーディエンスのサイズとは1%~10%の範囲で指定できるカスタムオーディエンスとの類似度です。

サイズが小さいほどオーディエンスの類似性が高くなりますが、一方で配信の規模が小さくなってしまいます。

類似ソースとなるオーディエンスが1,000人~50,000人の規模になるように指定しましょう。

またその際、コンバージョンユーザーの除外設定は忘れずに行いましょう。

商品によっては、すでに購入してくれたユーザーに同じ商品の広告を出し続けても意味がない場合があるからです。

広告費の無駄を削減しつつ、適切なユーザーに広告の配信を行いましょう。

 

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広告運用で悩んだらプロに相談しよう

男性,チームリーダー

様々な方法がある広告の中でもInstagram広告をはじめインターネット広告はその利用の幅が大いに広がってきています。

自社商品・サービスにとって最も効果が高いのはどんな広告を運用することなのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

広告運用に関するお悩みがあれば、ぜひデジマクラスコンサルタントに相談してみてください。

インターネットにも精通したマーケティングのプロが親身になってお話をうかがい、適切なアドバイスをさせていただきます。

 

ワンポイント
広告の運用に関して困った時はプロに相談するのが解決の早道。

まとめ

スマホ

いかがだったでしょうか。今回の記事ではInstagram広告のターゲティングに関して詳しく解説しました。

利用者の増加とユーザー層の全年齢的な広がりによって、今後もInstagram広告の重要度は増すことが予想されます。

しかし、そんな利用価値の高いInstagram広告も甘いターゲティングをしていては効果半減です。

Instagram広告ならではの正確なターゲティングを十分に活用して、ぜひ費用対効果の高い広告配信をしてください。

本稿がそのための一助となれば幸いです。