「SEO対策で動画を活用するか迷っている」という方もいるのではないでしょうか。
結論、直接的な効果を見込むことはできませんが、間接的な効果を見込めることは可能です。
ですが、適切な方法で対策を行わないと、せっかく行った努力が水の泡になってしまいます。
そこで今回はSEO対策で動画をうまく活用する方法について、徹底的に解説していきます。
SEO対策を始めてまもない方、必見です。
目次
動画によるSEO対策で効果は得られるのか
ここでは、動画によるSEO対策が効果があるかについて解説していきます。
- 直接的な効果は期待できない
- 間接的な効果は見込める
- SEO対策で重要なのはテキスト
ここでは紹介していませんが、SEO対策において特に重要なのは「テキスト」です。
直接的な効果は期待できない
結論、SEO対策で動画を活用することは、直接的な効果を期待することは難しいです。
なぜなら、Googleはテキストをもとにコンテンツを読み取っているからです。
動画はテキストではないので、SEO対策に効果が直接あるとはいいきれません。
しかし、間接的な効果は見込めることができます。
詳しくは次の章で解説していきます。
間接的な効果は見込める
間接的な効果を見込むことはできます。
なぜならテキストよりも、動画の方が人は理解しやすい傾向にあるからです。
勉強に置き換えても同じようなことがいえます。
たとえば、教科書の該当部分を30分かけて理解するよりも、教師の方に該当箇所について聞く方がはるかに効率がいいです。
同じように、コンテンツの中に動画を入れることで、ユーザーの理解を促進することができます。
そのためユーザビリティが上がりやすくなるのです。
他にも滞在時間が伸びるので、そのコンテンツがよく見られていると判断されることにもつながります。
SEO対策で重要なのはテキスト
あくまでSEO対策で重要になってくるのはテキストです。
なぜならGoogleは、コンテンツのHTMLを読み取って中身を判断しているからです。
ですので、特定のキーワードに対してコンテンツがニーズに合っているかがSEO対策では重要になってきます。
他にも例えば次のようなところを対策する必要があります。
- 共起語をコンテンツ内に含む
- 関連キーワードを必ず入れる
動画はテキストを補完するためにある材料のようなものだと認識しておくといいでしょう。
- 動画はSEOに直接的な効果は期待できない
- ユーザビリティが上がるため、間接的な効果は見込める
- SEO対策でもっとも重要なのはテキスト
動画SEOの特徴と効果
動画SEOの特徴は、主に次の2つの特徴を持っています。
- 動画をページに入れて品質を高める
- YouTubeなどでの検索順位で上位を狙う
コンテンツ内に動画を入れることで、ユーザーはよりコンテンツの理解を深めることができます。
また、YouTubeなどの検索において上位を狙うことができるといった特徴もあるのです。
動画SEOを行うことによって、例えば次のような効果を得ることが可能です。
- 動画検索からユーザーを流入することが見込める
- ページ品質が高まる
うまく上位表示させることができたら、それだけユーザーに見られる機会が増えます。
ですので、ユーザーをコンテンツのページに誘導することが可能です。
他にもそのページについて動画で解説することで、理解がしやすくなります。
そのため、結果ページの品質を高めることが可能です。
SEO対策の事例はこちら
動画を活用してSEO効果を得る方法
ここでは、動画を活用してSEO効果を得る方法について解説していきます。
主に次の3つがあげられます。
- 検索クエリと関連性の高い動画を掲載
- ユーザビリティを考慮した動画を掲載
- 動画の内容をテキスト化する
特に検索クエリと関連の高い動画を掲載することが重要になってきます。
検索クエリと関連性の高い動画を掲載
検索クエリと関連性の高い動画を掲載するようにしましょう。
そもそも検索クエリとは、ユーザーが何かを検索したいと思った時に実際に打ち込んだキーワードのことです。
特にSEOは「キーワードの世界」です。
キーワードボリュームによってももちろん変わってきますが、関連するキーワードでなければ動画が上位表示されません。
ですので、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。
逆に検索クエリと関連の高い動画をアップすることで、上位表示される確率も高くなります。
ユーザビリティを考慮した動画を掲載
必ずユーザビリティを考慮した動画を掲載するようにしましょう。
ユーザビリティとは、簡単にいうと使いやすさや利便性のことを指します。
基本的にユーザーはわかりやすく、すぐに情報が手に入ることを望んでいます。
