スマホの普及とともに、広告の種類が日々増えています。
アウトストリーム広告もスマホの普及とともに広がった広告の1つです。
マーケティングに成果を出すためにも、時代にあった広告を出すことが重要です。
今後アウトストリーム広告を導入しようと検討している企業も多いのではないでしょうか?
ここでは、アウトストリーム広告の種類と事例について解説していきます。
メリットやデメリット、アウトストリーム広告の単価や費用についても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アウトストリーム広告の概要
アウトストリーム広告の導入を考えている場合は、まず概要を押さえておきましょう。
アウトストリーム広告の概要について解説していきます。
YouTube広告の一種
アウトストリーム広告はGoogleが提供するYouTube広告の一種です。
YouTube広告といっても、YouTubeの動画内で流れる広告ではありません。
Googleパートナーとして認定されているサイトやアプリで流れるモバイル専用の広告のことを指します。
アウトストリーム広告の仕組み
アウトストリーム広告の仕組みについて解説します。
アウトストリーム広告は、Webサイトやアプリで流れている広告です。
特徴としては、Webサイトやアプリを開いたときにミュートの状態で動画広告が流れます。
その動画をタップすることで、ミュートが解除され音声が流れます。
そこに表示された広告内容をスクロールすることで、動画を閉じたり、自社サイトへ誘導したりすることが出来るようになっているのです。
アウトストリーム広告の種類と事例
アウトストリーム広告には種類があります。
- インリード広告
- インバナー広告
- インタースティシャル広告
どのような広告なのか事例も合わせて解説していきます。
インリード広告
インリード広告とは、Webサイトやアプリなどで、コンテンツの間に表示される広告のことです。
Webサイトを開きスクロールしていったときに、表示される動画広告のことを指します。
基本、音がない状態から動画が再生されます。
またフルスクリーンでの広告ではないので、ユーザーが不快に感じることが少ないことが特徴です。
Yahoo!はこのインリード広告を活用しています。
Webサイトやアプリでインリード広告を使用し、約15秒から1分ほどの動画を流しています。
アプリでは、広告の大きさがある程度大きいのでユーザーの目に留まりやすいようになっているのが特徴です。
基本音が流れないので、音がなくても分かるようなストーリー性がある広告内容になっています。
インバナー広告
インバナー広告は、決められた広告枠に表示される動画広告のことです。
Webサイトやアプリなどで、ユーザーが目に留まりやすい位置に表示されていることが多くあります。
動画は音がない状態から再生されます。
静止画の広告ではないので、ユーザーの目に留まりやすく、クリックしてもらえる可能性は高いです。
このインバナー広告もYahoo!は活用しています。
Yahoo!の検索バーの位置から近い所にあり、目に留まりやすい位置にあります。
このインバナー広告もフルスクリーンで表示されるわけではないので、ユーザーに不快な印象を与えないのが特徴です。
インタースティシャル広告
インタースティシャル広告は、Webサイトでページが切り替わる時に表示される広告のことです。
ユーザーが見ているコンテンツよりも前面に表示されるので、ユーザーに確実に見てもらうことが出来るのがメリットです。
このインタースティシャル広告はユーザーによってスキップしたり閉じたりすることが出来るようになっています。
しかしコンテンツを見ている前面に表示されるので、ユーザーが不快に感じてしまう可能性が高いことが特徴です。
QRコード決済で有名なPayPayでは、このインタースティシャル広告を活用しています。
PayPayのインタースティシャル広告の内容は、キャンペーン情報が多くあります。
ユーザーの目に留まりやすい広告なので、キャンペーン情報を確実に知ってもらうことが出来ることがメリットといえるでしょう。
アウトストリーム広告の単価・費用
広告を出稿する場合には費用がかかります。
アウトストリーム広告の費用や単価の仕組みについてご紹介します。
アウトストリーム広告の課金方式はCPMです。
CPM課金方式とは、インプレッション数(表示回数)が1,000回到達するごとに広告費を払う方式です。
インプレッション数にカウントされるのは、広告面積の50%以上がユーザーから見える状態で、広告が2秒以上連続して視聴された場合です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
