「音声検索のSEOって何をしたらいいかわからない」と思ってはいませんか。
音声検索はだんだん需要が伸びてきている分野になります。
AlexaやSiriなどの音声検索は今後も伸びていくと予想されますので、適切なSEO対策を行うことが必要です。
そこで今回は、音声検索のSEO対策について徹底的に解説していきます。
音声検索最適化である「VSO」の特徴についても紹介していくので、参考にしてください。
目次
音声検索の特徴
ここでは音声検索の特徴について紹介していきます。
主に以下の2つです。
- テキスト検索にはないメリット
- 入力の速度が速い
ではそれぞれ紹介していきます。
テキスト検索にはないメリット
音声検索は、テキスト検索にはないメリットが存在します。
例えば次の3つです。
- スマホの画面を開かなくてもいい
- ストレスフリーで使うことができる
- 求めている答えがすぐ出てくる
1つはスマホの画面を開かなくてもいいということです。
話しかけるだけで反応してくれるので、料理や運転などの「ながら作業」をしている時でも利用できます。
そのため、ストレスフリーで使うこともできるのです。
また、音声検索は話しかけてからすぐに答えが出てくるので、情報がすぐに欲しい時にも便利です。
入力の速度が速い
タイピングと比べたとき、音声検索の方が入力の速度が速いというのも特徴の1つです。
テキスト検索だと、そもそも文字を打たなくてはいけません。
そのため、ある程度時間がかかってしまうのです。
ですが音声検索であれば、そもそも文字を打つ必要がありませんので、入力されるスピードも早くなります。
そのため効率的に使えるという点では、非常に優れているといえるのです。
音声検索が重要視される背景
ここでは音声検索が重要視される背景について、次の順で紹介していきます。
- どういう場面で利用する?
- 今後のニーズ
特にどのような場面で利用されるかをイメージできれば、今後のビジネスにもつなげられる可能性が高いです。
どういう場面で利用する?
音声検索は例えば次のような場面で利用されます。
- 家事や運転などプライベート
- 目が見えない方が検索する時
主に家庭内や車内などのプライベートで利用されることが多い傾向にあります。
なぜなら片手間で対応することができるからです。
例えば運転中にスマホを開いて検索していると、交通事故を起こすきっかけにもなりかねません。
そういう意味でも、ながら作業をしながらでも利用できるシーンで使われるでしょう。
また、目が見えない方が情報を検索したい時にも利用されると想定されます。
なぜなら知りたい情報である答えも、音声で返答してくれるからです。
今後のニーズ
今後も音声検索のニーズが増えていくと予想されているのです。
Googleの中の人によると、2040年までに音声検索がモバイル検索の中で50%以上占めると予想されています。
また、すでにアメリカでも音声検索の割合の方が大きくなってきていることも事実です。
もちろん技術的にはまだまだ発展途上の段階にあり、精度も高くはありません。
ですが利便性のことを考えると、今後も音声検索のニーズは増えていくでしょう。
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音声検索最適化「VSO」の特徴
VSOとは、「Voice Search Optimization」の略であり、音声検索最適化のことです。
例えば「最寄り駅までの時間はどれくらい?」というように、デバイスに直接話しかけます。
その後、質問した内容に対して答えが返ってきます。
そのため、できるだけ情報を早く伝えるためにも、より簡潔にまとまった文章であることが求められるのです。
また、質問にもよりますが音声検索を行って上位表示される答えは1〜3件ほどになります。
ただし導入されて歴史が浅いので、精度はまだ高いわけではありません。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
必要な対策をチェック
ここでは音声検索のSEO対策において、必要な対応について紹介していきます。
- レスポンシブ対応
- 会話文に対応させる
- Q&Aの設置
- セキュリティ強化
- ページの表示速度向上
中でも、「レスポンシブ対応」は必ず行っておく方がいいです。
レスポンシブ対応
音声検索のSEO対策を行う上では、レスポンシブ対応を行うようにしてください。
レスポンシブ対応とは、スマホやタブレットで問題なく表示されるように対応することになります。
なぜかというと、音声検索を行っているほとんどの方はスマホやタブレットを使って検索するからです。
逆にレスポンシブ対応を行っていないと、そもそも上位表示されないということにもつながりかねません。
そのため、必ずレスポンシブ対応を行うようにしましょう。
会話文に対応させる
会話文に対応させることも必要となってきます。
これは、「〜について教えて」というように、検索する言葉が若干変わってくるからです。
また、ユーザーは様々な単語を組み合わせて音声検索を行いますので、逆算してキーワードを選定することも必要です。
口語体でユーザーが検索しそうなものをまずは洗い出してみましょう。
Q&Aの設置
Q&Aを設置するようにしましょう。
なぜなら「〜はいつ?」や「どこがおすすめ?」というように疑問形で聞くことが多いからです。
例えば次のようなQ&Aを設置してください。
- 〜について教えて
- 〜はどうしたらいい?
