YouTubeは2020年に創立15周年を迎えました。
『YouTuber』という職業も存在するなど、私たちの生活の中で欠かせないものです。
何をするにもYouTubeで確認する、学ぶ時代になっています。
YouTubeならではのSEO(検索エンジン最適化)対策があるのはご存知でしょうか。
この記事では、YouTubeならではのSEO対策や上位表示に関わるユーザーの反応をご紹介します。
目次
YouTubeのSEO対策の特徴
YouTubeはインターネットユーザーの3分の1以上に使用されている、動画シェア可能なプラットフォームです。
このことからインターネットユーザーはGoogle検索からだけではなく、YouTubeからも必要な情報を得て、役立てていることがわかります。
YouTubeで有効なSEO対策を行っていけば、検索エンジンを利用した際、上位に表示される可能性があがるのです。
上位に表示されることにより、不特定多数に知ってもらう機会を増やせるのがYouTubeSEO対策の特徴です。
YouTubeのSEO対策で有効な要素
YouTubeのSEO対策で有効な要素をご紹介していきます。
キーワード検索・選定
キーワードは動画を視聴する際、最も重要といってもよいかもしれません。
YouTubeユーザーの悩みやニーズともいえます。
そして、重要なのはYouTube内だけでなくGoogle検索の結果にも動画が表示されるビデオキーワードを設定すること。
視聴者は検索エンジンを使って検索をかけます。
YouTube内だけでなく、Google検索でも上位に表示されるようになれば大勢の目に触れる機会が増え、認知度も上がるのです。
またYouTube内の検索ボックスにアンダーバーを入れキーワードを入力すると、関連するワードが表示されます。
出てきたワードを活用することができ、ニーズに合った動画作りに繋がるでしょう。
またキーワード選定ツールを上手く活用し、ファイル名とキーワードを紐づけていくことも大切です。
タイトル
タイトルは動画の内容が一目見てわかる、大事なものといえます。
動画タイトルに含めた方がよいキーワードは、メインキーワードとサジェストキーワードです。
まず、メインキーワードですが動画自体をイメージさせるもの。
サジェストキーワードはメインキーワードを入力した際、次に入れるキーワードのことです。
例えば、トマト料理を作るためにレシピを調べたいとします。
検索をかける際に、入れる文字は『トマト アレンジレシピ』です。
トマトの部分がメインキーワード、アレンジレシピがサジェストキーワードになります。
この2つを上手く組み込んだら、次に意識したいのは文字数です。
ベストの文字数は28字。その理由は、検索をかけたときに表示される最大の文字数を表しています。
28字を超えてしまうと、表示されなくなりますので28字に収まるように意識することが必要です。
サムネイル
サムネイルは、YouTubeで表示される画像のこと。
私たちはYouTubeで動画を視聴する際、サムネイルを見て動画を見るか判断することが多いです。
どんなに素敵な動画を作成しても、視聴してもらえなければ意味がありません。
サムネイルはショップで表すと看板やメニューと一緒です。
一目見ただけで、動画視聴に繋がるか繋がらないかの分かれ道となり、こだわることが重要になります。
動画を判断するツールだあるがゆえに、気合をいれて情報を多く詰め込みたくなるのです。
しかし文字量や配色にこだわり過ぎてしまうと、見にくくなってしまい飛ばされてしまいます。
シンプルで適度に情報を入れる、空白を上手く活用するようにし見やすいサムネイルを意識するのがポイントです。
説明文
ユーザーが使いやすい動画に仕上げることがSEO制作に繋がります。
スマートフォンには表示がされない説明文ですが、コンテンツの内容をより深く伝えるために必要なものです。
例えば、アーティストの音楽のメドレーがあるとします。
よく見かけるものとして、1時間ほどのプレイリストです。
サムネイルに曲名は書かれていますが、聞きたい曲が動画の中間にあった場合、時間に合わせて自分で確認しなければなりません。
ですが説明分にタイムスタンプという機能を使用すると、再生時間が表示されクリックをするとその時間の動画再生をしてくれます。
利用がしやすいうえに、YouTube内にどのような動画なのかを拡散することになりSEO対策となるのです。
また、重要なキーワードは最初の方に入れ、キーワードをただ並べるのではなく自然な文になるように意識することが必要になってきます。
YouTubeならではのSEO対策は?
