今までSalesforceを利用してみたいと考えていた方は、使い易くなったSalesforceモバイルアプリの利用を検討されているでしょう。
Salesforceモバイルアプリとはどのようなアプリケーションなのでしょうか。
こちらではSalesforceモバイルアプリを活用するメリット・機能、そしてより使いやすくするコツも紹介しています。参考にしてください。
目次
Salesforceのモバイルアプリの概要
SalesforceとはSalesforce.com社のクラウド型の顧客管理システムで、顧客管理とともに営業支援も可能なアプリケーションです。
SalesforceモバイルアプリはPC版の機能を含んだまま、作業効率アップを望めるシステムになっています。
クラウド型なので容量を気にすることなく利用できる顧客管理には大切なツールです。
ユーザーの目的に合わせた様々なサービスが利用できるのも、Salesforceモバイルアプリの特徴であり強みです。
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Salesforceのモバイルアプリが可能にすること
Salesforceモバイルアプリでは、様々なことが可能になります。どのようなことができるのか挙げてみましょう。
- 顧客管理
- 顧客の満足度を上げる
- 情報分析とニーズ予測
- ネットショップの管理
- アプリ開発
- 業務の管理
上記がSalesforceモバイルアプリを利用することで可能になる主な内容です。それぞれについて解説していきましょう。
顧客管理は顧客の情報管理のみでなく、相手企業とのやり取りや相手担当者のSNS投稿にいたるまで情報を管理できるのです。
また顧客情報を通じて営業支援システムも兼ね備えたツールで営業力強化も期待でき、両方の利点を活かせる強みもあります。
社外であっても顧客情報へのアクセスができることで、いつでも顧客の対応が可能となることから、顧客の満足度アップが期待できます。
営業して得た情報のデータは正確に分析されて将来の売上向上に貢献し、AIを活用して顧客の求めているものを予測するのです。
その他アプリ開発・ネットショップ管理・業務管理など、Salesforceモバイルアプリに出来ないことはないほどの活躍ぶりです。
Salesforceのモバイルアプリを活用するメリット
Salesforceのモバイルアプリを活用することのメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
- 営業のプレゼン力がアップする
- データベースへのアクセス
- データ入力がスピーディー
- 機能満載
- オフラインでも利用できる
上記のようなメリットが考えられます。1つずつ詳しくみていきましょう。
営業のプレゼン力アップ
Salesforceのモバイルアプリでは場所を選ばずデータベースにアクセスができるので、営業先でも資料を開きプレゼンしやすくなります。
説得力のあるプレゼンが期待でき、営業の成功率も高くなるでしょう。
Salesforceモバイルアプリを活用することで、より多くの顧客を獲得することができるというメリットがあるのです。
データベースへのアクセスが簡単
営業プロセスをサポートするCRMがデータベースへのアクセスをより簡単にしているため、不要なプロセスを省き顧客獲得率が高くなります。
またどこでも簡単にアクセスできるというのは、タイミングが大事な営業にとっては大切なことです。
オフィスに戻る必要なく顧客と連携できるのはSalesforceのモバイルアプリのメリットといえるでしょう。
データ入力がスピーディー
商談中リアルタイムにデータ入力ができるのもメリットです。Salesforceのモバイルアプリでは商談から取引成立までが記録されます。
情報はリアルタイムで更新されてスケジュール表に記録されるのです。
多彩な機能
Salesforceのモバイルアプリのみでなく他のアプリケーションとの統合で、その機能が広がります。
またスマートフォンのカメラで撮った写真などは、他のソフトウェアを使用せずに処理を実行できるというメリットもあります。
その他機能は多岐にわたり、取り入れることは商品開発やサービスなどすべての分野でのメリットとなり得るのです。
オフライン環境でも利用可能
Salesforceモバイルアプリはデータがモバイルデバイスのメモリに保存されるため、オフラインでもデータの使用が可能です。
データを制御し顧客やチームを管理するためには、どのような状況でも利用できるのは大きなメリットといえます。
Salesforceモバイルアプリのメリットはその他にもたくさんあります。もちろんデメリットが無いわけではありません。
多機能なために使いこなせないという声があるのも事実です。また費用がかかることもネックといわざるを得ないでしょう。
