「口コミって書いてもらうのはいいけれど、結局効果があるの?」と思ってはいませんか?
結論からいうと、口コミを書いてもらうことは非常に効果があります。
商品やサービスをより使ってもらうためにも、口コミを効果的に集めていくことは必要不可欠なのです。
そこで今回は口コミを書いてもらう方法について、徹底解説していきます。
各SNSに分けて紹介しているので、それぞれ参考にしてください。
目次
口コミを書く消費者の心理
ここでは口コミを書く消費者の心理について、まず紹介していきます。
例えば次のようなものがあげられます。
- サービスや商品を気に入った
- 口コミを書くよう頼まれた
- 嫌な体験をした
ポジティブな面もあればネガティブな面もあるので、どちらもおさえておく必要があります。
サービスや商品を気に入った
まずサービスや商品を気に入ったということです。
心理としては次のようなものがあげられます。
- 口コミを投稿してお店に反応してもらいたい
- 記録として残しておきたい
- その商品をみんなに知ってもらいたい
これはその商品に対して満足することができたということです。
X(旧Twitter)やInstagramなどを使ってSNSに投稿し、拡散してくれたりもします。
口コミを書くよう頼まれた
口コミを書くように頼まれたから口コミを書くということもあります。
これは飲食店の場合に多い傾向です。
例えば食事が終わって会計をする際に、GoogleMapに口コミを記入してもらうなどがあります。
もちろんその体験が素晴らしいものであったり、心に残ったものであるなら、利用者は口コミを記入してくれます。
ただし、中には言われたから書くなど、義務的なタイプもいます。
嫌な体験をした
中には嫌な体験をしたというように、ネガティブな内容を投稿することもあるのです。
例えば、次のようなものが散見されます。
- 接客の態度が悪い
- 値段の割に合わない
- 商品に不備があった
もちろん率直な意見を書いている場合もありますが、中には誹謗中傷するようなものも含まれたりします。
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口コミはなぜ重要?
口コミは集客や売り上げアップのためにも必ず意識しておく必要があります。
その理由は大きく分けて2つあります。
- そのお店に対する信頼につながるから
- 口コミの内容を元に利用するか判断しているから
まず、口コミが集まっているとお店に対する信頼につながります。
なぜならそもそも口コミが書かれていないと、利用者の心理として利用するのを躊躇してしまうからです。
利用者は基本的に失敗したくないという気持ちがあります。
ですので、例えば食べログのお店の評価が3.5以上じゃないと利用しない、という方も中にはいるのです。
そのため目に見えない潜在顧客の信頼を獲得するためにも、口コミというのは非常に重要になってきます。
また、口コミの内容を元にそのお店を利用するか判断しています。
例えば、実際食べた味の印象であったり、商品を利用した感想の口コミを元に利用するか決めているのです。
もちろんネガティブな口コミを多数見てしまうと、そのサービスに対するイメージも下がってしまいます。
以上の2つの観点から、口コミを書いてもらうことは非常に重要なのです。
口コミを書いてもらいやすくする方法
ここでは口コミを書いてもらいやすくなる方法について解説していきます。
主に次の3つです。
- 口コミサイトへの誘導
- 書き方を説明
- 口コミにお礼をする
特に最初の「口コミサイトへの誘導」を行わないと、そもそも口コミを書いてもらえません。
ですので、最初は誘導に力を入れるようにしましょう。
口コミサイトへの誘導
1つは、口コミサイトへの誘導をしっかり行うことです。
そもそも書き込む口コミサイトがわからないという状態だと、せっかく良い印象を持ってくれても書き込めません。
ですので、例えばお会計する場所やテーブルの上などに口コミサイトへ誘導するQRコードを置いておきましょう。
またその際にコツが2つあります。
- 口コミを書いてもらったら何か特典をつける
- QRコードがついている名刺を渡す
口コミを書いてもらうことのインセンティブをつけると、書く動機にもつながります。
ですので、何かしらの特典を付けることでうまく口コミを集めることも可能です。
他にも、口コミを書いてくれそうな人に限定して、QRコードが付いている名刺を渡すようにするといいです。
以上のような方法で口コミサイトへ誘導するようにしましょう。
書き方を説明
書き方をあらかじめ説明してあげることで、利用者が口コミを書きやすくなります。
