独立や起業を目指しているはずなのに、独立することが怖い、そう思われている人は多いです。
怖くなってしまう人は独立する前から先のことを考え、失敗したことばかりをイメージしてしまいます。
できれば失敗しないで成功したい、そう思うから失敗に対して過剰反応してしまい、独立することが怖くなってしまうのです。
独立する前から失敗などを恐れる人が独立するためには何が必要なのでしょうか?
目次
独立が怖い人の起業方法を解説
独立をする。
その理由はいくつかありますが、大きく2つに分けられます。
経済的な安定を捨ててもやりたいことがある場合と、今勤めている会社が嫌になったりいづらくなった場合です。
理由はともあれ、独立するにはそれなりの準備が必要です。
0からのスタートとなるのですから、やるべきことはたくさんあります。
独立を目指している人が独立前につまづいてなかなか独立できないことがあります。
その理由として挙げられるのが「不安」です。
不安の理由はさまざまですが、不安がある限り先に進むことはできません。
独立が怖いと思う人が独立する際に必要なことについて解説していきます。
独立が怖い人が知るべき失敗のポイント
独立は怖いもの、そう思われる方に質問です。
何に対して怖いと思っていますか?
返ってくる答えの大半は「事業に失敗する」という答えです。
確かに失敗することは怖いです。
まして、独立という人生の一大イベントのようなことならば、失敗はしたくないと思うのではないでしょうか。
独立する場合、どのような失敗があるのかまずは確認してみましょう。
最初は失敗するもの
まず初めにお伝えしたいのが、「最初は失敗して当たり前である」ということです。
最初から成功することはなかなかないと思ってください。
テレビなどで成功企業のサクセスストーリーなど見る機会がありますが、最初は失敗続きなどがほとんどではないでしょうか?
失敗することを恐れていては前には進めません。
失敗から得ることもあるのだから、失敗を怖がらないことが大事です。
途中で辞めるから失敗する
失敗をしてしまう理由の1つに「途中で辞めてしまうから失敗をする」ことが挙げられます。
最後までやり切りることで成果が生まれるのであって、途中で辞めてしまっては意味がなく、中途半端なので失敗してしまいます。
途中で辞める人の特徴としては、結果を求めるのが早すぎる、焦りすぎてしまうことが原因になるようです。
焦ってしまっては成功するはずのことも成功するとは思えなくなってしまいます。
成功すると信じることができないから、途中で諦めてしまうのです。
改善しないから失敗する
簡単なことになりますが、失敗を繰り返さないことが成功する近道といえます。
1度や2度の失敗は誰にでもあることです。
しかし、同じ失敗は繰り返してはいけません。
同じ失敗を繰り返してしまうということは、失敗の理由を考え改善をしていないということになります。
同じことを繰り返してしまうのであれば同じ失敗をしても仕方がないでしょう。
失敗を怖がってしまい失敗に関して改善を行わないのは怠惰でしかありません。
失敗を恐れていては独立はできません。
独立が怖い人がやるべき勉強は?
独立を怖いと感じている人は、自分が独立するに足りない人間であると思っていたりもします。
そのように感じているのであれば、勉強をして、独立できる力を身につけることが必要です。
その場合にはどんな勉強をすると良いのでしょうか?
マーケティングの知識
まずはマーケティングの知識を身につけましょう。
マーケティングは仕事をする上で必要なスキルです。
経営者として自分の提供した商品やサービスにあったマーケティングの手法を学ぶことは重要です。
そして得た知識を経営に生かしていきましょう。
ビジネスモデルの研究知識
漠然と独立して、成功を目指しても思うようにいかないかもしれません。
目標であったり、イメージするビジネスモデルについて研究することも必要です。
独立で成功しやすいビジネスモデルを研究するのもよいお手本になります。
既存するビジネスモデルの中から選び研究することで、上手くいくパターン、失敗してしまうパターンを見つけることができます。
成功しているビジネスモデルに共通することを探り出すことで、成功に近づくノウハウを得られるでしょう。
成功のノウハウは自分の力となる知識になってくれるでしょう。
成功者の話を聴く
独立には不安や心配はつきものです。
1人で悩んでいる時に、独立を経験した諸先輩の経験談はとても参考になります。
事業に成功した人の話はとても参考になるでしょう。
起業本などでは「人の意見ばかりを聞いてはならない」などといわれていますが、成功者の話は「必要なアドバイス」です。
必要なアドバイスはすぐに自分の独立に活かしましょう。
独立したい人が考えておくべき心構えは?
独立を考えている人が考えておくべき心構えについて解説してきましょう。
心構えがあるのとないのでは、独立への進め方も大きく変わってきます。
経験のある業種から始める
独立するにあたり、未経験の業種で独立を考えますか?
現在勤めている仕事に関しての独立を考えていますか?
失敗をしない独立を考えているのであれば、経験のある業種などでの独立を始めてください。
経験があるということは、ノウハウがあり、技術があります。
それは強みであり、活かすべき内容になるからです。
小さく始めてみる
独立するにあたりまずは「小さく始める」ようにしましょう。
多くの独立を考えていても踏み出せない人が陥りがちな考え方に「既に大きくなっている起業家だけを想像してしまう」ことがあります。
大企業の経営者をお手本にするのは良いですが、規模をお手本にする必要はありません。
どんな大企業の経営者でもスタートは小さく始めている人がほとんどです。
最初から多くの利益を得ようとするのは難しいことです。
最初の一歩は1つの売り上げ、簡単なところから始めてみることをおすすめします。
無理はせず、こつこつと成長させていくようにすると、失敗の可能性も減ります。
ファンを増やす
独立する際に考えほしいことの1つとして、ファンを持ち、ファンを増やしていくことが大事であるということです。
顧客やリピーターと同様に考えてしまいますが、それとは異なります。
顧客やリピーターととは違い、ファンという言葉の意味は「特定の物事に対する支持者・愛好者」です。
支持とは経営者の意見や主張に賛成し、後押しや応援をしてくれることです。
そこまでして応援してくれるファンを増やすことができれば、心強くもありますし、独立してから頑張っていこうと思えるでしょう。
独立しやすい主な業種は?
