起業したいと思いながらも、どう行動すればいいか分からない人は多いです。
また、どうすれば成功を収めることができるのか迷う人もいるでしょう。
今回は、起業をしたい人のためにやるべきことを紹介していきます。
起業をするために一度ベンチャー企業に入社するメリットについても紹介していきますので起業を考えている人はぜひチェックしてみてください。
目次
起業したいマーケターがやるべきことを解説!
起業をしたいマーケターはこれから紹介する3つの行動をとる必要があります。
これらの行動をとることによって、起業が成功するかどうかが決まるといっても過言ではありません。
詳しく解説していきますので起業を考えている人は必ずチェックしておきましょう。
起業したい理由を考える
起業をしたい人は必ず、起業したい理由を考えましょう。
起業をすること自体を目標としてしまっている人もいますが、起業はゴールにはなりません。
他の大きな目標を達成するための手段にしかならないのです。
起業したい理由を明確にしておくことによってビジネスプランを細かく設定することができます。
また、計画性のある行動は起業を成功へと導くことでしょう。
世の中に貢献できる点を考える
起業と世の中の問題点とは繋がりが強くなります。起業の内容に対して悩んでいる場合は世の中に貢献できることを考えてみましょう。
世の中に対して新しい価値を提供することも貢献することになります。
また、社会問題を解決していくためのサービスを作ることも社会貢献となるでしょう。
世の中に貢献できる点は企業のPRポイントとなり、企業価値を高めることとなります。
自分の強みを考える
起業した後に大切となるのが正しい決断・判断をすることです。自分の判断が経営を大きく左右することとなります。
そして、決断をする際に後押しをしてくれるのが自分の強みです。自分のことをよく理解することは起業をする上で重要となります。
まずは自分にとっての強みが何であるのかを考えてみてください。そして、その強みを活かせるような起業をすれば成功を手に入れることができます。
起業の形態を考える
起業の形態は「個人事業主」と「法人設立」2種類です。起業を目的としている人の多くはこの形態について把握していません。
しかし、どちらの形態を選ぶかで必要となる資金も異なりますし税金面でも差が出ます。
きちんと2つの形態を知って正しい選択をすることが、自分に合った起業を行うことに繋がるでしょう。
では、それぞれ詳しく紹介していきます。
個人事業主
個人事業主とは法人設立を行わず個人として事業を行っている人のことです。
しかし、屋号をつけた個人事業主も多く気づかない人も多いでしょう。
個人事業主になるために必要な資金はありません。開業届を提出することによって誰でも個人事業主となることができます。
また、税金面でも特別に支払いを求められるものはありません。
ただし、所得が増えれば税率が上がってしまうため、企業として成長してきた場合は法人よりも多くの税金を支払うこととなるため注意が必要です。
法人設立
法人は「法律によって人と同じ権利や義務を認められた組織」のことです。会社名に株式会社や合同会社などがつく企業が法人にあたります。
法人は社会的信用が高く、事業拡大のために金融機関から融資を受けやすくなります。
会社設立のために費用はかかりますがその分税金面で優遇されるのがメリットです。
大きなお金を動かすようなビジネスを行う場合は信頼の高い法人設立を選ぶといいでしょう。
会社設立までの流れを知る
起業を決意していざ会社設立をしようと思っても、やり方が分からなければ意味がありません。
また、起業を決める前にまずは会社設立までの流れを知っておくといいでしょう。
ここでは、会社設立までの流れを詳しく紹介していきます。流れを確認しつつ自分が準備しなければならない部分をチェックしてみてください。
基本事項を決める
まず、会社を設立するためには5つの基本事項を決めなくてはなりません。5つの基本事項は以下の通りです。
- 商号
- 本店
- 目的
- 資本金
- 決算日
会社名として登記できる文字は漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字・アラビア数字・一定の符号です。
株式会社の場合は前株にするか後株にするかも決めなくてはなりません。
会社の看板となる商号ですのでよく考えて決めましょう。法人として登記する住所も同時に決める必要があります。
目的というのは登記簿謄本や定款に記載される事業内容のことです。こちらは定款を作成するで詳しく紹介していきます。
また、資本金の額は株式会社・合同会社ともに1円以上であれば会社設立が可能です。
資本金によって会社の規模を判断されることもあるため多いに越したことはありません。
決算日は会社設立日の前月の末日とすることが一般的です。会社設立後に変更可能ですのであまり深く考えなくてもいいでしょう。
定款を作成する
定款というのは会社のルール本のようなものです。定款には会社の商号・住所・事業内容の他に取締役の選任に関するルールも記載されます。
特に、事業内容は取引の安定性を確保するために重要です。
明確に記載しておくことが会社の信頼を作ることにもなるため、手を抜かないようにしましょう。
また、会社の規模が大きくなるにつれてこの定款の重要性は高まります。自分が起業する大切な会社ですのできちんとした定款を作成しましょう。
資本金の払い込み
資本金は事業を始めるにあたっての元手です。会社に払い込むものですが、会社設立の段階では会社の銀行口座は存在しません。
そのため、会社発起人個人の銀行口座に資本金の払い込みを行います。
発起人が1人である場合は資本金の預け入れで問題ありませんが、複数人いる場合は必ず資本金の振り込みを行いましょう。
資本金の払い込みを行った通帳のコピーと払込証明書を作成すれば資本金の払い込み作業は終了です。
登記書類の作成