「なんでもいいから書いて」というスタンスだと、利用者はどうしても迷ってしまいます。
例えば次のような書き方を示すといいでしょう。
- この製品を使って良かったところ・悪かったところ
- 今後も利用したいと思うか
少しでも迷ってしまうと、利用者は口コミを書くことをやめてしまう原因になりかねません。
ですので、口コミを書いてもらう際に、あらかじめ何を記載して欲しいかを示すと親切で書きやすいです。
口コミにお礼をする
最後に、口コミにお礼をするという方法です。
これは口コミに御礼をすることによって、利用者の承認欲求を満たすことができるからです。
結果、リピーターにもなったり、他の利用者が増えるきっかけにもなります。
例えば、次のようなところを着目して口コミにお礼をするようにしましょう。
- 必ず1文目にお礼のメッセージを入れる
- 返事の内容は堅すぎないようにする
フランクすぎるのも問題ですが、返事の内容が堅いと親近感を持たせることができません。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
口コミの運営方法
ここでは口コミの運営方法について紹介していきます。
- 悪い口コミへは改善をする
- 悪い口コミへの反応方法
特に悪い口コミは、なるべく受け入れるという姿勢が重要です。
悪い口コミへは改善をする
悪い口コミは参考にして、できるだけ改善をするようにしましょう。
悪い口コミを書く利用者は、お店のなんらかのサービスに不満を抱いたということです。
ですので、そのサービスの提供方法やそもそもの品質などから見直さなくてはなりません。
仮に、口コミを放置し改善しないままだと、同じことを思う利用者も中には出てきます。
その結果悪い口コミがどんどん溜まってしまい、お店の信頼を損なう結果にもなりかねません。
以上のことから、悪い口コミが書かれた場合はできるだけ改善するようにしましょう。
悪い口コミへの反応方法
もし悪い口コミが書かれた場合は、次のタイプに分けて対応しなければなりません。
- お店に対する率直なネガティブな意見の場合
- 明らかな誹謗中傷の場合
お店に対する率直なネガティブな意見の場合は、必ず謝罪するようにしましょう。
謝罪を行うことで、利用者の離脱率を下げることにもつながります。
できるだけ書き込まれてから24時間以内を目安に返信するといいです。
謝罪する際は、次のような観点を織り交ぜて行うようにしましょう。
- 指摘された内容に対してお礼をする
- 指摘された内容を元に改善していく意思を伝える
一方中には、明らかな誹謗中傷の意見が散見されることあります。
特に虚偽の内容・暴力的な内容が多いです。
このような場合は、サイト元に削除申請を行ったり、サイトに報告をするといいです。
なぜなら利用しようと思っていた潜在顧客が、誹謗中傷の口コミを見ることで不快な気持ちになってしまうからです。
申請が通ると、その口コミは消されることがほとんどですので、明らかな誹謗中傷な場合はサイトに申請しましょう。
良い口コミの集め方
ここでは良い口コミの集め方について解説していきます。
- その場で書いてもらう
- メールで返信をもらう
- Googleを利用
特に即効性のある「その場で書いてもらう」というのはおすすめです。
その場で書いてもらう
利用者にお願いして、その場で書いてもらうという方法です。
これは、即効性があって非常に口コミを集めやすいです。
また、利用者は時間が経つごとに口コミを書くことを忘れてしまいます。
記憶が鮮明な状態ですので、利用してすぐの状態で口コミを記入してもらうのがおすすめです。
メールで返信をもらう
メールであれば、返信したい時にいつでも自分の都合の良い時に返信することができるので、非常に便利です。
ですので、あらかじめ利用者の情報を提供してもらい、利用した後にメールを送って返信をもらうようにしましょう。
ただ、メールを送るのもできれば当日、遅くても次の日までに送るようにしてください。
そうでなければ、利用した時の記憶がどんどん薄れていってしまうからです。
Googleを利用
Googleを利用すると口コミを集めやすいです。
特にGoogleMapがおすすめできます。
GoogleMapだと、店名を検索すればすぐに詳細ページに飛ぶことができます。
加えて、いつでもアクセスすることができるのも便利です。
日本においてはGoogleの使用率がトップなので、Googleを利用して口コミを集めることも1つの手です。
口コミサイトを活用
最後に口コミサイトです。
口コミサイトに掲載しておくと、利用してくれた人が勝手に書き込んでくれることもあります。