ですので動画を掲載する際は、例えば次のようなところを意識して対応していく必要があるのです。
- できるだけ簡潔な内容にする
- 結論ファーストを心がける
- 動画の説明欄に目次を入れる
ちょっとしたところを工夫することで、ユーザビリティをグッと上げることができるのです。
動画の内容をテキスト化する
最後に動画の内容をテキスト化することです。
これは関連する動画をただ上げるだけでは、SEOで上位表示されることが難しいからです。
Webのクローラーがテキストを読み取って順位を決めている以上、テキストに掘り起こす必要があります。
例えば次のようなところを適切に設定することが求められます。
- タイトル
- 説明文
- タグ・ハッシュタグ
ちなみにタグとハッシュタグは似ているようで異なります。
タグは、その動画に関連するキーワードを設定しますが、ユーザーには表示されません。
一方、ハッシュタグは「#東京」のように、ユーザーに目に見える形で設定する必要があるものです。
詳しくは「YouTubeでのSEO動画対策」において紹介していますのでそちらを参考にしてください。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
動画SEO対策を行うメリット
ここでは、動画SEO対策を行うメリットについて解説していきます。
主に次の2つです。
- ユーザーからの好感度向上に繋がる
- ユーザーの滞在時間を伸ばすことができる
特に動画という性質上、滞在時間を延ばすことができるので、クローラーによく見られてると判断されやすくなります。
ユーザーからの好感度向上に繋がる
動画SEO対策を行うことによって、ユーザーからの好感度上昇にもつながります。
これはユーザビリティが上がりやすいからです。
コンテンツの理解のしやすさから、体験の満足度を上げることができます。
また、動画を入れることで他のメディアと差別化を図ることも可能となります。
ユーザーの滞在時間を伸ばすことができる
動画SEO対策を行うことで、ユーザーの滞在時間を伸ばすことも可能です。
滞在時間を長くすることができると、ユーザーに対してコンテンツに興味を持たせる効果もあります。
結果リピーターとなり、コンバージョンへつなげる効果も期待できるのです。
ちなみにコンバージョンとは、「購買行動」のことを指します。
ですので、ユーザーの滞在時間を伸ばして、コンバージョンへとつなげるためにも動画を掲載することは有効です。
- 動画対策を行うとユーザーからの好感度向上に繋がる
- 動画をコンテンツに入れるとユーザーの滞在時間を伸ばせる
YouTubeでの動画の評価基準
ここでは、YouTubeでの動画の評価基準について説明していきます。
主に次の3つをもとに動画の検索順位が決まるといわれています。
- 再生回数
- コメントや評価数
- 視聴者維持率
もちろんコンテンツの内容も大きく関係してくるので、コンテンツもしっかり対策するようにしましょう。
再生回数
動画の再生回数がどれだけ多いかというところです。
特に動画が投稿された直後から、どれだけ再生されたかが重要になってきます。
これは、そのコンテンツ投稿主の動画がユーザーに注目されているとYouTubeに判断されるからです。
ちなみに投稿されてから再生回数が多いと急上昇ランキングなどに掲載され、より評価が高くなりやすいです。
以上のことから、投稿されてから動画がどれだけ再生されたかが評価基準の1つになります。
また、掲載される広告の数が増えるという点でも再生回数が多い方がいいです。
コメントや評価数
コメント数や評価数もYouTubeにおいては重要な指標です。
なぜなら信頼されているかどうかを測る指標になるからです。
特に次のような状態であることが望ましいといえます。
- 高評価の数が多い
- コメントの数が多い
- 良いコメントがコメント欄に多い
このことから、いかに多く良いコメントを集め、高評価を獲得するかが重要になってきます。
当然信頼されている動画をYouTubeは上位に表示させたいので、良いコメントが多い動画は上位表示されやすいです。
逆に、悪いコメントが多かったり、いわゆる炎上してしまっている動画は評価対象から外れやすいといえます。
ですので、より良いコメントをもらえるような動画を目指して作成するようにしましょう。
視聴者維持率
もっとも大事になってくるのが、視聴者維持率です。
視聴者維持率とは、簡単にいえば「どれほどの時間視聴者が見続けたか」を測る指標のことです。
視聴者維持率が高いと、視聴者の満足度が高いとYouTubeに判断されやすくなります。
ですので、いかに視聴者の方に飽きずに見てもらえるかが重要になってきます。