- 〜って何?
- 〜はどこ?
基本的にいわゆる5W1H形式で質問されやすいです。
この形式に当てはめて、回答を作成するといいでしょう。
セキュリティ強化
セキュリティの強化を行うことも必要です。
いわゆる「SSL化」のことで、別名「https化」とも呼ばれます。
セキュリティを行う理由は大きく分けて以下の2つです。
- 第三者による情報の抜き取り・個人情報の漏洩を防ぐ
- 通信情報を閲覧されないようにするため
共に利用しているユーザーの身を守るという点では、重要な項目となっています。
もちろんこれも、SEOのアルゴリズムに関わってくる観点になるので、しっかり対応しておきましょう。
ちなみにアルゴリズムとは、サイトの順位を決める基準のことです。
ページの表示速度向上
音声検索の場合、できるだけ早く情報が表示されることを求められます。
そのため、ページの表示速度を向上させることも必要です。
ページの表示速度を上げるには、例えば次のようなことを対応しましょう。
- 画像ファイルの圧縮
- ブラウザのキャッシュを活用する
目安は3秒以内にページを表示させることです。
ちなみに現在のページの表示速度を測るには、「Google PageSpeed Insights」を利用するといいでしょう。
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対策のポイント
ここでは音声検索の対策のポイントについて紹介していきます。
主に次の2つです。
- コンテンツをローカライズさせる
- ロングテールキーワードを入れる
では順に紹介していきます。
コンテンツをローカライズさせる
音声検索のポイントの1つは、コンテンツをローカライズすることです。
要するに、地名をコンテンツに入れ込むということになります。
例えば鎌倉に滞在している時に「鎌倉でおすすめのレストランはどこ?」など、かなりの割合で場所を聞くことが多いです。
もちろん他にも薬局やコンビニなど、目的に応じた場所を検索して知ろうとします。
そのため、次のような対策を行うといいです。
- タイトルやh1タグに地名のキーワードを含める
- 地名入りリンクを入れる
- Googleマイビジネスに登録する
特にGoogleマイビジネスは無料で利用できますし、自身の店舗をマップに表示することができます。
ただし登録後すぐには反映されないので注意してください。
ちなみにこのような地名・地域・マップに特化した対策のことを「MEO対策」と呼びます。
ロングテールキーワードを入れる
ロングテールキーワードを意識してキーワード選定しましょう。
ロングテールキーワードとは、「渋谷 カツ丼 おすすめ」など複数の単語を組み合わせて構成されるキーワードのことになります。
これはユーザーが複数の単語を組み合わせて検索を行うからです。
例えば「横浜で1番おいしいハンバーガー屋さんはどこ?」というように、長文で検索されることが多くなります。
逆に簡潔なキーワードで検索される機会は、ロングテールキーワードに比べるとかなり少ないです。
そのため、音声検索のSEO対策の場合は、ロングテールキーワードを中心に対策するといいでしょう。
- 場所を検索することを目的として使う人が多いのでコンテンツをローカライズさせる
- 長い言葉で検索することが多いので、ロングテールキーワードを入れる
今までのクエリはどうなるのか
音声検索において、今までのクエリも問題なく表示されます。
ちなみに音声検索を行った場合、間を開けても検索する単語のスペースが空きません。
例えば「鎌倉 お店」と検索したくても、「鎌倉お店」というようになるのです。
ただし、間にスペースがないからといって気にする必要はありません。
間にスペースがない状態で検索したとしても、検索結果にきちんと表示されるからです。
ちなみに表記揺れや誤字があったとしても表示されるようになっています。
音声検索で使用されるツール
ここでは音声検索で使用されるツールについて紹介していきます。
特に次の3つが主に使用されているツールです。