アウトストリーム広告のメリット
アウトストリーム広告のメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
メリットについてみていきましょう。
YouTube以外のユーザー層にも動画で訴求できる
YouTube以外のユーザー層にも動画で訴求できることが1つ目のメリットです。
アウトストリーム広告は、Webサイトやアプリで活用されています。
スマホが普及してから、Webサイトやアプリの活用率は上がっています。
YouTubeでしか利用出来ない広告と比べると、とても汎用性があるのです。
幅広いユーザーに広告を見てもらえる可能性が高いので、マーケティングの中でも注目されている広告になります。
また動画で広告内容を伝えることが出来るので、静止画の広告と比べると、ユーザーの興味を惹きやすくクリック率が高くなります。
YouTube以外の動画でユーザーに訴求できることは大きなメリットです。
GDNのターゲティング設定をそのまま使える
アウトストリーム広告は、GDNのターゲティング設定をそのまま使えることも大きなメリットです。
GDNとは、Googleディスプレイネットワークの略です。Googleの広告ネットワークのことを指します。
GDNではターゲットを、ユーザー属性や掲載場所、デバイスなど細かく設定することが出来ます。
細かく設定することが出来るので、ターゲットとしているユーザーに効率良くアプローチすることが出来るのです。
広告枠が豊富
3つ目のメリットは、広告枠が豊富にあることです。
アウトストリーム広告は、どのページでも表示することが出来るので、配信先が限られることがありません。
限られたコンテンツ内でしか表示出来ない広告と比べると、とても汎用性が高いです。
Webサイトやアプリは日々増えています。
今後もアウトストリーム広告の広告枠は増えていくことが予想されます。
視認性が高く情報量も多い
アウトストリーム広告は、広告内容が動画なのでユーザーの目に留まりやすいです。
ユーザーがページを閲覧している途中で広告が流れてくるので、ユーザーの視認性が高いことがメリットです。
また静止画よりも情報量を多く伝えられることも大きなメリットになります。
静止画であれば、ユーザーに伝えられる情報は限られてきます。
広告枠がバナーのような小さな枠であれば、さらに伝えられる情報も限られてしまうのです。
アウトストリーム広告は、動画なので、小さな枠でも多くの情報を伝えることが出来ます。
アウトストリーム広告のデメリット
アウトストリーム広告のメリットについてご紹介しましたが、デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
デメリットについて解説していきます。
デフォルトで音声がミュートになっている
デフォルトで音声がミュートになっていることが1つ目のデメリットです。
インタースティシャル広告のように、フルスクリーンでの広告以外だと、音声がないので広告に気づかないことも考えられます。
また動画であれば、基本音が流れて情報を伝えることが出来ます。
しかしアウトストリーム広告はミュートから動画が始まるので、動画に文字を加えたり、情報が伝わるように工夫しなければいけません。
コンバージョン獲得には向かない
アウトストリーム広告は、コンバージョン獲得には向いていないことが挙げられます。
コンバージョンとは、Webを通して得られる成果のことを指します。
企業の認知度や、ブランドのイメージなど、幅広いユーザーに知ってもらうことが目的で活用されていることが多いです。
コンバージョンの獲得を増やしていきたいということを目的としている場合であれば、他の広告の出稿が良い場合もあります。
投資利益率などのKPIが追いにくい
投資利益率などのKPIが追いにくいこともデメリットの1つです。
KPIとは重要評価指数のことです。企業が目的を達成するまでの指標のことを指し、KPIの管理が重要といわれています。
アウトストリーム広告は比較的新しく、分析方法が明確になっていない部分もあります。
投資利益に重要な指標も定まっていない点もあり、KPIで追いにくいのがデメリットです。
一方的に自動再生される
4つ目のデメリットは一方的に自動再生されることです。
ユーザーが望んでいなくても、広告として動画が再生されます。
インタースティシャル広告のように、広告を閉じスキップしないと、ユーザーのコンテンツの利用を妨げることになってしまいます。
中には、不快だと感じるユーザーもいることが考えられるのです。
アウトストリーム広告の配信方法