とはいえ、デメリットを差し引いてもSalesforceモバイルアプリはビジネスにとって強力なツールであることは間違いありません。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Salesforceのモバイルアプリの使い方
Salesforceのモバイルアプリで可能になることや利用することのメリット・デメリットについてお分かりいただけたでしょうか。
続いてSalesforceのモバイルアプリの使い方を解説していきましょう。使い方は3ステップです。
- ログインする
- レイアウトを確認する
- ナビゲーションメニュー選択
まずログインページにアクセスして、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。
初回ログインの場合はパスワードの設定とID確認のための質問と回答を入力が必要になります。
ログインしてレイアウトを確認しましょう。起点のホーム画面で各項目の最新情報を確認してください。
続いてナビゲーションメニューを選べばSalesforceのモバイルアプリの使用が可能となります。
管理者が設定を行う場合は設定のアイコンから設定を選び、メニューから項目を選び設定してください。
ホーム画面にダッシュボードを配置するなど、情報をいち早くアクセスできるようにカスタマイズしておくとよいでしょう。
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Salesforceのモバイルアプリにログインできない時は
Salesforceのモバイルアプリでログインできない状況になった時には、まずパスワードとアカウントが間違っていないか確認しましょう。
間違っていない場合次のことを確認して、サポートチームに問い合わせてください。
- アカウント情報
- パスワードが間違っていないか
- パスワード忘れのページが利用できるか
- メールアドレス間違いはないか
サポートではログインができない場合や不具合についての原因の解明をしてもらえます。
Salesforceのモバイルアプリの便利な機能
Salesforceのモバイルアプリでは様々な機能が利用できます。続いて機能について解説していきましょう。
まずは知っておきたい機能についてお話ししていきます。
タブバー
タブバーはSalesforceのモバイルアプリの下の部分に並ぶレポート・商談などのパーツです。
このタブバーに表示されるのは、ナビゲーションの上位4つとなっているので、すぐにアクセスしたい項目に設定しておくと便利です。
設定するためには、アプリケーションランナーから目的の項目を開き、右上の鉛筆ボタンをクリックし項目の並べ替えをします。
長押し機能
レコードページのアクションバーの配列は一般ユーザーには変更できないといわれています。
それでもアクションバーの項目を素早く選択するには、ナビゲーションタブを長押しする長押し機能を利用することが可能です。
長押しすることで、非表示されているメニューも素早く選択することができるのです。
Siriとの連携
音声アシスタントのSiriと連携してSalesforceのモバイルアプリを操作することも可能です。
Siriにはショートカットアプリに登録してあるアプリを呼び出す機能があるため、登録されたSalesforceモバイルアプリを呼び出せます。
登録先をショートカットに登録しておくことで、呼びかけるとすぐに表示され便利に利用することができるのです。
オフライン環境での編集
電波の届かない状態でも編集ができるので、Salesforceモバイルアプリは営業には欠かせません。
設定からオフライン個人設定を選び、オフラインで使用するオブジェクトを選択してください。
電波の届かない場所での利用となる場合には、あらかじめオフラインキャッシュの実行が必要でしょう。
タイムリーに無駄なくSalesforceモバイルアプリを利用してください。
ダッシュボードのグラフ
デスクトップで使用しているレポートをSalesforceモバイルアプリでもっと使いやすくしたい場合にはリストのグラフ化が適しています。
データをグラフにしてダッシュボードに配置することで、モバイルアプリでも情報が見やすくなるのです。
Salesforceのモバイルアプリを使いやすくするコツ
Salesforceモバイルアプリの便利な使い方や使いたい機能についてお話しました。
その便利な機能をより使いやすくするコツについても解説しましょう。
特に管理者が設定しておくことで、Salesforceのモバイルアプリは社員にとってもより使いやすくなるのです。
ナビゲーションメニューの設定
よく使うナビゲーションメニューの上位4つはトップ画面の下のタブバーに表示されます。