ですので、口コミサイトにお店の情報を記載すると便利です。
例えば次のようなものがあります。
- 飲食店:食べログ・Retty・ぐるなび
- 美容・サロン:ホットペッパービューティー
これらをうまく活用して口コミを効率よく集めていきましょう。
SNSを活用した口コミの集め方
ここではSNSを活用した口コミの集め方について、紹介していきます。
- X(旧Twitter)
それでは順に紹介していきます。
Facebookは、ビジネスページを専用で作ることができます。
ですので、専用で作成すれば各投稿に対して口コミやコメントをしてくれることもあります。
また、口コミのみならず「いいね」もできるので、「いいね」を多く集めることができれば信頼にもつながります。
ちなみに年齢層としては30~40代が多いので、この年代がお店のメイン層であれば利用すると良いでしょう。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)も口コミを集めるには非常にうってつけのSNSです。
もっとも大きいメリットは、X(旧Twitter)には拡散機能があることです。
拡散されることで、お店の認知にもつながりますし、新たな顧客獲得も可能になります。
その投稿や投稿にされているコメントを見ることで、興味を持ってくれるきっかけにもなるのです。
年齢層も幅広いので、SNSを活用して口コミを集める場合はX(旧Twitter)を利用するといいでしょう。
最後にInstagramです。
Instagramも他のSNS同様、コメントやいいね数を見て利用者が利用するか判断することが多いです。
最も特徴的なのがハッシュタグです。
ハッシュタグとは「#東京」のように表示されるもので、うまく使うと未利用者への認知にもつながります。
認知してくれた結果、コメントを残してもらえたりするので、積極的に活用していきましょう。
Instagramは、情報収集のために利用しているユーザーも多いです。
加えて年齢層は20代ですので、この層がメインターゲットである場合はInstagramを利用するようにしましょう。
口コミを集める時の注意点
口コミを集める際の注意点は、自作自演の口コミは絶対にしないということです。
これは、2つの理由があります。
- 利用者の信用を損ねる
- 悪い評判が一気に増えるきっかけにつながりかねない
利用者の信頼を損ねることはいうまでもありません。
お店側の感覚と利用者側の感覚とでは必ずズレが生じます。
ですので、自作自演の口コミを大量に入れると、実際に体験した時にイメージと全く異なるということも発生しかねません。
加えて、「口コミが全くあてにならない」など悪い評判が一気に増える可能性にもつながるのです。
以上のことから、口コミを集める際は絶対に自作自演のものを書き込まないようにしましょう。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
口コミをもらうためには工夫が必要
口コミをもらうためにはある程度工夫することが必要です。
重要なのはいろんな方法を組み合わせて試すということです。
例えば、次のようなことを同時並行で行うようにすると効果があるかもしれません。
- 口コミには必ずお礼をする
- X(旧Twitter)とInstagramを駆使する
- GoogleMapへと誘導する名刺を渡す
とにかく試すことが重要です。
1〜2ヶ月ほどやってみて効果があれば続けていくと良いでしょう。
マーケティング戦略の事例はこちら
口コミをもらう方法で悩んだら
口コミを書いてもらう方法については上記で紹介してきた通りです。
しかし、「結局何が1番効果的なのかわからない」という方もいるかと思います。
そんな時はデジマクラスまでご相談ください。
デジマクラスであれば、効率よく口コミを獲得する方法など、マーケティングに特化したコンサルタントが多数在籍しています。
加えて、あなたの現状に応じて最適な施策を提言することも可能です。
口コミを獲得するための効果的な施策を、弊社と一緒に考えていきましょう。
マーケティング戦略の事例はこちら
まとめ
ここまで口コミの獲得方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
簡単にここまでのことについて振り返っておきましょう。
- 口コミを書く消費者の心理を理解する
- 口コミサイトへの誘導や書き方を事前に説明する
- まずは2~3個気になった方法を試す
いろんなツールを駆使して、どんどん良い口コミを集めていってください。
この記事があなたにとって参考になれば幸いです。