例えば、次のようなところを意識するといいでしょう。
- 3~4分などに設定し、見やすい動画時間にする
- 効果音や編集を入れてよりわかりやすくする
また、視聴者維持率の目標は40%ほどを目安にするといいとされています。
- 再生回数が多くなると急上昇ランキングに掲載されたりする
- コメントや評価数は信頼につながる
- 視聴者維持率は、動画の質を判断するために重要
YouTubeでの動画SEO対策
ここでは、YouTubeにおける動画SEO対策について紹介していきます。
主に次の3つです。
- タイトルで動画の内容を簡潔に示す
- 動画内容と矛盾しない説明文を書く
- タグを活用する
特にタイトルはユーザーにわかりやすく設定するようにしましょう。
タイトルで動画の内容を簡潔に示す
タイトルで動画の内容を簡潔に示すようにしましょう。
これは大きく2つの理由があります。
- 最初にサムネとタイトルがユーザーの目に入ってくるから
- 魅力的なタイトルでないと、ユーザーは興味を示さないから
タイトルはユーザーが動画を視聴する際の重要な判断要素です。
タイトルが適切に設定されていないと、そもそもユーザーの興味を惹くことができません。
ですので、なるべく簡潔にわかりやすいタイトルを設定する必要があります。
もちろん狙うキーワードを含めることも忘れないようにしてください。
動画内容と矛盾しない説明文を書く
動画内容と矛盾しない説明文を書くようにしましょう。
これは、関係のない事柄を説明欄に記入してしまうと、YouTube側がその動画の内容を判断できません。
他にも次のようなデメリットもあります。
- ユーザーを混乱させてしまう
- 最悪の場合Googleのポリシーに反し、ペナルティを受ける可能性もある
特にペナルティを受けてしまうと、アカウントが一時停止となったり、凍結したりする恐れがあります。
ですので、動画の内容とマッチした説明を書くようにしましょう。
タグを活用する
タグを活用することもYouTubeのSEO対策を行う上では大事です。
タグとは、「検索をサポートする際の補佐的な役割」と覚えておくといいです。
前提としてですが、タグは直接SEOに関わってくるわけではありません。
ただし、動画の内容と文脈を把握するためにタグは活用されます。
ですので、YouTube側の理解を促進させるためにタグを活用するといいでしょう。
- ユーザーが流入しやすいよう、タイトルで動画の内容を簡潔に示す
- ユーザーを混乱させないように動画内容と矛盾しない説明文を書く
- 関連動画に表示されるためにタグを活用する
動画SEOの注意点
動画SEOを行う上での注意点は、ビッグワードばかりで上位表示を狙わないということです。
ビッグワードとは、検索回数の多いキーワードのことを指します。
もちろん他の競合もビッグキーワードで上位表示を狙っているところが非常に多いです。
いわゆる激戦区状態になってしまうため、そもそものハードルが非常に高くなってしまいます。
ですのでビッグワードではなく、検索回数の少ないスモールワードから動画SEOを攻めていくことをおすすめします。
スモールワードであれば、手をつけていない競合も多いので、上位表示しやすいのがメリットです。
以上のことから、最初にスモールワードで動画SEOを攻め、徐々にビッグワードに着手していくようにするといいでしょう。
SEO対策の事例はこちら
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
動画SEOで困ったら?
SEO対策で動画を活用することに関しては、ここまで述べてきた通りです。
ですが、「具体的な対策に関してあまりイメージが湧かない」という方もいらっしゃると思います。
そんな時はデジマクラスまでご相談ください。
デジマクラスであれば、動画を活用したSEO対策含め、SEOのプロが多数在籍しています。
加えて、あなたの状況をもとにどのような施策を進めていけばいいか提言することも可能です。
動画を活用して、効果的なSEO対策ができるよう、弊社と一緒に施策を考えていきましょう。
SEO対策の事例はこちら
まとめ
ここまで動画を活用したSEO対策について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
簡単にここまでのことについて振り返っておきましょう。
- 動画を活用することは間接的にSEOに影響する
- SEO対策で重要なのはあくまでテキスト
- YouTubeの場合まずはスモールワードから攻める
動画をうまく活用することでコンテンツのSEOにもいい影響が出てくるので、しっかり対策をしておきましょう。
この記事があなたにとって参考になれば幸いです。