YouTubeならではのSEO対策はどのようなものがあるのか、詳しく解説していきます。
タグの活用
タグは、動画に設定できる単語やワードのことです。
どの分野の動画であるのか、YouTubeに伝える役割があります。
ハッシュタグとは違いユーザーには見えませんが、関連する動画として表示されることもあります。
多くの人の目に触れる機会が増えるのです。
しかし、10個以上のタグを付けてしまうとスパムとして認識されてしまいます。
10個以内に絞り、活用することが必要です。
字幕・テロップの設定
動画だけでは見ることが難しい方も利用できるのが最大のメリットといえます。
聴覚に障害のある方、また言語を変更すればいろんな国で見てもらうことが可能です。
またYouTube内で字幕が検索結果に影響を与えます。
カード機能での誘導
カードとは動画を再生中、動画の右上に表示できるリンクのことです。
他の動画や、関連商品などに誘導することができるというメリットがあります。
広告とは違って、5秒間のちょっとした表示であるため煩わしさがありません。
カードの種類は4つあります。
- 動画カード…関連する他の動画に誘導
- チャンネルカード…サブチャンネルなど他のチャンネルを宣伝
- 再生リストカード…カテゴリーされた再生リストに誘導
- リンクカード…承認されたWebサイトへの誘導
誘導したい内容によって、上手く使い分けることが大切です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
上位表示に関わるユーザーの反応
上位に表示されることになれば、ユーザーはどのような反応を示すのか解説していきます。
高評価
動画を気に入れば高評価、気に入らなければ低評価ボタンを押すことができます。
視聴者のダイレクトな感想を知ることが可能です。
また動画の評価が上がれば、オススメ動画としても紹介されやすくなります。
評価での反応を常に確認してどのような動画が求められているのか、意識することが重要です。
コメント
コメント数からもユーザーの反応がダイレクトに感じられます。
コメント数が多い動画、つまりそれほど興味・関心を持たれている動画であるということ。
YouTubeにも評価されることに繋がります。
コメント欄に配信者がまずコメントを残しておくことで、他のユーザーはコメントしやすくなります。
そのような環境をつくる細かな努力も必要です。
共有
X(旧Twitter)やInstagramになどのSNSやブログ、サイトなどに動画のリンクを貼り付ければたくさんのユーザーにシェアできます。
特にSNSでは、一気に拡散することができるため、面白い動画やインパクトのあることが重要です。
YouTube側にもメリットでしかないので、評価もあがります。
SEO対策の事例はこちら
YouTubeのSEO対策とGoogle検索のSEO対策の関係性
YouTubeのSEO対策とGoogle検索のSEO対策の関係性はどのようなものがあるのか、詳しく掘り下げていきます。
動画サイトはYouTube以外にもたくさん存在します。
しかしYouTubeはGoogleのグループ会社であることからGoogle検索の上位に上がる機会が増えるのです。
多くの企業の公式ホームページや、運営ブログに動画を投稿する場面が多くみられます。
この場合、YouTubeへの投稿が完了してからリンクを貼り付けるという手段を取っているのです。
検索をかけサイトに訪れたユーザーの必要としている情報を動画で与えることで、訪問時間を延ばします。
Googleで有益なサイトと認識されれば、順位が上がるということが考えられるのです。
YouTubeで上位に表示がくる投稿は、Google検索の上位表示を狙えるということを忘れてはいけません。
効果的な動画を作るポイント
むやみに動画を投稿しても、結果はでません。
SEO対策に効果的な動画をつくるには、さまざまな工夫が必要です。
ポイントをご紹介していきます。
見込み客に適した動画コンテンツを選択する
見込み客に適した動画とはどのようなものでしょうか。
商品情報やサービスをお知らせすることも必要不可欠ではありますが、重要なのは『親しみやすさ』です。
例えば、あるブランドの動画で商品の宣伝やアピールだけを一方的に宣伝されるのは見るに堪えられません。
ですが動画が日常生活に役立つ情報を提供するものであったり、くすっと笑える楽しめる企画であることでファンとなります。
他の動画への興味関心やブランドイメージの向上に繋がるのです。