- Google Assistant
- Alexa
- Siri
デバイスによっては、利用できないものもあるので注意してください。
Google Assistant
Google Assistantは、Googleが提供している音声検索ツールです。
「OK Google.明日の天気は?」というように聞くことで利用できます。
iPhoneやアンドロイドのどちらであっても利用することが可能です。
ちなみにGoogle Assistantはハードウェア版も登場しています。
- Google Home
- Google Home Mini
これらのスピーカーがあれば、スマートフォンが手元にない場合でも便利に使うことが可能です。
Alexa
AlexaはAmazonが開発したスマートスピーカーです。
「Alexa. 音楽かけて」というふうに話しかけると反応します。
AlexaはGoogle Assistant同様、天気やニュースのことなどを聞くと返答してくれます。
また、Alexaはこの機器に対応している家電や照明に限って、遠隔操作をすることが可能です。
そのため、Amazon関係の商品が多い場合は、非常に便利です。
Siri
SiriはiPhoneやiPadに搭載されている音声検索ツールです。
こちらはApple製品のみに搭載されています。
Siriの起動方法は次の3つです。
- 「Hey Siri.」と話しかける
- ホームボタンを長押し
- ホームボタンがない場合は、サイドボタン(電源)を長押し
天気や知りたいことに答えてくれることはもちろんのこと、雑談にも対応しています。
支援実績やコンサルティングの詳細は、実績・事例紹介のページをご覧ください。
競合他社よりも早くVSO対策すべき理由
競合他社よりも早くVSO対策すべき理由は、大きく3つあげられます。
- どこも本格的に参入していないから
- まだ発展途上であるため、上位表示を狙いやすいから
- 今後音声検索の需要が伸びるから
まず、そもそもVSO対策を行っているところがまださほどありません。
つまり音声検索のSEOに関して、ライバルが少ない状況なのです。
加えて、音声検索はまだまだ発展途上の分野になります。
そのため競合がいない分、しっかり対策を行えば上位表示できる可能性が非常に高いです。
また、今後も音声検索の需要は確実に伸びていくといわれています。
以上のことを踏まえると、今VSO対策を行っていけば、後々大きな利益を得られる可能性も高いです。
YouTubeと同様に、誰も参入していない状態でいち早く対策をした者に良い結果が訪れやすいでしょう。
そのため、競合他社よりも早くVSO対策を行うべきです。
VSO対策に関する悩みの対処法
VSO対策に関することはここまで述べてきた通りです。
ただ、「結局どういう対策を取ればいいかわからない」という方も中にはいると思います。
そんな時はデジマクラスまでご相談ください。
デジマクラスであれば、VSO対策はもちろんのこと、SEO専門のコンサルタントが多数在籍しています。
加えて、あなたの現状を踏まえて具体的な施策を提言することも可能です。
最適なVSO対策を行っていけるよう、弊社と一緒に施策を考えていきましょう。
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まとめ
ここまでVSO対策について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
簡単にここまでのことについて振り返っておきましょう。
- 音声検索は利用しやすくストレスフリーで使える
- 音声検索の場合、レスポンシブ対応や会話文に対応することが必要
- 今後も音声検索の需要は増える
根本的に重要なのは、そのコンテンツのSEO対策をしっかり行うことです。
できるだけ質の高いコンテンツを提供することによって、音声検索の順位も自ずと上がってきます。
そのため、まずはコンテンツの見直しを始めてみるといいでしょう。
この記事があなたにとって参考になれば幸いです。