取引先や商談を上位に設定することで、格段にアクセスしやすくなるでしょう。
アクションバーの並び替え
ナビゲーションメニューと同様に使いやすさを重視するにはアクションバーの並び替えをする必要があります。
Lightning Experienceのアクションを編集しましょう。編集方法は次のようになります。
- 対象オブジェクトのページレイアウト編集を選択
- SalesforceモバイルおよびLightning Experienceのアクションのセクションへ移動
- 表示したいアクションを左上に移動
上記手順でアクションバーを並び替えます。左上から3つまでが表示されより使いやすくなるでしょう。
Lightningコンポーネントの配置
Salesforceモバイルアプリに於いてもレコードにLightningコンポーネントが配置できるようになりました。
レコードページには「標準」「自社作成」「その他」のLightningコンポーネントがそれぞれ設置できます。
またカスタムオブジェクトのレコードページにLightningコンポーネントを設置することで操作効率を上げることが可能です。
例えば長期休暇時など、各スケジュールと休暇届けを1つの画面で確認できるようにすれば効率よく申請処理ができるでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
Salesforceのモバイルアプリを使いこなそう
Salesforceのモバイルアプリの目的は顧客管理と営業支援の理想的な関係にあります。
顧客の情報から業務改善し、商品の開発や営業をより効率よくすることがSalesforceモバイルアプリの使用目的でなくてはいけないのです。
そのためにはSalesforceモバイルアプリを使いこなす必要があるでしょう。
メリットも多く上手く活用すれば充分な結果が期待できるのです。
Salesforceモバイルアプリを効果的に使いこなすためにはどのようなことが大切なのでしょうか。
まずSalesforceモバイルアプリを使いこなすことで得られる結果について挙げてみましょう。
- SFA・CRM両面で顧客に満足してもらえる
- ダッシュボードを活用して売上向上が望まれる
- AIに作業の一部を任せモチベーションを上げられる
上記などがSalesforceモバイルアプリを使いこなすことによって得られます。内容を詳しく解説していきましょう。
顧客管理・営業支援両面で取引先の情報を管理することで顧客満足度を上げられます。具体的な使用方法は次の通りです。
- 問い合わせには即返せる自動オートメールを送信
- 担当者には任務や役職を割り当てる
- タイムリーに提案をすることができる
特にクレームの顧客対応には迅速さが必要となります。いかに速く解決して顧客満足度を上げられるかが重要です。
Salesforceモバイルアプリの主要な機能にダッシュボードでの情報の一括表示があります。
ダッシュボードの具体的な使用方法は次のようなことです。
- 多くのデータをまとめて把握しやすくする
- データのグループ化・集計・表示方法をカスタマイズする
- ページレイアウトにグラフを追加して使用する
ダッシュボードを上手く活用することで取引の成約率を高め、売上向上が望めるのです。
またSalesforceモバイルアプリでは働き方改革も可能になります。
Salesforceモバイルアプリでの働き方改革の考え方利用方法は次のようになります。
- 勤怠管理
- 不必要な残業の削減
- 業務内容の均等化
AIを取り入れ業務計画を管理し共有することで、働き方が見えてきます。
作業はAIに任せ、人は人として価値を生める仕事を行う。これがSalesforceモバイルアプリの働き方改革なのです。
Salesforceモバイルアプリの効果的な使用方法は、マーケティングや営業の成功に繋がることでしょう。
Salesforceのモバイルアプリ活用に困ったら
Salesforceモバイルアプリの使用方法は様々で機能も多岐にわたります。慣れない内は思うようにいかないこともあるでしょう。
Salesforceモバイルアプリは使い込むことで、その実力を発揮するツールなのです。活用に困ったならデジマクラスに相談してください。
デジマクラスなどコンサルタントの力を借りることで、Salesforceモバイルアプリを使いこなしビジネスを成功に繋げましょう。
マーケティング戦略の事例はこちら
まとめ
SalesforceモバイルアプリはSFA・CRMの両面を兼ね備えたツールです。
機能は多岐にわたり、効果的に使用することで顧客満足度を上げ、売上の向上にも貢献できるのです。
Salesforceモバイルアプリのメリットや使い方を確認した上で、ビジネスに取り入れることが必要です。
Salesforceモバイルアプリの活用に迷ったら、デジマクラスへの相談をおすすめします。