独立する際には自分が経験したことのある業種が良いとお伝えしました。
それ以外にも独立しやすい業種というのがあります。
どのような業種で独立しやすい、独立する人が出てくるのでしょうか?
士業などの専門家
まず最初に挙げられるのが、士業などの専門家です。
士業とは、
- 弁護士
- 司法書士
- 土地家屋調査士
- 税理士
- 弁理士
- 社会保険労務士
- 行政書士
- 海事代理士
以上の8種などが主要な士業となります。
どれも国家資格を有し、企業で経験を積んだ後に独立をする人が多いです。
コンサルティング
コンサルティング業についても独立する人が多い業種になります。
コンサルティング業といっても種類はさまざまで、経営コンサルタント、ITコンサルタント、などが挙げられます。
コンサルタントになるための必要な資格はありません。
資格は必要としませんので独立しやすい業種になります。
自分が独立したい業種に関する知識やスキルなどは、専門的な部分にまで知見がないとコンサルティングはできません。
経験を積み、地道な営業を重ねることが必要になります。
技術関連
ITの技術者や建築業、電機関連の技術者、手に職を持つ人達も独立を進めやすい業種になります。
手に職がありますので、企業に属さず個人で仕事を請け負うこともできます。
国家資格などが必要な資格を持っているのであれば、管理者として仕事を請け負うことも可能です。
フリーランス色の強い独立が多いです。
スクール運営
スクール運営といって何をイメージされるでしょうか?
学校?塾?それもスクール運営ですが、学校や塾を運営することはとても難しいです。
簡単に独立をするというのは容易ではありません。
ここでご紹介するスクール運営とは、自分の持っている最も得意とする技術をお客様に提供することです。
テニススクール・体操教室・サッカー・水泳、華道、茶道、パソコン教室、などを指します。
自分の最も得意とする技術が対価を得られるレベルであれば独立が可能です。
代行サービス
代行サービスで起業をする。
イメージが浮かばない人も多いかもしれませんが、家事代行など代行サービスなどを指しています。
最近は家事代行(買い物、お掃除)などの他にも営業代行、電話取次代行、などの代行業も出てきています。
お客様に代わって作業を行うことであり、技術や必要であれば資格、実務経験があれば起業することが容易です。
独立を成功させる基本行動は?
独立を成功させるために、必要な行動がいくつかあります。
セルフプロデュース
独立をするということは、企業に所属していた頃のように後ろ盾はありません。
何事も自分で行う必要があります。
自分のスキルや経験が商品になるので、自分をどのように見せたいか「セルフプロデュース」する必要があります。
いかに魅力的な人間であるか自分自身でも把握し、相手が興味関心を持つようにすることが必要です。
商品・サービスの積極的売り込み
セルフプロデュースと共に必要なのが、商品・サービスを売り込むことです。
独立したのですから、営業活動も自分で行わなくてはいけません。
頼ることができないのですから、営業活動も積極的に行わないと商品やサービスは売れません。
商品知識、サービス内容を把握して、魅力的に感じられるようにアピールする必要があります。
リスクを最大限回避するには?
独立にはリスクがつきものです。
これは仕方がないことだと思うしかありませんが、リスクを最大限に回避する努力は必要になります。
独立のリスクとして、仕事の不安定さや、自己プレッシャー、老後の問題、成功するまでの道程が多難なことが挙げられます。
しかしリスクが大きい分、成功した場合の達成感や満足感は非常に大きいです。
リスクを回避するためには先に説明しています心得などを確認し、無理のない範囲での独立を始めるべきです。
独立を怖いと思う人が成功する
独立をする上で怖いと感じることはマイナスではありません。
逆に怖いもの知らず、成功を確信して独立をしたほうが、実際に問題などが発生した際に対応ができずに失敗してしまいます。
良い意味で怖がり、失敗をしないために何をするべきかを考え行動できる人のほうが成功をつかむことができるのです。
独立が怖くて躊躇してしまう時の相談先は?
独立を考えた時に怖く仕方がないのは当たり前です。
躊躇してしまうことも仕方がないと思います。
そのような時に必要なのが相談先であります。
身近な独立経験者などがいれば、そのような人に相談するのが一番ですが、独立をしている人など身近にあまりいないはずです。
このような時にはデジマクラスやコンサルタントなどに相談することをおすすめします。
独立や起業を目指す人たちへのアドバイスをしてきた経験がありますので、あなたの相談内容に合ったアドバイスをすることが可能です。
1人で悩んでいると良いアイデアも生まれてきません。
まとめ
独立するのが怖い人の起業方法を解説させていただきました。
独立は難しいと感じてしまい、進めることができない人も多いでしょう。
独立したい人が考えておくべき心構や、独立を成功させるための基本行動を確認することで、自分のやるべきことも見えてきます。
不安や怖さなどは独立をされた先輩などに相談することが大事ですが、デジマクラスやコンサルタントでも相談は可能です。
良い意味で怖がることは大事ですので、感じている不安などをプラスに変えて、企業を進めていきましょう。