気に入った動画をほかのユーザーに紹介してもらえる機会も増え、認知拡大にも影響します。
動画は最適な長さに調整する
YouTubeでは、再生回数よりも再生時間が影響していきます。
そうなると、できるだけ長い時間の動画を作成した方がSEOとしては有利となります。
しかし、1時間以上の長い動画必ずしも良いという訳ではありません。
長すぎることで、途中で飽きてしまい視聴を止めてしまう可能性があります。
最後まで見てもらわないことには、意味がありません。
動画を最後まで視聴したユーザーの割合が少ないとSEOにも悪い影響を与えます。
最後まで再生してもらえる、ある程度時間のある動画がベスト。
5分前後の動画を意識するのがおすすめです。
ユーザーエンゲージメントを意識する
ユーザーエンゲージメントとは、企業や製品などにユーザーが愛着をもつことを表すマーケティング用語です。
言い換えれば、企業とユーザーとの間につながりがあるかどうかを指します。
ユーザーとのつながりを持てる動画を意識することが大切です。
常にユーザーを意識し、どのような動画が喜ばれるのかを考えることが必要となってきます。
定期的にアンケートなどを取りニーズを探るなどして、どういった動画が求められているのかを考えてみてください。
また、ターゲットを絞り込むというのも必要です。
どのような年齢層や職業のユーザーを狙いたいのかを明確にしないとうまく結果が得られないこともあります。
SEO対策の事例はこちら
動画の制作方法
実際に動画を制作するにはどのような方法があるのか、詳しくみていきます。
自社で制作
1つ目は自社制作です。
全てを自社にて完結させることができるため、スケジュールや動画の詳しい内容を自由に調整しやすくなります。
また、スケジュールも自由に組むことができるので空いた時間を効果的に使うこともでき効率よく作成できるのも特徴です。
デメリットとしては、動画の質です。
動画制作のノウハウを活かせる人が職場にいるとは限りません。
動画に関する知識がないのであれば、1から勉強をし試行錯誤する可能性も出てきます。
クオリティの高い動画制作は見込めません。
プロフェッショナルに依頼
高品質な動画で成果を得たいのであれば、プロフェッショナルに依頼するのがおすすめです。
また、動画にかける時間を取る必要もありませんので、負担がなく時間も有効的に使えます。
ただし、自社のコンセプトや動画に組み込んで欲しい内容などを細かく説明する必要があるのがデメリットです。
場合によって使い分けが必要になります。
クラウドソーシングサイトなどでも依頼できますので、利用するのも1つの方法です。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
YouTubeのSEO対策における注意点
YouTubeのSEO対策をするうえで、注意する点について解説していきます。
ペナルティ
動画の投稿で注意してほしいのは、ペナルティです。
著作権違反の動画を投稿するなど規定に反する動画を投稿すると、ペナルティの対象となってしまうケースも。
ペナルティを受けてしまうと、信頼を失います。
事前にしっかりと確認して、動画投稿に取り組むことが重要です。
動画制作に時間をかけすぎる
動画制作がSEO対策に有効だからといって、動画制作だけに力を注ぎすぎるのもよくありません。
一般業務をしながら動画の企画・撮影・編集を行うのは、負担がかかる作業ともいえます。
担当者をしっかり決めて、動画制作が負担になりすぎないように取り組んでいくことが大切です。
YouTubeのSEOで悩んだら
YouTubeでのSEO対策を行えば、効果は期待できます。
しかし実際どのように進めていけばいいか、不安が大きくなるもの。
経験者や知識がある人からしっかりと情報を得るのが1番の近道です。
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お困りのことがあれば、ご相談ください。
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まとめ
YouTubeで有効なSEO対策を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
YouTubeは現在多くのユーザーに愛されているツールです。
YouTubeならではのメリットをしっかり活かして、上位表示でユーザーの反応が得られれば集客にも繋がっていきます。
自社のコンセプトやターゲットを意識して、動画制作しSEO対策につなげていってください。