会社設立のためには多くの書類が必要です。上記で紹介した定款・資本金の払込を証明する書類の他に9つの書類が必要となります。
また、登記書類を作成するときに必須となるのが発起人の実印と法人の実印です。
法人の実印の登録に関しては設立と同時に行います。作成書類が多く迷うこともあると思いますが、フォーマットをうまく利用して作成していきましょう。
マーケターとして起業する方法
マーケターとして起業する場合はWebサービスの立ち上げが合理的です。
Webサービスのビジネスモデルを見てきた経験があるからこそ、マーケターとして起業することができます。
また、Webサービスを立ち上げ軌道に乗せることができれば不労収入を得ることが可能です。
Webマーケティングとして独立するよりもハードルが低くリスクを軽減することができるでしょう。
マーケターが起業しやすい理由
マーケターが起業しやすい理由はWebのビジネスモデルに精通していることと、費用を抑えることができるからです。
Webサイトを立ち上げる上で必要となるのはサイト構造です。
あらゆるビジネスモデルを見ているからこそビジネスのイメージが湧きやすくなるでしょう。
また、費用は記事の作成費用とサーバー代のみです。低コストで起業できるため資金の少ない若い年代におすすめとなります。
一度ベンチャーに入って経験を積むという選択肢
経験や人脈を作るために起業をする前に一度ベンチャーに入るという選択肢があります。
未経験からの起業となると仕事の獲得先に困ることも多いでしょう。
一度ベンチャーに入ることによって、人脈を作り仕事の獲得へと繋がります。
また、ベンチャー企業の中には独立を応援している企業もあります。
そういったベンチャー企業に入ることによって、経験を積みながら人脈を作ることが可能となるでしょう。
スタートアップに入社してから起業して成功した例
ベンチャー企業ではなくスタートアップ企業に入社してから起業を目指す人もいます。
スタートアップ企業とベンチャー企業の大きな違いはビジネスのタイプです。ベンチャー企業の多くは受託開発です。
一方のスタートアップはまだ世の中にないアイディアをビジネスとして、世の中に発信していきます。
ビジネスとして成立するか不確かな部分はありますが新規性が高いのが特徴です。
そのため、新たなサービスを世の中に提供するために起業したいと思っている場合はスタートアップで経験を積んでおくことがおすすめです。
では、実際の成功例を紹介していきます。
スタートアップ企業でビジネスの方法を学んでから起業
私はスタートアップ企業に入社してから起業に踏み切りました。
スタートアップ企業に入社する前から起業について考えていましたが、新しいことに対するビジネススタイルが分からず悩んでいたのです。
設立してすぐのスタートアップ企業に入社したことで、身近でビジネスの方法を学ぶことができました。
その経験が背中を押してくれて起業に踏み切ることができ現在では多くの社員と一緒に仕事をしています。
スタートアップ企業で人脈を作ってから起業
以前から起業をしたいという気持ちがありました。
しかし、ネットなどで検索して出てくる起業家は人脈が多く自分とはほど遠い存在だと感じることが多かったです。
スタートアップ企業に入社して、多くの人と出会ったことによって私も人脈を作ることができました。
起業してからも前職の社長と会う機会が多く取り引きも行っています。
自分一人ではできないことが多かった私ですが、スタートアップ企業に入社したことで起業へと踏み切ることができました。
スタートアップ企業に入社したことで、起業のコツを掴めた
私は起業したいと学生の頃から思っていました。
しかし、起業をしたいという気持ちがあるだけで明確に何がしたいかは決まっていない状況で、どう行動するべきか迷ったいたのです。
そんなときにスタートアップ企業の社長と関わる機会があり誘われた形で入社しました。
世の中に新しい価値を提供するというスタートアップ企業の魅力を身近で実感するうちに、自分のやりたいことも明確になったのが起業のきっかけです。
スタートアップ企業に入社しなければ今も迷っていたと思います。
いきなり起業して失敗してしまった例
ビジネスビジョンを立てずにいきなり起業をすることで失敗してしまった人は多いです。
ここからは、起業で失敗してしまった例について紹介していきます。
起業で失敗しないためにもしっかり確認しておきましょう。
起業をすることが目標になっていたため失敗
私はとにかく起業をしたいという気持ちが強く起業することが目的となっていました。
起業をするということ以外に明確な目標はなくお金だけを失ってしまったのです。
起業をして社長になることにばかり気を取られていて、気づけば何も得られていない状況となりました。
今となってはやりたいことを決めてから起業をするべきだったと反省しています。
人脈がなく仕事を受注できなかった
私は起業のために資格を取得しました。資格と法人化によって社会的評価を得られると思っていたのでは現実はそうではなかったのです。
資格を持っていたとしても実績がないため仕事をなかなか貰えません。
SNS上で見る同時期に起業した人は広い人脈で仕事を受注していて、資格よりも人脈が大切だと今更ながら自覚しました。
スタートアップでの経験を積める会社を探す
いきなり起業をすることは失敗へと繋がることになります。そして、スタートアップで経験を積むことによってたくさんのメリットがあるのです。
起業を考えている人は、スタートアップでの経験を積める会社を探してみましょう。
また、デジマクラスでも相談を受け付けているのでお気軽にご連絡下さい。
まとめ
若い世代の人が起業を考える人は多いです。また、若さを活かした行動力が魅力でもあります。
しかし、闇雲に突き進むことは失敗に繋がりやすくなるため注意が必要です。
スタートアップなどで経験を積んだうえで行動することが大切になるでしょう。