アウトストリーム広告を配信する場合、どのような方法で行うのでしょうか。
手順をご紹介します。
- ページメニューの「キャンペーン」を選択し、「キャンペーン作成」をクリックする
- キャンペーンで達成したい目標を選択する画面で、「ブランド認知度とリーチ」を選択する
- キャンペーンタイプを選択する画面で、「動画」を選択する
- キャンペーンのサブタイプを選択する画面で、「アウトストリーム」を選択する
- 予算と日程の項目で、それぞれの項目の詳細を入力する
- 地域の項目で、広告を配信したい地域を選択する
- 言語の項目で、ユーザー言語を選択する
- 広告グループ作成画面で、広告のグループ名を作成する
- 動画広告の作成ページで、YouTubeに上げた動画のURLを貼り付ける
- 最終ページURLや説明文など必要項目を入力する
- 広告グループ作成画面で、ターゲティングの設定をする
- 「キャンペーンに進む」をクリック
上記のような流れで設定が完了します。
インターネット広告の事例はこちら
アウトストリーム広告活用の方法・ポイント
スマホの普及とともに広告方法も増えています。
マーケティングに携わっていれば、どの広告が有益か判断するのに悩むでしょう。
効果あるマーケティングを行うためにも、時代に合わせた広告を活用することが重要です。
最近では、スマホの普及とともに、このアウトストリーム広告を活用する企業が増えてきています。
スマホを持っているユーザーであれば、スマホからWebサイトやアプリを利用するでしょう。
アウトストリーム広告は、スマホやタブレット向けに設計されているので、広告の効果を期待することが出来るのです。
多くの企業は、認知度を広めるため、ブランドイメージをつけるためなどで活用します。
この活用方法は、アウトストリーム広告のメリットを活かしています。
アウトストリーム広告は、指定されたコンテンツだけではなく、多くのWebサイトやアプリなどで広告を配信出来ることが特徴の1つです。
多くのWebサイトやアプリで配信が出来れば、幅広いユーザーに広告を見てもらえる可能性が高くなります。
多くのユーザーに見てもらうためにも、アウトストリーム広告の種類を理解し使い分けることが重要です。
アウトストリーム広告には、インリード広告・インバナー広告・インタースティシャル広告の種類があります。
それぞれの特徴を理解しておきましょう。
広告の種類によって、ユーザーからみえる広告の印象が変わってきます。
ユーザー目線に立ち、どの広告が適しているのか考慮することも重要なポイントといえるでしょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
アウトストリーム広告はWi-Fiユーザーに制限をかけて配信できる
アウトストリーム広告は、GDNの設定でWi-Fiユーザーに制限をかけて配信することが出来ます。
アウトストリーム広告は動画を流すため、スマホのモバイルデータを利用します。
スマホの通信制限にかかり通信速度が遅い場合、動画が流れない場合があるのです。
動画が流れないと、ユーザーに広告を見てもらえる可能性が低くなってしまいます。
Wi-Fiユーザーに制限することで、アウトストリーム広告を見てもらえる可能性が高くなるでしょう。
アウトストリーム広告など様々なデジタル広告の有効活用はプロに相談できる
多くのメリットがあるアウトストリーム広告ですが、デメリットもあり、どのように活用するか悩んでいる企業もあると思います。
広告の種類によってはユーザーに不快な思いをさせてしまう可能性もあり、使い方を見極めなくてはいけません。
アウトストリーム広告などのデジタル広告で悩んでいる場合はデジマクラスへご相談ください。
デジマクラスのコンサルタントが、活用方法などアドバイスさせていただきます。
デジタル広告は日々増えています。
自社にはどのような広告が適しているのか、どのように活用していくか悩んでいる場合はぜひご相談ください。
インターネット広告の事例はこちら
まとめ
アウトストリーム広告についてご紹介しました。
日常で、このアウトストリーム広告を見かける機会も増えてきています。
多くの企業が導入してきている広告といえるでしょう。
アウトストリーム広告は、自社の認知度を高めるためにも効果がある広告です。
マーケティングで成果を出すためにも、このアウトストリーム広告の種類の特徴を理解しておきましょう。
広告の活用で悩んでいる場合はデジマクラスへご連絡ください。
広告の活用についてアドバイスさせていただきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。